2023年秋アニメとして放送されるはめつのおうこくは、高度に発展した科学技術を手に入れた人間と魔法を使うことができる魔女が混在する世界を舞台とした作品です。魔女に育てられ人間でありながら魔法を扱える唯一の人間の主人公が、目の前で愛する師を無残に殺した人間たちに復讐するという内容で、暗く残酷な内容ながらとにかく引き込まれる作品です。今回はそんなはめつのおうこくの原作コミックス1巻の内容を解説しながら紹介していきたいと思います!
目次
- ストーリーその① 魔女という存在
- ストーリーその② 魔女狩り勃発!
- ストーリーその③ 氷結の魔女クロエと魔女の弟子アドニス
- ストーリーその④ アドニスの目の前でクロエは殺されてしまう…
- ストーリーその⑤ 復讐を誓うアドニス
- ストーリーその⑥ 第7管理地区メイヘム捕虜収容所にて
- ストーリーその⑦ 封印から解かれたアドニス、虐殺を開始する!
- ストーリーその⑧ 進撃の巨像兵!女子供まとめて皆殺し!
- ストーリーその⑨ 帝国軍の抵抗!
- ストーリーその⑩ 皇帝は不治の病に伏す
- ストーリーその⑪ 魔女の生き残りドロカ
- ストーリーその⑫ クロエが生き返る!?
- ストーリーその⑬ ドロカ射殺される
- 【はめつのおうこく】第1巻ストーリーまとめ
ストーリーその① 魔女という存在
本作の世界には“魔女”と呼ばれる存在がおり、人間の姿をしながらも人間とは違う種で魔法という力を使うことが出来る存在でした。魔女たちは魔法を使って、時に災害や疫病から人間を救い良き隣人であり続けました。そんな魔女たちの助けもあって人間たちは健やかに暮らし、高度な科学技術を発展させていきました。
ストーリーその② 魔女狩り勃発!
そして、現在。高度な文明によって魔法という力を持つ魔女を殺せるほどの力を手にした人間は魔女たちを狩り始めます。リディア帝国の皇帝ゲーテは人間が魔女という存在を離れて自立するために、力を誇示し魔女たちを狩りつくすことを決定したのです。魔女たちは特に人間たちに悪いことをしたわけではありませんが、科学という力を手に入れた人間は魔女たちを殲滅することで魔女に依存してきたコンプレックスから脱却しようと考えたのです。
ストーリーその③ 氷結の魔女クロエと魔女の弟子アドニス
そんな世界情勢の中、氷結の魔女の異名を持つ高名な魔女クロエと、人間でありながら魔女の弟子となったアドニスは安住の地を求めて旅を続けていました。魔女にとって魔法は自分の魂と言われるほど特別なもので、誰かに魔法を教えること、特に人間に魔法を教えることは普通では考えられないことでした。それでもクロエはアドニスに愛情を注ぎ、アドニスもクロエのことを愛していました。
ストーリーその④ アドニスの目の前でクロエは殺されてしまう…
放浪生活を続けていたある日、二人は突如として帝国の広場に召喚されます。帝国の開発した召喚装置によるものでした。皇帝ゲーテの前に引きずり出された二人は、魔法の力でその場を切り抜けようとしますが、何故か魔法は発動しませんでした。帝国の開発した魔法光子抑制装置によって魔法の力を無効化されてしまった二人は何ひとつ抵抗することはできず、クロエは銃でハチの巣にされ、首を切り落とされて晒し首にされてしまいました。
ストーリーその⑤ 復讐を誓うアドニス
目の前で愛する師を辱められ、惨殺され、その死を笑いクロエの尊厳を踏みにじった人間たちをアドニスは許せませんでした。そんなアドニスですが、その後殺されることなく帝国のとある場所にて封印されていました。アドニスは人間でありながら魔法を使うことが出来たため、その手段を研究するために殺されずに封印されたのです。人間とって超超超超危険人物なアドニスは、その後10年間帝国内で封印されていました。
ストーリーその⑥ 第7管理地区メイヘム捕虜収容所にて
帝国のある施設では大量の奴隷が収容されていました。帝国は超科学文明を築き隣人である魔女を滅ぼしました。でも、結局世界は平和になっておらず、争いは続いていました。貧富の差も拡大しているようで、捕虜収容所には大量の奴隷が収容されていました。心優しき奴隷の少女ドロカは友人を庇い使い捨ての性奴隷として奉仕させられそうになりますが、その直前で看守長のスマホを奪い逃走。音声認証で奴隷たちを解放しつつ、アドニスが封印されている部屋へと辿り着きます。
ストーリーその⑦ 封印から解かれたアドニス、虐殺を開始する!
ドロカによって封印から解かれたアドニスは、目の前の警備員たちを容赦なく殺害し、帝国国民全員を殺害するべく行動を開始します。アドニスは帝国に封印され、脅威レベルSS指定永年幽閉指定人物となっていましたが、アドニスがあの場で殺されなかった理由は“人間でありながら魔法を使える技術”を持っていたからです。帝国にしてみれば貴重な研究対象で、研究が進めば人類が魔法を使えるようになるかもしれませんでしたが、結局帝国はその技術を解明することができませんでした。
ストーリーその⑧ 進撃の巨像兵!女子供まとめて皆殺し!
アドニスは『記述式召喚魔法』と呼ばれる術式により、巨像兵を動かし虐殺を始めます。平和に暮らしていた帝国の人々たちを、女子供区別なく一切の容赦を見せずに殺していきます。ヒャア!たまらねぇぜ~!10年間封印されていたアドニスは、その長い間でいかに効率よく虐殺できるか思考実験を繰り返していました。そしてその鬱憤を晴らすかのように虐殺を繰り返します。師匠のクロエはそんなことを望まないと分かってはいるものの、アドニスは人間たち全員を皆殺しにするまで止まるつもりはなさそうでした。
ストーリーその⑨ 帝国軍の抵抗!
そんなアドニスの虐殺劇に対し、帝国軍は黙ってみている訳ではありませんでした。保安局局長のヤマトはかつてクロエを葬った魔法光子抑制装置の起動を要請します。さらに軍用機や戦車など科学文明の粋を集めた兵器でアドニスに対抗しようとします。軍用機の空爆で巨像兵を破壊することに成功しますが、アドニスを殺害するにまでは至りません。
ストーリーその⑩ 皇帝は不治の病に伏す
その頃、クロエを葬り魔女狩りを主導した全ての元凶、皇帝ゲーテは不治の病にかかり病床に伏していました。ゲーテは魔女がいる限り人類は進歩することはなく、人類が独力で道を切り開いていくには魔法などには頼るべきではないと考えていました。皇帝は人類の進歩のために正しいことをしたと思っていました。でも、それなら別に魔女狩りをする必要性はないのでは?と思う人もいるかもしれませんね。何か隣にいるアンドロメダって王妃さま、怪しいですね。
ストーリーその⑪ 魔女の生き残りドロカ
情け容赦なく虐殺を続けるアドニスの元に駆け寄ってくる一人の人物がいました。それは収容所でアドニスの封印を解いた心優しい女性ドロカでした。ドロカは虐殺を続けるアドニスに対し、クロエはそんなことを望んでいないと説得します。クロエの名前を出されたアドニスは激昂しますが、ドロカは自分が魔女の生き残りだと言います。10年前の魔女狩りを生き延びた数少ない魔女たちはアドニスを救出するための計画を実行していました。ドロカは奴隷として帝国に潜入し、アドニスを救出する機会を窺っていたのです。
ストーリーその⑫ クロエが生き返る!?
アドニスは同胞であるクロエを見殺しにしたことに激昂しますが、そもそも他の魔女たちも逃げることで精一杯でした。謝ってもクロエが生き返るわけではないと憤るアドニスですが、ドロカはクロエを生き返らせることが出来ると言います。ただし、そのためにはアドニスが持つクロエの記憶が必要でした。話を聞いたアドニスはようやくドロカの話に耳を傾け、クロエが生き返らせることが出来ると涙を流します。どうやら、クロエを生き返らせる方法は本当に存在するようです!
ストーリーその⑬ ドロカ射殺される
クロエが生き返ると聞かされ希望を持ったアドニスですが、次の瞬間何者かによってドロカは狙撃され射殺されてしまいます。希望が生まれた瞬間、その希望を打ち砕くかのようにドロカは射殺されてしまいます。またもや絶望以外何も見えなくなってしまったアドニスはこれからどうするのでしょうか?
【はめつのおうこく】第1巻ストーリーまとめ
2023年秋に放送予定のアニメ、はめつのおうこくのコミックス1巻の内容をまとめて紹介してみました!1巻だけですが、内容の濃さや怒涛の展開がマジで面白いです!復讐をテーマとしたダークファンタジーで、暴力的で残虐ながらもスッキリするシーンもあって見ごたえは十分です!アニメでも絶対面白くなる作品だと思うので、興味があれば是非見てみてください!