東京喰種:reから登場する六月透。話が進むにつれて人格が変わってきていて怖い!という声も少なくない人物です。人格が変わってきているというよりは、隠されていた本性が明るみになってきているような気も。今回はそんな六月にフォーカスして今までの行動を復習して、次巻である東京喰種:re15巻の六月vsクインクス戦に備えようと思います。
まず六月透とは?
喰種捜査官の武器であるクインケを体に直接内蔵したハイブリッド集団であるクインクスメンバーの一人。赫子は尾赫。実は女性なのですが、自分が女性であることに嫌悪感を抱いており男として生活をしています。それは過去に父親に性的なものを含めた虐待を受けたことに由来するものと考えられています。同じクインクスの瓜江やシラズが単独行動すれば注意をするクインクスの中では比較的常識人。しかし聞き入れてもらえないので諦めていることが多いです。
血は苦手?!怖がりだった捜査官
血に関する全てのものが苦手で、食事にも苦手意識を持っていました。またRc値が655と低く、赫眼のコントロールができず常に眼帯をしており、人間オークション編が終わるまで赫子も出せませんでした。なので自身のイフラフトとアブクソルという二種類のナイフ型のクインケを駆使して戦っていました。男装をしていてもやはり女性らしさが残る六月。このときはおぼこさが残っていて可愛かったな…(遠い目)
人間オークション編で捕食行動に
女性だけを狙う喰種であるトルソーの捜査で六月はトルソーに女であることがばれ、執拗に狙われることになります。そしてナッツクラッカーという喰種の捜査のため鈴屋と一緒に女装して潜入すると、喰種に落札され、トルソーに数着され、その上叶(カナエ)に拉致されそうになり、そのときに重傷を負ってしまいます。結果オークション戦は成功したのですが、このとき六月は
「少し休んだから…動けるかも…」
と言っていましたが、重傷を負った六月は傷を癒すため、すでにやられた捜査官の死体を捕食していました。肉を食べたおかげで回復していたんです。しかしこのときの記憶は六月の中から消し去られていました。もはや行動は喰種そのものですね…。
トルソーに拉致されて覚醒!
アオギリの本境地の流島に潜入捜査へ向かった六月は、不意を突かれてトルソーに拉致されます。トルソーに四肢をもがれ、ダルマとなってしまった六月。トルソーと過ごす日々の中で六月は過去の自分を思い出していました。父親に性的な虐待を受け、母親には見ないふりをされていた日々は、ある日喰種が家族を襲ったことで終わりを迎えました。と、思っていたのが実は六月自身が斧で惨殺していたのでした。また、アカデミーに入ると他の生徒から六月に猫殺しの疑惑があがりました。六月は逃げながら「猫なんて殺していない!」と涙を流すのですが、その手には猫の腸がが入った瓶が握りしめられていました。全て思い出してしまった六月は、トルソーに殺してもらおうと考えます。そこで意識を取り戻すとトルソーはおらず、四肢も完治し、誰かの腕を持っていた六月。目の前には男性の胴体があり、これがトルソーであることを思い出したのです。六月は笑っていました。今までは黒髪だった六月はここの日を境に白髪になります。カネキの覚醒と全く同じですね。何か関係性があるのでしょうか?
黒山羊vsピエロ戦でも佐々木への愛が暴走!
ピエロ奇襲戦では晋三平に教示しながら、逃げるウタを追いかけます。ウタを追い詰めた瞬間、ウタは六月の恋心を知ってか佐々木の顔になり六月の名前を呼びます。完全にときめいちゃう六月(笑)六月の目がクローズアップされたコマでは瞳孔がハートのような形になっているようにも見えます。しかしその瞬間佐々木(ウタ)の喉元にナイフを突き刺してしまい、原型を留めない程ズタズタに。ぐちゃぐちゃの佐々木(ウタ)に惚れ惚れする描写もあり、これは「これでわたしのものになった」という解釈をしているのかな?と勝手な解釈をしています。そしてそのまま手籠めてしまう六月。もう完全にサイコパス六月です…。
行きすぎた愛は仲間も殺そうとする
コウリュウノギ編では、佐々木(カネキ)を手にいれる為またもや画策する六月。:reにてカネキとトーカに再会し、クインクス班に戻ってくるよう懇願しましたが断られるとカネキとトーカを強襲します。しかし取り逃がします。次に黒山羊にスパイを送り、黒磐依子に喰種隠匿罪をかけそれを餌に誘きだそうとしました。またそのスパイの信号をたよりに黒山羊の基地を特定、喰種を惨殺します。恋敵であるトーカも殺そうとしますが、ヨモにより敗北してしまいます。赫子により命は落としませんでしたが、その後、カネキの本体を探すトーカの前に現れ妨害をします。トーカを追い込んでいきますが、カネキのことを『旦那』と呼んだトーカに激昂し殺そうとします。しかしそのときクインクス達が到着し、トーカを逃がしてしまったことに対してさらに怒りを剥き出しにします。このときCCGは喰種と協力することを明確にしておりました。瓜江と才子は六月を止めるために現れたのですが、これは仲間同士の戦いになりそうです…。六月のほうも躊躇う素振りはなく「どうなっても知らないからね?」なんて言って戦う気満々です…。もう止められないんでしょうか…。
まとめ
当初は気弱ながらもクインクス班の良識人であった彼女がここまで変貌するとは!猫殺しや両親殺害も彼女の仕業とは夢にも思いませんでしたが、これが彼女の本性であったのでしょう…。