<![CDATA[1990年代に週刊少年ジャンプで連載され、あの国民的RPG『ドラゴンクエスト』の外伝的作品として発表され、アニメ化してゲームに必殺技が逆輸入されるなど本家にも大きな影響を与えたダイの大冒険がなんと再アニメ化!そしてゲーム化!そんな大盛り上がり間違いなしな不朽の名作に登場した数多くの強敵!ダイ達と戦ったり味方になったりする魔王軍の主要キャラクターを紹介していきたいと思います!
目次
魔王軍百獣魔団団長『獣王』クロコダイン
筋骨隆々のリザードマンでダイ達が直接ぶつかり合う最初の魔王軍幹部。凄まじいパワーとタフネスを武器にする生粋の武人で、自分の信念に基づいての忠誠心も高いキャラクター。いわゆる最初の壁的なポジションの敵ですが、最初の戦闘で片目を傷つけられたことからザボエラに唆され卑怯な手段で勝利を勝ち取ろうとするも、勇気を振り絞って戦場に戻ってきたポップ、そしてダイに敗れたことから武人としての誇りを取り戻し自ら命を散らせます。
見せ場は多いクロコダイン
しかし、クロコダインは死んでおらず再びダイ達の前に味方として現れます。ヒュンケルに敗北したダイ達を命を懸けて逃がすも回復しきっていなかったクロコダインは破れてしまいます。しかし、ヒュンケルの計らいでトドメはさされず後に復活し、逆にダイに破れた後、溶岩にのまれそうになったヒュンケルを救出したり、絶望的に力の差を持つバランを相手に一歩も引かずに戦い抜いたりと出番は多く、勝てないと分かっていても戦い抜くほど精神的に強く、どんな傷ついても戦いぬきます。実は精神的に一番強いキャラなのかもしれません。
「ぐわああああーッ」
序盤は強大な敵であり、頼れる味方でしたが話が進むにつれインフレについていけず「ぐわああああーッ」「ク、クロコダイーン」とやられてしまうのがテンプレとなっているキャラクターです。でも、クロコダインが弱いのではありません。とにかく相手が悪すぎるだけ。ぐわああああーッってなっても見せ場は多いです。
魔王軍不死騎団団長『不死身の剣士』ヒュンケル
幼い頃に魔王軍の剣士バルトスに育てられた人間であり、育ての親であるバルトスの仇であるアバンに復讐するため、自らアバンの弟子となります。卒業式の日にアバンを殺害しようと仕掛けるが、反撃に遭い川へ投げ出されます。その後、ミストバーンに拾われ闇の力を高め、不死騎団の団長に就任します。鎧の魔剣を駆使し、一度はダイを退けるほどの強さを持つ剣士でしたが、ダイの味方になったクロコダインやマァムの慈愛に触れ、育ての親の死の真相を知ったことから改心し、ダイの味方になります。
死亡フラグを全てへし折った男
元々は敵であり、闇の力を使う味方、主人公よりも格上か同等の強キャラ。何度も死にそうになったり、白くなってもう明らかに死んでいるというシーンや、俺に任せて先に行けというシーンも多く、物語中盤でハドラーと一人で戦うことになったり、HP一桁までHPを削られたりと各所でネタにされるほど『死亡フラグ』の塊みたいなキャラです。しかし、結局最終決戦を終えてもなお生存しており、死の運命から逃れきったまさに不死身のキャラクター。死亡フラグをへし折ったことの比喩表現としても使われるとか使われないとか。
魔王軍妖魔士団長『妖魔司教』ザボエラ
醜悪な老人の姿をした魔王軍幹部。直接的な戦闘は苦手だが、魔法には長けるものの、その印象は狡猾で卑怯者の策略家。出世欲しか頭になく、他者を利用しハメることが大好きでねじ曲がった性格。利用できるものは家族でも利用し、使えなくなったら切り捨てる。ある意味清々しい小悪党のクズ。その評価は敵であるダイ達は愚か、味方である魔王軍たちからも散々です。
作中での活躍
卑怯な作戦こそがザボエラの代名詞で、人質をとったり、マァムに化けてポップを騙したり、そもそも自分が動くのではなくハドラーやクロコダインを唆して高みの見物をするなど自分から積極的に動こうとはせず、他者を利用することが多いどうしようもないダイの大冒険の中でも一番嫌われているキャラと言ってもいいのですが、裏切者が続出する魔王軍の中では最後まで魔王軍として戦ったキャラクターです。ある意味、最初から最後まで何も変わらないキャラでした。
魔王軍氷炎魔団長『氷炎将軍』フレイザード
ハドラーが禁呪法によって生み出した生命体。炎の身体と氷の身体の両方を合わせもち、炎系と氷系を操る生命体。残忍かつ功名心が非常に高く、常に手柄を上げる機会を狙っておりそのためならどんな手段も問わない。手段の選ばなさや容赦のなさは作品随一のキャラクターであり、ダイ達が逃げられないようにレオナを人質にとり氷の中に閉じこめタイムリミットを設定したり、強力な結界を張ってダイ達の能力を大幅に下げるなど卑怯だが用意周到な敵です。
勝つためなら何でもします
残忍で卑怯なリアリストではあるものの、負けたら何も残らない、勝つためなら多少のリスクを飲んででも勝ちに行く姿勢はある意味で一本筋が通っており、その勝ちに行く姿勢だけなら賞賛に値するほど。そんな彼には悪役ながら「俺は戦うのが好きなんかじゃねぇんだ…。勝つのが好きなんだよォォ!」や「女?笑わせるなっ!!ここは戦場だ!殺し合いをするところだぜ、男も女も関係ねぇ強い奴が生きて弱い奴が死ぬんだよ!」と悪役ならではの名言も多い。
魔王軍超竜軍団長『竜騎将』バラン
ダイと同じ竜の紋章を持つ魔王軍幹部の中でも、大魔王バーンに匹敵するとも言われる再挙の魔王軍幹部。ギガデインやギガデインを利用した必殺技、ギガブレイクや竜闘気を利用した大技ドルオーラなどを駆使する作中最強レベルの強者。作中でダイに執着し、記憶を奪ってでもダイの身柄を奪おうとします。
ダイの本名はディーノ
実はダイの生き別れた父親。世界の均衡を保つ役割を果たす竜の騎士であり、人類が危機的状況になったときに戦う使命を持っていました。ハドラーが地上を攻めたときには、魔界で冥竜王ヴェルザーと戦っていました。ヴェルザーとの死闘が終わったあとはアルキード王国の王女ソアラと出会い、息子を儲けるもそれを良く思わなかったものたちに拘束され、妻子の命を守るために公開処刑に処されます。しかし、寸前でソアラがバランを庇いソアラは死亡、息子も行方不明。激高したバランはアルキード王国を滅ぼし人類を見限って魔王軍の幹部となります。
魔王軍魔影軍団長『魔影参謀』ミストバーン
魔王軍最古参であり実質的に大魔王バーンの一番の側近。立場上はハドラーの部下ですが、実質的な立場は彼の方が上。魔王に対し絶対の忠誠を誓っており、いかなる場合でも大魔王バーンの命令を優先する忠義者。ヒュンケルがアバンに敗れてからはミストバーンが彼を拾い闇の戦士として育て上げた、いわば第二の師匠。
無口キャラ
初登場時は無口なキャラクターで全く感情を表に出さず、「一度口を開いたら以後数百年は口を開かない」とか言われていますが、作品後期ではそんな設定ありましたっけ?と言わんばかりに喋りまくるし感情を表に出します。なお、彼が無口なのには理由があり、大魔王バーンが全盛期を保つため身体に時を止める封印を施し、その肉体を操っていたのがミストバーンの本体。声を出してばれたら大変なので無口だったのです。
魔王軍『魔軍司令』ハドラー
かつて地上征服を企み、魔物を率いて人類を襲撃した魔王。そのときは勇者アバンとその一行によって倒されます。しかし、その後大魔王バーンの手によって更なる力を得て復活。デルムリン島にてアバンやダイを襲撃し、結果としてアバンをその手で葬るもののダイの覚醒によって撤退を余儀なくされてしまいます。
作中で一番変わったキャラ
登場してから始めの頃は卑怯で残酷な小悪党のような性格でした。しかし、数々の戦いでダイ達に敗北し後がなくなったことから卑怯な手段も辞さなくなります。ただそれでもなおダイ達の成長速度に対応できず、大魔王バーンからもはしごを外されそうになり崖っぷちの状況に立たされます。ハドラーはプライドを捨て、自らを超魔生物へと改造し正々堂々ダイを叩き潰すことだけを考えるようになります。その後のハドラーは初期の性格とうって変わって精神的な脆さを克服し常に先陣を切り、正々堂々と戦う武人となっています。
『魔界の神』大魔王バーン
本作のラスボスにして、魔王軍の全てを束ねる魔王。魔王らしく支配者気質な性格ではあるのものの、カリスマ性が高く、強者の貫禄を漂わせるラスボスに相応しいキャラクターです。大魔王バーンは人類を滅ぼそうとしていますが、その理由は魔界という過酷な環境に太陽の光を届けること。魔界に住むものの立場を考えればその目的は善悪という問題で片付けることは出来ないものでした。
圧倒的強さ
弱肉強食を体現したような人物。優秀な人物にはチャンスを与えるが、切り捨てるときは切り捨てる。判断力を持った敏腕経営者のような大魔王ですが、その実力は桁違いで当初ダイ達が戦った時にはその圧倒的な力でダイ達を捻じ伏せます。その力は例え下級魔法のメラでもメラゾーマ級の威力で「今のはメラゾーマではない、メラだ」の台詞はあまりにも有名。
【DRAGONQUESTダイの大冒険】魔王軍まとめ
ダイの大冒険に登場する魔王軍のキャラクターたちをまとめてみました!どのキャラクターも個性的で、その全てに作品を形作る役割があったように思えます。味方になるキャラクターもいれば、最後の最後まで強大な敵であり続けるキャラクターもいましたね!そんなキャラたちが登場するアニメも10月から放送予定になっています!ゲーム化も決定して盛り上がりが凄いので今後の展望も期待したいところです!