今年2023年の12月に劇場版作品の公開が決定し、注目を集めた本作『SPY×FAMILY』ですが、皆さんは本作の劇場版作品の制作が決定した際に、劇場版作品の情報について事前にリサーチされましたか?筆者は本作の劇場版作品の情報が出た瞬間にあらゆる記事に目を通し調べたのですが、発表からしばらくの間は様々な情報が錯綜しましたよね。特に劇場版作品の内容として「原作で描かれた豪華客船編が劇場版として描かれるのではないか?」という情報が多く出回っていました。現在では劇場版作品の内容はオリジナルストーリーであり、原作で描かれていないことがわかっていますが、当時、この情報はかなりのファンの方が信じていたのではないでしょうか?というのも『SPY×FAMILY』において「豪華客船編」は非常に重要なエピソードとなっており、多くのファンがこのエピソードが劇場版として描かれることになってもおかしくないと思っていると思います。この様な噂がたつほど、この「豪華客船編」が重要なエピソードだと言えるのではないでしょうか?そこで、今回は劇場版の制作発表と共に話題になった「豪華客船編」の内容について紹介をしていきたいと思います!!アニメ2期でも描かれる可能性が高い超重要なエピソードですので是非ともチェックしてくださいね!
マフィアを護衛せよ!
「豪華客船編」はヨルが上層部から、とある人物の護衛を依頼されたところから始まります。この、とある人物というのがかなり重要なポジションのマフィアであり、ヨルがどれだけ上層部から信頼を得ているのかわかる依頼となっていますね。
亡命するオルカ・グレッチャー親子
ヨルに護衛されることとなったマフィアがこのオルカ・グレッチャーです。彼女は自身の亡命だけでなく、大切な一人息子も連れての声となります。守るべき家族があり、家族の安全を考えて亡命することを決心したという人物となっているのです。
豪華客船で護衛
そして、「豪華客船編」の名の通り、ヨルがオルカ・グレッチャー親子を護衛するために暗躍することとなる舞台が豪華客船なのです。 豪華客船では、四方を海に囲まれてしまっているため、中に刺客がいたとしても完全に逃げ切ることができません。通常の護衛任務よりもかなり難易度の高い任務である事は間違いないでしょう。
本業開始!偽りの家族を捨て単独行動に!
いずれにせよ、超凄腕の暗殺者として活躍をしてきたヨルにとって、そこまで難しい任務では無いはずです。今までも同じような任務を多くこなしてきたヨルは今まで通り、ロイドとアーニャとの偽りの家族としての顔を捨て暗殺者者として単独行動を始めたのでした。
まさかのロイド、アーニャ合流
ヨルの単独ミッション回ということで、ロイドとアーニャは出ないのかなと思った方も多いかもしれませんが、豪華客船編では単独ミッションをこなすヨルだけでなく、たまたま同じ豪華客船のツアーを当てたロイドとアーニャも同じ豪華客船に乗船することとなります。
まさかの殺し屋だらけの豪華客船!!
当然、豪華客船の中はグレッチャー親子を狙う殺し屋だらけでした。四方を海に囲まれた豪華客船の中で無数の殺し屋から親子の命を守る夜の戦いが始まったのです。
ヨルの活躍に期待
殺し屋は、時に料理人に変装していたり身近な人物に変装していたりと、ありとあらゆる手段を用いて、グレッチャー親子の命を狙ってきます。純粋な戦闘だけでなく、誰が殺し屋か分からないというスリリングな状況の中で、ヨルがどのように活躍していくのか期待ですよね。
アーニャの能力が光る
このように、誰が敵か分からないという状況の中で、相手の心の中を読むことができるアーニャの能力は大いに役立つこととなります。今回、最も注目キャラクターは、実際に親子の命を守るヨルということで間違いはありませんが、ことあるごとにエスパーで活躍するアーニャにも注目をしたいものです。
まさかの船に爆弾!!
豪華客船の中で、実際に様々な刺客から親子を守り抜く活躍をするヨルですが同じ豪華客船に乗り込んでいたロイドも活躍することとなります。物語の中盤にて追い詰められた殺し屋によって船底に爆弾を設置されていることが明らかとなったのです。 この危機的な状況を察知したロイドとアーニャは急ぎ、船に設置された爆弾を回収するために動き出します。
ロイドの活躍
ここでロイドのスパイとしての情報収集能力、推理力が生きることとなります。 わずかな手がかりをもとに、船底に設置された爆弾を制限以内に探し当てるために、船内を奔走することとなるのです。
アーニャとロイドの連携に注目!
当然、アーニャも船底に隠された爆弾を探すために奔走することとなります。アーニャは自らのエスパーを用いてヨルの活躍にも協力しつつ、ロイドの活動にも貢献することとなるのです。船底に隠された爆弾は、ロイドとアーニャの活躍によって無事に回収され、爆発前に海に投げ捨てられることとなりました。爆弾が爆発していれば、親子の命を狙う殺し屋たちの命も失われていたはずですので、味方の命を顧みない敵の非道さと、なんとしても対象を抹殺しようとする強い意志が感じられますね。
ヨル、まさかのピンチ!
一方、なんとか様々な刺客から親子の命を守り続けてきたヨルですが。豪華客船編の後半ではそんなヨルにもピンチが訪れます。なんと、同業者として共に行動していた上司が負傷してしまい、1人で膨大な数の敵と戦わざるをえなくなってしまったのです。
走馬灯
大多数の刺客に囲まれ、危うく、命を落としかけたヨルは、戦いの途中で走馬灯を見ることとなります。走馬灯の中では、自らがなぜ殺し屋の道を選んだか?の理由にあたる「弟と平穏な生活を送り続けたい」という想いが描かれています。 あまり切実な内面が描かれる事のないヨルの心の内がわかる数少ないシーンとなっていますので、ぜひとも注目しましょう。
九死に一生を得る
あまりにも激しい戦いが続いたため、豪華客船編の途中では、一部のファンから「死亡するのではないか?」という懸念も上がっていたヨルですが、何とか戦いを乗り越えることができました。
平穏な日々のために戦い続ける
いつ死んでもおかしくない殺し屋という仕事を全うする中で、作中を通して「自分がどうして戦うのか?」という疑問に苦しめられていたヨルは、この戦いをきっかけに、自らの戦いの理由を見つけることとなります。自らが弟との平和な日々を願って殺し屋の道を選んだように、ロイドとアーニャとの平穏な日々をこれからも続けるためにも、戦い続ける必要があると考えたのです。
無事に親子を脱出させる
このような様々な危機がありながらも、ヨルは無事に任務を遂行し、グレッチャー親子を脱出させることができました。
家族の在り方
親子脱出のシーンでは、オルカからヨルの家族に対して言及があるなど、本作のテーマでもある「家族のあり方」について触れられています。 自らの任務のために、偽りの家族を持つことを選んだヨルが、今後どのようにロイドとアーニャに向き合っていくのか?という点を考える上で非常に重要な手がかりとなっておりますので、ぜひともこの心は注目しておきましょう。
豪華客船編が重要な理由
以上が簡単な豪華客船編の内容となりますが、本作においてこの豪華客船編は非常に重要な意味を持つエピソードとなっています。だからこそ、一部のファンからは、この「豪華客船編が劇場版作品になるのではないか?」という声が上がっていたのです。ここからはそんな豪華客船編が、なぜ本作にとって重要なエピソードなのかと言う点について紹介していきます。
本作のテーマと絡んでいる
1つの理由として挙げられるのは、このエピソードを通してヨルが「なぜ殺し屋として戦い続けるのか?」という彼女自身への問いに対して、彼女の答えが明らかになるからです。本作は「ファミリー」と題名にあるように、家族のあり方をテーマとしている作品でもあります。
ヨルの葛藤に答えが
だからこそ、その偽りの家族の1人であるヨルが「なぜ偽りの家族を作る必要があったのか?」そして「なぜ殺し屋として活動し続ける必要があったのか?」というテーマを深掘り必要する必要があり、このエピソードで一定の答えが提示されているのです。
「本物の家族になれるのか?」という問題提起
特に豪華客船編では、ヨルとロイドがそれぞれの仕事人としての側面を持ち合わせながら、同じ空間に居合わせるという特殊な状況を描いたエピソードとなっています。このように、特殊な立ち位置の2人が果たして本当に家族になることができるのかという読者の疑問を引き立てるシチュエーションとなっているのです。
まとめ
いかがでしたか?今回は今作『SPY×FAMILY』における豪華客船編の内容について簡単に紹介していきました。残念ながら、劇場版作品として描かれる事はなさそうなエピソードではありますが、アニメ第2期で大々的に描かれる可能性は十分にあるエピソードとなっておりますので、ぜひとも、今回の記事を見て豪華客船編が気になったというファンの方は、アニメ第2期に気をチェックしてみてくださいね。