2023年4月から放送されるアニメ『勇者が死んだ!』は割と王道なファンタジー世界で、世界を救ってくれる偉大な勇者を偶然殺してしまったせいで勇者をやらされるただの村人の物語です。ただの村人なので腕っぷしはカスですが、それを補って余りある強かさを持つ主人公で、そんな主人公のバカエロなバトルファンタジーな作品です。今回はその主人公、トウカ・スコットについて紹介したいと思います!
目次
- 普通の村の普通の農民、トウカ・スコット!
- うっかり勇者死す!世界は闇に包まれた!
- トウカ・スコット、勇者として旅に出なくてはいけなくなる!
- トウカ・スコット、ただの村人で農民!大根農家!
- トウカ・スコット!魔力レベルはたったの1!クソザコ勇者!
- トウカ・スコット!普段の行動からして勇者にあるまじきクズ!
- トウカ・スコット!何よりもフトモモが大好き!度を越えた煩悩の持ち主!
- トウカ・スコット!嘘とハッタリの策略家!
- トウカ・スコット!罠を作って嵌める男!
- トウカ・スコット!罠作りの基本は師匠のエゼルから学ぶ!
- トウカ・スコット!父親は毒親、母親は死別!割と過去が重かった!
- トウカ・スコット!自分では戦いたくない他力本願な男!
- 卑怯者!だけど絶対仲間は見捨てない!
- 【勇者が死んだ!】トウカ・スコットまとめ
普通の村の普通の農民、トウカ・スコット!
物語が始まる3年前、勇者シオン・ブレイダンは地獄の門を封印して世界を救いました。しかし、その地獄の門が再び開いてしまい、勇者は再び地獄の門を封印しなければならなくなってしまいました。そんな深刻な事情とは全く関係なく、平和な村で口うるさい幼馴染と一緒に大根を育ててはニーソックスを履かせて平和にスローライフを営んでいたのが、本作の主人公トウカ・スコットです。強さも人格もとてもじゃありませんが、勇者とはほど遠いキャラクターです。
うっかり勇者死す!世界は闇に包まれた!
そんなある日、村に悪魔が襲撃してきます。悪魔は人間の肉と女性の裸が大好きな人類の敵で、ただの村人が対処できる相手ではありませんでした。トウカはお得意の落とし穴を使って悪魔を倒してやろうと考えますが、まったくうまくいきません。そんなことをしていたら、突如駆けつけた勇者シオンがあっさりと悪魔を撃退します。しかし、その直後、勇者シオンはうっかりトウカの作った落とし穴にハマって死んでしまいました。勇者の冒険はここで終わってしまいました。
トウカ・スコット、勇者として旅に出なくてはいけなくなる!
勇者を殺したことを村ぐるみで隠蔽して事なきを得たと思ったら、翌日トウカの姿は勇者シオンの身体になっていました!実は事の顛末を見ていた元勇者のパーティーで屍術師のアンリが、勇者の『死後にその肉体を誰かに使ってもらう』という遺言に従い、トウカの精神をシオンの肉体に移し、事実上トウカの本体を人質にとってしまったのです。こうなってしまってはトウカに他の選択肢はなく、しぶしぶ勇者の代わりをさせられる羽目になってしまいました。
トウカ・スコット、ただの村人で農民!大根農家!
しぶしぶ勇者になってしまったトウカの本職は農家で、育てている野菜は大根だけ。しかも収穫した形のいい大根に名前を付けてニーソックスを履かせるという奇行を繰り返していました(ただし、他の村人もやっていました)。大根だけを育てているのは極度のフトモモフェチであることからで、他の野菜には興味ないようです。
トウカ・スコット!魔力レベルはたったの1!クソザコ勇者!
この世界には魔術という不思議な力が存在し、魔術や勇者の武器である聖剣を使うためには魔力が必要で、魔力量の指標である魔力レベルというものが存在します。一般人代表の魔力レベルが3だとして、トウカの魔力レベルは幼児レベルの1。そのせいで、勇者の身体が維持できずゾンビや骨の状態で動くことになったり、魔力で強くなる聖剣があまり役に立たなかったりと、潜在能力的にもまったく勇者にふさわしくありませんでした。
トウカ・スコット!普段の行動からして勇者にあるまじきクズ!
元々、勇者シオン・ブレイダンは極度のお人好しで、誰にでも分け隔てなく接する上、世界を救ったあとの見返りも求めない性格でしたが、トウカはそんなシオンの対極みたいな性格で、有利に冒険を進めるために脅すし、タカるし、悪知恵が働き、必要に応じて嘘もつきます。そんなだからか単行本のキャラクター紹介でもクズよばわりされています。
トウカ・スコット!何よりもフトモモが大好き!度を越えた煩悩の持ち主!
トウカはスケベな性格で、命が懸かった戦闘中だとしてもスケベなことを考えています。特に自分が収穫した大根にニーソックスを履かせるほど極度のフトモモフェチであり、フトモモのためならとてつもない行動力を発揮することもあります。フトモモに対する異常な執着はそれが敵であったとしても、それが素晴らしいフトモモであったならとてつもない底力を発揮します。元々は勇者のハイスペックな身体に憑依しているため、煩悩全開の集中状態になれば普段とは全く別物の強さを見せます。
トウカ・スコット!嘘とハッタリの策略家!
勇者の身体になっても基本的にトウカは弱者です。しかし、その弱さを補っているのが、嘘とハッタリを駆使した策略です。会話で相手の興味をひいて時間を稼ぎ、その裏では全く別の策略を考えて状況を打破することも珍しくありません。魔力もなければ強くもないトウカが強敵相手に立ち回ってきた最大の武器が嘘とハッタリです。
トウカ・スコット!罠を作って嵌める男!
罠を作った嵌めることが得意で、特に落とし穴がお好みのトラップ。その落とし穴によって勇者を殺してしまったことで、勇者をやらされるハメになってしまいますが、勇者になってからは不完全な聖剣を逆に利用して即席の落とし穴を作っています。前述の嘘やハッタリによって相手を誘導し、仕掛けた落とし穴にハメるということが多く、落とし穴に始まり落とし穴で全てを終わらせています。
トウカ・スコット!罠作りの基本は師匠のエゼルから学ぶ!
地獄の門が開かれていた3年半前に、盗賊エゼル・ボーグナインが仕掛けた罠に懸かって死にかけていましたが、そこでエゼルの罠の技術に感銘を受けて彼女からその技術を学びます。落とし穴などの罠やサバイバルの技術はそこで培われたものであり、短剣の技術も学んでいました。なのでトウカの本来の武器は聖剣のような長い武器ではありません。あと師匠に対してのセクハラも繰り返しており、そこからさらに技術を吸収していました。
トウカ・スコット!父親は毒親、母親は死別!割と過去が重かった!
エゼルとトウカが出会ったのは悪魔の襲来と二国間の戦争の激戦区でした。何故トウカがそこにいたかというと、傭兵だった父親が戦争の火事場泥棒のために激戦区に赴き、それに逆らえなかった母親とトウカが付いてくる形になってからでした。結局、父親は帰ってこなくなり、母親は父親がいなくなったことをきっかけにトウカとともに戦場から脱出しようとしていましたが、そこで母親とも死別し、過酷な戦場で何とか生き延びてエゼルと出会いました。そこでエゼルとともに仕掛けた大量の罠は多くの悪魔たちを足止めし、結果的にユナやミリィを助けるきっかけとなっています。
トウカ・スコット!自分では戦いたくない他力本願な男!
トウカは出来ることなら自分で戦いたくないと思っており、大抵は強い仲間や乱入してきた実力者をうまいこと利用して自分では戦いません。勿論、戦わなくてはいけない場合もありますが、そのときは仲間の力を借りて連携したり、仲間が助けに来るまで嘘やハッタリで時間を稼いだりと、とにかく自分で戦いたがりません。策を練って罠にハメたり他人に頼ったりと、要領よく楽に戦いたいと思っています。
卑怯者!だけど絶対仲間は見捨てない!
トウカはスケベで変態でバカで他力本願、勇者にあるまじき卑怯な手段も厭わないクズですが、根っからのクズではなく、決して仲間は見捨てません。すぐ仲間に頼ってこき使うクズで、動けない仲間に対してもセクハラを繰り出すようなクズではありますが、いざとなれば絶対に勝てない相手にも嘘とハッタリを武器に立ち向かっていきます。どこをとっても勇者とは程遠く、悪魔からも低俗なクズといわれる始末ですが、その部分だけは勇者にふさわしい心を持っています。
【勇者が死んだ!】トウカ・スコットまとめ
勇者が死んだ!の主人公、トウカ・スコットについてまとめてみました!主人公のトウカは度を越えたスケベで勇者にあるまじきクズっぷりが目立つキャラクターですが、そんな主人公のクズっぷりが面白く、その悪知恵で状況を打開していくという展開がめちゃ面白いです!こんな主人公なので、笑える作品でもあり、強敵を嘘とハッタリと卑怯な知恵で打開していくという爽快感もある作品です!そういう意味ではとても魅力のある主人公で、アニメでもキャラのよさが目立つと思います!