人気漫画アオアシですが、今回はその作者である小林有吾(こばやしゆうご)先生や原案の上野直彦(うえのなおひこ)さんについて、ピックアップして、過去の連載作品やご経験、サッカーについてなどをご紹介したいと思います。
小林有吾(こばやしゆうご)先生ってどんな人?
小林先生は愛媛県松山市のご出身だそうで、「アオアシ」の主人公、アシトの故郷も愛媛県でしたね。また、愛媛FCのサポーターであり、ご自身がスポンサーとしてホームスタジアムに「アオアシ」のビックバナーを作成するほど、熱狂的なサポーターだそうです。また、自身のブログでは熱いサッカー愛がよく語られており、その気持ちが作品にも強く表れているのがよくわかりますね。
過去の連載作品について
小林先生は、24歳で漫画家デビューを果たしたそうで、始めは「月刊少年マガジン」で「水の森」「てんまんアラカルト」などを連載していました。週刊連載はこの「アオアシ」が初めてということですが、そうとは思えないほど構成や話の展開が作り込まれていて、ただただ感心してしまいます。また、「アオアシ」を連載しながら、「ショート・ピース」や「フェルマーの料理」、最近ではスピンオフ作品「アオアシ ブラザーフット」の執筆もしているということで、その多忙さを一切作品に感じさせないのはすごいですよね。
ご自身のブログについて
また、この作品で小林先生を知った方も多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、小林先生のブログ、「小林有吾 オフィシャルブログ 1846」をご紹介します。こちらでは、先生のサッカーのお話や漫画のお仕事について、下積み時代についてを赤裸々に語ってくださっています。マガジン連載時代に、「進撃の巨人」の諫山先生と出会ったお話など、とても興味深い内容ばかりなので、興味がある方はぜひ読んでみてはいかかでしょうか。
取材・原案協力、上野直彦さんってどんな人?
上野直彦(うえのなおひこ)さんは、スポーツライターをされている方だそうで、サッカー専門新聞「エル・ゴラッソ」での執筆経験もあるそうです。また、「アオアシ」以前の漫画原作や漫画原案のご経験もあったそうで、日本代表の川澄奈穂美選手に焦点を当てた漫画、「なでしこのキセキ川澄奈穂美物語」などの原作を担当されていたそうです。ご自身の経験と小林先生の迫力のある絵が合わさった作品が「アオアシ」だったんですね。
「アオアシ」制作秘話①
また、上野さんのインタビュー記事で、「アオアシ」の制作秘話が語られています。構想としては「アオアシ」が2015年に連載開始する2年前の2013年、当時の副編集長さんが企画したものだったそうです。Jリーグのユースを取り上げた作品ということで、上野さんの承諾と当時「月刊!スピリッツ」で連載中で、サッカーファンを公言していた小林先生を起用しようという形で話が進んだそうです。確かにサッカー漫画はたくさんありますが、「アオアシ」のようなユースの世界をピックアップした作品はないですよね。
「アオアシ」制作秘話②
作品の内容については、上野さんの独自の取材などから得た、ユースのリアルな現状をほぼそのまま描いているそうで、指導者やサッカー関係者からもこの作品が高い評価を受けている理由がわかります。必殺シュートやトンデモ能力の少ないこの作品が、ここまでの人気を博しているのは、よりリアルに彼らのユースという世界を体験できるからなのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「アオアシ」の作者さんと原作者さんについて、主に解説しました。これからアニメ放送開始に伴って、さまざまなメディアで「アオアシ」について触れる機会が増えていきそうです。ぜひ、作品と合わせて、制作者さんたちの目線でもこの「アオアシ」を追ってみてはいかがでしょうか。