異世界モノ作品と現実世界が舞台の作品の大きな違いは沢山ありますが、基本の世界観がそもそも違う事がまず最初にあると思います。現実世界の作品でも魔物や妖怪、宇宙人など人間と全く違う存在が登場する作品はあります。しかし、異世界モノでは魔物(動物)や様々な種族が人間と同じ世界に存在する設定が普通の事なのが多いと思います。そのファンタジーな世界だからこそ魔法やスキル、転生など本来であればありえない様な設定も可能で、人間以外の種族がどんなチート設定でも受け入れられるのです。今回ご紹介している「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」にも『最強種』というチート設定な種族が登場します。他の作品ではあまり聞かないこの『最強種』について今回はご紹介したいと思います。
この物語のキーワード「最強種」
「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」の主人公はビーストテイマーのレインですが、彼を取り巻く最強種の仲間たちがこの作品の面白さを彩っている魅力的な要素の一つなのは間違いないと思います。
「最強種」とは?
Sランク冒険者の実力に匹敵してしまう、または凌駕すると言われている種族です。この世界には数多くの最強種が存在すると言われており、魅力的な最強種が登場しますのでご紹介していきたいと思います。
「猫霊族(ねこれいぞく)」とは。
猫耳で尻尾がありとても可愛い外見をしています。一見しただけでは最強種とはとても思えない程です。一時期は「アイドル」として崇められていたという噂がある程です。種族全体が陽気な性格をしており、とても人懐っこい一面があります。
「猫霊族」の強さは驚異的な身体能力
猫霊族の身体能力のポテンシャルは凄まじく、最強種の中でもずば抜けています。素手で大地を割り、飛び上がれば雲にも届くと言われています。スピードも凄まじくその速度は音速をも超えて移動できます。ただ魔法は一切使う事ができず、その分身体能力に特化した進化をとげたようです。近接戦闘であれば魔王をも凌ぐとも噂されています。
最強種の中でも一番珍しい一族
過去に起きた戦争において、猫霊族の数は著しく減少し今や絶滅の危機に瀕している状況です。あまりにも見かける事が少ない為、遭遇したら幸運が訪れるという噂まであるようです。それほど、その姿を見る事が稀な最強種なのです。
奇跡!?レインと出会った最初の最強種
それほど出会う事が難しい猫霊種と主人公レインが出会ったのは奇跡だったと思います。何日も飲まず食わずのところを魔物に襲われていたカエデを助けたレインに、カエデが心惹かれてしまったのも運命だったのかもしれません。
最強種の力がレインにも・・・
最強種の「猫霊族」を使役したレイン。本人は全く知らなかったのですが、最強種と契約するとその個体の能力に応じた力が使役した側に与えられるのです。今回猫霊族のカナデを使役した事によってカナデの身体能力をレインは手に入れます。本来ならば普通の人間が最強種の力を得た場合、その強力な力に振り回されてしまいます。しかし、レインは猫霊族の力を完璧に使ってしまいました。本当にレインの能力は底がしれないのです。
「竜族(りゅうぞく)」とは。
人間の姿をしている時は竜の角と尻尾があります。タニアは赤い髪が印象的な外見をしており、スタイルが良く見た目もカナデより大人びて見えます。基本はドラゴンの姿ですが、人間の姿になる魔法を習得する事で変わる事ができるようになります。
猫霊族にも見劣らない身体能力
竜族というだけあった身体能力もかなりの力を持っています。カナデとレインの二人がかかりの攻撃も捌くことができ、尻尾を使っての攻撃もかなりの威力を誇ります。
魔力の力も驚異的・・・
竜族の魔力の力は最強種の中でも2番目に高いと言われています。魔法の能力も高く、魔法を消滅させる超高等技術「マテリアルキャンセラー」や、超級魔法の一種「アルティメットエンド」なども使えてしまう程です。魔力は魔法だけでなく、飛行やブレス、火球を出す時も魔力を使っています。その為高い魔力を誇っているのです。
能力的にはオールラウンダー
カナデの様に圧倒的な身体能力を誇るが魔法が使えないのとは違い、身体能力や魔力が高く、魔法技術も優れています。ドラゴンに変身しなくても翼を展開して飛ぶ事もでき、人型の状態でブレスや火球も撃てるなどオールラウンダーな能力がタニアの一番の強さだと思います。
レインとの出会いは?
竜族には「15歳になったら一人前の強い竜になるため旅に出る」という掟があり、タニアは特訓の為冒険者に決闘を挑んでいたのです。そのならず者?を排除する依頼をレインが受けた事で二人が出会う事になったのですから運命だったのだと思います。勝負はレインがビーストテイマーの力を使いピトーという毒を持った鳥での攻撃でタニアを動けなくし、素直に負けを認めたタニアでした。
竜族(タニア)の性格は?
竜族は最強種の中でもプライドが高く、中には人間を見下している者もいるようです。タニアもプライドが高いところがあり、強気で勝気な性格です。ですが自分の力を過信しすぎてレインの忠告を聞かずピンチになって助けれられた時、自らの失敗を認めて謝る事ができる謙虚さを持った素直な女の子です。その時に失敗を責めるどころかタニアの事を心配し、失敗は次の糧にすればいいと言うレインを心から信頼する様になるのでした。
「精霊族(せいれいぞく)」とは。
背中には妖精のように二対の光の羽が生えています。普段は温厚な種族ですが人に対しては厳しく、それは山や森を伐採する人間は精霊族の住処を奪う天敵のような存在だからです。それが原因で精霊族と人間は衝突を繰り返し、人間と関わる事を嫌った精霊族は人間の手の届かない奥地に身を潜める事になります。そんな事があって人間を嫌っており、約300年前に姿を消した後見た人間はいないと言われています。
精霊族の能力は?
最強種の中で一番高い魔力を持っている種族です。当然魔法も得意で高等魔法を簡単に使いこなす事ができ、使える魔法の種類も多いです。その反面、スタミナと体力が低いのがウィークポイントです。
精霊族の里
世界各地には精霊族の里に繋がる道が存在し、その入り口を遮断する結界で護られています。その各所の結界を守る精霊族がおり、迷いの森の結界を守っていたのがソラとルナなのです。
レインとの出会いは?
魔王を倒す為に必要な真実の盾を探す依頼を受けたレインは迷いの森に向かいます。レイン達が結界を発見し破壊しようとした時ソラが姿を現し「立ち去りなさい」と告げます。その後、話しをしようとするレインに「立ち去りなさい」の一点張りで埒があきません。最終的には攻撃魔法で威嚇するソラに対して一度退却するレイン達でした。
その他の「最強種」を少しご紹介
「猫霊族」「竜族」「精霊族」をご紹介しました。しかし、最強種にはまだいくつもの種族が存在します、その中からいくつか簡単ですがご紹介したいと思います。
「神族」
猫霊族に近い関係にある最強種です。神様ではなく、神々に力を授けてもらい名前の一部を受けて「神族」という名になった一族です。そういう経緯もあり神聖なものとして人に崇められる事があるそうです。
「天族」
絶滅したといわれている最強種です。神々から力を授かったという点では似ていますが神族とは決定的に違う存在です。天族は神様の使い、神々の代わりに神の意志を実行する役目を担う一族でした。
「鬼族」
鬼族はその種族内でもいくつかに分かれています。まずは鬼人、お伽噺の鬼と同じ様な外見で圧倒的な腕力を誇ります。腕力は猫霊族をも凌ぐといわれています。次に霊鬼、身体能力は他の最強種の中で一番低いが霊を操る事ができ、サポート役としては優秀です。そして吸血鬼、血を操る事で戦います。血を矢のように降らす事や血を固定化して武器にできます。そして、自身の血を与える事で眷属として操る事ができます。
「呀狼族」
狼の耳と尻尾を持つ外見をしている最強種です。呀狼族は誇り高く勇気を持つ種族で、仲間意識が強く仲間の為には危険を顧みず行動する正義感溢れる種族です。猫霊族と同じく魔法が使えませんが身体能力が高い種族です。猫霊族より身体能力は劣りますが「闘気」という生命エネルギーを使って戦う事ができます。
まとめです
今回「最強種」についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。アニメの公式HPに紹介されている「猫霊族」「竜族」「精霊族」を中心に深堀して分かり易くご紹介しました。その他にもいくつか「最強種」をご紹介しましたが、詳しく知りたい方は「小説家になろう」で2022年8月現在でも全話無料で読む事ができますので是非そちらで読んでいただければと思います。そして、作品を気に入っていただけましたらアニメの方も是非チェックし頂けると嬉しいです。最後まで読んで頂きありがとうございました。