刃牙シリーズの最凶死刑囚編で登場した柳龍光。日本人の死刑囚で「空道」と呼ばれる殺法を使いこなすことでも知られています。そんな柳龍光は力強い打撃技などが目立つ刃牙シリーズにおいては独特の存在感を放っています。今回は2018年最凶死刑囚編がアニメ化される中で注目が集まる柳龍光の特徴や性格、強さを考察していきたいと思います。
1.柳龍光の特徴は?
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
柳龍光は刃牙シリーズに登場する多くのキャラクターの筋骨隆々で、相手を力で圧倒するようなファイトスタイルではありません。柳龍光の力はその手に特徴があるといってもいいでしょう。柳龍光は「空道」という技を使いこなします。空道とは、手を使って真空状態を作り出すという技法で、「空拳」「毒手」「鞭打」などの得意技があります。ここでは、柳龍光が使いこなすこれらのわざを紹介していきます。
①空拳
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
拳の中に酸素比率6%以下という人間にとって有害な真空状態を作り出し、物体に接触させ急激に押し戻すことで、その部分を吸引し抉り取ったり、人に吸わせて意識を失わせたりします。柳龍光は、この技を使って防弾ガラスを破壊して独房を脱走しています。
②毒手
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
素手を猛毒化する技術で、毒砂をはいごうした瓶に繰り返し貫手を突き入れることで、皮膚に毒素を沈着させるというもので、毒手で打たれた場合、軽傷でも肉も骨髄も冒されて死に至るほどといわれています。
③鞭打
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
体を極限まで脱力させることによって、手足を鞭のようにしならせて皮膚を打つ打撃技です。全身を覆う鍛えようがない皮膚を狙うため、防御ができず、すさまじい激痛となります。また打たれた場所は、即座に急所と変わるため、戦闘を有利に運ぶことができます。柳龍光はこの鞭打と毒手を組み合わせた技で刃牙を苦しめました。
2.柳龍光の性格は?
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
柳龍光の性格を一発で表現するようなエピソードには乏しいのですが、各所でその性格が伺える場面はあります。例えば、柳龍光はかつて渋川剛気と手合わせをしたことがあり、渋川剛気の左眼球を潰したという過去があります。そのため、最凶死刑囚編では、渋川との対決にこだわりを見せる場面もあります。また、登場時は概ね表情が変わらずクールな印象を受けるのですが、本部以蔵に敗れたとき、直後に現れた範馬勇次郎から敗北を宣告されたときも「この勝負の勝ち負けを決めるのはアンタではない」と気丈に反論する一面も見せています。結果的にはその発言が引き金となって、勇次郎にぶちのめされています。
3.柳龍光の強さは?
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
柳龍光の強さは、その空道の威力によって語ることができます。刃牙との対戦では、一時刃牙をKOに追い込むなどその実力をいかんなく表現しました。また、刃牙との再戦では、逆に手玉に取られたうえに逃げられるなど屈辱を味わいますが、毒手と空拳を組み合わせた技によって、刃牙を瀕死の状況にまで追い込みました。しかし、あまりに毒手や鎖分銅などの武器に頼った戦いを繰り返すうちに、本来の強さを見失っていたため、本部以蔵に敗戦してしまいます。最凶死刑囚編のみでの登場となったため、戦歴時代はそこまで多くありませんが、常人離れした強さと、高い技量は目を見張るものがあります。防弾ガラスを手1本で破壊するなど、並外れた技術を持っていることからも、その強さがうかがえます。渋川剛気同様に剛というよりは柔の強さを持ったキャラクターといえるでしょう。
まとめ
出典: 刃牙 ©板垣恵介(秋田書店)/バキ製作委員会
最凶死刑囚編で登場する死刑囚の一人・柳龍光。その特徴的なファイトスタイルと技の数々はとても印象的でしたね。2018年夏にアニメ化されることが決定された最凶死刑囚編でますます注目が集まる刃牙シリーズですが、その中でも柳龍光には一見の価値があるキャラクターといえるでしょう。
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