2020年からアニメ化するバトルファンタジー漫画の『プランダラ』ですが、そこには様々な能力を持ったキャラクターが存在します。特徴的なのは、刻まれたカウントと呼ばれる数字によって戦闘能力が決まるのですが、そのシステムについてと、能力者『バロットホルダー』の一部を紹介をしていきたいと思います!
目次
バロット?カウント?何じゃそりゃ『プランダラ』の世界観設定
プランダラではアルシアという国が舞台となり、アルシアでは全ての国民が何かを数えることを義務付けられています。例えば、歩いた距離や客に美味しいと言ってもらった数など。その数字をカウントといい、そのカウント差が身分の差となる世界です。中でも一部のキャラクターが持つアイテム『バロット』は個人個人が特殊な能力を発動されることが出来、そのカウント数=戦闘能力と見て問題ないです。
カウントのシステム
カウントは普段の行いによって上下します。カウントが小さい人は大きい人に逆らえませんが、両者合意の上で決闘をしその勝者は敗者のカウントを奪うことが出来ます。これをカウントのマークの星形になぞらえて星奪戦と言い、星奪戦を拒否した場合、カウント大小による強制力は無効になるようです。カウントは身体のどこかに刻印されており、別作品の船井のようにだまし取ることは出来ませんが、デュエルに勝利しスターを奪うことは出来ます。カウントが0になると地下世界に引きずり込まれ、帝愛地下より過酷な投げ出されることになります。
バロットホルダーについて
軍の一部将校のみが暴徒鎮圧のために与えられるアイテムがバロットであり、カウントに応じて強い能力を発動することが出来ます。そのため、軍人以外が持つバロットは全て違法であり『違法所持者(バロットホルダー)』となり、重罪が課せられます。
その① リヒトー=バッハ
主人公であり、謎の多きセクハラ魔人。本名は坂井離人。持つカウントは女にフラれた数で、マイナス4桁まで振り切っていますが、何故かアビス送りになっていません。実は300年前に勃発し『廃棄戦争』の英雄であり、『「閃撃」の撃墜王』の二つ名を持つ英雄本人。撃墜王はとある条件を満たしたときから老化しなくなるため、他の撃墜王同様300年前から生き続けています。
閃撃の能力
その能力は目にもとまらぬ速さで動くことが出来る圧倒的な速さであり、廃棄戦争時は最強の撃墜王と呼ばれていました。撃墜王特有の能力としてバロットを持たずとも能力を発動させることが出来ますが、バロットを使うと更に大きな力を発揮できます。ただし、撃墜王の能力の副作用と言うべきものも存在し、カウントが跳ね上がる代わりに破壊衝動に支配され正気を失い暴走してしまう特徴もあります。本来のカウントはみんなの代わりに敵を殺した数」。
その② ジェイル=マードッグ
本作の準主人公であり、アルシア王国軍の問題児部隊『ゲフェニングス』の隊長で、階級は中尉。自身の信念に基づき行動する堅物な性格ですが、他者を気づかう一面も持ち合わせています。撃墜王の一人であり、アルシア王国軍のトップであるアレクサンドロフ=グリゴローヴィッチの養子であり、溺愛されてます。また美形の男子であり、女性受けもいいですが女性への耐性はないです。女装時の男性受けもいい。
鉄を操る能力
バロットの能力は鉄を生み出し、あらゆる形に加工したりとどこかの錬金術師みたいな能力を持っています。でも質量保存は多分無視しています。カウントは信念を貫いた数で、信念が揺らぐと鉄の強度も下がるようです。普段はカウントを低く偽っており、現在のカウントは12500程度ですがまだまだカウントを隠し持っているみたい。
その③ ナナ
移動酒場の店主で褐色肌のナイスバディ。普段はカウントがマイナスのリヒトーをこき使いながら旅を続けています。しかし、その正体は一番最初に撃墜王となった『「識撃」の撃墜王』。名前の由来は7人目の被験体だから。
タイムスリップの能力
過去や未来に介入することができるタイムスリップの能力者。撃墜王の特有の能力として、バロットを必要とせずとも能力を発動させることが出来ますが、最初の被験体ということもあり回数制限付きの能力。この能力でジェイル達を過去に送り出します。カウントが0になった場合どうなるかは不明。
その④ 園原水花
特務部隊所属の眼鏡をかけた女性。撃墜王の一人であり、二つ名は『「追撃」の撃墜王』
民間人や子供にすら容赦なく殺しにかかる残虐な性格で、破滅的な性格の持ち主…かと思いきや実は撃墜王の手術を受けたにも関わらず誰一人として殺すことが出来なかったほど、本来の性格は優しく臆病な性格。特務部隊では薬物で攻撃性の強い人格を引き出され、都合のいいように使われていた様子。
追撃の能力
広範囲、高密度の射撃を繰り出すことが出来る能力で射程距離も長く、逃走する相手を追尾し逃がさない。ただ、素の園原は人一人殺せないような性格なので能力を使う際には薬物によって別の人格を引き出さなければ能力は使用できないが後の克服します。カウントは『固執』。
その⑤ シュメルマン=バッハ
かつての主人公たちの上官であり、現在は特務部隊の首魁として暗躍している暫定ラスボス。暗い過去から子供を溺愛し、愛を持って主人公たちを指導していたましたが、最終的にはクラスメイトを裏切る形となる。優しさの裏に残虐性を持つ、二重人格を持つようなキャラクターでありその真意は不明。
氷撃の能力
現時点では謎の多いキャラクターで、バロットを使わずとも能力を使えた人物。彼の遺伝子を移植することによって撃墜王は誕生したため、撃墜王の祖となった人物です。素の戦闘能力も登場人物の中で群を抜いており、その反応速度は例え心が読めても対応しきれないほど。能力も氷に関する能力であること以外謎です。カウントは不明、そもそもカウントがあるのかも不明。
その⑥ 坂井時風
主人公のリヒトー=バッハこと坂井離人の義理の兄であり、居合のようなスタイルの刀の使い手。生真面目でストイックな性格であり、Aクラスの中でも上位の実力者ですが同じタイプのジェイルとは反りが合わないようでした。アルシアの建国に唯一反対した撃墜王であり、暴走状態の離人を差し向けられ殺害されたかに見えましたが、実は生存しており300年近く、地獄の環境で機を待っていました。
瞬劇の能力
空間すら切断する光速の剣技。300年前は不明ですが、現在のカウントは50万という数字で撃墜王の手術の恩恵だけでなく、アビスで暮らす子供たちの世話役をしていました。しかし、アビスの厳しい環境では全員を生かすことは到底できず、口減らしのために双方同意の上で大人になった子供を手にかけていました。時風のカウントは『愛する者を斬った数』。
その⑦ エリン補佐官
アレクサンドロフ上級大将の補佐官であり、如何にも仕事が出来そうな女性。アレクサンドロフが無実の罪を着せられた後も軍に残り、坂井時風の進行の対応に当たっていましたが、実はアレクサンドロフのために軍を裏切り坂井時風に手を貸していました。
モニタリング
いつどこにいても誰とでも会話が出来る能力であり、TVなどの文明の利器のないアルシアにおいて、全ての場所で同時中継が出来るほぼ唯一の人物。坂井時風の宣戦布告を中継したり、議会の多数決をアルシア全土に中継しました。カウントは大切な人と繋がりたいと思った数。
【プランダラ】バロットホルダーまとめ
プランダラのバロットホルダーについて紹介していきました。この他にも詳しくは判明していないものの、能力を使えるキャラクターは結構出てきます。でも、作品がすぐに過去編に突入して設定が忘れられる展開になるので、一旦頭の中で整理しておくと作品をより楽しめるようになると思います。原作も結構佳境に入ってきており、アニメ化も楽しみですね。プランダラは2020年冬から放送開始です。