10月からアニメ化するアニメ『トニカクカワイイ』はハヤテのごとくの作者の作品で、ハヤテで見られたマニアックなパロディがたくさんあります。各話のタイトルを見るだけで、如何に趣味に走っているかがわかるってほどで、意味が分かると笑ってしまうようなタイトルが多いです。そんなネタに溢れたタイトルと元ネタを分かる範囲で紹介していきたいと思います!
目次
- 第3話『それは、キュゥべえと契約するより簡単で、魔法少女になるより重い』
- 第5話『かつて阿良々木くんは言いました。全部好きと』
- 第7話『ルナちゃんに起きて―と言われても寝る。断固として寝る』
- 第15話『止まるんじゃねえぞ、と言った団長の命令がまだ残っていたから、止まらずに描いてみた』
- 第21話『二人の旅立ち。俺たちの戦いはこれからだ!ご愛読ありが…』
- 第32話『恋は雨上がりのように、ってわけにはいかない』
- 第33話『ラブストーリーは突然に終了。ところがどっこい…夢じゃありません…!現実です…!これが現実…!』
- 第42話『バカのこの手が光ってうなる。お前を倒せと輝き叫ぶ!』
- 第44話『嵐のようにツッコんでそのボケをあきらめないーさー』
- 【トニカクカワイイ】タイトルネタまとめ
第3話『それは、キュゥべえと契約するより簡単で、魔法少女になるより重い』
元ネタはアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』。まったく毒のないキャラクターデザインと戦う魔法少女の王道のような展開から、急転直下する内容で有名なアニメ。マスコットキャラクターのキュゥべえと契約する代わりに願いを叶えてもらった女の子たちが、敵である魔女と戦うことになるのですが…
僕と契約してよ!
実はマスコットキャラクターのキュゥべえこそが黒幕のようなキャラで、願いを叶えてキュゥべえと契約し魔法少女になるということはとにかく過酷な運命に巻き込まれると同義であり、魔法少女になった女の子たちはほぼ例外なく絶望的な最期を迎えることが確定します。それだけ重い契約なんです!
第5話『かつて阿良々木くんは言いました。全部好きと』
元ネタは西尾維新原作のファンタジー小説、およびテレビアニメ『化物語』。現代の田舎町を舞台に、主人公の阿良々木暦が様々な「怪異」に関連した女の子たちと出会い、問題を解決していく作品。そんな阿良々木くんの彼女で猟奇的なメインヒロインの戦場ヶ原ひたぎが阿良々木くんに「わたしのどういうところが好き?」と聞いたときに言った「全部好きだ。好きじゃないところはない」という台詞から。
第7話『ルナちゃんに起きて―と言われても寝る。断固として寝る』
元ネタはおそらくスマートフォン向け対戦型カードゲーム『Shadowverse』のルナ。お団子ヘアーが特徴の幼女で、まだまだ幼さが抜けない女の子。ネクロマンサーというクラスで墓地を利用した戦術が得意だったり得意じゃなかったり…。過去に屋敷に現れた強盗により両親を亡くしたことから性格が歪み、両親の霊を現世に繋ぎ留めています。決め台詞は『ルナのお友達になってくれる?(意訳:死んでくれる?)』で、元ネタはおそらく真・女神転生のアリス。エモートで煽られたら『ごめんね』と返してあげよう。
第15話『止まるんじゃねえぞ、と言った団長の命令がまだ残っていたから、止まらずに描いてみた』
元ネタはテレビアニメ『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』。第2期の最終話直前に主人公のオルガ・イツカがヒットマンたちから部下を守り死ぬ間際に言った名台詞。鉄血のオルフェンズは破滅的なエンディングを迎え、主人公両名が死亡したり、たわけがペシャンコになったりします。私はこんなところで!
まだ遊べるオルガ
このオルガ・イツカの最期のシーンですが、明らかに死ぬような状況ではないにも関わらずファイナルデスティネーションのような超強引な殺害方法だったため、ネット界隈ではそのことが多いにネタにされ、現在ではガンダム屈指のネタキャラと化してしまいました。本当は泣けるシーンで名台詞のハズなのに、当該のシーンを見るだけで笑いがこみ上げてしまう人が多数存在するらしい。
第21話『二人の旅立ち。俺たちの戦いはこれからだ!ご愛読ありが…』
元ネタは週刊誌の打ち切りエンドの定型文。でも、大抵は打ち切りが起こる前にテコ入れが行われます。新人ではなく過去にそれなりの人気作を連載していた場合には、前作のキャラクターを前面に出してタイトルも前作の続編っぽく変更されることもあるかもしれません。トニカクカワイイも連載終了の危機が迫ったら、前作のキャラクターを前面に出して『トニカクカワイイ~ハヤテのごとく2~』とかにすればいいんだよ!
第32話『恋は雨上がりのように、ってわけにはいかない』
元ネタは『ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた作品『恋は雨上がりのように』。アニメ化実写化した作品で、女子高校生の橘あきらとバイト先の店長でさえないおっさんの近藤との年の差がある恋愛もの。近藤はあきらから告白されますが、一回目の告白は『人間として好き』という意図で受け取っており、当初はあきらの恋愛感情に全く気付いていませんでした。
第33話『ラブストーリーは突然に終了。ところがどっこい…夢じゃありません…!現実です…!これが現実…!』
元ネタは小田和正の楽曲、1991年に放送されたドラマ『東京ラブストーリー』の主題歌にもなった楽曲。および、賭博破戒録カイジの登場人物『一条聖也』の名台詞。『沼』に挑戦したカイジはあと一歩の所で残弾を討ち尽くし敗北……!その際に一条が言った台詞で、カイジシリーズでも特に有名な台詞。見たくもない現実を直視させるときに効果的な一言。でも、最終的に一条は見たくもない現実を見ることに……。
第42話『バカのこの手が光ってうなる。お前を倒せと輝き叫ぶ!』
元ネタは『機動武闘伝Gガンダム』に登場する主人公ドモン・カッシュおよびドモンの搭乗するモビルファイター『シャイニングガンダム』の必殺技シャイニングフィンガーを繰り出す際の掛け声。ガンダム使ってプロレスやるとかどうなの?とか思われるかもしれないけど、低年齢層を取り込むためだったらしい。まぁ……前作のテレビシリーズがVガンだったから……母さんだったから。
第44話『嵐のようにツッコんでそのボケをあきらめないーさー』
元ネタは『機動戦士ガンダム第08MS小隊』の主題歌『嵐の中で輝いて』の歌詞の冒頭の部分。アムロのガンダムよりもあっさり壊れるのは陸戦型ガンダム自体が間に合わせのパーツで作ったガンダムもどきみたいなものだから。あと小説版のガンダムではクソみたいにショッキングな展開になることがあります。
【トニカクカワイイ】タイトルネタまとめ
と言うわけでネタに溢れたタイトルの一部とその元ネタと思われるものを紹介しました。多分、他にもあると思います。ガンダムネタがやや多めでしたが、そのほかにもマニアックすぎるネタが堂々と使われていました。最初は何言ってるか分からないようなタイトルでも元ネタが分かると思わず笑ってしまいますね!アニメではどんなタイトルが付けられるのかも気になります。そんなアニメ『トニカクカワイイ』は2020年10月からの放送予定です!