「天才王子の赤字国家再生術」は2022年1月から放送される冬アニメで、ライトノベルが原作の作品です。中世時代っぽい世界観の作品で、舞台は金も資源も人材もないないずくしの弱小国家の王子様が、さっさと国を売ってドロップアウトしたいのに国際情勢や巡り合わせに振り回されて名声を高め、国家を繁栄させていくというストーリーの作品です。そんな本作がどのような作品で、どのような魅力があるのかを紹介していきたいと思います!
目次
「天才王子の赤字国家再生術」の概要紹介!
「天才王子の赤字国家再生術」は『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』のタイトルでGA文庫から2018年に刊行が開始され、現在までに10巻まで発売されています。2019年度版「このライトノベルがすごい!」 では新作部門で4位。2020年2月時点でシリーズ累計発行部数は25万部を突破しています。また、メディアミックスとしてコミカライズもなされており、作画・えむだによるコミックがマンガUP!にて連載されています。
「天才王子の赤字国家再生術」のあらすじ紹介!
お金も国力も人材も主要産業もない隣は大陸統一を目論み、そのうえ強いアースワルド帝国がある。しかも、国王が病床に伏してしまったナトラ王国はどこからどうみても詰んでいました。その国王の代わりに息子の王太子ウェインは国政を担うことになります。ウェインは若いながら卓越した頭脳を持つ天才で、時代の賢君として部下や国民たちの信頼も熱い人物でしたが、天才的な頭脳を持つが故にナトラ王国に未来がないことを誰よりも分かっていました。ウェインは隙あらば国を売ってその金で悠々自適な暮らしをしたいと考えていましたが、ウェインすら予想できない国際情勢の変化や、良かれと思って行っていた仕込みが思わぬ方向へ転んでしまい、結果として王としての名声を高め、弱小国家ナトラを繁栄に導くハメになってしまいます。
天才王子の赤字国家再生術はここが魅力!その① 王子になって国家を運営!
この作品は詰んでる国家を運営するという題材なので、政治や国家戦略、駆け引きなどが大きな題材となっています。最初はまともに国を運営する気はなく、隙あらば売国しようとしていた主人公ですが、途中からは売国どころの話ではなくなってしまうので、国家同士の探り合いや外交などが大きな題材となっています。国を発展させていくという題材の作品が好きな人にはおすすめできる作品です。
天才王子の赤字国家再生術はここが魅力!その② 予想外に振り回される主人公
主人公のウェインは国民や部下からの信頼も厚い為政者ですが、ナトラ王国が金も人材も主要産業も軍事力も何もかもないないづくしの小国だったことから、さっさと国を売ってその金で悠々自適に暮らしたいと思っていました。確かにナトラ王国はとんでもない弱小国家なので、その国のトップに立つこと自体が罰ゲームみたいなものです。
本当は働きたくないのに…
歴史ゲームなら姉小路家スタートみたいなものです。主人公のウェインは超優秀ですが怠け者で、こんな詰んでる国を運営するという苦労はしたくないというスタンスだったのですが、国の売り先の皇帝が急死して後継者問題が勃発したり、部下たちに示しをつけるためにポーズだけの侵攻を行ったら相手が弱すぎてそのまま要所を制圧してしまったりしちゃったりと予想外の展開が起こってしまうもんだからウェインの苦労は絶えません。しかも、働かせたら超優秀だから、予想外に大きな成果をあげすぎてさらに苦労を背負うことになってしまいます。
天才王子の赤字国家再生術はここが魅力!その③ 勘違いコントのような何か
主人公のウェインは基本的にナマケモノで、いらぬ苦労は背負いたくないし、詰んでる祖国は見捨てる構えでした。しかし予想外の展開に振り回され、予想外の状況になったことでウェインはその能力を遺憾なく発揮し、最高の成果を挙げてしまいます。しかし、これはウェインの望むところではありません。なまじ成果を挙げるもんだから、自国民からは期待され、外国からは警戒される。これでは国を売るどころではなく、さらなる苦労を背負うハメになってしまいます。
こんなはずじゃなかった…
それらの一連の行動は部下や他国の人間からはこう思われます。『時流を全て読み切って最高の結果を出した』とか『全ては計画通りで、何もかもウェインの掌の上だった』とか、そういう評価です。実際に第三者の目からすればそう映るのですが、当のウェインはこう思っています。『どうしてこうなった』とか『こんなはずじゃなかった』とか…。そう思っているのですが、それらを知るのはウェインとその側近だけです。世間が思う人物像と実際の人物像が大きく違っているのがとても面白くて笑えます。それらは全て予想外の出来事から始まり、予想外になったからこそ必死で立ち回った結果ですが、なぜか全部掌の上だったみたいな評価になるのが痛快で笑えます。
天才王子の赤字国家再生術はここが魅力!その④ キャラデザが最高に可愛い!
あっとそんなわけでして!!!イラスト担当させていただいております
「天才王子の赤字国家再生術」のアニメ化が発表されました!!おめでとうございますありがとうございます!!
これも応援してくれた皆様のおかげでございます!!是非ぜひ続報をお楽しみにです!!?✨ pic.twitter.com/QWGW9bb1U2— ファルまろ@アニメ来年1月放送開始 (@fal_maro) January 31, 2021
キャラクターデザインを担当するファルまろさんのイラストが可愛くてハイクオリティ!かなり目を引くキャラクターデザインなので、ジャケットで手に取ってなんて人も多いんじゃないでしょうか?ファルまろさんは売れっ子のイラストレーターで、『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜 』の他に、『僕の愛したジークフリーデ』(電撃文庫)、『底辺領主の勘違い英雄譚』(オーバーラップ文庫)、『必勝ダンジョン運営方法』(モンスター文庫)など、数多くのライトノベルのイラストを担当しています。
Vtuberのデザインやスマホゲーのキャラデザも担当
改めまして、ブシロードさんが運営されます
いろどり芸能郵便社所属のVtuber「御園結唯」さんのデザインを担当させていただきました!
はじめて!Vtuberさんのイラストを!担当しました!
是非ぜひ応援していただけましたら嬉しいです!!Youtube: https://t.co/F67dw6jh0W
Twitter: @misono_1616 pic.twitter.com/ETV6a8gr7q— ファルまろ@アニメ来年1月放送開始 (@fal_maro) November 27, 2020
ファルまろさんはブシロードが運営するいろどり芸能郵便社の御園結唯(みそのゆい) さんのキャラクターデザインを担当していたり、ソーシャルゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』のキャラクター水樹塁のキャラクターデザインを担当したりと、かなり活躍されています。今回手がけた作品がアニメ化するということでさらに勢いがついたイラストレーターと言えるでしょう。
【天才王子の赤字国家再生術】作品の魅力まとめ
2022年冬アニメ「天才王子の赤字国家再生術」の魅力を紹介しました!自分はさっさと国を捨てて隠居したいのに、本当は名君として成り上がりなくないのに、予想外の出来事に振り回されて国を繫栄させるハメになってしまうという展開が楽しい作品です!冬アニメ期待の一作品なので、ぜひ見てください!