『十二大戦』では、干支の名前を冠した12人の戦士たちによるバトルロワイヤルが繰り広げられ、最後の1人になるまで戦いは続いていきます。その中で主人公として描かれている辰の戦士・断罪兄弟 兄をピックアップして、どういったキャラクターなのか、また十二大戦の戦いでどのような活躍を見せているのかを詳しく紹介していきます。
目次
辰の戦士・断罪兄弟 兄のプロフィール
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
『十二大戦』では12人の戦士たち最後の1人になるまで戦い続けるバトルロワイヤルが繰り広げられています。その中に登場する辰の戦士・断罪兄弟 兄は十二大戦終盤まで生き残る戦士で、物語上でも戦況を眺めたり気を窺ったりなど、様々な様子が描かれています。そんな断罪兄弟 兄はどんな人物なのか、彼のプロフィールについて紹介していきましょう。
断罪兄弟 弟とは双生児で外見がうり二つ
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
辰の戦士である断罪兄弟 兄は巳の戦士・断罪兄弟 弟と双子の兄弟であり、双生児であるため外見はうり二つとなっています。2人揃った状態で何も話さなければ、どっちがどっちなのか分からないほど。しかし見た目は同じこそ、細かい部分で異なっているため、よく観察すれば違いを発見できるでしょう。使っている武器が違えば服装も異なっており、さらには性格も似ているようで似ていませんので、ぜひ注目してみてください。
一人称は「俺様」
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
断罪兄弟を見分けるポイントとしては、断罪兄弟 兄の一人称は「俺様」になっていることです。その自信に満ち溢れた自称は弟の面倒を見てきたこともあって、相当な自信を窺うことができるでしょう。実際に冷静に状況を見極めながら行動している様子があり、冷静沈着に動くことができる様子が分かります。またもう1つの見分けるポイントは髪型にあり、向かって左から右へと前髪を流しているのが断罪兄弟 兄になります。
肩書きは「遊ぶ金欲しさに殺す」
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
十二大戦に参加する戦士たちには、それぞれ肩書きが与えられています。断罪兄弟 兄の肩書きは「遊ぶ金欲しさに殺す」となっていて、自分たちのために行動している様子が窺えるでしょう。実際に断罪兄弟の過去では自分たちが遊ぶために犯罪行為を繰り返している様子が描かれていて、金の折り合いさえつけばどのような依頼でも引き受けることが明らかになっています。まさに、文言がそのまま彼のパーソナリティを示しています。
十二大戦における断罪兄弟 兄の活躍とは?
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
『十二大戦』では12人の戦士たちがバトルロワイヤル形式で戦っている様子が描かれています。各地で激しい戦いが繰り広げられている中、そこで断罪兄弟 兄はどのようにして戦っていたのか、作中でのシーンなどから様子をまとめていきましょう。十二大戦が開幕してから終盤までの行動が気になる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
弟の死で最初から獣石を2つ持つ
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
第十二回十二大戦の開催が告げられたことにより、断罪兄弟の2人は集合場所へと向かいます。しかし会場に入ると、卯の戦士・憂城によって断罪兄弟 弟が殺されてしまい、11人でバトルロワイヤルが展開されていきます。そして戦士たちには獣石を飲みこむよう指示されますが、弟が死んだことにより獣石が1つ余ってしまう状況に。獣石12個を集めた者が優勝者となりますが、1つ有利な状況になったところで大した変化ではないと判断され、断罪兄弟 兄が2つ持った状態で大会が進んでいきます。
他の戦士たちが戦っている様子を上空から静観
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
十二大戦開幕の直後、戦士たちはそれぞれ街中に潜伏して行動することになりますが、断罪兄弟 兄だけは上空で状況を静観する選択をします。これは断罪兄弟 兄が持つ特殊能力のおかげによるもので、誰の攻撃を受けることなく戦いの行方を見続け、機を見て優勝をかっさらおうという算段によるもの。あわよくば漁夫の利を狙って行動している当たり、ずる賢い戦い方と捉えられますが、消耗せず戦えるため有効な戦略とも見ることができます。
憂城の強襲を受けて真っ二つにされる
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
十二大戦も終盤に差し掛かったところで、断罪兄弟 兄は重い腰を上げて行動に移ろうとします。しかし時を同じくして、断罪兄弟 弟の生首を使って上空から戦士たちを索敵しようとした卯の戦士・憂城によって居場所が判明し、地上からジャンプして奇襲を受けてしまうのでした。これによって断罪兄弟 兄は身体を真っ二つにされてしまい、ネクロマンチストの能力でお友達になって戦うこととなります。
使役されると断罪兄弟2人での戦いが始まる
憂城のお友達となった断罪兄弟 兄ですが、同じく弟も開幕直前に使役されているため、物語の終盤にして初めて兄弟によるコンビネーションが披露されます。一人ずつ失井と妬良の相手をしますが、2人合わさることで誰よりも強い攻撃を繰り出すことができる兄弟にとって、何でもない相手となります。しかし、使役された戦士たちは身体ごと燃やすことで支配を解くことができると踏んだ失井の判断能力により、彼らは一緒に十二大戦の戦いから脱落してしまうのでした。
断罪兄弟 兄が持つ特殊能力
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
『十二大戦』に登場するキャラクターの多くは特殊な能力を持っており、各自が能力や身につけた武術などを活かしながら、バトルロワイヤルを繰り広げていきます。そんな中で断罪兄弟 兄はどのような特殊能力を披露していたのか、作中で描かれているシーンからまとめていきましょう。彼の強さの秘密にも直結していますので、気になる方はチェックしてみてください。
空にとどまることができる「天の抑留」
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
十二大戦開幕後、多くの戦士たちが街中に潜伏する中、断罪兄弟 兄だけは街の遥か上空に浮かび続けて戦況を見つめていました。これは空にとどまることができる通常技「天の抑留」によるもので、誰の目にも触れることがない安全な場所にい続けました。ところが憂城によって殺されてしまいますが、その後も「天の抑留」を使って上半身だけは宙に浮かび続けており、失井・妬良のタッグと戦っている様子が描かれています。
武器は氷冷放射器の「逝女(ゆきおんな)」
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
断罪兄弟 兄が使用している武器にも触れていきますが、背負っているタンクには液体窒素が詰められた氷冷放射器を使用して戦います。断罪兄弟 弟と対をなす武器となっていて、作中では容量に制限がないかのように、気兼ねなく放射している様子があります。十二大戦では静観していた時間の方が長く、あまり使用されていない武器になりますが、相手の動きを封じるだけでなく氷漬けにすることができるため、接近さえ許さなければ強力と言えるかもしれません。
十二大戦における断罪兄弟 兄の願い
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
十二大戦に優勝すると副賞として「どうしても叶えたいたった一つの願い」を成就させることができますが、断罪兄弟 兄はどのような願いを持っていたのでしょうか?それぞれ個性を表すような願いごとを持っているため、断罪兄弟の真の姿にふれるきっかけにもなるでしょう。果たして戦いの中で何を願っていたのか、断罪兄弟 兄の願望に就いてまとめていきます。
欲しいものは「何も欲しくない」
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
寝住のハンドレッド・クリックによって、断罪兄弟2人の欲しいものは「金」と応えられています。しかし断罪兄弟 兄の本心は違っており、真意は「何も欲しくない」というものに。金に関しては依頼を引き受けることでいくらでも手に入り、欲しいものがあったとしても奪って自分のものにしてきたことから、何も欲しくないという答えは妥当なのかもしれません。
弟と一緒に過ごす日々に満足している様子
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
断罪兄弟 兄が「何も欲しくない」と願っているのは、金は欲しい時にいつでも手に入ることや、欲しいものも奪えるということではありません。彼は断罪兄弟の兄として、弟と過ごしている時間を何より楽しんでおり、満たされていることが随所で窺えます。また義賊として活動していることも、あまり前向きではない様子が描かれていて、何も欲することなく静かに暮らしたいという願望の表れとも見ることができます。
最後の1人になるまで戦うことにショックを受ける様子も
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十二大戦は断罪兄弟 弟が欠けた11人で行なわれることとなりますが、そのことについて断罪兄弟 兄は何も気にしていない素振りを見せていました。弟が死んでも平然としている非情な性格ですが、一方で弟を庇ったり危機に駆けつけたりなど、助けている様子を過去に見せていました。何より憂城に操られていても、再び兄弟によるコンビネーション攻撃を繰り出す瞬間が顕著で、大きな喜びの表情を見せています。
断罪兄弟 兄はどんな過去を送っていた?
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
『十二大戦』では12人の戦士たちそれぞれの過去について描かれており、その中で断罪兄弟 兄はどのような過去を過ごしていたことが描かれているのでしょうか?作中のシーンから、断罪兄弟 兄の過去や十二大戦までの日々をひも解いていきましょう。またどのようなスキルを持っているのかにも触れていきますので、ぜひチェックしてみてください。
弟と一緒に義賊をやっていた
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断罪兄弟はそれぞれ「辰」と「巳」の戦士として認められますが、戦場に出て戦いを終わらせるために行動をしておらず、好き勝手に犯罪行為を繰り返していました。金の折り合いがつけばどんな依頼でも引き受けており、時には自分たちの欲求を満たすために強盗をするなど様々。しかし断罪兄弟 兄はその中で義賊的な行動を取っている様子もあり、少なくとも正義に見える心を持っていることが分かります。
ハッキングなど電子操作が得意
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
様々な犯罪を繰り返してきた断罪兄弟の2人ですが、断罪兄弟 兄は主に後方支援を担当することが多く、PCによる遠隔操作やハッキングなどをしていました。また断罪兄弟の参謀とも言える立場で作戦立案もしており、時に兄弟2人で現場に出て暴れ回ることもしばしば。兄弟間で優劣をつけるのであれば、頭脳面で兄がはるかに勝っていることから、断罪兄弟 兄が優れている結果と言えるでしょう。
弾劾裁判では弟を庇う様子も
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
断罪兄弟 兄が優れている部分は、攻める時は攻めて、退く時はしっかり退くといったように、状況を判断しながら行動できる部分にあります。しかし一方で弟は無鉄砲という言葉が相応しいうえに、やり過ぎてしまうことも珍しくありません。その結果、弟は弾劾裁判にかけられてしまうこととなりますが、兄は弟の弁護をして彼を庇います。そういった兄弟らしい様子も2人には描かれており、仲の良い様子も多々あります。
断罪兄弟 兄の強さを考察!
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
12人の戦士たちが最後の1人になるまで、激しい戦いを続けている十二大戦。その中で断罪兄弟 兄は戦いの終盤まで生き残っており、失井たちの前に立ちはだかっていますが、ここで気になるのは彼の具体的な強さでしょう。そこで、作中ではどのような評価をされているのか、辰の戦士・断罪兄弟 兄の強さをひも解いていきたいと思います。
1人でも十分に優れた強さを持つ
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断罪兄弟 兄は単体でも十分に優れた強さを持っており、宙に浮くことができる「天の抑留」が何よりも証明しているでしょう。さらに戦況を俯瞰して行動方針を決定できる冷静さを持ち合わせており、身体能力と頭脳面でバランスが取れた戦士と言えます。作中では憂城によって一瞬で倒されてしまっていますが、他の戦士たちと一戦交えていたとしても、十分に渡り合えるほどの実力を持っていることが窺えます。
兄弟2人のコンビネーションは非常に強力
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
必爺と国家権力者たちは、断罪兄弟それぞれの強さは中位ほどと評価していますが、2人が繰り出すコンビネーション攻撃はトップクラスの強さを持っているとも見ています。双子の兄弟ゆえか、息の合ったコンビネーション攻撃を繰り出すことができ、氷と炎という相対的な攻撃方法により、相手に対処の隙を与えません。もし憂城に殺されることなく生き続けていれば、どちらかが優勝する可能性は十分にあったはずです。
意外に弟想いの断罪兄弟・兄に注目しよう!
出典: 十二大戦 © 西尾維新・中村光/集英社・十二大戦製作委員会
辰の戦士・断罪兄弟 兄についてまとめましたが、過去の様子を見ても非情な一面を覗かせている一方、意外に弟想いの立派な兄であることが分かります。何より弟に関する言及が多くなっており、死んだ後になるものの、再び兄弟が2人で1人の戦いを展開できることに大きな喜びを見せていました。断罪兄弟は2人揃ってこそ魅力が発揮されますが、優しい心を持った断罪兄弟 兄だけでも注目してみると、また彼の優しさを強く感じることができるはずです。