ダークファンタジーに分類される東京喰種シリーズですが、その魅力は深い悲しみや絶望が溢れるストーリーだけではなく、石田スイ先生の画力によって表現される手に汗握る戦闘描写もその一つです。各キャラクターの経歴と誰もが魅入った戦闘シーンをランキング形式でご紹介させて頂きます。賛否両論があるかと思いますが、あくまでも主観での判断となります。
第10位 鈴屋什造
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
見た目は女の子のように見えますが、男の子です。元は喰種に誘拐された「飼いビト」でした。CCGに保護された後、特例でCCGに入局し功績を重ねた結果、22歳にして特等捜査官となりました。有馬無き今、CCGの最高戦力として君臨しています!
VSクロ線
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
流島戦でのクロという喰種との戦闘が最高に熱かったですね!これまでの13’s(ジューゾーズ)ジェイソンと名付けたクインケともう一つ新たなクインケがお披露目された戦いでした。アラタJOKERですね!防御力が上がるだけでなく使用者の動きを底上げするアラタシリーズを装備したことにより、什造は作中での最強キャラに間違いなく数えられますね!
第9位 オウル(滝澤政道)
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
前作「東京喰種」ではCCGの喰種捜査官として活躍していましたが、「東京喰種:re」では嘉納教授の半喰種化手術を強制され、隻眼の喰種として登場しました。作の政道からの余りの変貌ぶりに言葉を失った読者も多かったと思われます。とても同一人物とは思えませんが、半喰種化手術の後にアオギリの樹によって受けた凄惨な拷問の結果、人格が崩壊したと考えられます。
VS佐々木排世
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
オウル初登場のオークション編の戦闘です。その衝撃により東京喰種の面白さを思い出させてくれるような戦いでした。また排世を覚醒させる程の熱いバトル展開!アニメでもそのバトルに魅入られたファンも多いはずです。必見ですね!
第8位 ウタ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
前作から登場している喰種です。4区で「HySy ArtMask Studio」というマスク屋を営んでおり、喰種組織「ピエロ」の一員です。ウタは常に赫眼を発現しているため、外出の際にはサングラスは必需品のようです。ちなみにハイセに眼の色について尋ねられたときはタトゥーと即答していました。
VSノロ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
本来であれば「東京喰種:re」から選出したかったのですが、実はノロが赫子を使ったのは前作のこのワンシーンだけです!「:re」においては異常な回復力に任せて攻撃をすることも回避することもしていません!ウタの実力が明かされていないので、今後ランキングが変わる可能性は大いにあります!また、ノロの赫子は相当応用が利くことが予想されます。手を巨大化させたり、顔を変えるのは赫子を利用していると考えられるからですね。
第7位 ドナート
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
孤児院を開いていた喰種の神父です。CCGには「神父」と呼ばれ、前作から東京喰種:re10巻まではコクリアに収監されていました。「子供たちの透明な知性が宿った瞳を飴玉のように転がすのが大好きだ」との発言から、孤児院を営んでいた理由が伺えますね。
VS瓜江
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
コクリアから脱獄した後、瓜江達クインクス班と交戦します!十字架が組み合わさったような特徴的な赫子を持ち、分離機能、瓜江が反応しきれない速度、耐久力、どれを取っても強力です!個人的にはSSレートに収まる喰種とは思えません。SSSレート喰種「不殺の梟」と並ぶ最強各の喰種の一人だと思われます。フレームアウトした瓜江に敗北しますが、本体から分離した赫子による分身だったようです。強すぎますね!
第6位 四方蓮示
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
あんていくの一員であり、芳村の側近的な存在です。仲間たちからはヨモと呼ばれています。無口な人物で、主には情報収集などの仕事を担当しています。体術に長けており、過去にはウタと互角にやり合い、4区を混乱させる程の実力を持っていたようです。
VSウタ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
長年ウタと仲間のように過ごしてきたヨモが、ウタとの戦いを繰り広げる模様!見た目の奇抜さからもかなりの強敵だと思われるウタと四方!
この戦いも見逃せません!二人は敵同志という形でこの場に立ちます。また二人は最初から仲が良かったわけでもなく、毎日闘い続けていたようです。
第5位 芳村(功善)
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
20区にあるグール達のアジト、あんていくという喫茶店の店長をしています。元は最強クラスの実力を持ったグールで、功善と名乗っていました。娘である隻眼の梟の代わりに梟としてCCGと戦い、その後回収され、グールを作り出す実験体に使われています。
VS梟討伐線
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
ウタと同様にベストバウトは前作から選びました。前作終盤の梟討伐作戦より抜粋です。選りすぐりの捜査官と一歩も引かず戦います。芳村店長(不殺の梟)は逃げることも可能でしたが、20区の喰種を巻き添えにすることを避けるため、自らCCGに立ち向かいました。ヒトを愛し、殺しを憎んだ心優しい喰種でしたが、世界はそれを許さなかったようです。
第4位 帆糸ロマ
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
ピエロのメンバーの1人だったが、実は彼女がピエロの創設者であり、「いたいけな女の子」と自らを自称していながらも、年齢はなんと51歳。
物心がついた時から親がおらず、ピエロ創設前は、1人で、退屈しのぎに人、喰種共に殺し続けていた。
その後、平坦な毎日への飽き、華やかな人間社会への嫉妬心から、享楽的主義者の集うピエロを創設。だが彼女が創立者という事実は、CCGはおろかピエロのメンバー達自身も知らないという。
VS瓜江・黒磐
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
圧倒的な体格差を活かした攻撃で瓜江と黒磐を追い詰めます!更に彼女は、SSSレート喰種「うろんの母」という、まるで巨大なウツドンから手が生えてきたかのような隻眼の梟もびっくりのある意味怪物へと変貌を遂げる。また元総議長である和修常吉と因縁があり、SSSレート喰種として彼に一度討伐された過去もある様子。
第3位 旧多二福
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
CCGのトップ、和修一族の分家の半人間です。和修は白日庭 (はくびてい)と呼ばれる機関で半人間を“量産”していました。動機こそ不明ですが、寿命が少ない半人間でありながら嘉納による半喰種化手術を受けて半喰種となり、策を弄してCCG局長の座に着きます。その後カネキにオッガイと自身を食わせてナーガラジャを生み出しました。
VSカネキケン
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
しゃべりまくりながらVが持っているのと似たような刀クインケ?を抜きながら「僕ねえ 意外と強いんですよ」とにっこりする旧多に対し、またまた超クールなカネキは指をパキッと。その背後に鱗赫あるいは羽赫にも見える巨大な赫子が顕現しています。
第2位 有馬貴将
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
白日庭出身の半人間であり、CCGの死神と呼ばれた最強の捜査官でした。傘で喰種を殺した逸話もあり、単騎で隻眼の梟や不殺の梟に渡り合うだけでなく、前作ラストにおいては半赫者にまでなったカネキを圧倒しました。今作において最終的にはカネキに敗北しましたが、何百を超える決定機を見逃しており、その自殺願望からもしかしたら全力を出してはいなかったかもしれません。
VSカネキケン
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
芳村店長(不殺の梟)の救援に向かうカネキを圧倒するシーンです。その余りに一方的な展開に、有馬は喰種であるという説も多く出ていました。有馬が死神と呼ばれるだけ強さを強く感じられる名場面です!ファンも多く、カネキの今後に深く関わってくる重要なバトルでした。
第1位 カネキケン
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
経歴
人間でありながら嘉納により半喰種となり、ついには半赫者にまで至った本作の主人公です。東京喰種の世界で喰種とヒトの矛盾に苛まれながら成長を繰り返し、遂には最強の捜査官である有馬さえも倒します。現在は赫子を暴走させ、ナーガラジャと呼ばれる竜と化し、奇跡の復活を果たした。
VS有馬貴将
出典: 東京喰種 ©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会
初めてカネキが“生きたい”と自分の気持ちを自覚した瞬間であり、有馬を超え隻眼の王となる意味のある戦いでした!前回の対有馬戦(梟討伐戦)では圧倒的な惨敗でしたが、今回は成長し誰もが熱中する程の戦いをしました。この2人のバトルは東京喰種の中で1番盛り上がるシーンで間違いなし!
まとめ
最強の定義は難しいですがやはり様々なつらい経験を乗り越えてきた「カネキケン」こそ最強にふさわしいと現時点では言わざるを得ないと思いますが、皆さんも自分なりの解釈で彼らをもう一度見てみてはいかがでしょうか?