治癒魔法の間違った使い方は小説家になろうで連載されていた作品が原作のライトノベルおよび、コミカライズ作品が原作のアニメです!主人公のウサトは派手な魔法で敵をなぎ倒すという訳ではなく、治癒魔法を得意とするヒーラーとしての素質を持っていました。派手な魔法で敵をなぎ倒す主人公ではありませんが、死ぬほどキビシイ訓練で脳筋ヒーラーと化し拳一つで敵をなぎ倒す主人公となります。今回はそんな本作の脳筋主人公、ウサトについて紹介していきたいと思います!
目次
高校二年生兎里健、異世界召喚に巻き込まれる!
高校二年生の兎里健(ウサト)はある日、生徒会長の犬上鈴音(スズネ)と副生徒会長でクラスメイトの龍泉一樹(カズキ)とともに異世界に召喚されてしまいます。しかし、本来勇者として召喚されるはずだったのは勇者としての素質を持つスズネとカズキの二人だけで、ウサトは完全に巻き込まれた形でした。召喚先のリングル王国の王ロイドはウサトを誤って召喚してしまったことを詫び、丁重に扱うことを約束するのですが……。
ウサト、世にも珍しい治癒魔法の使い手だった!
その後、魔法の適性検査にて世にも珍しい治癒魔法に適性があることが判明し、王を始めとする周囲がどよめきます。皆が騒然とするのは、治癒魔法の希少さからではなく、ある一人の人物によるものでした。その人物とは『王国救命団』の団長を務める強面の女性、ローズでした。ローズは王様ですら頭を抱えるような問題を抱えた人物だったのです。王たちはウサトの存在を隠そうとしますが、あっさりとバレてしまいウサトはローズに拉致同然に連れ去られてしまいます。
王国最強の脳筋治癒魔法使いローズに目を付けられたウサト
ローズは攻撃魔法の使い手でもなんでもない治療のエキスパートですが、その実力は王国でナンバーワン。誰も彼女に勝てる人物はいないほどの実力者で、その戦闘スタイルは治癒魔法で自分身体を治療しながら、鍛え抜かれた肉体でぶん殴る超脳筋スタイルでした。そして、その度を超えたスパルタ教育は王様が頭を抱えるほどに苛烈なものでした。そんな最強の脳筋スパルタ団長ローズに一般人ウサトは目を付けられてしまったのです。
この世界での治癒魔法使いへの扱いはよくない
ウサトたちが召喚されたリングル王国では、ローズという最凶の存在がいることから治癒魔法使いがいかに重要な存在であるかが知れ渡っており、事実救命団が戦場で挙げた実績ははかり知れないものです。しかし、攻撃魔法を使えない治癒魔法使いは戦場ではいい的であり、王国以外での評価と地位は地の底も地の底で、治癒魔法使いであることだけで差別されるほどでした。
怪我したら直せばいいじゃない!スパルタ教育に順応していくウサト
ウサトが救命団に連れていかれた翌日から、怪我や疲労を治癒魔法で直してひたすら肉体をイジメぬく激ヤバな訓練が始まります。そもそも、救命団に所属しウサトが顔を合わせたスタッフはパッとみ全員がならず者にしか見えず、柄も悪い筋骨隆々の男たちでした。そんな救命団の訓練はどんなキビシイ軍隊でもやらないような苛烈な訓練の数々でした。しかし、意外にもウサトはその環境に順応し、ローズへの反抗心も失いませんでした。
救命団にすっかり染まるウサト
ウサトはローズに課されるスパルタ教育を受け続けて、心が折れることもありませんでした。ウサトはただの一般人かと思いきや、激スパルタ訓練でも折れない強靭な精神力を持っていたのです。負けず嫌いなところもあり、訓練開始からしばらくするとローズに明確に反骨心を見せるようにもなり、団員たちの柄の悪さも移っていき、順調に脳筋戦士としての道を歩んでいきます。
戦場を駆ける回復要因爆誕!
ローズが課した、凶悪な魔物が蔓延る森の中でサバイバルをさせられるという命賭けの訓練をやりぬき、ウサトはついに最前線を駆ける回復要因として戦場に立つことになります。しかし、戦場に立つ直前に、謎の獣人の少女からカズキとスズネが戦場で殺されるという不穏なビジョンを見せつけられます。しかし、そのビジョンのおかげでカズキとスズネを無事に救出することにも成功し、戦場を駆ける回復要因として大きな戦果を挙げます。
朱に交わって赤くなったウサト
こうして、最凶脳筋治癒魔法使いローズに教育されたウサトは戦場を駆けては味方を治療する回復要因となり、ときには治癒魔法で自らを直しながら拳で語るようになります。それからも鍛錬を続け常人離れの筋力を獲得したウサトは紛れもない脳筋となり、だいたいの事を筋力で解決するようになります。また、場合によってローズや救命団の仲間たちのように悪人面で恫喝する事も厭わなくなり、身も心も救命団に染まってしまいました。
ヘンなのに良く好かれるウサト
ウサトは救命団団長ローズに気に入られることから始まり、色んなヘンなやつに好かれる傾向にあります。救命団に所属してから自分に自信がつき、普段の性格も温厚であることから誰かに嫌われることはほぼありません。ただし、いざというときはローズ譲りの脳筋的思考や恫喝を見せつけることもあり、彼を恐れる人物はそれなりにいます。
ブルーグリズリーの子供、ブルリンが仲間に加わる
ローズによって無理矢理連れてこられてサバイバルをするハメになった危険な森には、危険なグリズリーが生息していました。ウサトはグランドグリズリーやブルーグリズリーに追いかけまわされる羽目になりますが、そこにはグリズリーたちを瞬殺するほどの危険な大蛇が生息していました。そこでウサトは親を殺されたブルーグリズリーの子供と共闘し大蛇と戦います。その後、ブルーグリズリーの子供はウサトに懐き、ローズの計らいで一緒に連れていくことになり、ブルリンと名づけられます。
黒騎士フェルムをボコって救命団入りさせる
魔王軍との戦いにて、その強すぎる能力でカズキとスズネを倒した黒騎士でしたが、駆けつけたウサトとの戦いでは図らずも能力の弱点を突かれて敗北し、捕縛されてしまいます。ゴツゴツした大きな鎧の中身は年端もいかない少女の魔族で、魔力を封じられたあとは救命団に無理矢理所属させられてドキツイ訓練をさせられるようになります。元々能力頼みの貧弱な少女だったようですが、ウサトに対抗心を燃やし、日々ローズからしごかれるようになります。
時詠みの獣人アマコとともに国の外へ
ウサトが戦場に赴く前にカズキとスズネが殺害されるビジョンを見せたのは、未来を見通す能力を持った時詠みの獣人アマコでした。実はアマコがウサトに見せたビジョンは国の命運を左右するほどの重要なビジョンで、もしもカズキとスズネを助けることが出来なければ戦況は一気に傾き王国が破滅していたのです。アマコは自分の母親を助けることができる治癒魔法の使い手、なおかつ国外まで来てくれる人物を探していました。ちょうどよく国王からの要請で国の外へと行くことになったウサトにアマコは同行することになります。
ネクロマンサーと吸血鬼のハーフ、ネアが勝手に契約!?
旅の途中で立ち寄った村はゾンビたちの出没によって危機的状況に絶たされていました。村の少女ネアや村長の話を聞いたウサトは、原因となるネクロマンサーを討伐しようとしますが、実はその黒幕は村の少女ネアでした。ネアはネクロマンサーと吸血鬼のハーフで、高度な魔法を操る存在でしたが、本質は邪悪ではなく寂しさと退屈に耐えながら生きていく人生を送っていた寂しんぼでした。黒幕の正体を突き止めたウサトたちはネアの本質が善であること見抜き見逃そうとしますが、退屈を紛らわせるウサトという存在に執着したネアは無理矢理使い魔契約を結び、自ら使い魔となってウサトたちに同行することとなります。
【治癒魔法の間違った使い方】ウサトまとめ
2024年1月から放送される小説家のなろう原作の異世界アニメ、治癒魔法の間違った使い方の主人公ウサトについてまとめてみました!治癒魔法を使った脳筋ヒーラーという設定は面白いし、魅力的な主人公だと思います!それぞれのエピソードも笑いあり感動ありで面白く痛快で爽快感のある作品なので、なろう系異世界ものが好きな人にはオススメの作品だと思います!