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私、能力は平均値でって言ったよね!

【私、能力は平均値でって言ったよね!】物語の魅力や楽しむポイントを紹介!

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異世界転生したマイル

『私、能力は平均値でって言ったよね!』はアース・スターノベルから刊行されている異世界転生ハンターライフを描いた作品で、元は「小説家になろう」に投稿された小説でもあります。累計約3億回も閲覧された実績がありますれ、コミカライズを含めてシリーズ累計80万部を突破しており、2019年10月から満を持してアニメ化されることに。今回は「のうきん」「平均値」の愛称で親しまれる『私、能力は平均値でって言ったよね!』の面白さや魅力について紹介していきます。

異世界に転生して「普通の女の子」を目指す!

異世界転生したマイル

「のうきん」「平均値」の愛称で親しまれている『私、能力は平均値でって言ったよね!』は、優等生として過ごしていた女子高生が、異世界に転生してハンター生活を送る物語。転生後はチート能力を持って活動する部分は他の異世界転生作品と共通する部分となりますが、主人公のマイルは「普通の女の子」を目指して過ごしていきます。なぜ「普通」にこだわるのか、またチート能力を授かったできごとについて紹介していきます。

創造主から人間離れした能力を授かってしまう

女子高生の栗原海里は、少女を庇って交通事故に遭い死亡します。そして異世界の創造主から、転生後のステータスを自由に設定できると説明されますが、海里は「平均値で」とお願いしました。しかし授かったステータスは、人間離れした能力と権限レベル。創造主は人間だけでなく、古流など全種族を含めた平均値を与えてしまったのでした。これが創造主の勘違いなのか定かではないのですが、より「普通」への想いが強くなっていくことになります。

「普通の女の子」を求める理由

栗原海里は転生すると、12歳の少女アデル・フォン・アスカムとして生きていきます。そもそも「普通」にこだわっている理由は、現世での扱いが大きな原因でした。優等生や天才ともてはやされていましたが、実は人よりも器用なだけ。また学校生活に関しても、周囲からは高嶺の花と見られており、友達がいなかったのが原因になっています。そのため転生後は、新しい自分として生きていくだけでなく、「普通の女の子」を目指していくのでした。

「普通」に振る舞おうとするが……

アデルとして転生してからは、とにかく「普通」を意識して過ごしていくことに。しかし創造主から授かったチート能力のおかげで、学園ではかえって注目の的となってしまうのでした。さらには前世の知識を持っているため、12歳の少女にしては卓越した知識量を持っているのも、アデルがトラブルなどに見舞われる原因に。正論で相手を言いくるめることができるため、アデルに近寄ろうとする男性陣が散っていく様子もまた面白いところです。

原作第1巻は物語のプロローグに

ポーズを決めるマイル

『私、能力は平均値でって言ったよね!』は2019年7月時点、原作小説が11巻まで刊行されています。2019年10月からはTVアニメ放送がスタートするため、どのあたりまで映像化されるのか気になっているファンも多いでしょう。そこでここでは、初めて『私、能力は平均値でって言ったよね!』にふれる方に向けて、物語の序章となる第1巻の内容を紹介。全体のプロローグとなる部分であるため、ぜひチェックしてみてください。

事故死の後に異世界へと転生

女子高生の栗原海里は、18歳の時に少女を庇って事故死してしまいます。その後、創造主によって異世界への転生を持ちかけられ、海里は「普通の女の子」をなれると思い快諾。そして海里はアスカム子爵家の長女アデル・フォン・アスカムとして正を授かります。生まれてからの10年間は記憶がなかったものの、強烈な頭痛によって前世の記憶を全て思い出すことに。しかしその頃には後妻と連れ子のプリシーにより、子爵家が乗っ取られていました。

邪魔者扱いをされて学校に追いやられる

後妻とプリシーから邪険に扱われていたアデルでしたが、彼女たちに対して憎しみなどの感情を持っていませんでした。むしろ前向きに捉えるできごとが起き、それがエクランド学園への入学となります。学校に行けば「普通の女の子」として生きていけるという喜びの方が強く、家の事情を話せば殺される可能性があったものの、楽しみしかありませんでした。なぜなら転生前は普通らしい学校生活を送っておらず、期待に胸が膨らむ一方だったのです。

「普通」の学校生活に憧れていたアデル

栗原海里として生きていた頃、家族からは「天才」などと持てはやされ、学校でも高嶺の花として扱われていました。実際のところ、海里は他の人よりも器用なだけで、本心は友達と一緒に過ごすことを求めていたのです。転生後は後妻たちによって追い払われたものの、入学して友達を作ろうと意気込んでいたアデル。「普通」の学校生活を求めて行動していきますが、転生によって得た人間離れした能力により、騒動やトラブルの元となってしまいます。

ハンター養成学校で「赤き誓い」の仲間と出会う

エクランド学園では、やむを得ず抜けさなければならない状況に陥ります。せっかく友達と呼べる人たちと出会えたこと、そして突然の別れを惜しむアデルでしたが、新天地でもうまくやろうと前向きに行動していくのでした。そして母国を離れた地方都市で、アデルはハンター登録をします。しかし手違いによってハンター養成学校に通うことになり、そこで「赤き誓い」の仲間たちとの運命的な出会いを果たすのでした。

Cランクハンターとして活動

ハンター養成学校の卒業試験では、Aランク目前の実力あるハンターたちを倒したことにより、マイルたちは一気に注目されます。同時にマイルに関しては、相手になってもらった「ミスリルの咆哮」からスカウトされるなど、彼女たちの存在は他のパーティーからも一目置かれるほどでした。しかしマイルは勧誘を断り、「赤き誓い」として活動していくことを宣言して、4人はCランクパーティーとしての活動をスタートさせていくのでした。

個性豊かな「赤き誓い」のメンバー

ポカンとするマイル

アデルは素性がバレてしまったため、逃亡を画策しつつも、将来はハンターとして自給自足の生活を送ろうと考えました。新米ハンター・マイルとして新たに生きていくことを決め、ハンター養成学校に通うことが決まると、そこで「赤き誓い」のメンバーとの出会いを果たします。「赤き誓い」のメンバーは、いずれも『私、能力は平均値でって言ったよね!』の主要人物。そこで仲間たちがどんな人物なのか、簡単に紹介しておきましょう。

人間離れした能力を授かったマイル

物語の主人公であるマイルは、創造主の勘違いによって人間離れした能力を持ちます。転生前に「平均値」のステータスを求めましたが、異世界に存在する全種族の平均値を取ってしまい、人間としてはチート能力を授かることに。それでも隠せば問題ないと考えましたが、世間知らずなところ、器用なところが影響して注目を集めてしまいます。彼女の周りにいる人物は、面倒を見ようと優しく接しますが、同時にトラブルに巻き込まれてしまいがちです。

リーダーに代わって仕切るレーナ

15歳で赤髪とマイルと変わらない身長を持ち、「赤のレーナ」という異名を持つ魔術師がレーナです。メーヴィスに代わって、パーティー会議や行動の指針を提案することが多く、実質的なリーダーとして振る舞っている様子が多くなっています。世間知らずで無知なマイルに対しても、上からの物言いで指示を出しますが、すべては彼女のためであることが窺えるでしょう。しかしマイルによる面倒ごとに巻き込まれがちなところもあります。

パーティー唯一の剣士であるメーヴィス

「赤き誓い」のリーダーを務めているメーヴィスは、18歳で曲がったことが嫌いな剣士。金髪かつ短髪の外見を持ち、身長はメンバーの中で一番高くなっています。実質的なリーダーはレーナとなっていますが、年長者らしく意見をまとめるといった行動も特徴的な部分に。しかしパーティーで唯一の剣士ということもあり、マイルから魔法の指導を受けている傍ら、メーヴィスは1人で特訓をする寂しい思いをしている様子もあります。

実は腹黒い部分を持つポーリン

ふわふわとした外見で気の弱そうな少女が、「赤き誓い」の財政を管理しているポーリン。見た目からは優しそうな雰囲気を感じますが、発言の中身には毒々しい内容が含まれており、戦闘や商売絡みになると人が変わったように豹変します。また、「赤き誓い」の中で圧倒的に大きい胸を持っているため、マイルをはじめとして嫉妬の目を向けられることもしばしば。しかしそれ以上に腹黒い部分が印象強く、ギャップが一番激しい人物となります。

新米ハンター・マイルが引き起こした影響

慌てるマイル

異世界転生により、創造主から人間離れした能力を与えられたマイル。しかし創造主の勘違いによって、望んでもいない高い能力を持ってしまうのでした。さらに、マイルは異世界の知識に疎く、現代の知識を活用したり「普通」に振る舞おうとしたりするため、周りから驚きの目で見られることが少なくありません。そこで『私、能力は平均値でって言ったよね!』の見どころでもある、マイルが引き起こしたできごとについて、一部を紹介していきます。

学園逃亡後に後妻が逮捕されて処刑される

エクランド学園での日々を過ごしていた頃、第3王女モレーナが乗った馬車とのひと悶着に巻き込まれます。頭をフル回転させて事態の収拾をつけたものの、後にモレーナから謁見の要望が届くのでした。しかしアデルは逃亡の計画を立て、代わりに後妻とプリシーが行くように仕向けます。素性がバレることを危惧しての行動でしたが、これが後妻たちの簒奪を明るみにさせ、彼女たちが処罰されることに。そしてアデルは、事実上のアスカム子爵家の当主となるのでした。

友人たちの魔法を開花させる

エクランド学園ではマルセラたちと仲良くなり、アデルにとって初めてと言える友達でした。色々と親身になって接してくれるため、友達にお礼がしたいという気持ちから、アデルは魔法のコツを教えることに。しかし異世界ではナノマシンに反応して発生する現象を魔法と呼んでおり、この事実を知るのはマイルを含めてごくわずかのみ。そのため、他言しないようにと言いつけながら、友達の魔法の力を開花させていきます。

養成学校で手を抜いていたことが仇となる

ハンター養成学校に通うことになったマイルは、そこでも「普通」であろうと努めます。しかし教官から手を抜いていることを見抜かれ、後に養成学校の存続を賭けた芝居に協力することに。卒業試験では「全力を出せ」と言われますが、やはりマイルは力を抑えて試験を進めます。彼女なりに空気を読みながら、そして用意しておいた保険を使って、なんとかハンターとして注目を浴びる程度にとどまることに成功します。

「赤き誓い」を中二病にさせてしまう

マイルの人間離れした能力は、近い人間からすればトラブルや厄介ごとになりかねません。しかし他にも大きな変化を与えており、それが「赤き誓い」のメンバーたちを中二病にしてしまったことでした。マイルは転生前のアニメやゲームの知識を引用して、仲間たちに「日本フカシ話」として話をします。異世界では珍しい話でレーナたちは強い興味を持って聞き入り、やがて呪文詠唱や必殺技に中二病らしいネーミングを付けてしまうのでした。

まとめ

仲の良い赤き誓い

『私、能力は平均値でって言ったよね!』は人間離れした能力を持つマイルが、頑張って「普通の女の子」を目指していきます。しかし世間知らずなところ、さらに隠しきれていない能力の高さにより、理想とする普通で穏やかな日々とは縁遠い生活を送ることに。そして引き起こす様々なトラブルや事件に仲間たちが巻き込まれます。その間にも小ネタや小ボケで和気あいあいとする様子もあり、微笑ましくも、面白いと感じるのではないでしょうか。

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Kamama

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