4月から放送されるアニメ『グレイプニル』は異能バトル×ホラー×ラブコメを掛け合わせた作品です。ストーリーも緊張感や殺伐とした絶望感とそれに付随して張られた伏線が後
を引いてくる作品です。作中に出てくる能力者は『着ぐるみに変身できる』など様々な変身能力を持っています。今回はその能力者たちの一部を紹介していきたいと思います!
目次
はじめに、この作品の能力者たちってどんな存在?
地球に不時着した宇宙人たちがこの世界に『コイン』として飛来し、ある地域に散乱しました。宇宙人はコインとなった同胞たちを集めるため、人間にコインを集めさせてその報酬として様々な力を与えます。しかし、それによってコインを集める者同士の血で血を洗う抗争が勃発してしまいます。能力者たちはこの宇宙人のコインによって、様々な能力を得ます。その能力は多種多様です。
全部こいつのせい
宇宙人は基本的に人間に好意的に接しますが、自分たちが与えた力が抗争の原因となったとしてもそれは人間同士の問題であると、抗争に関しては完全に無視。コインを集めてくれるならどうなってもいいというスタンスで、争いを止めようともせず主人公たちが巻き込まれた全ての問題も大体全部こいつのせい。コインの能力を得たことで人体に影響はなく、日常生活を送る分には何の問題もないと言いますが、力を使いすぎた代償で魔女になったとしても何も驚きません。人間とは根本的に相いれないQB並に性質が悪い存在。
グレイプニルの能力者その1『加賀谷修一』
本作の主人公の加賀谷修一がいつの間にか、使えるようになっていた『着ぐるみに変身できる能力』。変身中は化物じみた能力や感覚を発揮できるようになります。しかし、他の戦闘向きの能力者と比較すると、単体での戦闘能力はそれほどでもなく能力の本質は誰かに着られることによって本質を発揮します。ただ、中は結構蒸れて暑いらしい。
いつの間にか得ていた能力
修一自身にはこの能力を得るに至った経緯に全く身に覚えがなく、自分の人生に思い悩む原因となっていました。しかし、そこには大きな謎が隠されており、ヒロインのクレアに秘密がバレてしまったことから物語が動き出します。また、クレアとの相性は抜群に優れており、性格的に戦闘向きのクレアが着ることによって真価を発揮します。自分に足りない部分を補いあう能力ですが、まだまだ秘密が隠されている謎の多い能力でもあります。
グレイプニルの能力者その2『氷川』
修一たちの前に最初に立ちはだかった敵。身体能力の高い動物のような化物になれる能力です。クレアが持っていたコインに目を付け襲撃してきます。当初は修一を圧倒していたものの、着ぐるみを着込んだクレアに対しては手も足も出ず、足を折られ背中に風穴を開けられて死亡。その後、証拠隠滅のために灯油を賭けられて焼却処分させられてしまいます。最初に主人公たちを襲撃し殺害しようとしたため自業自得ではありますが、作中でも特に悲惨な最期を迎えた人物。
力の代償は大きかった
元はスポーツ推薦で入学した学生でしたが、思うように結果を出せずにいました。そこで偶然拾ったコインが彼女の運命を変え、宇宙人から受け取った能力により結果を出すことには成功するものの、バケモノの身体になってしまったことからさらに思い悩むことになってしまいます。咬ませ犬だけど最初から最後までとにかく不憫なキャラクターでした。
グレイプニルの能力者その3『青木江麗奈』
クレアの姉にして、物語の謎に大きく関わる人物。事前に戦った氷川や修一とは比べものにならないほどの大きな実力差があり、銃弾を撃ち込んでも通用せず着ぐるみを着込んだクレアを圧倒します。能力を得た弊害なのか、環境が彼女を変えたのか若干精神が不安定になることもあります。いまだ謎に包まれたキャラクターであり、行動の目的も謎です。
修一をバケモノに変えた張本人
宇宙人の力を借りて修一をバケモノに変えた人物であり、修一と面識もある様子でしたが、修一はそのことにまったく心当たりがありませんでした。しかし、エレナには修一に対する敵意はなく、寧ろ修一の事を思った行動が多く修一の過去に大きく関わっている人物でもあります。
グレイプニルの能力者その4『三部忠則』
戦闘能力に特化した能力者。悪魔じみた姿で圧倒的な戦闘能力を持つ存在で、能力者の中でも有数の実力者。自身があらゆる武道を学び、強さを求めたバトルジャンキーで戦う目的もただただ自分の強さを証明するため。ある意味一番わかりやすい人物。
さっぱりした男
自分の強さを証明するためというヤバい理由で戦いを続けるヤバい人ですが、その気質はさっぱりとした武人そのもの。クレアと修一を圧倒するものの、クレアの奇策で詰んだ際には潔く自分の負けを認め、変身を解いて殺されようとします。それからはさらなる強さを求め、クレアと修一の切り札として連絡先を交換します。本人自身は物分かりのいい落ち着いた人物。学歴もあり、バトルジャンキーであることを除けば存外まともな人。
グレイプニルの能力者その5『小柳紗耶香』
修一とクレアが接触を図ったチームのまとめ役。他の戦闘向きの能力者とは性質が異なる能力で一言でいえば『裏切ると死ぬようになる能力』。戦闘能力はなく、非常に限定的な能力であるものの、徒党を組まねばすぐにでも死にそうな状況だけど裏切られたらそれこそ終わってしまう現在の状況には非常に合致した能力と言えます。
ガチレズリーダー
このように特異な能力を得たとは、能力を得る際に強く願ったため。漠然とした願いを叶える場合には、単純に力に優れた能力が得られるようですが、本人の性格や願いによって得られる能力も異なるようです。このような能力になったきっかけとして、教師と関係を持つもやっぱりよくないと思った教師に距離を置かれ、悩んだ挙句友人に相談し全て露呈。愛した教師が自殺に追い込まれたことが原因です。ついでに教師は女性。紗耶香はガチレズ。
グレイプニルの能力者その6『吉岡千尋』
紗耶香たちのグループに属する心優しい少女。能力は動物と心を通わせる能力で、変身中はあざとい猫耳になります。戦闘能力は皆無で、その能力も獣医になりたいという夢を持っていたから。優しすぎて生き残れなさそうなか弱い女の子ですが、案の定山の中で修一と共にあっさり死亡……するかと思いきや修一の能力によって復活し修一に隠された謎の一部に触れます。
グレイプニルの能力者その7『池内』
紗耶香たちのグループに所属する気弱な男子。クレアたちが山中で出会った須藤によって脅迫されており、須藤の死後クレアによって須藤の携帯から情報を割られ接触することになる。能力も変身後の姿も映画泥棒、多分盗撮が得意。吉岡千尋に好意を寄せているうえ、新参者の修一たちにはきつく当たる。口だけでいざという時行動できない典型的な弱者。だけど、ある意味一番まともなのは彼なのかもしれない。
グレイプニルの能力者その8『春日勇』
紗耶香たちのグループに所属する心優しい少年。大型の怪物に変身できますが戦闘能力は皆無であり、本人の性格も全くもって戦闘に向かない性格。しかし、森や地形を作り替え、植物を一瞬のうちに成長させたりできる唯一無二の特技を持っており、足りない戦闘能力を補って余りある能力の持ち主。格上の敵の集団に包囲された際には、彼の能力で突破口を見出すのですが…。
グレイプニルの能力者その9『海斗』
コインを100枚集めた男にして、本作品の謎の根本にいる人物。能力は疑似的に死者を生き返らせる卑劣な能力の持ち主。しかし、完全に生き返らせるわけではなくその身体を構成するのは蟲のような物体で意志はあれど、能力者からの意志に逆らうことは出来ない卑劣な能力です。自身も不死身に近いため、圧倒的な力と卑劣な能力でどうすれば倒せるのかも不明。その能力でコインを集めようとする収取者たちを返り討ちにし、卑劣にも戦力を増やしています。
【グレイプニル】変身する能力者まとめ
今回は様々な能力者たちをピックアップしました。グレイプニルは世の中に数ある異能バトルの作品ですが、結構現実感の強い設定の作品だと思います。QB的存在が超人になれる力を何も考えずに不特定多数の人物にばら撒きまくったら、こうなるのではないか?みたいなリアルがあると思います。異能バトルの中でも一味違う作品です。アニメも4月から放送なので是非見てください!