『ラブライブ!』では高坂穂乃果たちμ’sが音ノ木坂学院の廃校阻止からラブライブ!での活躍などを描いた作品で、様々な物語が展開されています。その中でライバルとして登場するのがUTX学園のスクールアイドル「A-RISE」であり、第1回ラブライブ!で優勝する実力を持っています。そんなA-RISEとはいったいどんなスクールアイドルなのか、彼女たちのプロフィールを交えながら考察をまとめてみました。
目次
スクールアイドルのトップに君臨するのがA-RISE
A-RISEは綺羅ツバサ・統堂英玲奈・優木あんじゅの3人組で結成された、UTX学園で誕生したスクールアイドルユニットです。圧倒的な歌唱力やパフォーマンスで多くのファンを虜にしており、何より高坂穂乃果に「スクールアイドルで学校を救う」という発想のきっかけになった人物たちでした。他にもアイドル好きの小泉花陽や矢澤にこも夢中になっているほどで、μ’sに大きな影響を与えていることが窺えます。
スクールアイドルの祭典「ラブライブ!」で優勝
A-RISEはUTX学園内の芸能学科に在籍する生徒で構成されており、学内の厳しいオーディションを勝ち抜くことで選抜メンバーとして選ばれています。そして学内ライブではプロ以上のパフォーマンスを見せており、その実力はすでにプロとして活動しているアイドルを上回るほど。その圧倒的な実力から第1回ラブライブ!では優勝を果たし、王者以上の風格を漂わせているスクールアイドルと言って過言ではありません。
A-RISEに憧れてUTX学園に入学する人が多い
トップスクールアイドルとして描かれているA-RISEですが、そんな彼女たちに憧れて女子中学生たちはUTX学園への入学を希望する者が多くなっています。μ’sに近しい人物で言えば高坂穂乃果の妹・高坂雪穂がその一人で、漫画版では西木野真姫と矢澤にこもUTX学園を志望していたことが明らかになっています。西木野真姫はA-RISEがきっかけでUTX学園を志望していたわけではありませんが、それでも多くの人に影響を与えていることは間違いありません。
UTX学園のモデルは?どこにある学校なのか
UTX学園のモデルになったのは東京・秋葉原にある多目的エンターテインメント施設「秋葉原UDX」となっています。実際のビルと同じように高校と呼ぶには大規模な施設になっていますが、ICカード認証による出席方式を採用しており、さらに芸能界とのつながりや海外留学の機会まで幅広く取り揃えられています。もちろん施設内にはUTX劇場と呼ばれるライブ会場があり、A-RISEもそこでライブを行ってファンを獲得していきました。
芸能学科の生徒は卒業後も芸能界入りが絶対?
漫画版ラブライブ!ではUTX学園芸能学科は高校卒業後も芸能界入りすることが義務付けられていると高坂穂乃果から語られています。またA-RISEというグループも芸能科内の厳しい練習やダンスレッスンを突破してきた選抜メンバーとされており、リアルでは堀越高校のようなイメージが近いのではないでしょうか?そうした中から綺羅ツバサ・統堂英玲奈・優木あんじゅの3人が選ばれ、トップスクールアイドルとして活躍しています。
音ノ木坂学院廃校の危機はUTX学園の人気が原因
『ラブライブ!』は高坂穂乃果たちが通う音ノ木坂学院が廃校の危機に直面したことから物語が動き始めています。かつては伝統と人気を兼ね備えた人気校だった音ノ木坂学院でしたが、UTX学園が生み出したA-RISEの存在により、入学希望者を根こそぎ持っていかれる形となりました。両校とも距離的に近く、人気アイドルが通う学校とあれば、UTX学園に人気が集中するのも無理はないでしょう。
μ’sをライバルと認めたA-RISEの宣戦布告
『ラブライブ!』アニメ2期ではμ’sがラブライブ!での活躍を中心に描いていきますが、そこで大きな壁として立ちはだかるのがA-RISEでした。彼女たちにとっては最大の困難と呼べる相手ですが、ある日にA-RISEからUTX学園に招かれることに。そこでA-RISEはμ’sを「良いメンバーが揃ったチーム」と評価して、さらに注目をしていただけでなく応援していたこと告白。A-RISEは自分たちがトップであると驕るのではなく、μ’sを強敵として認識していたことが分かります。
UTX学園屋上でのライブ対決
A-RISEとμ’sは互いに越えなければならないライバルであると認識したうえで、A-RISE側からUTX学園屋上ステージでライブ対決をしようと提案します。これに対して高坂穂乃果は迷うことなく承諾して、ラブライブ!の初戦で互いに譲れない戦いが繰り広げられるのでした。A-RISEは前回大会優勝チームらしく圧巻のパフォーマンスで魅せますが、一方でμ’sも「ユメノトビラ」で見事なステージを披露します。この時のμ’sのパフォーマンスは綺羅ツバサも焦りを覚えるほどで、最終予選での決着に向けてスイッチが入るのでした。
ラブライブ!最終予選でμ’sに敗北することに
アニメ2期第9話では、ついにA-RISEとμ’sがラブライブ!本戦出場を賭けた戦いが繰り広げられます。舞台はイルミネーションに囲まれたステージとなっており、A-RISEは得意とするダンスナンバー「Shocking Party」を披露。一方でμ’sは冬のラブソング、イルミネーションにもマッチした「Snow halation」で対抗して本戦出場の切符を勝ち取ります。綺羅ツバサは敗北の事実を受け入れられないものの、μ’sにラブライブ!で優勝してほしいと熱くエールを送るのでした。
A-RISEのリーダーを務める綺羅ツバサ
A-RISEはUTX学園芸能学科に在籍する生徒の選抜メンバーとなっていますが、作中でリーダーを務めるのは綺羅ツバサです。見た目のビジュアルからだけでなく名前からもオーラを感じさせますが、リーダーシップをいかんなく発揮できるキャラクターとなっています。当時はまだ実績が浅かったμ’sでしたが、彼女たち一人一人の個性をしっかりと見抜くなど真価を見抜ける目を持っており、さらにはスクールアイドルに対しても真剣な姿勢で取り組んでいます。
性格や行動力で周りを引っ張るカリスマ性の持ち主
綺羅ツバサの性格はμ’sの高坂穂乃果と似たものとなっており、物事を自分の行動で動かしていこうというアグレッシブさを持っています。しかし時として茶目っ気のある行動は、周りの人やメンバーを振り回すこともありますが、それでも彼女のカリスマ性によってリードしていく力に変えています。身長は矢澤にこと変わらない高さになっていますが、小柄ながらも大きな存在感が漂っています。
落ち着いた雰囲気で女性人気を集める統堂英玲奈
もう一人のA-RISEのメンバーである統堂英玲奈は、グループの中では口数が少ない方であり、さらにスレンダーな体系と言動から女性人気が高いキャラクターです。左目の泣き黒子が特徴的で大人びた雰囲気を漂わせており、彼女もまたμ’sの実力を認めている一人でした。身長は絢瀬絵里より高い1653cmとなっており、モデルとしても活躍できそうなキャラクターなのではないでしょうか。
抜群の歌唱力でA-RISEの価値を昇華させる
統堂英玲奈の持ち味は抜群の歌唱力となっており、A-RISEがトップスクールアイドルであることはもちろん、より高いステージへと昇華させています。普段こそクールに振る舞っていますが、残念ながらラブライブ!本戦への出場は叶いませんでした。肩を落とす以上の悲しみが溢れていたでしょうが、本戦でのμ’sの雄姿を見るべく駆けつけ、しっかりと応援している姿が描かれています。
癒しと包容力を感じさせる優木あんじゅ
ウェーブがかかったロングヘアスタイルが特徴的で、どこか大人のセクシーさが感じられるのが優木あんじゅです。大人の色気を持っているだけでなく、おっとりとした口調やさりげなく髪をいじる様子は、多くの男性を虜にする魅力と言えるでしょう。そのような雰囲気から優木あんじゅは癒しと包容力を感じさせるキャラクターとなっており、トップスクールアイドルであるA-RISEの一人として魅惑的なパフォーマンスを披露しています。
おっとりとした性格ながらグループを中和させる存在に
大人びた雰囲気から少しワガママな印象を受けないこともありませんが、優木あんじゅは一人で突っ走る綺羅ツバサを抑制することが多々あるとのこと。そして統堂英玲奈との間に立って場を中和させる役割を担っており、彼女なしではA-RISEが正しく機能しないと言っても過言ではありません。また映画では南ことりの衣装制作を手伝うとシーンがあり、面倒見の良さもあって素敵なお姉さんと形容するのがぴったりなのではないでしょうか。
A-RISEの楽曲を紹介!
μ’sのラブライブ!優勝という目標の前に立ちはだかる強敵として登場するA-RISEですが、『ラブライブ!』の中でどのような楽曲を披露してきたのでしょうか?彼女たちの楽曲は物語の主人公である高坂穂乃果に衝撃を与えるほどで、多くのスクールアイドルファンから支持されています。登場回数こそ多くないものの、多くのキャラクターに大きな影響を与えている楽曲に付いて紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
Private wars
A-RISEがアニメに初登場してから、長い間彼女たちを象徴する曲として流れていたのが「Private wars」です。秋葉原のアドビジョンで彼女たちのライブシーンが流れると告知されれば、多くのファンがその前に集まって歓声をあげており、絶大な人気を集めていることを否が応でも分かります。
Shocking Party
第2回ラブライブ!最終予選で披露された曲が「Shocking Party」となっており、アップテンポのダンスナンバーです。A-RISEは相変わらずのパフォーマンスを披露しますが、残念ながらライバル関係にあるμ’sに敗北を喫してしまうことに。それでも人気チャートでは他のスクールアイドルを圧倒的に凌駕していたため、A-RISEの実力を十分にすることができる一曲であることは間違いありません。
UTX学園やA-RISEにまつわる気になる点
『ラブライブ!』で存在感のあるスクールアイドルとして描かれているA-RISEですが、彼女たちや通っているUTX学園にまつわる様々な話題が存在しています。μ’s関連ばかりが注目されがちではありますが、ここでA-RISEやUTX学園に関するネット上の話題などを取り上げてみましょう。よりA-RISEのことを知るきっかけにもなるため、ぜひチェックしてみてください。
Private warsがきっかけで世界的アーティストも注目
A-RISEの代表曲といえば「Private wars」ですが、ネット上では世界的ハードロックバンドであるKISSの「I was made for loving you」に似ていると話題に上がりました。これに対してアニメ内ではμ’sがKISSメンバーと思われるコスプレを披露したシーンが登場し、KISSのジーン・シモンズがTwitterで反応したほど。全世界で人気を集めている『ラブライブ!』ですが、アニメ放送時からすでに世界的な人物の注目に目が止まっていたことになります。
ラブライブ!サンシャイン!!ではUTX学園が廃校に?
「UTXが廃校になった」証拠を探してきました。ごちゃごちゃしてますが。サンシャインでは徹底的に「UTX」のロゴの位置にカメラが向かなかったり、UTX生が一人もいなかったりしたので、絶対に何かあると思っています。 #lovelive pic.twitter.com/klmrYn0ePa
— かいだこ (@kaidako) July 3, 2016
シリーズ第2弾となる『ラブライブ!サンシャイン!!』の物語冒頭で、主人公の高海千歌がμ’sのライブ映像に目を奪われます。しかしそのシーンに注目した一人のラブライバーから、UTX学園が廃校になったのではないか推測できる画像が上がって大きな話題になりました。アドビジョンの建物はUTX学園が入っているビルと同じでしたが、『ラブライブ!』の同じシーンを見比べると「UTX」の文字が一切見当たらないのです。μ’sの活躍から数年後、UTX学園に何が起こったのかは知る由もありませんが、A-RISEのファンは大きなショックを受けたことでしょう。
多くの人物に絶大な影響を与えたA-RISEに注目しよう
UTX学園に通っているトップスクールアイドル・A-RISEに関して、彼女たちの概要やプロフィールなどを考察してまとめてみました。A-RISEの登場頻度こそ多くはありませんが、高坂穂乃果はもちろん、彼女たちに憧れている人物は数多くいるため、大きな影響力を持っていることは疑う余地もありません。μ’sのライバルとして立ちはだかるA-RISEですが、彼女たちに注目してみると『ラブライブ!』がまた違った内容に見えてくるため、ぜひ見直す際はA-RISE視点からも見てみてください。