週刊少年サンデーで連載され、2020年10月にアニメが決まった『トニカクカワイイ』ですが、ハヤテのごとくの作者の続編と言うことで前作のキャラクター、あるいはよく似たそっくりさんや気になる名前が登場するというネタがふんだんに盛り込まれております。そんなトニカクカワイイの小ネタの一部として前作に出てたそっくりさんや前作に縁のある場面を紹介していきたいと思います!
目次
その① どこかで見たことがあるキャラクター
ナサくんと司がスピード結婚して、婚姻届を提出するシーンです。モブにしてはやけに存在感のある初老のヒゲがいますね。区役所の夜間受付で婚姻届を受け取る職員ですが、どことなくのお金持ちのお嬢様の執事をやっていそうな雰囲気があるおっさんです。
ハヤテのごとくの『クラウス』
作者の前作、ハヤテのごとくで登場した三千院家に仕える執事長。ヒゲが特徴のおっさんで本名は『倉臼 征史郎』。当初は頼りになりそうな初老のイケてるおっさんでしたが、徐々に出番がなくなり、本編でネタにされるほど影が薄くなっていきました。出番と共に職も無くしたとか、はたまた全く別の人物なのか?でも、区役所の公務員やれるって相当なもんですよ。
その② どこかで見たキャラを連想させるアパート
ナサくんが居住する家賃42,000円のアパート『タチバナ三号店』は下の階がお店となっています。その名前はどことなく、前作に登場したあるお店やとあるキャラクターを連想させます。なお、チラシに掲載されている物件情報はそのビジュアルや聖晶石、サーヴァントなどの用語からFG○を連想させます。賃貸情報がこんなになってるのは恐らく『課金は家賃まで』という迷言がネタ元。
でも、前作とは何の関係も……
とは言え、前作のキャラクターが関わっている証拠はありません。身長が低い中学生くらいの少年とメガネをかけたメイドでも出てこない限り無関係でしょう。しかし、ナサくんと司が旅行から帰ってきたとき、アパートが落雷で燃え尽きていました。そのアパート前兼お店の前でむせび泣く少年とメガネのメイドさんが……。
ついにタワーマンションにされてしまった?
でもでも、それが橘ワタルと貴嶋サキであるという証拠はどこにもありません。よくある他人という可能性はまだ捨てきれません。しかし、後にナサくんのスマホ画面の名前に貴島(大家さん)と言う名前が出てきています。これはもう…。あと紹介されたモデルハウスの名前がYUKARI HOUSEでした。直訳すると紫の館ないしはユカリちゃんハウス。ハヤテの作中では事あるごとに『ぶっ壊してタワーマンションにする』とか言及してました。
ハヤテのごとくの『橘ワタル』
ハヤテのごとくに登場したヒロイン、三千院ナギの許嫁の少年。女ばかりのハヤテのごとくおいて珍しい男性キャラクターで年齢は13歳。口が悪くへそまがりで生意気で、登場したころはハヤテに対抗心を燃やしていましたが、根は優しくいつの間にか立派な奴に成長していきます。財閥の御曹司であるものの財閥は不況の煽りで凋落し唯一生き残った事業として「レンタルビデオタチバナ新宿本店」を経営し、再起を図ろうと奮闘しています。
ハヤテのごとくの『貴島サキ』
橘ワタルに仕えるメイド。年は20歳でワタルとは7歳年が離れています。有能そうに見えての実はドジでポンコツなメイドさん。そのため7歳年下のワタルをフォローするどころかフォローされる役柄となっていました。
その③ 後ろに映っているゲーム
31話の後ろの方に『執事ハヤテ』という筐体が置いてあります。元ネタは紛れもなくハヤテのごとくの主人公、綾崎ハヤテ。彼の名前の由来は借金取りからハヤテ(疾風)のごとく逃げられるようにという願いを込められて付けられています。
ハヤテのごとくの『綾崎ハヤテ』
クズ親によって超多額の借金を背負わされ、893に売られそうになるという絶望的な状況で、三千院ナギと出会い、営利誘拐を実行しようとします。しかし、壮大な勘違いと巡り合わせから三千院家の執事として働くことになります。
その④ 写真を撮ってもらった通りすがりの人
ナサくんが自分の両親に結婚後の挨拶に行った際に、二人で奈良を観光していたときの事。通りすがりの女性に写真を撮ってもらいました。でも、写真を撮ってくれた人のリボンの位置がどことなくある人物を連想させます。なーんとなくハヤテのごとくの愛沢咲夜に似てなくもないです。
ハヤテのごとくの『愛沢咲夜』
ヒロインの三千院ナギの分家にあたる愛沢家の長女。関西弁を喋る典型的な関西人でお節介で人がいい良きお姉さんキャラです。でも、初登場時はそんな性格じゃなかったような……。初登場時は暴走しがちなキャラクターでしたが不評だったらしく、露骨な調整が入ったキャラクターとのこと。
その④ 作中のサンデーで連載されてるマンガの作者
ナサくんと司が旅行に行った際、ナサくんが読んでいたサンデーで連載されている作品『恋のインポータント』の作者の名前に『三千院カユラ』とあります。ハヤテのごとくのヒロイン『三千院ナギ』と『剣野カユラ』の二人から来ていると考えられます。二人の合作なのか、どちらかのペンネームなのか、あるいは全く別人なのかは不明。
ハヤテのごとくの『三千院ナギ』
クズ親がこしらえた借金のせいで893に追われることになった主人公、綾崎ハヤテと出会い、何やかんやあってハヤテを執事として雇います。作中では趣味で漫画を描いており、その作風は不条理でよくわからない作風。コミケなどで苦い経験を味わった後、自信を喪失してしまうもののそれからも彼女は挑戦は続きます。
ハヤテのごとくの『剣野カユラ』
公園でテントを張って生活していましたがムラサキノヤカタを間借りする。漫画家になれなかった両親の英才教育によりマンガやアニメに関する知識はずば抜けており、自身の技術も高いナギにとっての師匠とも言える存在。作中ではマンガを描く気は今のところないと言っていましたが…
つーかこれニセ○イ…
この世界線でのサンデーで連載されているラブコメですが、これってどう見てもニ○コイなんじゃ…。主人公もヒロインもかなりそれっぽいです。
その⑤ テレビ番組に映っているアイドル
司とナサくんがクイズ番組を見ていたときに登場。そこに映っていた何かアイドルやってそうな女の子。というより名前が出ているのでこれはバリバリ本人だと思います。隠す気が全くないようですが、これはハヤテのごとくで途中から登場したヒロインなのに圧倒的存在感を出したヒロインのライバルキャラ『水蓮寺ルカ』です。
ハヤテのごとくの『水蓮寺ルカ』
スーパーアイドルにしてヒロイン三千院ナギのライバルキャラとして作品中盤から登場したキャラクター。芸能界で夢破れた両親から英才教育を施され夢を託されていましたが、両親が起こした芸能事務所では芽が出ず、自ら大手に売り込んだ結果成功を収めることが出来ますが、それが両親たちとの溝となり両親は多額の借金を残し蒸発してしまいます。作品中盤から登場し、他のキャラを差し置いてハヤテに対して明確な告白をするなど、作品随一のヒロインとなったキャラクター。ハヤテとの決着がついた後はアイドルを続けることになりました。
その⑥ 巻末を乗っ取るものたち
トニカクカワイイの巻末やカバー裏では『ハヤテにごとく!』にも登場したララァ・スンみたいなのや前作の出来るメイドやハヤテ終了後のおまけや後日譚で登場した人物が登場しています。ララァみたいなのは次回作でも巻末を乗っ取るみたいなことを言っていたので、案の定登場しています。いつの日か主役の座を、と思っているみたいです。
【トニカクカワイイ】ハヤテネタまとめ
今作でもハヤテのごとくに見られたパロディネタは豊富で、前作のセルフパロディが多数登場しています。もしかしたら見逃しているものがあるかもしれません。ネタが多すぎて追いきれない部分もあると思います。でも、前作を知っている人なら結構はっとする場面もあります。キャラデザのせいで判別がつきにくいだけかもしれませんが、由崎司は桂ヒナギクに、有栖川綾は霞愛歌に見えなくもないです。今後も色んなパロディが登場するでしょうし、アニメでの声優がどうなってるのかも気になりますね!