大人気アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」の第5期がついに決定しました!シンフォギアシリーズは2012年から放送され、豪華なキャスト陣に加え、テーマも「歌」にフォーカスを当てた一風変わった作品になっており、今も変わらず人気を博しています。今回は作中でもキーポイントとも言える「絶唱」について解説していきます。
絶唱とは!?
出典: 戦姫絶唱シンフォギア ©Project シンフォギアAXZ
最大の攻撃だが、危険が伴うという珍しい設定の攻撃方法です。だからこそ安易に使えないし、使うときはどうしようもない状況で、追い込まれた時だけに使用するというまさに諸刃の剣です。しかしこのリスクが伴うという設定があるからこそ、絶唱の際は間違いなく盛り上がるシーンになります。絶唱シーンが好きというファンは多いはず!
絶唱シーンの見どころ
奏は絶唱のことを「命を燃やす最後の歌」と表現しています。まさに命懸けです。何を思って絶唱するのか?そのことを考えながらアニメを視聴することによってより一層、感情輸入でき、楽しめます。これも「シンフォギア」ならではの楽しみ方ではないでしょうか?まさに絶唱シーンの見所ポイントとも言えます。
天羽奏の絶唱シーン
出典: 戦姫絶唱シンフォギア ©Project シンフォギアAXZ
ライブ会場に突如現れたノイズ。当然の如く、ライブを観に来ていたお客さん達にノイズが襲う。奏や翼もシンフォギアシステムで応戦していたが、何らかの攻撃を受け、倒れた響を目撃する奏。「生きることを諦めるな」と叫ぶ。しかし周りにはノイズの姿が…。そして「いつか心と体を空っぽにして歌いたかった」と呟く奏。ここで諸刃の刃とも言える絶唱を放り死に至った。
なぜ絶唱したのか?
おそらく、歌う=ノイズとの戦いなので、心を空っぽにして歌いたかったというのは、何も気にせず、気の向くままに歌いたかったという願望ではないでしょうか?また戦うために歌うのではなく、癒すための歌、守るために歌いたいという願いが心の奥そこにあり、傷ついた響を見たからこそ絶唱を歌い放つ決心がついたと思います。のちのこの行動が響に大きく影響してくると考えると考え深いですね。
翼の絶唱シーン
出典: 戦姫絶唱シンフォギア ©Project シンフォギアAXZ
ネフシュタンの鎧を纏ったクリスと戦う翼。このネフシュタンの鎧とはかつてコンビを組んでいた奏が絶唱したライブ会場事件で奪われたものです。因縁のあるもので、翼にとっては奏を亡くしてしまったこととネフシュタンの鎧が奪われたのは自分の不手際だと考えていました。ここで合間見えたからには何が何でも過去の清算をしたいところです。しかしクリスの強力な攻撃を受け、絶体絶命のピンチに。ここで翼を絶唱することに…。
なぜ絶唱したのか?
絶唱する前に翼は自分を「出来損ない」だと認めました。これは2年前の事件であるライブ会場を思っての発言です。防人の生き様(ノイズに対する人類の守護?)を全うした奏と今度こそは自分も本当の意味での防人であることを誇れるように絶唱したと思います。またこの「よくやったぞ翼!」と奏に褒めてもらいたい気持ちも、あったかもしれませんね。覚悟と感動と成長が一気にくる名シーンです。
クリスの絶唱シーン
出典: 戦姫絶唱シンフォギア ©Project シンフォギアAXZ
フィーネに見限られ、遂にはフィーネと敵対したクリス。フィーネの目的は月の破壊です。ミサイルを止めるためにクリスは絶唱します。このおかげでミサイルの軌道がずれ、月の完全破壊は間逃れました。まさに命懸けの特攻とも言える行動。自身の力の使い道を決定付けたシーンだと思います。
なぜ絶唱を放ったのか?
元々、フィーネから誘われ、「戦いの意志と力を持つ人間を叩き潰し戦争の火種をなくす」という目標のために行動していました。ある意味、「力を持った人間が力を持った人間に力を向ける」ということです。しかし絶唱したシーンのあとに「パパとママのことが大好きだった…。2人の夢を引き継ぐ」と言い残しています。これは「力を持った人間がその力を持って、力を持たない人達を守る」という力の使い道を示したかったからだと思います。響や未来達と関わり合って、人の温かさや繋がりに触れた結果です。本当に絶唱シーンは名シーンばかりですね。
響、翼、クリスの絶唱シーン
出典: 戦姫絶唱シンフォギア ©Project シンフォギアAXZ
月の欠けらが落ちてきて衝突は間逃れない状況。そこで響は自分が止めるしかないと覚悟を決め、天羽奏から継いだ言葉を呟く。そして響は、最終話にして初めての命を燃やす最後の歌。絶唱をする。それに続く、翼とクリス。結果、欠片を砕くことには成功した。3人の命を燃やす最後の歌によって。
なぜ絶唱したのか?
月の欠けらを止めるために飛び立つ前に了子から「胸の歌を信じなさい」をアドバイスをもらった響。きっとこの時の響の心の中には「自分の命を燃やして救われた奏」の姿を思い出したのではないでしょうか?また命は尽きて終わりなく、尽きた命が残した物を受け止め、次世代に伝えるのが人の営みと歌詞を綴ったんだと思います。
FIRST LOVE SONG
出典: 戦姫絶唱シンフォギア ©Project シンフォギアAXZ
FIRST LOVE SONGは3人の絶唱のときに歌われた歌です。その他の歌詞のフレーズも「永遠に大空に奏で歌う」の部分は天羽奏を表していて、「遥か今、創るんだ勇気の火」は風鳴翼で「みんなで繋ぎ合おうこの手を信じて」は雪音クリスを表しているのではないでしょうか?また「響け絆!」は絆の力で救うんだという響の願いだと思います。最終話にして3人の絶唱。まさにここ大一番の歌の歌詞を振り返ると様々な発見があります。この歌こそ「戦姫絶唱シンフォギア」を象徴する歌であり、みんなの思いと願いが詰まった歌だと感じました。最後の最後でこの歌が流れる絶唱シーンはシンフォギア1の名場面です。
まとめ
「歌」を主題にしたアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」の5期を楽しみにしている方は多いはず!5期ではどんな場面で絶唱されるのか楽しみですね。一見して女の子が多数のアニメですが、男性ファン、女性ファン共に楽しめる作品です。まだ観ていない方は5期が始まる前に今まで放送された4期まで見返すのをお勧めします!