本作のタイトル「ホリミヤ」の「ミヤ」を担当する宮村伊澄。地味で目立たない生徒としてクラスでも認識されている（もしくは認識すらされていない）のですが、人は見た目によらないとはまさにこの事。地味な見た目とは裏腹にプライベートではかなり派手な見た目をしており、さらに性格も基本的に温厚で優しい感じなのですが天然ボケだったり狂暴になったり見た目とはかなりかけ離れた性格をしています。そこで今回は宮村のちょっとおかしいところなど、そのキャラクターについて紹介していきます！
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目次
学校とプライベートで見た目の差が激しい宮村
学校では長い髪で耳元を隠し、だて眼鏡をかけて地味な生徒としてクラスに存在している宮村ですが、学校を出てプライベートになると姿は一変。顔にかかっていたうっとおしいほど長い髪は上げられ顔はハッキリと見え、耳も出して派手な格好をしています。特に目立つのが両耳と口にあけられたピアスの数。全部で9個のピアス穴があけられており、初登場時には耳と口がチェーンでつながれていました。ちなみにピアスは中学生の頃に自分で安全ピンを使いあけていたようです。
宮村が常に長袖を着ている理由
学校で宮村が変人扱いされている理由の1つに年がら年中ずっと長袖を着ている事があげられています。真夏で周りが夏服を着ている時でも冬と同じ長袖の制服を着続ける宮村。クラスメイトからは極度の寒がりなのでは？と噂が出たりしますが、その理由は刺青を隠すため……宮村の左半身にはびっしりと刺青が入っており（現在進行形で増えている）Yシャツだと刺青がすけてしまうのでずっと冬服のまま我慢しているのでした。本人の身体はごく普通の新陳代謝を行っているので夏場は汗だくになりながら冬服を着ています。
料理は得意だけど勉強はイマイチな宮村
宮村と堀さんが出会いすぐにわかった事は4つ。まずピアスは中学時代に自分であけた事。クラスでオタク扱いされる事もあったけどオタクでは無いという事。実家がケーキ屋をやっているという事。そして最後に勉強の成績が保健体育以外イマイチだという事です。この中で堀さんが一番驚いたのは成績が微妙だった事。「眼鏡で大人しい人は勉強ができる」という概念を崩されなんだか複雑な表情を浮かべていました。さらに保健体育だけ何故か満点を取っている所でも若干引き気味（笑）創太が高校生の問題を見て分からないというのを笑っていた宮村でしたが「基本中の基本ができてない人が笑ってんじゃないわよ……」と堀さんに怒られてしまいます。
宮村と透の関係
後に親友となる宮村と透ですが、初対面の時は透の方が宮村に結構敵対心を持っていました。というのも透は元々堀さんの事が好きで、秘密を共有してから堀さんと急速に仲良くなっている宮村の存在が気に入らなかったから。ほとんど会話した事が無かったにもかかわらず「つ……付き合ってんの……？」と恐る恐る聞いていました。（ズバッと聞かずにビクビクしながら聞くところは透らしいところ）その後はハッキリ喋らない宮村に大声で「はっきりしゃべれや！」と圧をかけていたのですが、透が堀さんの事を好きなのでは？と気付くと立場は逆転。天然無神経な発言を連発する宮村に対し、透は調子を狂わされひたすらドキドキわなわなするばかりでした。
その日に刺青の事を透にばらす宮村
あらすじ紹介でも少し触れたのですが本作で不思議なポイントの1つ。何故かそれほど仲良くなったわけでもないほとんど初対面の透に宮村は刺青の秘密を明かしています。体育の授業前になぜいつも冬服を着ているのか透に聞かれて割とあっさり刺青を見せているのですが、宮村は基本的にこの後刺青の事は仲のいいクラスメイトであっても隠し続けています。（その後も学校で知っているのは堀さんと透だけ）なぜあんなにあっさりと秘密を明かしたのかは分かりませんが、この後何度も刺青の秘密がバレそうになるたび透が助け舟を出してくれているのでこの時の判断は結果的に正解だったと思います。
仙石にトラウマを植え付ける宮村の頭突き
こちらも透と同じく後に家へ泊りに行ったりするほど仲良くなる仙石ですが、2人の出会いは最悪の展開から。生徒会の仕事の不備を堀さんに押し付けているのを見て怒った宮村は証拠となる書類を片手に現場へ現れ、書類を見せる前に仙石の胸ぐらをつかむと思いっきり頭突きを一撃。涙を流しながらよろける仙石をよそに書類と生徒会側の不備を突きつけその場は生徒会側が謝罪して丸く収まります。しかし仙石の心に刻まれたトラウマはなかなか消える事は無く、その後宮村が朝普通に挨拶するだけで悲鳴を上げながら「おはようございます！」と何故か敬語で挨拶をしていました。
宮村が中学時代の唯一の友人だった進藤
堀さんと関わるまでは高校でも暗い生活を送っていた宮村でしたが、中学時代は今よりももっと過酷な時期がありました。そんな宮村に唯一声をかけて友達になったのがクラスメイトの進藤。宮村とは180度違う性格でクラスの人気者だった進藤でしたが、宮村のノートを拾って少し話してから宮村とよく話すようになります。（一方的に進藤の方から宮村に絡む）無口で暗い宮村も進藤の前では暴言を吐いたり大声を出したり気付けば特別な存在に。高校に入学する際も同じ高校へ行くものと思っていた宮村でしたが、進藤は成績が良く親のすすめでワンランク上の高校へ行く事になりその後はなかなか会う機会がありませんでした。
高校生になってから久々の再会
しばらく会っていなかった2人でしたがある日偶然街で再会。とはいっても宮村と堀さんが仲良くしているのは知っていたようで、堀さんの事を彼女だと思い込んでいました。はっきりしない宮村の話を笑顔で聞いていた進藤ですが、「よく告られてるみたい」という話を聞いたときには必死の形相で「ちゃんと女心を繋いでおかないと」と宮村を説得していました。この日の再会をきっかけに2人はちょくちょく遊ぶことも増えるのですが、進藤の前では「高校での宮村」と違い「昔の宮村」が出てしまうため、言葉も行動もかなり暴力的で堀さんすら驚かせてしまいます。良い意味で気を遣わない友人として宮村の中では一番の親友なのではないでしょうか。
完全に堀家に溶け込む宮村
よく付き合っているカップルで「親公認」という言葉がありますが、宮村と堀さんはまさにそれ……もしくはそれ以上の関係で家族から大歓迎されています。特に父親の宮村に対する好意は異常なもので、気に入り過ぎて宮村の方が疲れてしまうほど。ホラー映画を見る時は宮村を抱きかかえ、鍋をする時は絶対に宮村を連れてこいと堀さんに伝え、お風呂も一緒に入るなどとにかく宮村の事がお気に入り。ただし顔はしっかり覚えていない様で高校バージョンの髪形で家に行くと門前払いにあいそうになったり、逆に髪を短くしていった際も最初宮村だと気づいていませんでした。ちなみに宮村と一緒にお風呂に入っているので刺青の事も確認済み。最初見た時はヤクザか何かと勘違いして大慌てしていましたが、特に刺青を入れている事に関しては何とも思っていないようです。
軽すぎる宮村の体重
学校では普段からずっと冬服を着ているためあまり身体の細さは目立ちませんが、宮村の体重はご飯を食べて制服を着た状態で47キロ以下（悩んでいた頃とは言え保健室の体重計が壊れていて1キロ多く出ても48キロだった）宮村の身長は169㎝なので完全に体重が足りておらずかなりガリガリです。宮村の身長から平均体重を計算してみましたが62.83㎏が適正体重という結果に……宮村は適正体重より16㎏ほど少ないという事になります。アニメの世界なんだから全員そんなものなのでは？と思われるかもしれませんが、この数字をみた透は顔色を変えて頭を抱えていたのでやはりかなり痩せているようです。ちなみに堀さんが体重48キロで宮村と同じくらいと知ってショックを受けていましたが、堀さんの身長は163㎝なのでそれでも適正体重よりかなり少ないという事になります。
宮村と沢田ほのかの妙な関係
ある日突然現れた宮村の恋のライバル沢田ほのか。学年は一個下ですがほのか曰く堀さんを好きになったのは自分が先だとのこと。普段温厚な宮村ですが過剰に堀さんにべったりと引っ付いたり、しょっちゅう宮村に付きまとい宮村と堀さんの仲を壊そうと企んでいるため敵対心を燃やす事に。高校で数少ない宮村が暴言を吐いたり冷たくあしらおうとする人物です。とはいえ、はたから見れば完全に兄弟げんか。宮村も本気で嫌っている訳ではなく困っていたら助けてあげたり、クラスでいじめられている事を知った時には相手の女子に「しねブス」と言ったり……ほのかの方も男性は苦手だけど宮村だけは特別大丈夫なようで何とも不思議な関係が成り立っています。ちなみに宮村が堀さんとお風呂に入ったと勘違いした際には自分も一緒に入ると言い出し、宮村とお風呂に入る宣言した事もありました。
夜中に宮村の部屋を訪れるほのか
知り合うまで全く気付いていなかったのですが、実は2人の家はお隣さん同士。その為家の鍵が無く家に入れないほのかを見た時は宮村が家へ招き入れケーキをご馳走したりしていました。その際にほのかの口からでた「お兄ちゃん」の存在。帰り際に冗談だと言って去っていきましたが宮村はその後母親に聞き1年ほど前にほのかの兄が亡くなった事を知ります。ほのかも宮村に兄を重ねているシーンが見られ、一緒にいる宮村の事を「面倒見がいい」と言うなど兄のように思っている節があります。その後家が隣だと知ったほのかは夜中に1人で家にいたりすると怖くて宮村の家にベランダからやってくることも……思わず「お兄ちゃん」と呼んでしまうほど心を許しているようです。
宮村と谷原
宮村の同級生で中学時代に宮村を無視するなどしていじめていた張本人。クラス全体が宮村を無視していたので主犯格という訳では無いのですが、本人が登場する前にある中学時代のエピソードで谷原が進藤に宮村の相手をするのをやめた方がいいと言ったりしているシーンがあります。高校に入って宮村と出会うのは髪を短くしてしばらくしてから。中学時代と同じノリで胸クソ悪いだのバカだの言って宮村に絡んだ結果、堀さんの怒りを買いボロボロにされてしまいます。（谷原の嫌味には顔色一つ変えなかった宮村が怒った堀さんの声を聞いて顔色を変え汗をかくほどひどい目に……）
宮村と谷原が和解するのは原作8巻！
中学生時代は宮村をいじめ、高校生になって久々に会っても宮村に嫌味を言い……ハッキリ言って嫌われる要素しかない谷原。しかし人気投票を見てみると谷原は意外にも上位に入っていたりします。その理由は原作8巻のエピソード。中学時代宮村にした事を後悔するような夢をみた谷原は宮村の家が経営しているケーキ屋を訪れます。残念ながら閉店の時間でお店に入る事は出来ませんでしたが、そこで宮村と再会。特に謝罪したりするわけでもなく、なんて事の無い会話をして帰っていくだけなのですがケーキを注文する際に「2個づつ」と言ってお互いピースサインをするシーンが凄くいい！その後はテレビで宮村のケーキ屋が出ると風邪をひいていてもチェックするなど宮村が気になって仕方ない様子でした。
宮村と柳の天然コンビ
イケメンで天然。さらに目が悪くて作中で宮村よりも天然なのがこの柳明音。由紀の事が好きで告白するのですが由紀にその気がなかった為に玉砕してしまいますが、その後ホリミヤグループと仲良くなりよく一緒に行動を共にしています。由紀曰く「透の方がちょっとだけかっこいい」らしいのですが、実際見ると女性だけでなく男性陣もビビるほどのイケメンっぷり。既に宮村と付き合っていた堀さんですら「そこそこかっこいいはずの宮村がかすんで見える」と何気に酷い事を考えてしまいます。その後も堀さんは「1日1柳くんチャンス」と称して会うのを楽しみにしているようで、もはや男子・女子というカテゴリーでなく、「柳」という1つのカテゴリーが生まれてしまっています。（目の保養的な）
柳は宮村が唯一下の名前で呼ぶ同級生
これまで透や堀さんなど何度か下の名前で呼ぼうとしたことがあった宮村ですが、結局クラスメイトの事は全員苗字で呼んでいました。（進藤の彼女だけ苗字を知らないので名前呼び）しかし柳が透の事を「透」と呼び、透も柳を「明音」と呼ぶようになると仲良くなる2人を見て宮村もライバル心を燃やし、柳の事を「明音」と呼ぶようになります。（透は何故か石川君のまま）柳の方も秀に名前呼びを強要された時は困っていましたが、宮村に明音と呼ばれた時は嬉しそうな顔を見せていました。ちなみに透の時は翌日石川君に戻っていましたが、柳の事はずっと明音と呼び続けています。
宮村伊澄の友人関係やキャラ紹介まとめ
ここまで宮村について紹介してきましたがいかがだったでしょうか？本作はどちらかというと女性人気の高い作品で男性キャラが人気となっていますが、個人的には宮村とほのかの兄妹のような2人の関係が好きだったりします。あとは谷原とのエピソードもすごく良かったので是非その辺りまでアニメ化される事を祈っています（笑）
