かぐや様は告らせたいとクズの本懐の作者がタッグを組み、お互いのいいとこどりをしたような作品【推しの子】が2023年4月からアニメ化します。芸能界という世界を舞台に二人の主人公が活躍する題材ですが、オカルトファンタジーやサスペンスの要素も混ざっており、作品の中には大きな謎が残っています。その謎とは、主人公の父親=本作の黒幕?とされる人物です。今回はその【推しの子】最大の謎を考察していきたいと思います!
目次
衝撃の展開から始まった【推しの子】!!
産婦人科医の主人公のところに、推しのアイドル(16歳)が妊娠してやってきたという衝撃の展開から始まった【推しの子】は、その主人公が殺害されて、その推しのアイドル(16歳)の子供に転生するというさらに衝撃的な展開から始まります。双子として生まれた二人の主人公が、アイドルの子供として第二の人生を歩んでいくというストーリーです。
さらに衝撃の展開が待つ【推しの子】!!
16歳で二人の子供を生みながらも復帰後、スターへの道を歩んでいくアイドルと、それを見守りながら第2の人生をどう歩んでゆくのか?そんな家族愛溢れるハートフルなストーリー……とはなりませんでした。世間にその名を轟かせようとしていたそのアイドルは、ストーカーによって殺害され、20歳でその生涯を終えます。そんな平和の地に爆弾を落とすような衝撃的な展開で物語の序章は終わります。
星野アイを殺害した犯人は誰なのか?
物語の序章で殺害されたアイドル、星野アイは誰が殺害したのか?これが本作における大きな謎で、テーマの一つとなっています。実行犯となった人物は大学生のストーカーで、主人公の前世であるゴローを殺害した犯人と同一人物で、アイを殺害した後自殺しています。しかし、その実行犯はアイの入院先や新居を突き止められるような人物ではありませんでした。つまり、その裏でストーカーに情報を提供した人物がいることは明白でした。
黒幕は芸能界にいる?
アイの入院先や新居は普通の立場では突き止められず、動機と手段の両方を持つ人物は限られていました。その人物はストーカーを操り、自らの手を汚すことなくゴローとアイを殺害したということになります。その相手は芸能界の関係者でアイの交際相手であり、主人公のアクアとルビーの父親の可能性が非常に高く、アクアは自分の遺伝子情報を元にその人物を見つけ出して復讐するために芸能界へ潜り込みます。
その人物は劇団ララライの関係者だった!?
アクアはアイの遺品であるスマホのロックを総当たりで解除し、その中に記載されていた関係者をピックアップし、ドラマの出演や恋愛リアリティーショーなどの出演にかこつけて関係者に接触していました。そして、アイの交際相手が『劇団ララライ』の関係者であることを突き止めます。
復讐相手はすでに死亡済み?
アクアは2.5次元舞台で共演した『劇団ララライ』の関係者にDNA鑑定を行い、その中に自分と遺伝情報が一致する人物を見つけました。劇団ララライの看板役者、姫川大輝がその人物でした。アクアと姫川大輝は異母兄弟だったのです。しかし、姫川の両親は彼が5歳の頃に心中していました。アクアの復讐相手はすでにこの世にいなかったのです。
父を名乗る不審者登場!
アクアの復讐は不完全なまま終わってしまいます。しかし、その直後、ルビーが母のお墓参りをしている場面で、父親を名乗る謎の男性が現れます。この人物は一体?
マジで謎の少女登場!
その後、ルビーが白骨化したゴローの遺体を発見したのち、直後に現れた謎の少女からは『アイが極秘出産していたこと』、『犯人は二人組で一人は当時大学生、後に自殺、もう一人は中学生』という事を告げられます。
考察!黒幕の男は生きているのか?
アクアは姫川大輝が自分の異母兄弟であることを突き止め、その姫川から両親の上原清十郎と姫川愛梨が心中し、すでにこの世にいないことを告げられます。つまり、アクアとルビーにとって黒幕に当たる人物もすでに死んでいるということになりますが……メタ的にも生きているのは間違いないでしょう。そもそも、黒川あかねはそこに抜け道があることに気づいており、父親(を名乗る不審者)も登場しているため、まず間違いなく生きています。
犯人の人物像
アイは生前彼に電話を掛けている描写がありますが、スマホからではなく公衆電話からでした。つまり、アイのスマホにすら痕跡を残させないほど周到な人物で、こんな終わり方をするような人物ではないと思います。というか死んでるで終わったらクソじゃん。
考察!じゃあ、黒幕の男は何故生きているのか?
前提として、アクア(とルビー)と姫川大輝が異母兄弟であることは間違いありません。つまり、血縁関係にあるわけです。父親が同一人物であることも間違いありません。問題は姫川大輝は上原清十郎という人物が父親だと言い、その人物がすでに死んでいるということです。ここで、黒幕の男が生きているという前提で考えるといろんな説が考えられます。
そもそも父親が違う
そもそも姫川大輝が父親として挙げた上原清十郎という人物は、姫川大輝の父親ではなかった説です。立場上は父親だっただけで血は繋がっていないということならば、特に違和感なく説明が付きます。そうなると、心中というのも怪しくなってきます。姫川の母親が黒幕との不倫によって姫川大輝が生まれた、そしてその事実を上原清十郎が知ったということなら心中の動機にはなります。また、これが心中ではなく殺人事件だった可能性もあります。黒幕の人物は自分の手を汚さずに二人の人間を殺害した(ストーカー君の自殺を含めると三人)ヤバいやつなので、心中自体が仕組まれてたものの可能性もあります。
上原清十郎が生きている
死亡状況は軽井沢のコテージでの心中でした。それ以外のことは分かっていませんが、もしこれが死体の特定の難しい手段での心中であれば、心中で死んだのは上原清十郎ではなかった可能性があります。そうなれば、上原清十郎は今も生きている可能性はあるかもしれません。
姫川大輝が嘘をついている
アクア(とルビー)と姫川大輝が異母兄弟であることは事実です。上原清十郎と姫川愛梨という人物が心中したのも事実。しかし、両親がその二人だというのは姫川大輝が言っているだけで本当は嘘なのかもしれません。可能性としては無くはないですが……何となく薄そう。
考察!突如として現れた謎の少女は何物なのか?
ゴローとさりなが死に、アクアとルビーが生まれた地で出会ったマジで謎の少女。その少女は「真の意味で母を得られなかった二人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」と意味深なことを言ったり、アイがアクアとルビーを産んだことと、その日に担当医が失踪した事実を知っていました。さらに、病院の周りに不審な当時大学生位の男と中学生位の男の子がいたことも知っていました。さらにルビーの事も知っている様子でした。一体この少女は何物なのか?
オカルトファンタジー女子説
この作品が推しの子に転生したというオカルトファンタジーなので、そういうオカルトな特殊能力で全てを知った少女だった?一応、可能性はあります。
1話に出てきたツッコミ担当のナースの関係者説
病院の周りに不審な男がいたというシーンで、1話に出てきたツッコミ担当の美人ナースらしき人物が映っています。この少女はもしかするとそのナースの関係者なのではないか?そもそも、不審者がうろついていたという事実を知るためには、事実を知る人物の関係者でなければいけません。アイが二人を産んだ事実、ゴローが失踪した事実、不審者の詳細を知る人物は限られていますが、そのナースなら条件を満たします。
娘かな?
「真の意味で母を得られなかった二人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」という発言は、『生まれてきた二人は何らかの異常を持って生まれたが、奇跡的な何かが起こり生き返った』などの意図があったとすれば出産時の状況を知っていた可能性があります。また、ゴローとさりなの両人を良く知る人物であれば、テレビ等で活躍する二人の姿の中にゴローとさりなの特徴を感じ取ることができた。そう考えれば一見オカルトな発言に説明が付きます。やっぱりツッコミ担当のナースならその条件を満たします。
黒幕の娘説!
上記の状況を良く知る人物がもう一人存在します。それは不審者の片割れで黒幕とされる人物です。父を名乗る不審者がアイの墓の前でルビーと出会ったとき、そこにカラスが描写されていました。そしてこの謎の少女もカラスを操っていました。この少女は黒幕の娘説もありそうです。そうなると、アイも含めて三人も妊娠させたのか(困惑)
【【推しの子】】推しの子の考察まとめ
【推しの子】最大の謎とされるアクアとルビーの父親。そして謎の少女の正体はどうなるのか?アニメでは声優や髪の色などの遺伝的特徴を詳しく描写せざるをえないので、アニメからメタ的に分かることもあるかもしれませんね。