異世界人から人狼の狼少女、街には一般市民をはじめ、エルフや貴族や傭兵など数多くのキャラクターが登場する本作「チート薬師のスローライフ～異世界に作ろうドラッグストア～」。登場キャラの多くが主人公の作るチート薬を求め、薬屋「キリオドラッグ」を尋ねてきます。今回はそんなキリオドラッグと関係の深い主要キャラたちをご紹介。美少女から暑苦しいおっさんまでアニメにも登場するであろうユニークなキャラを紹介していきます。
桐尾礼治（きりお れいじ）
本作の異世界転移してきた主人公。なぜ異世界転移したのか、どこからやって来たかなのかはコミックス4巻時点では不明ですが、異常に適応能力が高く、即座に異世界だという事を認識してあっさり受け入れてしまいます。転移した際「鑑定」と「創薬」のスキルを手に入れており、作りたい薬を思い浮かべると創薬に必要な素材や手順を自動で知る事が可能に。簡単なポーションをはじめ、通常では作り出せない魔法のようなアイテムまで創薬する事ができます。
ノエラ
本作のヒロインで人狼の少女。狼の姿で大怪我をして倒れていたところを礼治に助けてもらい、その後は礼治を「あるじ」と呼んで一緒に生活する事になります。いつも元気ハツラツでよく食べ良く寝る女の子。身体は小さいですが食欲旺盛で、食べる量が多いだけでなく、隙があれば商品のポーションも飲んでしまうほど。狼の姿になるとスピードを活かした立ち回りを見せ、小型のドラゴン相手にも怯むことなく立ち向かいました。キリオドラッグの二枚看板娘の1人であり、礼治の癒し的存在でもあります。
ミナ
キリオドラッグの二枚看板娘の1人。廃墟となっていた家に住み着いていた幽霊の少女ですが、本人は幽霊ではないと言い張っています。もともと100年ほど前この家に住んでいたらしく、特別な力を使わない限りは家主にしか認識されません。礼治たちは40年ぶりにやって来たお客であり、本人は大喜び。最初は幽霊っぽく空中を浮遊していますが、特別な力を使う事により実体化して他の人でも姿が見えるように、美少女という事もあり人気の看板娘としてキリオドラッグで働き始めます。（主に料理など裏方の仕事が中心）
エレイン
領主の娘で絵に描いたような世間知らずのお嬢様。偉そうな態度と言葉遣いで、大人が相手でも常に上から目線で話をします。見た目はノエラと同い年くらいですが、初対面でノエラの事を「獣人」と呼んでしまい、それが気に入らなかったノエラの怒りを買い「マキマキ」と呼ばれ警戒されていました。もともとは晩餐会で気になっていた伯爵家の次男に使う「ホレ薬」を作らせるためにやって来たのですが、最終的にその好意は礼治へ向けられることに……その事に気付いたノエラはますますエレインをライバルとして警戒し、2人の仲はどんどんややこしい事になっていきます。
アナベル
領主から街の警備を任されている赤猫団の団長。悪人には容赦なく剣を突きつけるなどかなりの武闘派で、部下たちからは「姐さん」と呼ばれ慕われています。そんなアナベルがハマってしまったのが礼治の作るポーション。スポーツドリンクのようなその味に魅了されてしまい、怪我をした訳でもないのに一日に何本も飲んでしまいます。とにかく嘘や隠し事が下手くそで、痛いところをつかれると目を逸らして極端に声が小さくなってしまうのが特徴。傭兵という大人にしかできない仕事をしていますが、中身はまだまだ子供のままのようです。
クルル
エルフ族の青年で端整な顔立ちをしていますが、その正体は礼治の尻を狙う恐ろしい人物。「錬金術師」と噂される礼治の元を訪れた理由は、的に当たらない矢をなんとか当たるようにして欲しいというものだったのですが……その対価として自分の尻を好きにしていい権利を差し出し、断られると今度は何故か礼治の尻を狙い始める変態っぷり。初対面で礼治の事を「可愛らしい坊や」「レイジちゃん」と呼んでおり、見た目は若そうに見えますが長命なエルフなので実年齢は見た目以上に大人なのかもしれません。ちなみに性欲を減退させる薬を大量に飲まされた際は、あごが割れた濃い顔のオネェ系になってしまいました。
ジラル・アロンゾ
ヤンデレ彼女に襲われてレイジに助けを求めた青年。嫉妬深い彼女が悪魔に憑りつかれていると思い込み、礼治に悪魔払いを頼み込みます。リラックス効果のあるお茶で彼女との問題は無事解決するのですが、数日後にはまた問題を起こしキリオドラッグへ駆け込むことに……。頼りない性格で基本的にナヨナヨしているジラルですが、実は実家が地主でお金持ち。働かなくてもお金に困る事もなく、彼女もいるという典型的な勝ち組です。礼治が薬草の栽培のために畑を探している時には「畑のひとつやふたつ貸してあげられる」といって、無償で礼治に畑を貸し出しました。（その代わり相談相手や、いざとなった時は盾になる事を条件にしていましたが……）
フェリス
ジラルの彼女でヤンデレがちょこちょこ顔を出す少女です。なにもなければ笑顔の可愛い女の子なのですが、思い込みが激しくヤンデレになってしまうのがたまにキズ。女性の店員と話をしただけで嫉妬したり、初登場時は刃物を持ってジラルを追い回すなど、異常な行動をとっていました。別れ話を切り出された際は、ジラルが思い出しただけでトラウマになってしまうほどの「何か」をしでかした様子。ヤンデレ状態でも可愛いものは大好きで、ノエラ近くにいると抱きしめモフモフしだし、目の下のクマも消えて幸せそうな表情を浮かべていました。（礼治曰くアニマルセラピー）
リリカ
変態のクルルを兄に持つエルフの少女。礼治が見とれてしまうほどの凄い美人なのですが、素直になれないツンデレ+兄が好きすぎるブラコンな性格をしています。キリオドラッグへやって来た理由も、兄が良く口にしている「デイジー」という女性を探すためであり、実はそのデイジーが男の「礼治」だという事を知って困惑……。礼治に薬を作ってもらい男好きを治そうとするのですが、一気に大量の薬を飲ませたため兄がオネェになってしてしまい、再び礼治に泣きつくことになってしまいます。
ミコット
コミックス版において色々と謎の多い少女。初登場は2巻の終盤なのですが、その時点ですでに礼治とは顔なじみの様子で「てんちょ」と呼んでポーションを買いに来ています。年頃はノエラと同じくらいですが子供ながらしっかりした性格。礼治が領主に呼び出され、急に出かける事になった時には代わりに店番を任されており、礼治からの信頼は厚いようです。ただし年上に対しても言葉遣いは友達感覚で、礼治からは敬語を使う様に言われていますが、「てんちょとウチの仲なんだからさぁ」といって聞く耳を持ちませんでした。
フラム
エレインの母で、最近肌の衰えが気になる領主の奥様。男の礼治が見ても気づくほど肌の状態が悪く、晩餐会に参加するたび他の貴族から笑いものにされていました。それを見返すため、礼治に若返りの秘薬を作るよう頼むのですが、納期までの期間が短すぎたため答えはNO。その代わり美容ジェルを渡されて使用する事になります。そして晩餐会が開かれる日、礼治の元を立ち寄ったフラムは礼治が頬を赤くしてしまうほど美人のお姉さんに変身。表情も自信に満ち溢れており、晩餐会でも周りを見返す事に成功しました。
ヒーズ
小型のドラゴン討伐に協力を要請しに来た暑苦しいおっさん。無駄に声が大きく態度も高慢で、礼治は一目見た瞬間に「めんどくさい」と察知していました。大きな態度とは裏腹に実力はそれほどでもない小心者で、ドラゴンを前にすると怯んで全て礼治に押し付けてしまう始末。更に色恋沙汰には無縁の生活を送ってきたため、美少女と一つ屋根の下で暮らす礼治を妬んでいました。一目見た時からミナに惚れてしまい、クエストが終わった後も客として来店し、花束や焼き菓子などのプレゼントを送っています。
【チート薬師】キャラ紹介まとめ
ここまで「チート薬師」に登場する主要キャラたちを紹介してきましたがいかがだったでしょうか？コミックスにはまだ登場していませんが、アニメ公式サイトによるとこの他にも魔王などが主要キャラとして登場予定となっています。小説、コミカライズとして登場している本作ですが、アニメでキャラたちが動くのが今から楽しみな作品です。
