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SPY×FAMILY

【SPY×FAMILY】作中の登場人物を一挙紹介!

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敏腕スパイの父親、殺し屋の母親、エスパーの娘、そして未来予知能力を持つ犬のペット・ボンド。誰にも言えない秘密を抱えた人間と動物たちが家族となって生活を共にするのが本作品の大きな魅力です。しかし、魅力的なのはフォージャー家だけではありません。友人に扮した情報屋、秘密警察の弟、エレガントさを兼ね備えた学校の寮長、東西平和を脅かす危険人物の妻子など、主人公達以外にも多彩なキャラクターが登場します。本記事ではフォージャー家「以外」の登場人物たちを最新のアニメ情報に基づき紹介します。

東国(オスタニア)関係者

エドガー

本物のエドガー

ロイド(黄昏)が第1話で変装していた相手で、強硬な対西国派の政治家です。東国の外務大臣(融和派)を失脚させるため、秘密裏に大臣の弱みを握ろうと画策していました。その弱みとは「大臣がカツラを着けている」という重大な機密情報で、彼は情報屋を使ってその証拠写真を入手します。しかし、情報屋との取引現場に潜入していたロイド(黄昏)に写真を横取りされ、目論見は失敗に終わりました。ロイドは偽装工作で本物のエドガーより先に証拠写真を奪取し、事件後は正体を悟られる前に姿を消しています。激昂したエドガーは部下を使って報復を企て、ロイドが引き取ったばかりのアーニャを誘拐する事件も起こしましたが、これもロイドに阻止されています(この件の詳細はコミックス1巻参照)。なお、エドガーには「カレン(Karen)」という娘がいることが明らかになっており、ロイドは任務のため彼女と交際して情報収集していました。

フランキー

情報提供者のフランキー

ロイドの協力者である情報屋です。もじゃもじゃ頭のアフロヘアが特徴で、アーニャからは「モジャ」とあだ名で呼ばれています。表向きはバーリント市内で煙草屋を営みつつ、裏ではロイド(黄昏)のために情報収集や書類の偽造など幅広くサポートする有能な人物です。ロイドとは旧知の仲で、かつて東西戦争中に敵味方の兵士として出会った過去があり、終戦後に協力関係となったことが示唆されています。任務上の付き合いだけでなく私生活でも面倒見が良く、ロイドとヨルが不在の際にはアーニャとペットのボンドの子守を任されることもしばしばです。また独身で常に彼女募集中の彼は、家庭を築いているロイドを羨ましく思っており、ロイドに軽口を叩いたりからかったりするお茶目な一面もあります。しかし根は情に厚く、例えばロイドとヨルのデートの際には快くアーニャの世話を引き受けるなど、頼れる相棒です。恋愛面では極度に不器用で、意中の女性にアプローチするもうまくいかない様子が作中の小話で描かれています(アニメではS1第16話およびS2第4話にて彼の恋活エピソードがコミカルに描かれました)。

ユーリ・ブライア

秘密警察に所属するユーリ

ヨルの実弟で20歳。表向きは東国の外務省職員として働いていますが、それは仮の姿で、実際には国家保安局(通称「秘密警察」SSS)の少尉を務めています。秘密警察では国内に潜むスパイや反体制分子の摘発任務に当たり、とりわけ凄腕スパイ「黄昏」の行方を追っていることが劇中で示唆されています。職務上は冷徹かつ有能で、容赦なく暴力も行使するため犯罪者から恐れられる存在ですが、一方で弱者への共感や情け深さも持ち合わせており、目的のため無関係な市民を傷つけることは避ける傾向があります。そんなユーリ最大の特徴は重度のシスコンぶりで、姉のヨルを溺愛するあまり彼女に関わることになると理性を失ってしまいます。ヨルが結婚したと知った際も、相手のロイドを敵視し厳しく詰問しますが、姉が幸せそうにしている姿を見ると言い訳もろともすぐに信じ込んでしまいました。ロイド=黄昏であることには全く気付いておらず、一方でロイドはユーリが秘密警察に属していることを見抜いています(ただしヨル本人にはユーリの秘密警察勤務の事実は伏せられたままです)。なお、姉の手料理による幼少期の食中毒経験のおかげで多少の毒物にも耐える頑強な体質になっており、幾度か無理が祟って病床に伏しても不死鳥の如く復活するタフさを見せています。

ドノバン・デズモンド

危険人物のドノバン・デズモンド

ロイドの極秘任務「オペレーション〈梟(ストリクス)〉」で標的となっている東国・国家統一党の総裁です。かつて東国の首相を務めた大物政治家でもあり、東西間の緊張を再び高めようと暗躍する危険人物です。非常に用心深い性格で、公の場には滅多に姿を見せません。唯一公然と姿を現すのは、彼の息子(後述のダミアンやディミトリアス)が通う名門イーデン校で定期的に開催される懇親会(インペリアルスカラーの親睦パーティ)のみです。ロイドたちはこの懇親会で接触を図るべく奔走することになります。実際、アニメ第1期最終話(MISSION:25 “接敵作戦<ファーストコンタクト>”)にてロイド(アーニャの保護者として出席)がついにドノバンとの対面を果たし、ごく短時間ながら直接会話することに成功しました。ドノバン本人は実直さに欠け、成果のみを重んじる主義であり、その厳格さゆえに家庭では息子達に愛情を示さず放任気味だと描写されています。実際、ダミアンは父に認められたい一心で懸命に努力していますが、ドノバンは必要以上に干渉せず突き放した態度をとっています。東西平和を脅かす張本人であり、本作における最大のキーパーソンと言えるでしょう。

東雲

エリートスパイ?東雲

自称「黄昏のライバル」を名乗る三流スパイ。本名不明でコードネームは「東雲(しののめ)」。その実力はお粗末で、劇中ではお世辞にもエリートとは言えないコミカルな存在です。アーニャ達のクラスメイトであるジョージ・グルーマン(後述)が逆恨みから企てた計画の実行役として雇われ、イーデン校のデズモンド兄弟(ダミアンと兄ディミトリアス)の答案用紙を書き換えるという任務を請け負いました。しかし、潜入先の校内でロイド(黄昏)と鉢合わせしたことで暗躍は失敗。隠れて答案改竄を試みるも悉くロイドに阻止され、最後は本人だけが「任務完了」と勘違いしたまま去っていきました。彼は自身を有名スパイ「黄昏」に匹敵する存在だと信じ込み、派手な活躍を夢見ていますが、現実には準備不足で杜撰、間抜けな行動が目立ちます。なお、声優は有名な中村悠一さんが担当し、登場回(アニメ第18話「東雲〈デイブレイク〉」)ではそのコミカルな演技が話題となりました。

ドミニク

カミラの彼氏のドミニク

バーリント市役所…ではなく東国外務省に勤務する青年。ヨルの同僚カミラの恋人です。ヨルとは職場の繋がりこそありませんが、ドミニクはカミラを通じてヨルとも顔見知りであり、ヨルが同僚女性たちから冷たく当たられている際には場を取りなす優しい性格の持ち主です。実はユーリ(ヨルの弟)とは外務省時代の同僚でもあり、ユーリの自宅の隣室に住むなどプライベートでも親しい間柄です。ただしドミニク自身はユーリの正体(秘密警察であること)には気付いていません。ヨルがロイドと結婚した際にはカミラ達と共にお祝いパーティーを開くなど協力的で、ヨルに対して陰口を叩く人々には「放っておけ」とフォローを入れる懐の深さも見せました。温厚で思いやりのある人物と言えるでしょう。

カミラ

ヨルの後輩のカミラ

ヨルが務める市役所の後輩女性で、ドミニクの恋人。美人ですが気が強く、当初はヨルに対して敵意むき出しで嫌味を言ったり陰口を叩いたりしていました。しかしヨルが結婚した頃から徐々に態度が軟化し、ヨルの料理下手を心配して自宅に招き練習に付き合うなど、面倒見の良い一面もあります。プライドが高く素直でない性格ながら、根は悪人ではなく情にも厚い様子で、ヨルが実直であることは内心認めているようです。ヨルに料理を教えるエピソード(アニメ第16話「ヨル’s キッチン」)では、厳しく叱りつつも最後まで付き合い、ヨルの作ったスープを再現してみせるなど料理上手ぶりも発揮しました。

ミリー

ヨルの後輩のミリー

カミラと同じく市役所でヨルの後輩として登場する女性。同僚の中では一番年下で、屈託のない物言いが特徴です。悪意はないものの無神経で思ったことをすぐ口に出してしまうため、知らず知らずヨルを傷つける発言をしてしまうことがあります(例えば「ヨルさんって彼氏どころか友達もいなさそう」等)。その都度シャロンにたしなめられていますが、本人にはあまり自覚がありません。ただしカミラのように意地悪で言っているわけではなく、根は素直で憎めない後輩です。

シャロン

ヨルの後輩のシャロン

同じくヨルの市役所での後輩女性。ミリーやカミラと行動を共にしています。彼女は既婚者で息子がおり、イーデン校の受験を控えている設定です。表向きは穏やかで常識的な振る舞いをしており、ミリーが放つ無神経な言葉にも「ちょっと言い過ぎじゃない?」と窘めるなど大人びた態度を見せます。しかし内心ではミリー同様にヨルを少し見下している節があり、ヨルが唐突にエリート男性と結婚したことにも陰で驚きを漏らしていました。とはいえ根は小心で、ヨルの豪快な怪力エピソードを聞かされると怯えて黙り込んでしまうコミカルな描写もあります。カミラとミリーの中和剤的存在として、適度に話を合わせつつも内心では二人に同調しているという、リアルな人間関係を体現したキャラクターです。

キース・ケプラー

戦争を企てるキース

バーリント市の大学に通う青年で、反西国・排外主義を掲げる過激派グループのリーダー格です。表向きは学生ですが、裏では同志の学生たちとテロ計画に手を染めており、東西間の平和を壊すためなら手段を選びません。彼が率いるグループは動物(犬)を爆弾テロに悪用するという非道な計画を立て、来訪中の西国外務大臣ブランツを暗殺して戦争を再燃させようとしました。キース自身は冷酷かつ狡猾で、目的のためならばアーニャという幼い少女の命すら奪おうとする冷血漢です。また頭脳明晰でもあり、ロイドを爆殺するための巧妙なトラップを仕掛けるなど計画性も持ち合わせています。しかし最終的には黄昏やWISEの活躍、そしてアーニャとボンドの奮闘によってテロは未遂に終わり、キースたちは逮捕されました。彼の企みはフォージャー家が初めて家族ぐるみで挑んだ一大事件でもあり、後に黄昏の上司シルヴィアがキースの飼い犬を引き取るエピソードへと繋がっていきます。

 

西国(ウェスタニア)関係者

シルヴィア・シャーウッド

ロイドの上司のシルヴィア

西国情報局対東課(WISE)の女性管理官で、ロイド(黄昏)の上司に当たる人物です。コードネームは「鋼鉄の淑女(フルメタル・レディ)」。隙の無い仕事ぶりと毅然とした態度から部下たちにそう呼ばれており、その異名どおりの卓越した能力と豪胆さを持ちます。東国では表向き西国大使館の書記官(アタッシェ)として勤務しながら、裏ではWISE東部支局の司令官として諜報活動を指揮しています。ロイドに対して任務の指示を与える役目であり、『オペレーション〈梟〉』全体の監督も務めています。かつてロイドがWISEに加入した際の教官でもあり、そのスパルタ式の訓練は黄昏に「トラウマ級の恐怖」を植え付けたほどでした。常に冷静沈着で、大抵のことでは動じません。劇中では、自ら敵地に乗り込んでテロリストを拘束したり、SSS(秘密警察)の尾行を欺いたりといった離れ業をやってのけています。仕事熱心ゆえ部下を酷使しがちな一面もありますが、全ては東西の冷戦を平和裏に維持するためであり、彼女自身、かつて戦争で辛酸を舐めた過去があるとほのめかされています。また、娘をかつて亡くしたことが示唆されており、年齢的にアーニャと同年代だったようですが詳細は不明です。戦争による家族の喪失という痛みを知っているからこそ、現在の平和を守ろうとする信念が人一倍強いのでしょう。テロ未遂事件後は、更生の見込みがあるとしてキース・ケプラーの飼っていた黒い大型犬(後のボンド)を引き取り、自らの飼い犬「アーロン」と名付けていました。

フィオナ・フロスト

ロイドが大好きなフィオナ

WISEに所属する女性諜報員で、暗号名は夜帷(とばり)。バーリント総合病院ではロイドの同僚の事務員として勤務していますが、裏ではロイドの部下かつスパイ仲間として任務にあたっています。ロイド(黄昏)の教えを受けたスパイであり、その教えを極端なまでに体現して普段から一切感情を表に出しません。冷徹で有能なスパイとして周囲からも一目置かれており、身体能力も高く頭脳明晰です。しかしその内心ではロイドに対する強い恋愛感情を秘めており、「自分こそ黄昏に相応しい妻」と信じてヨルからその座を奪う野心を燃やしています。黄昏への想いゆえに、彼女は任務でも無茶を厭わず限界を超えた力を発揮することがあり、時に自ら重傷を負ってでも成果を掴もうとします。一方で、料理が苦手なヨルに料理を指南するなど、本来競い合うはずのヨルをフォローしてしまうお人好しな面も僅かに見せました(※彼女がヨルに料理を教えたエピソードは原作番外編の内容であり、2025年10月時点のアニメでは未描写です)。アーニャには心を読まれるため彼女の本心(ロイドLOVE)は全てバレており、アーニャからは「怖い人」として警戒されています。作中では地下テニス大会でロイドと偽装夫婦を演じペアを組むなどの活躍も見せ、スパイとしての有能さを遺憾なく発揮しました(アニメ第22話「地下テニス大会 キャンベルドン」で初登場)。ロイドへの想いが成就する日は来るのか、今後の物語で注目のキャラクターです。

イーデン校関係者(教師陣)

ヘンリー・ヘンダーソン

エレガントを重んじるヘンダーソン先生

イーデン校の歴史教師で、寮制・セシル寮の寮長(ハウスマスター)を務める初老の男性です。年齢は65歳前後で、渋みのある紳士然とした風貌と物腰の柔らかさが特徴です。伝統と格式を何より大事にし、「エレガント!!」という口癖に象徴される品格・優雅さを重んじる教育観を持っています。アーニャ達が入学する際の面接試験でも、受験家族の身なりや振る舞いを厳しくチェックし、エレガントか否かで評価していました。面接本番では不躾な質問を繰り返すスワン先生に業を煮やし、ついに拳で制裁を加えるという熱い一面も披露しています。この一件が原因で彼は一時ハウスマスターの地位を降格され、1年生担任教師として現場に戻されました。しかしヘンダーソン自身はこの処分を意に介さず、「初心に返って子ども達を真にエレガントに育て上げる機会」と前向きに捉えています。事実、その後はアーニャ達1年3組のホームルーム担任となり、寮でも生徒たちの生活指導に尽力しています。生徒思いの一面もあり、学院内で事件(後述のバスジャック事件など)が起きた際には自ら危険を顧みず生徒を守ろうと奔走しました。かつて教え子だったブラックベル家の執事マーサとは旧知の仲で、戦争で生き別れた淡い過去も持っています。常にエレガントさを忘れない名物教師として、生徒や保護者からも一目置かれる存在です。

ウォルター・エバンス

優しいウォルター先生

イーデン校の国語教師で、マルコム寮のハウスマスターも兼任しています。年齢は59歳で、穏やかで誠実な人柄から生徒にも教師にも信頼されるベテラン教師です。アーニャ曰く「良い人」と評されており、面接試験でもフォージャー家に対して礼儀正しく接しました。ヘンダーソン先生とは同僚であり、面接委員としてヘンダーソン、スワンと共にフォージャー家の面接を担当しています。常ににこやかで公正な態度を崩さず、教育者としての誇りを感じさせる人物です。派手な見せ場こそ少ないものの、イーデン校の良心的存在として度々登場します。アーニャも彼には好印象を抱いており、困ったときに助言をもらったこともありました。アニメでは面接シーン以降も入学式や授業シーンなどで姿を見せています。

マードックス・ワン

ヘンダーソンに殴られるマードックス

経済学の教師で、クライン寮のハウスマスター。47歳。先代イーデン校長の一人息子というコネで採用されたため傲慢かつ尊大な性格です。父親の七光りで教職に就いたものの教育者の資質は低く、陰湿かつ横暴な振る舞いで知られています。家庭でもうまくいっておらず、最近妻に逃げられて離婚し、娘の親権も奪われたという不遇からか、幸せそうな家庭を見ると激しく嫉妬する悪癖があります。入学面接では受験者に意地悪な質問を浴びせて憂さ晴らしをするのが常で、フォージャー家に対しても「本当の母親がいない家庭で子どもは幸せか?」など無神経かつ挑発的な質問を投げかけ、結果的にアーニャを泣かせてしまいました。怒ったロイドとヨルが面接を途中退場する事態となり、直後に激高したヘンダーソン先生から鉄拳制裁を受ける羽目になります(この時の“エレガント”なパンチは作中屈指の名シーンです)。この件でスワンはハウスマスター職を解任されましたが、その後も教師として在職している様子です。憎まれ役として物語冒頭に登場し、フォージャー家の結束を逆説的に強めた存在とも言えるでしょう。

イーデン校関係者(生徒)

ダミアン・デズモンド

ドノバンの息子のダミアン

ドノバン・デズモンドの次男で、アーニャと同じイーデン校1年3組(セシル寮所属)に在籍しています。アーニャからは名前で呼ばれず「じなん(次男)」とあだ名のように呼ばれています。入学当初から父ドノバン譲りのプライドの高さを発揮し、取り巻きの友人(エミールとユーイン)を引き連れたガキ大将的存在でした。口も態度も悪く、アーニャに対しても初対面で見下したため、怒ったアーニャのパンチをお見舞いされてしまいます(アニメ第6話「ナカヨシ作戦」での出来事)。当初はいじめっ子然と振る舞っていたダミアンですが、アーニャに殴られた一件をきっかけに彼女を意識し始め、以降は素直になれないままも彼女の言動が気になって仕方ない様子です。一方で彼は父に認められるための努力家でもあります。成績優秀で特に歴史科目が得意らしく、入学後初の中間試験では学年2位となり見事ステラ星を獲得しました。この功績により父ドノバンが懇親会に出席し、ロイドとの面会(ファーストコンタクト)が実現したのです。ダミアン自身は父からの愛情に飢えており、その期待に応えようと必死ですが、ドノバンはそっけなく真意を測りかねています。それでもダミアンは健気に努力を続けており、後に発生した校外学習中のバスジャック事件ではアーニャを庇って犯人に立ち向かう勇敢さも見せました(※このエピソードはアニメSeason3で描かれ、彼はその功績で2つ目のステラ星を得ています)。表向きは生意気な二世坊ちゃんですが、友情や家族愛に飢えた年相応の少年らしい一面も垣間見える、物語で重要な成長枠のキャラクターです。

ベッキー・ブラックベル

アーニャの友達のベッキー

アーニャのクラスメイトで、大手軍事企業「ブラックベル重工」の令嬢です。実家はデズモンドグループとも取引のある軍需企業という超富裕層で、彼女自身も小学生とは思えないおませで大人びた言動が目立ちます。入学当初はアーニャを自分の子分にしようと偉そうに指図していましたが、アーニャがベッキーを庇ってダミアンを殴った一件以来、アーニャに興味を持ち親友となりました。以降は何かとアーニャを気にかけ、学校生活でも常に一緒に行動しています。ベッキーは寂しがり屋な一面もあり、友達ができたことに誰よりも喜び、自家用車でアーニャを送り迎えしたり高級デパートに誘ったりと積極的です(アニメ第24話「買い物にお出かけ」でアーニャと買い物する様子が描かれました)。また、デパートで偶然見たロイド(アーニャの義父)の写真に一目惚れし、以降アーニャのパパであるロイドに猛烈な憧れを抱くようになります。幼いながらロイドへの無邪気な恋心は本物で、何とか接点を持とうと妄想にふける姿は微笑ましい限りです。もっともアーニャからすれば父への片思いなど迷惑なだけで、ベッキーの暴走に呆れる場面もしばしばです。なお、執事のマーサが常に彼女に付き添っており、ベッキーの礼儀作法の矯正役を担っています。ベッキー自身もマーサを慕っており、学校行事でも彼女に褒めてもらうため奮闘する姿が見られます。ベッキーはアーニャにとって初めてできた同年代の親友であり、アーニャが困った時には励ましたり、時にお姉さんぶってリードしたりと、良き相棒として存在感を発揮しています。

ジョージ・グルーマン

見当違いの復讐心を燃やすジョージ

アーニャ達のクラスメイト。父親が経営する製薬会社「グルーマン製薬」がデズモンドグループに買収されることになったと知り、身勝手な逆恨みからダミアン・デズモンドに復讐しようと企てた少年です。実際にはそれは友好的な企業買収であり、ジョージの一家が没落する予定など無かったのですが、彼は早とちりして「自分は退学させられ家も失う」と思い込みます。ヤケになったジョージは、前述の東雲(デイブレイク)を高額で雇い、ダミアンの中間試験の答案を改竄して成績を陥れようとしました。しかし計画は黄昏の暗躍によって失敗し、答案操作は未遂に終わります。勘違いに気付かぬままジョージは「今日で学校ともお別れだ…」とクラスで悲劇のヒーローを演じ、クラスメイト達も同情して彼に盛大な送別会(歌つき!)まで開いて見送ります。ところが翌日、買収が友好的なものだったと判明し退学の必要がなくなったため普通に登校してきたジョージを見て、クラスメイト達は激しい脱力感に襲われました。嘘泣きで同情を買いプレゼントまでせしめたジョージに皆怒り心頭で、その後彼はクラス中から白い目で見られるようになってしまいました。本人の勘違いとはいえ大恥をかいた形で、まさに自業自得と言えるでしょう。彼のエピソードはコミカルな単発回ですが、少年漫画らしい教訓として「嘘をついて同情を引くと信用を失う」というオチになっています。アニメでは第18話Bパート「デズモンドへの復讐計画」で描かれ、ジョージ役の声優・堀江瞬さんの熱演も相まって笑いを誘いました。

まとめ

以上、SPY×FAMILYの作中に登場するフォージャー家以外のキャラクターたちを紹介しました。それぞれ個性豊かで、物語を大いに盛り上げてくれる魅力的な人物ばかりです。この記事を通じて彼らの魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。実際に彼らが本編でどんな活躍を見せるのか、そしてフォージャー家との関わりが如何に物語に影響していくのか、ぜひアニメや原作コミックスで確かめてみてください!ここまでお読みいただきありがとうございました。

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