「授業中の教室にもし強盗が入ってきたら?」「もし、好きな人が廊下でいじめられっ子にいじめられていたら」などなど、授業中にふと自分がかっこよく活躍できるシーンを妄想して物思いにふけることはありませんか? 普段なら絶対にありえないシチュエーションだけれど、ついつい自分がかっこよく活躍できる環境を想像してしまうんですよね。そんな男性ならあるあるの「俺TUEE!!!シチュエーションの妄想」ですが、妄想力がありすぎて、「好きな人の犬になってでもいいから、一緒に暮らしたいなぁ」 なんて妄想にまで辿り着いた方はなかなかいませんよね。しかし、そんな妄想力豊かな男性たちの中でも なかなか思いつかないような「好きな人の犬になってしまったら!?」 なんていう究極の激ヤバシチュエーションを実際に漫画にしてしまった作品があるのです!一体どんな発想していたらこのような設定を思いつき、実際に漫画にしようと思えるのか?考えてみれば考えてみるほど、作者の発想力の豊かさに脱帽してしまうような設定ですね。 しかも、設定の一発勝負ではなく、純粋に描かれる女性キャラクターの質も高く、描写自体もかなり過激路線で振り切って描いているので、通常のラブコメ作品では満足できない男性読者からの支持も非常に高いのです。 かなりニッチな設定であるのにもかかわらず、これほどのスピードでアニメ化まで決定したと言うことからも、本作についているファンの多さが分かりますよね。それだけ魅力的な作品である本作ですが、同時にアニメ化するにあたって少々不安になってしまう要素も多々あります。やはり「過激な描写」が武器の作品ですので、その過激さをどこまでアニメ化できるかに本作の成功はかかっていると思います。そこで、今回は本作の魅力である「過激さ」を振り返りながらも「アニメでどれだけ描くことができるのか?」という観点から紹介をしていきたいと思います。本作が神アニメになるかどうかは全てこの要素にかかっているかと思いますので、是非ともチェックをしてみてくださいね!
「犬目線」だからこそ描ける!!
本作の最大の魅力である「犬目線」という設定は、これまでのラブコメ作品にはなかった全くもって新しい観点の革命的な設定であるといえます。これまではヒロインのかわいいシーンと言うのは人間からの目線で描かれていたので、ヒロインを描くことができる角度はどうしても相手側の身長に依存してしまいます。
従来のラブコメの問題点
そのため下からの画角で美少女を描きたい時は事前に相手側がしゃがんでいる描写等を描かないといけないため、本当の意味で女性キャラクターを様々な角度から柔軟に楽しむことができなかったのです。
犬目線という解決策
そのような中で、本作が提示した全く新しい解決策が「主人公がそもそも犬になってしまっている」と言う解決策です。主人公が犬になってしまうことで自然に下から目線の美少女キャラクターを描くことができます。
上からの画角の描写は少ない
反面上からの画角の美少女キャラを描く事は難しくなってしまいますが。そもそも美少女よりも身長が高い男性キャラクターが多い中で、上から目線の美少女キャラクターというのは描き作されている感もありますので、本作ではそこまで比重を置かれていないのかもしれませんね。
下から女性を描くというニッチなアプローチ
このように本作は従来のラブコメの問題点である、美少女を中心に描いているのに相手方のキャラクターの身長が邪魔をして、いちいち別角度からの美少女を描くために相手方のキャラクターが姿勢を変えたりする描写を描く手間があるという問題点を「じゃあ、初めから主人公が極端に身長の低いキャラクターであれば問題ないじゃん!!」という発想のもと思い切って主人公を犬にしてしまったという解決策を提示してきた点にあると思います。
「犬目線」はアニメ版でも期待!!
このように犬からの目線で描かれるアニメーション作品と言うのは、これまで全くなかった作品ですので、犬目線で描かれる本作の物語には期待をしたいですよね。
新しいチャレンジの作品!!
これまでのアニメ作品にはなかった新しいことにチャレンジしている作品ですので、ぜひとも注目してみましょう!
犬目線だからこそ過激!!
本作の犬目線という設定で凄いところは「主人公を犬にすることによって、通常の漫画では描くことのできない過激な描写を描くことに成功した」という点でしょう。 通常の作品であれば人間同士では絶対にアウトな描写を、本作は「いやいやこれは犬と飼い主の戯れだからオーケーですよ」というスタンスで割り切って描いています。そのため、人間同士ならアウトな描写でもギリギリくぐり抜けて最後まで描いているのです。
主人公が犬という発明
このように犬を主人公にするだけで、通常のアニメ作品では描くことができなかったような過激な作品をとことん追い詰めることができるのです。
「主人公が犬」という設定のうまさ
人間よりも身長が低いから下から美少女を描くこともたやすくできますし、「主人公が犬」という設定はこのようにラブコメ作品である本作にて様々な特異性を有しているのです。
アニメもこのまま放送オッケー!?
しかし、漫画版ではこのようなロジックで割り切って描いていた本作ですが、果たして公共の電波を使うアニメ版でこのまま放送できるのでしょうか?いくら深夜番組とはいえ最近のアニメ業界はかなりシビアです。果たして本作の物語はどこまで忠実に描かれるのか少し考えていきたいと思います。
アニメ版では流石に大人しくなるかも、、
結論から申し上げると、さすがにこのまま本作の過激な描写を全てアニメ化するのは難しいんじゃないかなぁと感じます。近年は深夜アニメとはいえ過激な描写をする事は難しくなっているので、本作の完全な再現は難しいと思います。その分、後々発売するブルーレイディスク版などでアニメとして放送することができなかった過激な人気回を放送することになるのではないでしょうか?
犬目線でどこまで割り切れるか期待!!
しかし本作には、漫画版を切り抜けてきた「いやいや主人公は犬ですから、ただ美少女キャラクターと戯れているだけですよ」という切り返し方法があります。このロジックがどこまで地上波で通用するのか分かりませんが、ここまできたら、とことんこのスタンスを貫き通してほしいですよね。
実際に視聴して確かめてみよう!
と、ここまで本作のアニメ化のクオリティーについて考えていきましたか、やはり最終的には実際に視聴して確かめてみるのが早いと思います。
初めの一話で概ねわかる
はじめの第一話で構いませんので本作のアニメ版が放送された際にはぜひともチェックしてみましょう。第一話の作画でおおむねの本作の進行やクオリティーについては理解することができます。
アニメ版ならではの工夫点にも期待!
そして何よりも、アニメ版に期待するのは原作の再現度だけではありません。テレビアニメーションという新しい媒体だからこそできる新しい工夫点や、新しいラブコメ作品の形について提案してくれることにも期待したいですよね。
工夫次第では原作を越えられるかも??
ただ原作を真似るだけでは、原作を超えることはできませんので、アニメ版ならではの工夫を凝らして原作をさらに超える作品になるといいですね。アニメ版が原作を超えたことによって、原作に新たなインスピレーションが起こり、さらに原作漫画が面白くなったという事例は山ほどあるので、ぜひとも本作にもそのルートをたどってもらいたいものです。
全力でアニメ版を応援しよう!
そのためには、我々『犬になったら好きな人に拾われた。』ファンがしっかりと本作のアニメ版を応援することが必要不可欠となります。原作が好きだというファンの方も原作と同時進行で、ぜひともアニメ版を応援してくださいね。
原作を楽しんでまとう!
「テレビアニメ放送まで待ちきれないよ!」というファンに向けてお勧めするのは「原作を読んで待つ」ことです。本作は既に原作版でかなりの完成度を誇る作品となっていますので、本作のそもそもの魅力である犬目線で描かれる美少女キャラクターなど細かくチェックしてみましょう。
作者の発想を一番に楽しめる!
そもそも本作の「主人公が犬である」という設定は、魅力的な美少女キャラクターの絵を犬目線という独特な構図から描きたいという作者の発想が元になっています。そのため本作の大胆な設定を楽しみたいという場合は、直接そのアイディアを出した本作の作者の作品に触れてみるのが1番だと言えるでしょう。
そもそも本作の設定は漫画で描くためのもの
そのため、そもそも本作の特殊な設定は、漫画として魅力的な美少女キャラクターを描くために生み出されているものですので、漫画版を楽しむことによって本作がどのような発想で作られているのか概ね理解することができると思います。
まとめ
いかがでしたか? 今回は一部の男性ファンから熱烈な指示を受けている本作について、アニメ版はどこまで可能なのかという観点で紹介をしていきました。やはり漫画版として既に完成度の高い作品ですので、これ以上完成度の高い作品をアニメ版に求めるのはかなりハードルが高いようにも感じますね。しかし、原作のハードルが高ければ高いほど良い作品が生まれやすいという傾向もありますので、むしろこのようなテレビアニメ版に対するハードルの高さは本作のアニメ版をさらに光らせる要因になるかもしれません。いずれにせよ、実際にテレビアニメ版を視聴してみないとあたりかどうかは判断できませんので、今回の記事を読んで少しでも本作に興味を持ったという読者の方は必ずチェックをしてみてくださいね。