かつて神だった獣たちへは、2014年から別冊少年マガジンにて連載中の作品です。内戦の折に作られた擬神兵、彼らは人の姿の代償として圧倒的な力を持つことができるのですが、その戦争中には神と崇められた彼らの、内戦後の姿を描いた物語。かつての擬神兵は人に戻ることはできずに徐々に獣となっていくのでした。今回は、擬神兵の父を持っていたナンシー・シャール・バンクロフトについて紹介させていただきます。
目次
擬神兵を父に持つナンシー・シャール・バンクロフトって?
ナンシーの生い立ち
父親であるジョン・ウィリアム・バンクフトに育てられ、孤児院の経営のお手伝いをしていました。背中には象殺しの猟銃を背負っています。父親はかつての擬神兵のジョン・ウィリアム・バンクフト。父親の死後、彼の敵討ちのために旅に出ます。そこで出会った、仇であるハンク・ヘンリエット。彼と出会うことから、彼女の旅は、新たに始まっていくのです。
ナンシーの父親
ナンシーの父親は、孤児院を経営しており、戦争中に擬神兵となったジョン・ウィリアム・バンクフト。擬神兵としての名前はニーズヘッグでした。彼は、孤児院のために擬神兵となりますが、戦争が終わると人間の姿に戻ることができずに竜の姿となったままとなります。彼が生きていくには大量の食事が必要であり、彼の食費のために孤児院の経営も苦しくなって行ってしまいます。村の住人たちも、彼に戦争中の感謝の気持ちがあるものの、家畜を襲われたりなど、徐々に摩擦が増えて行ってしまいます。そんな折に現れた、ハンク・ヘンリエットによりジョンは殺されてしまいます。
ハンクがジョンを殺した理由
もともとは、父親の仇を探していましたが、ハンクは元擬神兵で隊長であったことを知ります。ハンクが仲間である擬神兵を殺すのは、心なくした者は仲間の手で葬るという物でした。もともと、擬神兵の開発を行ったのはエレインという女性。そして、エレインは、擬神兵の力は戦争が終わった後に残っていてはいけないものだと考えていました。エレインとハンクはおそらく恋仲だったのでしょう。エレインはハンクを撃ち、擬神兵を全て殺そうとします。そして、自分も後から死のうと考えていました。しかし、それを知っていた同じく擬神兵のケインは、協力するふりをしてエレインを撃ちます。そして、擬神兵を戦争の後に解き放ったのでした。その後始末を、たまたま生き残ったハンクがエレインの想いのため、隊の近いを遂行していくのでした。
ナンシー・シャール・バンクロフトと擬神兵
ハンクと行動を共にすることを決めたナンシーは、そこから様々な擬神兵の最期を見ることになります。父が擬神兵であったナンシーは、彼らを最後まで人として扱っていることが非常に伝わってきます。
ガーゴイル
神父に正義を説かれ、それに心奪われるもスラムでの貧しい中で生き抜くには悪事を働くしかなかった彼。擬神兵隣、その後は自分の正義を貫くために自身の育ったスラムへと戻ったガーゴイル。少しの悪事でも命を奪うようになった彼ですが、そんなガーゴイルと対峙したとき、ナンシーは彼を打つことができませんでした。彼に同情してしまたのか、父親の姿を重ねてしまったのか。。。しかし、再び対峙した際、ガーゴイルに正義なんてそこにない!と叫び引き金を引くのでした。
セイレーン
特殊な歌声で戦場の敵を眠らせ命をも奪う擬神兵セイレーン。絶望した彼女に対し、それが間違いだとどうに伝えたいナンシー。そんな彼女に希望があると問いかけたナンシー。そんな彼女の言葉に心を移ろいだセイレーンは、銃弾をくらい死ぬとわかっておきながらも昔酒場で歌っていた思い出の曲を歌って死んで行ったのでした。
ナンシー・シャール・バンクロフトと擬神兵と神
エコール
擬神兵が作られた場所であり、彼らが宿舎としても利用していた場所。擬神兵の研究が行われ、数多くの適性を持った人間が実験により命を落とした場所でもあります。そして、エレインは擬神兵の核を持たなくとも擬神兵となった人間、ミリエリアを生み出した場所でもあるのでした。
エレインとナンシー
エレインが擬神兵の作ることができた理由。それは彼女が神の声、ソムニウム、神の化石の声を聞くことができたからでした。そして擬神兵開発には、教会も関わっている様子。そしてこの神の声に従い擬神兵を作り上げたのでした。そして、ナンシーもこの神の声が聞こえる様子。どう行った要因で、神の声が聞こえるかはわかっていませんが、この事実はこの物語の根幹に関わってきそうですね。
ナンシー・シャール・バンクロフトと擬神兵と擬神兵 最後に
まだまだ終わりが見えないこの作品。ハンク、ナンシー、ケイン。皆が幸せを見つけるkとができるのでしょうか。かつて神だった獣たち。今後の展開も目が離せない作品ですね。
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