第一話ではアーニャとロイドの出会いから始まり、最初の関門であるイーデン校の一次筆記試験にアーニャが合格した所で終わりました。何とか第一関門を突破した所でしたが早速次の壁が立ちはだかってきます。それは二次試験である三者面談の通達でした。条件は必ず両親と子供揃っての参加という物で母親役がいないフォージャー家にとっては無理難題に等しい物でした。第二話は母親を求めてロイドが婚活すると事から始まって行きます。
第二話!母親役は誰だ!
母親はまさかのフランキー……?
ロイドはとりあえずフランキーを女装させます。沈黙が場を支配した後、ロイドとアーニャ双方からダメ出しをされ、フランキーが母親になるというのはナシになりました。そこでロイドは止む無く婚活する事を決めるのでした。
バーリント市役所にて
場面は変わってバーリント市役所に移ります。庁舎に泥棒が入り、女性の個人情報が入った棚が荒らされていた事を女性職員達が話していました。話は同僚三人から彼女達の先輩であるヨル・ブライアに変わります。彼女はどこか世間知らずでコーヒーに鼻糞を入れたら美味しくなるのかと真面目に受け止めていました。ヨルは27歳独身で、結婚に興味はない様子でしたが最近活発になっているスパイ摘発で30手前の独身女性が通報されたという話を聞いて危機感を覚えます。
パーティの招待
その後、カミラからパーティに招待されます。独身のヨルに対してパートナーを連れてくるようにと告げて去ります。ヨルは職場でイジメのような扱いを受けていました。その日の夜、彼女の元に電話が掛かってきます。相手は弟のユーリで彼女の結婚を案じての物でした。そこでヨルはつい、パートナーと共にパーティに行くと嘘を吐いてしまいます。ユーリは相手がどんな人か分かるまで昇進の話を保留にしておくと言ってしまい、後が無くなってしまいます。
ヨルの正体
ユーリの電話が終わった直後、また電話が掛かってきます。店長と呼ばれた人物からお客様が入ったとの報せを受け、ヨルはロイヤルホテルへと赴きます。そこで露になった彼女の正体は"殺し屋"でした。暗号名は"いばら姫"で両親がいない中ユーリを育てる為に幼少期から汚れ仕事を請け負い続けていたのです。任務を遂行した後、ドレスが破れている事に気が付きました。
ロイドの婚活
市役所で女性のデータを盗んだのはフランキーでロイドの婚活計画による物でした。中々条件に見合う女性を見付ける事が出来ず、婚活は進んでいません。市井の女性では無く女諜報員は使わないのかとフランキーは尋ねるのに対して、スパイ狩りで人手不足だとロイドは漏らします。加えて、更にロイドの頭を悩ませているのがアーニャです。テレビの前ではしゃぐ姿は良家の令嬢の振る舞いには見えず、せめて見た目だけでも良くする為に服を買いに行く事になります。
ロイドとヨルの出会い
服屋でロイドはアーニャの服を買いに、ヨルはドレスの修繕にやってきました。そこで二人は出会う事になります。ロイドは彼女に背後を取られた上に視線に気付かれた事で警戒心を高めます。同時にヨルはロイドの事を誘おうとしたものの、アーニャに気付いて距離を取ろうとします。しかし、アーニャの計らいによって二人の仲が取り持たれ、まずはヨルの出席する土曜日のパーティーに出席する事になりました。
パーティ直前の任務
ヨルと別れたロイドの元に追加の任務が与えられます。美術品の回収と密輸組織の壊滅で日時は土曜日の18時から。ヨルと出席するパーティーと同じ日時になってしまったのです。ロイドは間に合わせる為にフランキーを連れて、短期決戦を仕掛ける事になります。ヨルは既に待ち合わせ場所でロイドの事を待っていました。
待ちぼうけのヨル
しかし、時間を過ぎてもロイドはやって来ませんでした。ヨルは弄ばれたと判断しますがユーリの為に単身パーティーに出席します。一人でやって来たヨルに対してカミラ達は心無い言葉を浴びせます。ヨルはパーティーに参列する人達を見て自分には分不相応だと思い、帰る事を決めますが、勢いよく扉が開け放たれます。
ロイドの登場
現れたのはロイドでした。ボロボロで頭から血を流しながらも彼はヨルとの約束を守るべくパーティーに参加しに来たのです。しかし、朦朧とする意識の中で自分の事をヨルの夫だと紹介してしまいました。恥をかかせようとカミラがグラタンの器を手元が狂ったように見せかけて投げますが、ヨルはそれを脚で難なく受け止めます。
誇るべき事
どうしてもヨルに恥をかかせたいカミラは、更に彼女が市役所に勤める前にしていた仕事の内容をバラします。ホテルでマッサージを行うといういかがわしい仕事ですが、実際は殺し屋の任務でした。それに対してロイドは素晴らしいと称賛の言葉を贈りました。誰かの為に、何かの為に過酷な仕事に耐え続ける事は並みの覚悟では務まらない。誇るべき事だとロイドは彼女に告げました。スパイとして活動するロイドだからこそ言える言葉でした。
襲撃
パーティー会場を後にした二人でしたが、途中で密輸組織の残党に襲撃されてしまいます。ヨルに対しては患者と説明する事で納得してもらえましたが残党と戦う羽目になりました。ロイドとヨルは即席ながら息の合った攻撃で襲い来る残党を蹴散らして行きます。
プロポーズ?
そんな状況でヨルはロイドに結婚の申し出を行います。お互いの利益の為に偽装家族を作る事をロイドに提案したのです。ロイドは手りゅう弾のピンを抜いて、それを彼女の薬指に嵌める事で指輪代わりにしました。こうして二人はパートナーとして共に過ごして行く事になります。
一風変わった家族
バーリント公園通り128に一風変わった家族がありました。父親はスパイ、母親は殺し屋、娘は超能力者。全員は全員、自分の利益の為に正体を隠して一つ屋根の下で暮らす事になりました。次に待ち受けるのはイーデン校の三者面談です。こうしてSPY×FAMILYの物語は動き出して行くのでした。
まとめ
以上が第二話、母親であるヨルとロイドの出会いです。フォージャー家はこういった経緯で偽装家族として暮らして行く事になります。しかし家族として暮らして行くにはまだまだ問題が尽きません。果たして面接の時までのフォージャー家は家族になれるのでしょうか。この続きは是非是非実際に本を読んでご覧ください。それではここまで読んで頂きありがとうございました!