「はたらく細胞」のスピンオフ作品である「はたらく細胞BLACK」。ブラック企業に務める男性の体の中を舞台に、日々休むことなく働いている細胞たちの働きを描いた作品です。本作品では細胞たちもブラックな労働環境で働かされていて、無惨に死んでいく仲間を心苦しく見守りながらなんとか体を危機から守っています。そんな「はたらく細胞BLACK」が2021年にアニメ化することが決定しました。こちらの記事ではそんな「はたらく細胞BLACK」のヒロインである「白血球」について紹介します。いったいどのようなキャラクターなのでしょうか。
目次
「はたらく細胞BLACK」のヒロイン!白血球とはいったい?
本編「はたらく細胞」に比べると、かなりシリアス色の強い作品である「はたらく細胞BLACK」。ヒロインをつとめるのは白血球です。本編では赤血球が女性の主人公で、白血球が男性のキャラクターでしたが、「はたらく細胞BLACK」では逆になります。ヒロインの白血球はそもそも、血液中に含まれている細胞成分のひとつであり、体内に侵入した細菌やウィルス、役目を終えた細胞などを排除する役割を持ちます。作中の白血球がよく返り血をあびているのは、敵と戦った際のものです。
好中球と呼ばれるのはなぜ?
本編「はたらく細胞」でも、本作品のBLACKでも、白血球のことを「好中球」と呼ぶことがあります。これはなぜかというと、好中球というのは白血球の50~70%を占めていて、細菌に感染した部位に集まり捕食する役割を持っているからです。ちなみに体の中から膿が出ることがありますが、これはこのとき戦った好中球の死骸です。ちなみに「はたらく細胞」の世界線では、いろいろある白血球の中でも、帽子に大きく「白血球」と書かれているキャラクターのことを好中球と指し、ほかのキャラが「白血球」とだけ言った場合は、たいがい好中球のことを指しているなどという設定があり、好中球が白血球の中でも代表格であることがわかります。
白血球はどんなキャラクター?
具体的に、「はたらく細胞BLACK」の白血球とはどのようなキャラクターなのでしょうか。体内に侵入した細菌を駆除する頼れる存在である彼女たちは、体内にとっていなくてはならない存在です。主人公である赤血球も、何度も白血球に助けられてきました。
白血球の外見
見た目はクールビューティーな女性である白血球。好中球の証である「白血球」と大きく書かれた帽子をかぶっています。また目が髪の毛で片目しか見えていなかったり、全体的に白っぽい見た目であることなどは原作の白血球と共通しているのですが、最も異なるのは女性ならではのセクシーな雰囲気です。胸が大きすぎて制服のボタンがとまっておらず、セクシーに戦う姿は、さすが大人向け作品といえるところでしょう。ちなみにヒロインポジションの白血球以外にも白血球は存在しますが、大体みんな制服のボタンが止まっていなく、セクシーな状態のまま闘っています。「はたらく細胞BLACK」はほかの「はたらく細胞」シリーズに比べて、対象年齢が高くなっているため、このような描写になっているのでしょう。
原作の白血球はこちら
男性バージョンの、原作の白血球はこちらです。こうしてみると、見た目にも共通点がいくつかあることがわかりますね。原作バージョンの白血球も、クールで強くてとても魅力的です。しかしこちらの白血球さんは、基本的にはクールなのですが赤血球のこととなるとキャラが崩壊していく様子が微笑ましいです。そう考えると、「BLACK」の白血球は過酷な環境だからなのか、クールキャラを貫いています。本編「はたらく細胞」の第2期の方もBLACKと同じ2021年にアニメ化が決定しているので、今からとても楽しみですね。
原作者の描いた「BLACK版」白血球も素敵!
本家である「はたらく細胞」の原作者である、清水茜先生曰く、「今まで読んだ漫画のキャラの中で1、2を争うほど好みのキャラクター」とまで言われたBLACK版の白血球。清水先生の描いた白血球も素敵ですね!
白血球の性格は?
白血球の性格としては、見た目通りクールビューティーです。しかしこれはあくまで白血球としての氏名をまっとうするためにクールであろうと努力しているだけであり、本来とても健気なお姉さんであるということが作者から言われています。そう考えると白血球は、ただクールなだけでなく可愛い一面があるということもわかりますね。仕事のときだけはクールに振る舞っていますが、普段はそうでもないのかもしれません。実際赤血球に対してなど、優しく振る舞う一面が見られます。これは本編の白血球もそうでした。白血球は本来、面倒見がよく優しい性格なのでしょう。クールな見た目とのギャップが魅力的ですね!
とにかく強い白血球!敵を倒していく
「はたらく細胞」の世界の白血球といえば、とにかく強い!の一言です。すごい勢いで敵をなぎ倒していきますし、捕食力もすごいため他の細胞からは恐れられる場合もあります。しかし彼女たちは使命を全うしていて、身体能力はもちろんのこと、心の強さにおいても魅力的です。
貪食作用で敵に喰らい付いていく
白血球といえば貪食作用により、敵(細菌など)を体内に取り込むことによって分解します。このシーンはかなり衝撃的であるため、びっくりしたという方も多いのではないでしょうか。本編の「はたらく細胞」でも男性の白血球がスギ花粉を食べているシーンがありましたが、ここまでグロテスクではありませんでした。
赤血球を励ますシーンが優しい!
なんとなくいい感じの赤血球と白血球ですが、この白血球が赤血球を励ますシーンが話題になりました。こういうところに、白血球の優しさが現れていますね。
2人の関係は?白血球は赤血球のことが好きなのか?
本編の「はたらく細胞」でも、白血球と赤血球との関係をそわそわしながら見守ったという人は多いのではないでしょうか?今回の「はたらく細胞BLACK」での2人の関係も気になりますよね!どうやら白血球は赤血球のことが気になるようで、赤血球に笑顔を見せたり、話しているときに頬を赤らめたりすることもありました。またヤキモチを焼くような様子もみられ、赤血球と肝細胞(BLACK体内ではキャバ嬢のような立ち位置)が楽しそうに話していたときなどは、不機嫌になったりもしています。あまり白血球がそういった気持ちを表に出したことがなく、珍しいシーンでしたね。この2人がどうなっていくのか見逃せませんね。
白血球はほかにもいるの?
体内には数え切れないほどの細胞が存在しています。赤血球もメインの主人公だけではありませんし、それは白血球も同じです。白血球もヒロインだけではなく、いろんなキャラクターが存在しています。いったいどのような細胞たちなのでしょうか。
白血球ちゃん
ヒロイン以外の白血球の中では最も登場するキャラクターです。別名「白血球ちゃん」と呼ばれていて、顆粒球輸血療治によってやってきた赤血球が細菌に襲われていて、それを助けるシーンでも登場しました。赤血球のことは気にかけているようです。また性格としてはいわゆるツンデレキャラでもあり、あくまでヒロインの白血球と比べるとですが、胸が少し小さいです。さらに他の白血球と同じくかなり強いというのも特徴です。ちなみに本人的には、「白血球ちゃん」とちゃん付けで呼ばれるのはあまり好ましく思っていないようです。
【はたらく細胞BLACK】白血球に関するまとめ!
以上が「はたらく細胞BLACK」に登場するヒロインの白血球に関する紹介でした!いかがだったでしょうか。本編の「はたらく細胞」に登場する男性の白血球とは違い、女性でしかもセクシーなキャラクターというのが特徴的です。また優しく赤血球を思いやる性格ということもあり、今後の2人の関係にも注目です。そんな白血球が、アニメではいったいどのような活躍をみせてくれるのか、今からとても楽しみですね。