「100万の命の上に俺は立っている」はバーチャルMMORPGの設定を踏襲した異世界ものの作品で、召喚されたプレイヤーたちがその都度与えられたお題をクリアしていく内容の作品で、第1シーズンが2020年の10月に放送され、第2シリーズが2021年の7月から放送予定となっています。今回はその原作者である山川直輝氏と奈央晃徳氏について紹介し、他作品の紹介もしていきたいと思います!
目次
原作者・山川直輝氏について
生年月日は1988年で出身地は長崎県長崎市。漫画の原作者を担当し、別冊少年マガジンにて『100万の命の上に俺は立っている』を連載中です。また、ヤングマガジンにて『マイホームヒーロー』の原作者も担当しています。漫画家でもあり、過去にマガジングランプリにて佳作を受賞した『オープン・ワールド/ゲリラ農奴>>能動』が100万の命の上に俺は立っているの原型となっています。ゲーム制作にもしているようです。
山川直樹氏の作風について
山川直樹氏の作風はSF要素の強い作品で、政治・宗教といった社会のシステムを上手く描いています。また、ヤンマガで連載されている『マイホームヒーロー』では家族を守るために殺人を犯し、命を懸けて全力で隠蔽するクライムサスペンスとなっていますが、そういったキャラクターの心理を描く頭脳的な作風が特徴的なものとなっています。
影響を受けた作品などは?
マガジングランプリの受賞作『オープン・ワールド ゲリラ農奴>>能動』のブログ記事によれば、ログホライズン、デモンズ・ソウル、ダーク・ソウル、GANTZ、惑星のさみだれの名前が挙がっています。GANTZや惑星のさみだれに関しては100万の命の上に俺は立っているの設定を見るとすぐに分かりますね。惑星のさみだれについては全力で流行らせたいという意思を感じます。
山川直樹氏の代表作品を紹介!!
『100万の命の上に俺は立っている』
2016年から別冊少年マガジンにて連載中、既刊11巻。現在までの発行部数は170万部を突破。マガジングランプリで佳作となった『オープン・ワールド ゲリラ農奴>>能動』が原型となっており、作画担当がついて連載となります。2020年10月にアニメ化し、2021年7月に第2シーズンが放送予定となっています。その中で描かれる内容は現代社会における問題を反映したものもあり、宗教問題、震災等の災害、反社会組織と麻薬、ブラック企業など。
100万の命の上に俺は立っているのあらすじ
熊本の田舎から東京へと転校してきてから周りと上手くやれなかった主人公の四谷友助はある日突然、バーチャルMMORPGを模した異世界に召喚されます。友助がゲームに参加する以前に参加していたクラスメイトの新堂衣宇と箱崎紅末とともに『全員が死んだり、お題をクリアできなければゲームオーバー』というルールの元、課せられたお題をクリアしていくうち、プレイヤーの数が増え、ゲームだと思っていた世界が別世界の現実だと知ることになります。
『マイホームヒーロー』
2017年よりヤングマガジンにて連載中、既刊13巻。作画担当は『サイコメトラーEIJI』や『クニミツの政』などの代表作を持つ朝基まさし氏。犯罪に巻き込まれ、命の危機に晒された家族を守るために殺人犯となり、完全犯罪を目論むという内容で、反社会勢力を出し抜くための頭脳戦や腹の探り合いがメインとなっていましたが、2章からは宗教団体やなどが関わってきます。これらのテーマは100万の命の上に立っているでも取り上げられています。
マイホームヒーローのあらすじ
主人公の鳥栖哲雄は推理小説やミステリーをこよなく愛し、ミステリーの殺人トリックなどを熟知している趣味を持っていましたが、ごく普通のサラリーマンでした。しかし、娘の零花の彼氏が母方の遺産を手に入れるために近づいた半グレだったことと、零花の殺害をほのめかしたことから哲雄は衝動的にその男を殺害してしまいます。半グレ集団の徹底的な犯人探しが入る中、家族を守るために哲雄は命がけの完全犯罪を目論みます。
作画担当・奈央晃徳氏について
第10話ご視聴ありがとうございました!!#俺100 pic.twitter.com/peTxSugUex
— 奈央晃徳 @画集発売中! (@naoakinari) December 4, 2020
千葉県山武郡出身。2004年『ループループ』で、第73回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選しデビュー。2006年にマガジンSPECIALにて『サイコバスターズ』のコミカライズを連載。2011年には月刊ドラゴンエイジにて『トリニティセブン 7人の魔書使い』を連載し、アニメ化・映画化などのメディアミックスも行われており、現在も連載中。
朝基まさし氏・小林尽氏のアシスタントを経験
マガジンにて連載されていたサイコメトラーEIJIやクニミツの政の作画担当である朝基まさし氏やスクールランブルの小林尽氏のアシスタントを経験しています。朝基まさし氏は現在ヤングマガジンにてマイホームヒーローを連載しており、その原作者が「100万の命の上に俺は立っている」の山川直樹氏です。また、サイコメトラーEIJIやクニミツの政の原作者とサイコバスターズの原作者は同一人物という繋がりもあります。(詳しくは樹林伸で検索すると出てきます)
奈央晃徳氏の代表作品を紹介!
『サイコバスターズ』
青樹佑夜氏原作の小説をコミカライズした作品で、マガジンSPECIALにて連載され、全7巻。超能力者の少年少女たちが敵対する組織と戦うという内容。原作者の青木佑夜氏はマガジンが誇る怪物原作者で、様々な名義を持っており、『金田一少年の事件簿』『サイコメトラーEIJI』『GetBackers-奪還屋-』『エリアの騎士』など数多くのヒット作を手掛けた原作者です。
サイコバスターズのあらすじ
中学三年生の馳翔はある日突然現れた幽体離脱の能力者である藤邑綾乃の能力で廃屋に呼び出され、超能力者と「ファーム」と呼ばれる組織の陰謀と戦いに巻き込まれていきます。ファームの陰謀を止めるため、超能力者同士の戦いへと発展していきます。
『カウントラブル』
2009年より別冊少年マガジンにて連載されていた作品で、2012年まで連載されており単行本は全7巻。作者にとっては二作目の連載作品で、自身が原作を勤めている作品です。ジャンルは学園ラブコメディ。
カウントラブルのあらすじ
へたれな高校1年生・コウタの家にある日、自称“天使”の魔女っ娘・ささらがやって来ました。ささらの使う魔法でコウタの恋を応援してくれるらしい。さっそく、ささらに「10回ドキドキしてしまったら自分が思ってることが全世界にまる聞こえになる」という、ありがた迷惑な魔法をかけられたコウタは大好きな吉沢さんに勇気を出して近づくが‥‥!?
『トリニティセブン 7人の魔書使い』
2010年より月刊ドラゴンエイジにて連載中の作品で、原作はサイトウケンジ氏。2020年10月時点でシリーズ累計発行部数は370万部を突破し、2014年にアニメ化して劇場版も2作制作されており、2017年と2019年に発表されています。
トリニティセブン 7人の魔書使いのあらすじ
17歳の春日アラタは、同居人の春日聖と共に暮らしていました。しかし、太陽が黒く見えたことと謎の美少女浅見リリスと出会ったことをきっかけにアラタの住んでいた街が崩壊したことと、今ここにある街がアラタの願いにより作られたものであること、聖が魔導書となって消えたことを思い出します。崩壊現象の調査にやってきたリリスから魔導書を引き渡すかこの場で死ぬかの選択を強いられ、聖がどこかで生きていることを聖の投影から聞かされたアラタは第3の選択として魔道士になる選択をします。
【100万の命の上に俺は立っている第2シーズン】作者まとめ
「100万の命の上に俺は立っている」の原作者と作画担当について紹介しました!ヤンマガで連載されているマイホームヒーローの原作者であったり、トリニティセブンの作画を担当されていました。どちらの作品も現在連載中の人気作ですね!よろしければ是非そちらも見てみるといろいろ共通点が見えてくるかもしれませんね!