2022年夏アニメの一作として放送される惑星のさみだれは、2005年からヤングキングアワーズで連載が始まった作品で、連載終了は2010年。つまり、連載終了から12年越しのアニメ化となった作品です!選ばれた12人の騎士が超能力を与えられ、地球の危機に立ち向かうバトルファンタジーで、騎士たちは掌握領域と呼ばれる力と何でも一つ願いを叶えられる権利が与えられ、命がけの戦いに巻き込まれていくというストーリーです。今回はその12人の騎士たちの持つそれぞれの掌握領域と願い事についてまとめてみました!
目次
- トカゲの騎士 雨宮夕日の掌握領域 「掌握空域 天の庭(バビロン) 」
- 犬の騎士 東雲半月の掌握領域 「方天戟」
- 馬の騎士 南雲宗一郎の掌握領域 「傾天平面」
- カラスの騎士 東雲三日月の掌握領域 「掌握結界 封天陣」
- ヘビの騎士 白道八宵の掌握領域 「炎状刃(フランベルジュ) 」
- 黒猫の騎士 風巻豹の掌握領域 「創造領域 地母神(キュベレイ) 」
- ネズミの騎士 日下部太朗の掌握領域 「荒神(あらがみ) 」
- カマキリの騎士 宙野花子の掌握領域 「よく冷え~る」→「勇者の剣(クサカベ) 」
- 鶏の騎士 星川昴の掌握領域 「無敵の盾」「最強の矛」
- 亀の騎士 月代雪待の掌握領域 「無敵の盾」「最強の矛」
- フクロウの騎士 茜太陽の掌握領域 「因果乱流(パンドラ)」
- カジキマグロの騎士 秋谷 稲近 掌握領域 不明
- 【惑星のさみだれ】掌握領域と願い事まとめ
トカゲの騎士 雨宮夕日の掌握領域 「掌握空域 天の庭(バビロン) 」
戦いに身を投じてからしばらくは掌握領域に名前を付けておらず、特別な力を使っていたわけではありませんが、東雲半月との夢の中での戦いで披露され、領域をドーム状に広げることで相手の動きを阻害しつつ、自分の動きを補助する能力。
雨宮夕日の願い事
病気の祖父を治すこと。幼少期に両親を亡くし、その後は祖父から受けた虐待により大きなトラウマを背負い、祖父に対して憎しみを抱いていました。しかし、祖父は余命いくばくもない状態で今までの行いを謝罪します。夕日は葛藤の末に、祖父を助けることを願いました。ただ、その後病気が治った祖父は交通事故により急逝することとなります。
犬の騎士 東雲半月の掌握領域 「方天戟」
掌握領域により棒状の力場を作り出し、対象にぶつける能力。通常であればダメージを与えることすら困難な泥人形を削り取るほどの威力を持ち、さらに絶え間なく撃ち込むこともできます。古武術「古雲流」の使い手でもあり、掌握領域を使わずともひとりで暴力団を壊滅させるなど非常に腕っぷしが強い。
東雲半月の願い事
自らの技を雨宮夕日に譲り渡すこと。泥人形との戦いで夕日をかばい致命傷を負った半月は、死に際に願い事を使い、自らの技を雨宮夕日に譲り渡します。夕日やさみだれにとっては、身近に頼れる大人であり、生きている間に彼らに大きな影響を与え、死後にも大きな影響を与え続けました。
馬の騎士 南雲宗一郎の掌握領域 「傾天平面」
平面上の力場を発生させる能力。捕縛として使えるほか、他の騎士と連携することで強力な攻撃を繰り出すことができる。本人の戦闘能力も高く、蹴り技を得意とし、アニマにより従者が霊馬に強化されたことにより、足に帯状の領域を纏うことで効果力の蹴り技を繰り出すことが出来るようになります。その際の技名はドリルキック。
南雲宗一郎の願い事
不明。すでに使用したのか、使用せずに本編を終えたかも不明。願い事に関しては致命傷を受けた際の保険として機能させることも出来ますが、その機会は訪れませんでした。
カラスの騎士 東雲三日月の掌握領域 「掌握結界 封天陣」
元々、我流の格闘術の使い手で身体能力やセンスはずば抜けていましたが、掌握領域の使い方を知らなかったため南雲宗一郎との戦いに敗北、しかしその後山ごもりの特訓により掌握領域を足場にすることで、三次元の移動を可能にする「掌握結界 封天陣」 を身に着けます。また、兄の技を受け継いだ夕日の方天戟から、掌握領域を広範囲に発射する「戟軍・封天陣」 を身に着けます。
東雲三日月の願い事
少女にパンをあげること。インドを放浪中に踊っていた少女にパンをあげることに使った。元々細かいことをこだわらない性格で、特に深く考えて行動したわけではなく、願い事に対する執着はこれっぽっちも無かった様子。
ヘビの騎士 白道八宵の掌握領域 「炎状刃(フランベルジュ) 」
謎のホームレス神余から剣術を教わっており、泥人形との戦闘では木刀に掌握領域を纏わせる炎状刃(フランベルジュ)を使います。手数には優れるものの、泥人形には表面に傷を付ける程度の威力しかありませんが、黒竜(インビジブル)になる権利を賭けた夕日との勝負に勝利したことで、能力を強化した「万首大蛇(よろずくびおろち)」を使えるようになります。
白道八宵の願い事
家族が笑って死ねるようになること。それが果たされるのは何年後になるか、地球が滅びる日あるいはそれまでの不意のある日、地球を救えればその後のいつかにはなりますが、彼女の家族は笑って死ねる契約がなされます。
黒猫の騎士 風巻豹の掌握領域 「創造領域 地母神(キュベレイ) 」
魔法使いアニムスの能力と同じような泥人形を生み出す能力。そのほか通常の掌握領域も使える模様。掌握領域は願い事により強化されており、その結果泥人形を生み出す能力を手に入れています。
風巻豹の願い事
掌握領域の強化。貪欲な知識欲からアニムスとの交流があり、彼から仲間になるように提案されるも、提案に乗ることはありませんでした。元々はアカシックレコードを掌握することを願いますが、できなかったため掌握領域の強化を願い、泥人形を生み出す力を獲得します。
ネズミの騎士 日下部太朗の掌握領域 「荒神(あらがみ) 」
精密操作を得意とし、空気を細かく攪拌することで燃料を爆発させる荒神(あらがみ)を完成させます。その後、掌握領域を使った移動手段を特訓し完成させますが、その移動手段で宙野花子を泥人形の攻撃から庇い泥人形に背中を貫かれて死亡します。花子もその攻撃で一緒に貫かれ、太朗の願いによって花子は復活したため、彼の死は無駄死と言われてしまいますが、その行動は花子に大きな変化をもたらすこととなります。
日下部太朗の願い事
宙野花子が致命傷を受けたら回復させること。太朗は泥人形の攻撃から花子を庇って死亡したため、太朗が彼女を庇わなければ太朗が死ぬことはありませんでした。しかし、それを知っていてもなお花子を庇ったその行動は残されたものたちに大きな悲しみと強い決意を与えます。
カマキリの騎士 宙野花子の掌握領域 「よく冷え~る」→「勇者の剣(クサカベ) 」
分子の運動を抑制させることで水を瞬間で凍らせるという太朗とは対照的な能力。元々、感情が希薄であらゆるものに対する執着が薄かったため、自分の能力「よく冷え~る」という名前を付けていましたが、太朗の死は彼女に大きな変化を与え、その後は能力の名前を「勇者の剣(クサカベ) 」と変えます。
宙野花子の願い事
ニュースで見た連続殺人犯の死。元々の執着の無さから、偶然ニュースで見た連続殺人犯の死を願います。そのせいで業を背負い死亡率が高まっており、泥人形との戦いで致命傷を負ってしまいます。
鶏の騎士 星川昴の掌握領域 「無敵の盾」「最強の矛」
月代雪待とともに発動する掌握領域。カジキマグロの騎士である秋谷稲近の指導を受け、師匠と呼んでおり、夕日たちと合流する以前に泥人形を一体撃破しています。掌握領域は月代雪待とともに発動する「無敵の盾」と「最強の矛」。連続使用は出来ないものの、強固な防御力と泥人形を一撃で破壊するほどの威力を持ちます。
星川昴の願い事
雪待が幸せになること。奇しくも雪待の願いも昴の幸せを願うことでした。二人合わせて圧倒的な攻撃力と防御力を使い、最後まで戦い抜きます。
亀の騎士 月代雪待の掌握領域 「無敵の盾」「最強の矛」
星川昴とともに発動する掌握領域。二人で発動する条件はあれど、泥人形を一撃で破壊できるほどの威力を持つ攻撃は姫であるさみだれ以外使うことが出来ませんでした。
月代雪待の願い事
昴が幸せになること。見た目では昴が活動的で運動が得意、雪待が思慮深く判断力に優れるように見えますが、実は逆です。
フクロウの騎士 茜太陽の掌握領域 「因果乱流(パンドラ)」
時間をかき混ぜる能力。新しくできたものなら壊せるが、ある程度時間が経ったものは壊せない。しかし、能力の応用で傷の治療に使えることが判明します。彼の家に隠れていた10体目の泥人形の本体を倒したことで、アニマから幻獣の力を与えられます。当初はアニムス側についており、戦闘にも参加せず時空を操る能力はアニムスによって与えられたものでした。
茜太陽の願い事
能力の返還の拒否。アニムスとの最終決戦にて与えられた能力を返還させられそうになった際に、願い事を使い能力の返還を拒否します。結果、アニムスは時空系の能力を使うことはできず、騎士たちにとっての切り札となりました。
カジキマグロの騎士 秋谷 稲近 掌握領域 不明
昴と雪待の師匠として登場した人物ですが、二人が夕日たちと合流した時点で故人。アカシックレコードと繋がり500年生きた超能力者。自分が500年後に死ぬことも予知していました。掌握領域は不明ですが、泥人形の攻撃で致命傷を負うも「天沼矛(アマノヌボコ)」という技で大きなダメージを与えます。
秋谷稲近の願い事
なし。本来であれば致命傷を回復する願いを行使することも出来ましたが、それをせずにそのまま死亡します。
【惑星のさみだれ】掌握領域と願い事まとめ
惑星のさみだれに登場する騎士たちの掌握領域と願い事についてまとめてみました!願い事といえばまどか☆マギカにも似た設定がありましたが、本作の願い事はそちらに比べると扱いが軽いですね。実はその関連については作者自身が言及しているため、興味があればアーカイブを見るとさらに楽しめるかもしれません。