週刊少年サンデーで連載されているラブコメ『トニカクカワイイ』が10月からアニメ化の予定です。ハヤテのごとくの作者の次回作であり、同作に見られたパロディや数多くのマニアックでとにかく細かい小ネタを挟む作風は健在です。数が多すぎて紹介しきれないほどあり、とてもじゃないけど全てのネタを把握しきれないほどですが、そんな『トニカクカワイイ』で見られるマニアックなパロディや小ネタ集の一部を抜粋して紹介していきたいと思います。
目次
とにかく細かい小ネタ① まるで『作画・佐●俊』みたいだ!!
司がナサくんに手料理を振る舞うシーン。元ネタは週刊少年ジャンプで連載されていた作品『食戟のソーマ』の作画担当であるTosh先生。もう食戟とか言ってるし。食戟のソーマは超絶作画でとにかく絵柄が綺麗な料理マンガ。主人公の幸平創真が名門料理学校「遠月学園」で数々のライバルたちと料理対決しながら成長していく作品。まるで成人向けマンガかと思うほどの脱衣リアクションが有名かつ見どころ。2019年に完結し、アニメも第5期が現在放送中。
とにかく細かい小ネタ② ナサくんのアパート
フジテレビ系列のきょうのわんこに聖晶石やサーヴァントという用語から、スマホ向けRPG『Fate/Grand Order』。FGOには課金は家賃までという迷言があり、多分元ネタはそれ。写っている可愛らしいトラみたいなネコみたいなのは、前作ハヤテのごとくのメタキャラ『タマ』であり、そもそもこのタチバナ三号店というお店も前作のキャラクター『橘ワタル』が関与している可能性が高いです。
でてきとるやん
ハヤテのごとくの世界観は一応2004年とされていますが、数多くのパロディネタのせいで時代設定はガバガバになっています。作中で公開されている映画などから時代設定は2018年~2019年でハヤテのころとは15年もの月日が経っていますが、ナサくんたちが旅行から帰ってきた際にアパートが落雷で焼失。そこに見覚えのある少年とメイドが登場しています。
とにかく細かい小ネタ③ 文●砲
鍵ノ寺千歳がナサくんを破滅に導くために取ろうとした手段。元ネタは週刊文春による芸能人のスクープ。浮気不倫などをスクープし、数多くの著名人たちを破滅に追いやったり、謝罪に追い込んだりする最強最悪の必殺技。そのターゲットになったものは数知れず結果的に解散することになった国民的アイドルグループだったり、ゲスだったりベッ○ーの運命を大きく変えてしまったりと恐るべき超兵器。
とにかく細かい小ネタ④ サメ映画ほかアメコミ名作映画
ナサくんの家にはテレビがありませんでした。司は映画だ大好きだったので、テレビを買うことになりますがその際に。サメ映画ほか多数のアメコミ映画の名前を挙げています。ナサくんが18禁コーナーで借りようとした作品『風の谷でナニシタ』はジブリ名作映画のひどいパロディですが、現実の18禁作品の中には酷いタイトルの作品が結構あります。ついでに『風の谷でナニシタ』の元ネタは同人誌、あるいは日本独自のインターネット文化かも。
とにかく細かい小ネタ⑤ マイナーなローカル番組
ナサくんが見てたというマイナーなローカル番組。サイコロで出た長距離バス云々の話の元ネタは1996年~2002年に放送された『水曜どうでしょう?』のサイコロの旅。元々は北海道での深夜放送でしたが、後に全国展開した人気番組。最近では龍が如く7に出演した安田顕繫がりで水曜ネタが盛り込まれたりしています。
とにかく細かい小ネタ⑥ プレステの方が面白いゲーム機
タコ焼きパーティーのつもりがゲーム対決になってしまった一幕。格ゲー(スト5)もやり込んでいた司でしたが、綾は圧倒的に強く屈辱の20連敗を喫してしまいます。温まってしまった司は偶然あった謎のゲーム機で勝負を挑みます。そのハードは1998年に発売されたSEGAの『ドリームキャスト』。発売当時からインターネットを使った熱帯やダウンロード販売に類似する画期的なハードでしたが、インフラやネット環境の問題もありプレステより流行らず敗北者となります。
電脳戦記バーチャロン
今なお熱狂的なファンが存在するSEGAの3D対戦格闘ゲーム。ロボットゲームの成功作品として有名で専用のコントローラー『ツインスティック』が存在し、なんとPS4用のツインスティックが存在するほどに愛されたタイトル。SEGAがシェアを取れなかったのは時代を先取りしすぎていたからだと思います。作者の師匠が熱烈なファンらしい。
とにかく細かい小ネタ⑦ ニセ○イ
ナサくんが旅館で読んでたサンデーで連載されている作品。混浴に入ったら水着だった、少年誌だからね!というシーンですが、ニセコイのキャラクターに似てるような気がします。ジャ○プネタも数々ぶっこんできてるので多分そうだと思うんですけど。
ニセコイ
週刊少年ジャンプで連載されていたラブコメ作品。極道の息子『一条楽』とギャングの令嬢『桐崎千棘』が両組織の間の抗争勃発を阻止するべく、表向きは両想いの許嫁として振る舞う羽目になってしまいます。出会いは最悪、好感度はお互いに最低なところから、そして最後は結ばれる。ベタで王道であらゆる要素でトニカクカワイイとは対照的な作品。畑先生実写の話は断ってね。
とにかく細かい小ネタ⑧ ソリッドステーク
ダンボールが大好きな伝説の英雄のことかと思いきや、実際に存在するアウトドア用品でした。キャンプの設営に使うらしいとのこと。大手通販サイトに載っているダンボールのレビューには『潜入捜査に重宝した』という類の好意的なレビューが数多く乗せられています。一体何者なんだ?
【トニカクカワイイ】とにかく細かい小ネタまとめ
トニカクカワイイにはやっぱりと言うべきか、とにかく細かくマニアックなネタが数多くありました。紹介しきれないや、そもそも何のパロディなのか分からないようなものまで他にも数多くあると思います。分かってしまうと思わずにやけてしまうネタがいっぱいあるので、アニメ化されたときにはそんなパロディがどうなるのかもかなり楽しみです。そんなトニカクカワイイのアニメは2020年10月から放送予定です。