「シャドーハウス」は週刊ヤングジャンプで連載されている作品で、Twitterなど各所で話題となっている作品です。話題となっている理由はアニメになることもそうですが、物語が進んでいく中でとんでもない設定が明らかになっていく展開が話題となっています。今回はそのとんでもない設定を含め、シャドーハウスに関する秘密のネタバレをしていきたいと思います!
目次
シャドーハウスに住むシャドーと生き人形
シャドーハウスには、全身が黒い影のようなシャドーと呼ばれる一族とそのシャドーに仕える生き人形がいて、それぞれのシャドーに一体ずつ生き人形がパートナーとなります。シャドーは貴族のような立場で、生き人形はそのシャドーの身の回りのお世話やお掃除などが仕事です。基本的にシャドーと生き人形は与えられた個室で過ごし、決められた教えを忠実に守って生きています。そして、シャドーと生き人形はいずれ“お披露目”という儀式に臨むことになります。
徐々に見えてくるシャドーハウスの異常性
最初はシャドーのケイトと生き人形のエミリコのほのぼのハートフルな日常を描いているのですが、その端々によく見て考えるとその異常性が分かってきます。例えば、シャドーと生き人形は基本的に個室に閉じ込められて生活しています。食事は与えられますが、言ってしまえば監禁に近い生活です。しかし、シャドーも生き人形もそのことに疑問を持ちません。シャドーハウスにはいくつもルールがあり、シャドーも生き人形もそのルールを順守しています。「シャドー家は素晴らしい貴族である」や「生き人形はシャドー家に仕えることが幸せである」という教訓や「シャドー家の行うことに疑問を抱いてはいけない」というルールです。ぶっちゃけ洗脳です。ブラック企業さながらの洗脳です。
秘密のネタバレその① そもそもシャドーとは一体何なのか?
シャドーの正体は擬態・模倣を得意とする寄生型の妖精・モーフであり、モーフが生き人形との交流によって人格を得た存在がシャドーです。大半のシャドーは自分の出生に興味を持つことはありませんが、それは人格の獲得と同時にモーフだったころの記憶が無くなってしまうからです。ただし、主人公のケイトをはじめモーフだったころの記憶があるシャドーも存在しています。
秘密のネタバレその② そもそも生き人形とは一体何なのか?
生き人形は自分を道具のように扱うような振る舞いをし、死を迎えることを壊れると表現したり、人間の倫理観とはずれています。そんな生き人形の正体は『人間』であり、通常の倫理観を持っていないのは、記憶を消去されてシャドーへの忠誠心を植え付けられているからです。シャドーハウスは人間の子供を連れてきて洗脳して、シャドーのために働かせている施設なのです。
秘密のネタバレその③ 生き人形の役割は?
生き人形の役割はシャドーのパートナーになり、シャドーの手助けをし顔となることですが、シャドーはモーフが生き人形との交流を経て人格を獲得した存在であるため、人格形成が大きな役割です。そのため隔離された空間で共同生活を送らせているのです。生き人形が子供でなければならない理由は明確にされてはいませんが、人格形成は大人よりも子供の方が上手くいきやすい+洗脳しやすいというところにあると考えられます。
秘密のネタバレその④ 上手くいかなかったらどうするの?
人間にいろんな性格があるように、生き人形にも様々な個体が存在します。中には消極的でコミュニケーションが苦手なものもいるでしょう。そうなるとシャドーが人格を獲得できず、いずれ消滅してしまいます。主にそういう理由で主を失ってしまった生き人形は、お得意の洗脳技術で完全に記憶と自我を消去させられ、顔の見えない人形として館の雑用をさせられる運命を辿ります。作中の序盤に出てくる『顔の見えない人形』は脱落した生人形の成れの果てです。
秘密のネタバレその⑤ シャドーハウスを支える秘伝の洗脳技術!!
シャドーハウスでは洗脳教育に加え、徹底した管理社会を築くことで反乱分子を生み出さないようにしています。反乱分子となりえるようなシャドーや生き人形は排除されてしまいます。良いシャドーや生き人形は逆らわず疑問を持たないものだけなのです。ブラック企業ないしはディストピアじみた管理社会を構築していますが、それを成し得ているのは“おじい様の煤入りコーヒー”というヤバい代物があるからです。生き人形がこれを飲むと、一発で洗脳されてシャドーへの忠誠心に支配されてしまいます。シャドーの煤には精神操作の効能があるものもあり、シャドーのトップに君臨している“偉大なるおじい様”の能力はとても強く、それが権力に繋がっているものと考えられます。
秘密のネタバレその⑥ 子供はどうやって調達しているの?
生き人形は洗脳された人間の子供ですが、そもそもどこから人間の子供を調達しているのか?そんな疑問があります。何も彼らは子供たちを攫っている訳ではありません。そんな手荒なことはしておらず、ただ町一つを丸ごと洗脳しているだけです。シャドーの煤には精神操作の作用があるものもあり、それを蒸気機関車の出す煤に混ぜて町にまき散らしています。その煤の作用で町の人間たちを軽く洗脳し判断力を奪います。そして取引材料としてシャドーの煤石炭の提供しています。煤石炭は通常の石炭よりも非常に優れたエネルギーであり、この石炭を分けています。そのため町の大人たちは喜んで子供を差し出していたのです。
秘密のネタバレその⑦ 過剰な洗脳措置が必要な理由!生き人形は人柱だった!!
シャドーハウスで行われている管理体制や洗脳は非常に強固なものであると言えます。ただ、それほどまでに強固な洗脳をかける理由は存在します。シャドーにとっての生き人形の存在理由と言えるものであり、その理由は生き人形との一体化。シャドーは生き人形と一体化することで大人(完全体)となります。これはシャドーが生き人形の身体を乗っ取ることと同義であり、一体化した後生き人形の自我は消滅。実質的な死を迎えるため、過剰な洗脳をしておかなければ到底受け入れることはできないのです。なお、一体化に失敗するとシャドーも生き人形も死にます。
【シャドーハウス】秘密ネタバレまとめ
「シャドーハウス」に隠された秘密をネタバレ解説してみました!シャドーハウスは最初、ちょっと変わった閉鎖的な空間でほのぼのしたコメディを展開しますが、いずれその異常性が明らかになり、サスペンス&その謎に立ち向かっていく少年漫画的な展開がなされます。今後もこういった秘密の暴露があるかもしれませんね。シャドーハウスもアニメは4月から放送なので是非見てください!