「シャドーハウス」は週刊ヤングジャンプ連載の作品で、2021年4月からアニメ化される作品です。全身真っ黒の謎の一族シャドーとそのシャドーに仕える生き人形の交流を描きつつ、ぞの秘められた謎に迫っていくほのぼのハートフルサスペンスダークファンタジーです。今回はその「シャドーハウス」のあらすじを現在刊行されている6巻まで順を追って紹介していきたいと思います!
目次
シャドーハウス第1巻のあらすじその① ハートフルな幕開け!!
訪問者のいない大きな館にシャドーと呼ばれる全身が真っ黒の一族が貴族のように振る舞い存在していました。そして、数多くいるシャドー一人につきひとつ、生き人形と呼ばれる召使い兼パートナーが付けられています。生き人形のエミリコは主人のシャドーであるケイトに仕えており、その仕事は主に部屋のお掃除です。シャドーは生きているだけで黒い煤を出すので、お掃除は不可欠です。そんなエミリコはいつも元気で天真爛漫で明るい性格ですが、おっちょこちょいでミスも多いので、ケイトに迷惑をかけることも少なくはありません。
1巻のあらすじその②
ケイトは思慮深く、感情を激しく露わにすることは少ないまでも、怒ると煤を大量に出すので機嫌が悪いことは丸わかりです。でも大体はエミリコの事を許してしまいます。そんな日々が続いていたある日、エミリコは窓の外から自分以外の生き人形の姿を確認し、部屋の外での掃除の仕事が与えられます。エミリコはそこで初めて部屋の外に出て、色んな生き人形たちと交流します。エミリコを含め、いずれシャドーの顔なるべくして色んな決まり事を忠実に守って生きていました。
シャドーハウス第2巻のあらすじその① 部屋の外の世界でお掃除!
エミリコは部屋の外で出会った班長のローズマリーに、“お披露目”について聞かされます。“お披露目”はシャドーと生き人形の適性をテストする儀式であること、そして生き人形はシャドー家に対して忠誠心以外の心を持ってはいけない事を教えられます。大掃除の場ではシャドーの煤が悪意を持った“こびりつき”やその集合体の“亡霊”が暴れたりしてローズマリーがとりつかれ、すす病(生き人形がすすに憑りつかれると激しい錯乱状態になること)にかかってしまったりと色んなことがありました。
2巻のあらすじその②
エミリコは同期のラムが責められている所を庇い上司のバービーに口答えをしたせいで素行不良とされてしまい、失敗ばかりの同期のラムと上司にちょっと反抗的な同期のショーンの三人で夜の見回りを命じられます。一応は亡霊の発生源を探すという名目でしたが、それは上司に逆らったものへの懲罰に他なりませんでした。エミリコの天真爛漫さで三人は、ギスギスすることなく絆を深めていきます。そんな三人にローブを着込んだ謎のシャドーが現れます。謎のシャドーに導かれるようにして三人は亡霊の発生源を突き止めることに成功します。
シャドーハウス第3巻のあらすじその① お披露目に儀式が始まる!
ついにエミリコたちのお披露目の儀式が始まります。儀式を受けるのはエミリコの同期であるルウ、リッキー、ショーン、ラムの4名です。そのお題は提示された道具を一つだけ選び、主人であるシャドーを救出すること。考えることが苦手であまり感情を出さないけど観察力は優れているルウ、高慢な性格だけど忠義に厚く行動力もあるリッキー、冷静かつ頭脳明晰で腕っぷしも強いショーン、弱気だけど実は優れた計算能力と記憶力をもつラム、そして頭がお花畑だけど常に元気で周りにも影響を与えるエミリコはそれぞれの個性を活かし、時に協力しながらお題をクリアしていきます。
3巻のあらすじその②
ただし、その試験は試験管であるエドワードによって仕組まれた出来レースの側面があり、その試験の様子は一つの見世物として星つきという特別なシャドーに監視されていました。ルゥの主人であるルイーズはリッキーの助力もあって順当に助け出され、リッキーの主人であるパトリックは不安になりながらもリッキーを信じて待ち、ショーンの主人であるジョンはルール無用の行動で自力で脱出し、ケイトは色々と思案を巡らせるなど、シャドーの方にも個性が露わになるお披露目となります。
シャドーハウス第4巻のあらすじその① お披露目の終了!!そして明かされる秘密!
お披露目の儀は滞りなく進み、それぞれの生き人形たちはお題をクリアしていきます。しかし、意図的にクリアができないように設定されたケイト&エミリコペアの試験は容易なものではありませんでした。それでも道中で出会ったジョンやリッキーの助力もあり、持ち前のメンタルと身体の丈夫さでケイトを救出します。しかし、その距離から時間内に戻ってくることは出来ないハズでした。そんな状況に追い込まれたエミリコたちがとった行動は最初に選んだ手押し車を使って水路を一気に駆け抜けるコースターを作ることでした。ケイトの煤能力でコースターを安定させてギリギリゴールすることが出来ました。ただ、一方でラムとシャーリーのペアは直前でシャーリーの身体が消滅し、ゴールすることが出来ませんでした。
4巻のあらすじその②
お披露目が終わった後、パーティ会場に招かれたラムを除く4人は達成の証として特別な飲み物を振る舞われます。それはシャドーのトップである偉大なるおじい様の煤入りコーヒーでした。そのコーヒーを飲むと生き人形たちはシャドーたちへの忠誠心に支配される代物だったのです。シャドーの正体は擬態・模倣を得意とする寄生型の妖精“モーフ”であり、生き人形はモーフに人格を獲得させるための道具でした。コーヒーによる洗脳は反乱分子を生まないためのシステムなのです。そして、その生き人形とは人間の子供のことでした。シャドーハウスは人間の子供を略取し、洗脳しシャドーのための道具とする施設だったのです。
シャドーハウス第5巻のあらすじその① シャドーの館の謎に迫るケイト
ケイトはエミリコがシャドーへの忠誠心に支配され、人が変わったようになったことでそのシステムを察します。大量の水をエミリコに飲ませて洗脳を解いたケイトは、エミリコのためにシャドーハウスの体制に反旗を翻す決意をします。しかし、それがバレてしまえば処分は免れません。ケイトはまず自分の味方となってくれる仲間を作るべく奔走します。監視の目を掻い潜りケイトがジョンにその事を伝えるとジョンはショーンが洗脳されたことに気付き、ちょっと荒っぽい手段でショーンの洗脳を解くことに成功します。
5巻のあらすじその②
ジョンとショーンを味方につけることに成功したケイトとエミリコでしたが、シャドーハウスの管理体制は厳重で洗脳コーヒーの接種の頻度も高く、ケイトは星つきのエドワードから警戒されていました。ケイトは味方を作ることと星つきとなり立場を手にいれることを目指します。そんなある日、再びローズマリーがすす病にかかり、ローズマリーの中から出てきたこびりつきが巨大な亡霊となって暴れ出します。エミリコが大きな掃除機を操って亡霊を倒すことは出来たものの、双子の生き人形ベルがどさくさに紛れておじい様の煤入りコーヒーの瓶を叩き割ってしまいます。双子が誰かに操られていたのは誰もがうすうす感じており、その犯人としてケイトが疑われます。ケイトは星つきのシャドーに自分ならこの事件を解決できると啖呵を切り、事件を起こした犯人を捜すことになります。
シャドーハウス第6巻のあらすじその① 犯人は一体誰?
ケイトはジョンだけでなくパトリックとルイーズを巻き込み同期会を結成し、謎の解明にあたります。ケイトは煤量の多いシャドーたちを有力な容疑者として予想していましたが、ジョンが調べたかぎりでは煤量が多くても亡霊を作ることは出来ないとのことでした。そして最も疑わしい存在がかつてエミリコ達が出会ったローブ姿のシャドーでした。そして、そのローブ姿のシャドーがつけていた香水から、ある意外な人物の名前が挙がります。
6巻のあらすじその②
犯人の正体はマリーローズ、そしてすす病にかかったローズマリーでした。彼女たちもまたこの館の構造を知り、反旗を翻そうとしていました。シャドーと生き人形が過剰な洗脳を受ける理由は生き人形とシャドーが一体化する儀式のためでした。その儀式は洗脳なしでは到底受けいれられるものではありませんでした。一体化をした人間は実質的に死を迎え、シャドーがその身体を乗っ取るための儀式だったからです。かつて存在したクリストファーというシャドーは自分のパートナーを助けるために自害し、マリーたちもまた一体化の儀式が迫っており時間がありませんでした。
6巻のあらすじその③
マリーたちとの戦いとなったケイトとジョンは何とかマリーを出し抜き、彼女たちを星つきに引き渡します。マリーはその後、脱出を果たしエドワード達を襲撃するも一体化を果たしたシャドーとの力の差は歴然でした。絶体絶命のマリー達は窓から飛び降りてしまいます。ケイトの機転と能力で彼女たちを受け止めるクッションを作りだします。そして、それを見ていたとある人物がケイトたちに接触します。それはかつてのクリストファーの生き人形であるアンソニーでした。
【シャドーハウス】ネタバレありあらすじまとめ
シャドーハウスのあらすじをまとめてみました!ゴシック調のほのぼのコメディかと思ったら、実はバリバリに洗脳してくるブラック企業だった。そして、少年漫画のような展開も広がっていくような作品で、知れば知るほど爆発的に面白くなっていく作品でおススメの作品なので、アニメも原作も是非みてほしいと思います!アニメのシャドーハウスは4月から放送開始です!