深夜に放送されていた「異世界食堂」。タイトルを見ても分かる通り、当然このアニメには様々な料理が毎回登場し、その美味しそうな見た目や、美味しそうに食べるキャラたちを見て、視聴者からは「飯テロ」と言われるほどでした。そこで今回はアニメ第一期に登場した料理の数々を紹介!深夜ではなく、お腹が空いても困らない日中にご覧ください(笑)
目次
ビーフシチュー
記念すべき第一品目はビーフシチュー!赤の女王の大好物で、毎週閉店後に店へやってきては寸胴鍋一杯に入ったビーフシチューを持って帰ります。アニメでは最初にスープを飲み、その後スープと一緒に野菜を食べていましたが、ビーフシチューといえばやはり主役はゴロっとした牛肉。口に入れた瞬間に感想は無く、ただため息をついて味の余韻に浸っていました。
モーニング
アレッタと店主が初めて一緒に食べた食事がモーニング。店のメニューには無い簡単なまかない料理ですが、あまりの美味しさにおかわりしてしまうほど。バターの乗った分厚い食パン、ベーコンと半熟のスクランブルエッグに生野菜のサラダ。その全てアレッタが感動する程の美味しさでした。
メンチカツ
三品目は日替わり定食のメンチカツ。メンチカツが大好きだったウィリアム・ゴールドの娘であるサラ・ゴールドが初めてねこやへ来た日、安いという理由で頼んだ日替わり定食のメニューがこのメンチカツでした。まずはそのまま一口齧るとグルメレポーターのような感想を口にし、その後ソースとレモン汁をかけて食べるとさらに大きなリアクションをとってしまいます。その後はおかわりして計4個のメンチカツをペロリ。ちなみに日替わりセットという事でパンとスープもついていたのですが、そちらにも感動しておかわりをしていました。
エビフライ
杉田……ではなく、ハインリヒ・ゼーレマンの好物がエビフライ。この世界ではエビの事を「シュライプ」と呼んでおり、ゼーレマンの故郷ではよく食べられている食材でした。しかし鮮度を保てないという理由で、故郷を離れてからは食べる機会も無くなってしまう事に……そんな時にこの料理を見つけ、迷わず注文しました。一口齧ると目の前には故郷の海が。しかもこの世界のシュライプより肉厚でぷりぷりしており、タルタルソースをつけてからは手が止まらなくなってしまいます。砦の一大事を知らせる為に急いでいたのですが、結局4皿の大きなエビフライ(計8本)を平らげてしまいました。
ミートソース
ねこやへ異世界の食材を運ぶ商人のトマス・アルフェイドが好きなのがミートソースのスパゲティ。ねこやには30年程通っており、実は常連の1人だったりします。アニメでは孫を連れてねこやに来店。ミートソーススパゲティを注文し、その後、孫は色んなものを食べ、同じパスタのナポリタンが大好物になります。このパスタを元にトマスは異世界でパスタ料理を作り、味は劣化品となっていますが、それでも「騎士のソース」として王国を代表する料理になっています。それを機に王家とも商談するようになり、トマスのアルフェイド商会は小さな商会から王都一の大商会になりました。
チョコレートパフェ
本作に登場する初めてのデザートはチョコレートパフェ。幼少期にアーデルハイドが祖父に連れられて一度ねこやに来たことがあり、その時のことを思い出して「雲」を食べたいと言い、その事を覚えていた店主が出した料理がチョコレートパフェでした。アーデルハイドは帝国の第一皇女であり、これまでも何不自由ない生活を送っていたと思うのですが、生クリームの存在を知らないという事は異世界に生クリームは存在していないのだと思います。食欲が無くお菓子も喉を通らなかったアーデルハイドでしたが、チョコレートパフェは子供の頃を思い出しながらあっという間に間食。これまで病気で落ち込んでいましたが、この日を境に元気を取り戻していきます。
オムライス
沼地に住むリザードマンたちの大好物がオムライス(オムレツ)。リザードマンは人間とトカゲを掛け合わせたような見た目で、筋肉質な大きな身体をしています。代表として店に来るガガンポはオムライスを注文するのですが……この回はとにかくナレーションがノリノリ!(笑)ガガンポは言葉をほとんど喋れないので、代わりにナレーションが逐一料理の説明をするのですが、とにかく料理について細かく説明していきます。ちなみに店で食べるのはオムライスですが、持ち帰るのはオムレツ3個と決まっています。
トーフステーキ
エルフのファルダニアを悔しがらせた料理がトーフステーキ。肉も魚も乳も卵も入っていない料理を注文し、お任せメニューとして店主が特別に作りました。カツオ節は使えないので味付けは昆布だしとおろしポン酢のみ。「あっさりとしていながらも確かに食べているという満足感を与え」というワードを聞いて、これなら深夜でも食べて大丈夫なのでは……?と思わせるような料理でした。この料理を食べて衝撃を受けたファルダニアは、ねこやの料理より美味しい料理を作るため旅に出る決意をします。
カツ丼
アレクサンデルに敗れ、剣闘奴隷となったライオネルの好物がカツ丼。初めての試合の前に偶然ねこやの扉を見つけ、「肉が食いたい」「戦いに勝てそうな料理」というワードを口にしたため、先代の店主がカツ丼を出しました。初めて食べた時はあまりの美味しさに絶叫。あまりの食べっぷりの良さに店主はおかわりを作り、計5杯のカツ丼をたいらげました。ライオネルはこの後ねこやでカツ丼を食べる為に闘技場で戦い続け、現在では「獅子王」と呼ばれ生ける伝説になっています。
プリンアラモード
公国の魔女姫ことヴィクトリア・サマナークの好物がプリンアラモード。アルトリウス(ロースカツ)に連れられてねこやの存在を知り、ねこやにあるデザートメニューは全て制覇。その中でも特に気に入っているのがプリンアラモードでした。生クリーム、フルーツ、アイスクリームの順で食べていき、最後にお楽しみのプリン。プリンに関しては「至高の組み合わせ」と評し、来店時には4つ持ち帰っています。
サンドイッチ
第一次サンドイッチ戦争が勃発した事件。普段は各々が好きな料理を食べ、満足して帰るのですが……この日は「サンドイッチにした時なにが一番おいしいか」で争いが発生。最初はメンチカツサンドかエビカツサンドのどちらが美味しいかで揉めていたのですが、止めに入ったタツゴロウとアルトリウスも加わって口論が白熱。火に油を注ぐ状態となり、さらにナポリタンやフルーツサンドまで参戦してしまいました。
じゃがバター
異世界にもある「男爵の実」を簡単に料理したのがじゃがバター。ねこやに来る前アレッタは生の男爵の実を齧って過ごしていた事もあり、あまりいいイメージを持っていませんでした。しかし蒸かしたじゃがバターを食べて考えが一新。この日から命を繋ぐためだけの食べ物だった「男爵の実」が、大好物の「じゃがいも」に変わりました。作り方が簡単という事もあり、異世界に戻った後も自分で作ろうとしています。
カレーライス
20年もの間、絶海の孤島で1人過ごしていたアルフォンスの好物はカレーライス!何もない孤島で唯一の楽しみが、7日に一度現れるねこやでのカレーライスでした。アニメでは救出されてから扉を見つけるまで時間を要し、3か月ぶりのカレーライスという事でテンションは最高潮。注文してから料理が運ばれる時間すら待ちきれず、アレッタをせかしていました(笑)
チキンカレー
アルフォンスが3ヵ月ぶりにねこやへやってきた日、「新しいカレーの試食」として出されたのがチキンカレー。普通のカレーよりかなり辛め(激辛)に作られており、ルーだけで食べると慌てて水を飲まないと耐えられない辛さでした。このチキンカレーはクロが初めてねこやで食べた料理であり、その後チキンカレーを給金代わりとしてねこやで働くことになります。
ハンバーグ
人魚のアルテが大好きなメニューがハンバーグ。人魚はお金を使う事をしないのですが、嵐から助けたロウケイに「どんなお礼でもする」と言われ、即答でハンバーグを食べる為に「銀貨十枚」と答えるほどでした。後日ロウケイを連れてねこやへ来店し、デミグラスハンバーグを注文。料理が机に置かれると同時に食べ始めるほどがっついていました。
シーフードフライ
ドワーフのおっさん2人の大好物はシーフードフライとお酒。ドワーフいちの酒職人であるギレムが「うまい酒と魚を出す店」としてガレムにねこやを紹介し、その後2人は常連となる事に。この日のシーフードフライはタラとイカリングとホタテ。思わず「うるせー!」と言ってしまうほど激しいリアクションを見せます。ドワーフは大食いで大酒飲み。大ジョッキのビールを何度も一気飲みし、シーフードフライも4皿づつ頼んでいました。
クレープ
本作で一番小さなお客さんとなる妖精たちを虜にしたのがクレープ。何の料理を頼めばいいか困っていた妖精にヴィクトリアがアドバイスし、クレープのフルーツミックスを頼みました。とはいえ小さな妖精たちにとっては大きすぎるクレープ。しかしアレッタが小さく切り分けけると、妖精たちは器用に小さなクレープを作って食べていました。この日から妖精たちは毎週クレープを食べに来るのですが、3か月も経つ頃には噂が噂を呼び、今週は誰が行くのかで暴動が起きそうになる程だったようです。
納豆スパ
ある意味本作で一番食欲をそそられなかったであろう料理が納豆スパ。美味しいのは美味しいのですが、かなり好き嫌いが別れる料理だったと思います。注文したのは肉や魚を食べれないエルフ族なので仕方ないのですが……納豆パスタを初めて食べたファルダニアは即座に納豆がライスに合うと気づき、納豆スパ回は半分納豆ご飯回になっています。
カルパッチョ
セイレーンのイリスとアーリウスが頼んだのはマグロのカルパッチョ。異世界では火を通していない魚を食べるのはセイレーンだけであり、「煮ても焼いてもいない生の魚を食べたい」といってアレッタを驚かせていました。そうして出されたマグロのカルパッチョを食べて2人は大満足。2人は扉の近くに巣を作って定住し、ねこやの常連となりました。
カレーパン
カレーパンは手作りではなく、貰ったものを揚げただけの料理なのですが、ラッシーと一緒に登場しました。この回の語り部はクロ。チキンカレーの回でもほとんど感想などは無く一心不乱に食べていましたが、この回では食レポを1人で行い満足そうに食べていました。総合的に見れば辛いチキンカレーの方がクロ好みだったのですが、ラッシーとカレーパンの組み合わせも気に入ったようで、2人に負けじとおかわりしていました。
トン汁
毎月にくの日(29日)にのみ出される料理がとん汁。29日は月に一度(2月は2月9日?)しかないうえ、それが異世界に扉が現れる土曜日と被る日しか食べれない、激レアな幻のスープになっています。(最終話で2話に登場したサラやゼーレマンも初めて食べたほど)普段の味噌汁が豚汁にバージョンアップされており、料金は無料。店を訪れた客はみんなが豚汁を頼んでいました。本作ではゴロゴロとした具材の入った豚汁の上に、バターを乗せる少し変わった豚汁になっています。
コロッケ
第一期最後の料理はコロッケ。初代皇帝ヴィルヘイムが「コロッケ」と呼ばれる程のコロッケ好きだったのですが、本編が始まった時点ですでに亡くなっていました。それ故に「コロッケ」という名前は出てきても、料理としてコロッケは登場しなかったのですが……最終回でコロッケを注文したのは四英雄であり、ヴィルヘイムの父にあたるアレクサンデルでした。
アニメに登場した料理まとめ
ここまで「異世界食堂」に登場する料理を紹介してきましたが、この他にもロースカツやテリヤキなど、物語の主役にはなっていなくても美味しそうな料理が沢山登場しています。皆さんはどの料理が一番食べたい料理だったでしょうか?ちなみに私の一押しはチキンカレーでした(笑)