『王様ランキング』は漫画投稿サイト「マンガハック」で投稿されている作品です。累計発行部数は150万部を突破する人気作であり、2021年に放送されたアニメも大いに注目されました。4月には新シリーズが放送されることでも話題になっています。絵本のような可愛らしい作画ですが、内容は人間関係の複雑さや主人公の苦悩など、とても重厚なストーリーとなっています。そんな作品のキーポイントとなるのが、主人公のボッジとカゲの関係性です。今回は、ボッジとカゲの関係性は一体どういう物なのか、様々な観点から解説したいと思います!
どんな物語?
主人公のボッジは巨人族の両親から生まれたにも関わらず、とても小柄でした。武器は短剣どころか石一つ持てないくらいの非力です。それに加えて言葉が話せず耳も聞こえません。多くのハンディキャップを抱えつつも、強さに憧れて王になることを夢見ていますが、周りからは王の器ではないと思われて、嘲笑されています。しかしある時「カゲ」という友人を手に入れたことで、彼の人生は大きく変わっていきます。ボッジとカゲの冒険が今、始まろうとしています。
ボッジとカゲは友達?
ボッジとカゲの関係性は「友達」なのか?という疑問についてですが、結論から言うと「友達」です。作中ではボッジの唯一の友達として描かれています。カゲはもともとコソ泥のようなことをしており、ボッジの服を盗み続けていく中でボッジに興味を持ちます。裸で帰って来たことで冷遇されたボッジは自分の部屋で泣き、そのことを知ったカゲは友達になると約束して仲良しになります。ボッジは言葉を上手く話せないのですが、何故かカゲにはボッジの話す内容が分かるようで、ボッジの通訳として活躍します。ボッジは耳も不自由ですが、大蛇のミツマタに読唇術を習ったことで、手話が無くても口元で相手の行動を把握することが出来るようになりました。ミツマタはボッジとヒリング(ボッジの継母)に命を救われてから様々な技を伝授してくれるようになり、ボッジは読唇術の他にも、敵の攻撃をかわすための回避能力を身に付けることが出来るようになります。
カゲの体のヒミツ
カゲはボッジから衣類を奪っていましたが、その衣類は一体どこに隠しているのでしょうか?実は、奪った衣類を収納する所が体にちゃんとあります。ボッジを追って城に来たときは、ボッジの服だけでなく金目の物や薬などを盗んでいました。地面を這っているカゲの体の中はどうなっているのでしょうか。何でも際限なく収納できるのであれば、体の中はきっとブラックホールのようになっているのだと思います。また、カゲの盗み癖というのは普段なら決して褒められるようなことではありませんが、いざという時に役立つこともあります。ヒリングがポーションを切らしてしまった際に、カゲが盗んだポーションを差し出すことで彼女は助かることが出来ました。使い方次第でとても役に立つ能力であることが分かります。カゲの体の中は便利な収納庫と言えるでしょう。
カゲは一族の生き残りだった?
カゲはもともと影一族の出身で、昔から悪いことに手を染めて生活していました。カゲは自分の母親から、悪いことをしているからあまり良い死に方は出来ない、と言われ続けて育ちました。ある日、影一族がとある国の王の暗殺を計画していることが光の一族にバレてしまい、光の一族によって影一族はカゲを除いて全滅しました。カゲだけ助かった理由は、ポイーズ嬢という女性に救われたからです。カゲは母親にかくまわれていましたが、途中で光の一族に追いつかれ万事休すとなった時に、ポイーズ嬢がカゲをぬいぐるみの中に隠したのです。おかげでカゲは難を逃れることが出来ました。
ボッジとカゲの関係性についてまとめ
カゲはボッジと仲良しになり、耳と会話が不自由なボッジの通訳として活躍します。泥棒をして生活をしていたカゲは、ボッジに出会ったことで人生が大きく変わったのです。カゲがボッジの人生を変えたのと同様に、ボッジもカゲの人生に多大な影響を与えたのです。これからも、二人で協力して困難を乗り越えていく姿に注目したいですね!4月からの新シリーズが楽しみです。それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。