2019年冬から放送されているアニメ、コードギアスを手掛けた谷口悟朗監督の最新作『revisionsリヴィジョンズ』。300年以上後の未来に渋谷ごとタイムスリップした先での闘争を描いた作品ですが、その中には数多くの名言が飛び出しています。今回は独断と偏見で名言ランキングを作っていました!
目次
- 1位『あ、よせ、来るな。もう君の出番は』
- 2位『グッドファイト!プアボーイ!』
- 3位『堂島大介はメンバーの中でも突出した能力はなく、バックアップ要因として示されていたのです』
- 4位『私は大介を信じたい』
- 5位『そこから生まれる可能性に、私は懸ける!』
- 6位『それがお前が築き上げるお前たちだけの運命だ、その運命を信じろ』
- 7位『全てを受け入れるなんて…無理だ』
- 8位『お前が、私の家族や仲間が命を懸けて守ろうとした価値のある人間だと私には思えない!』
- 9位『ふざけるな…私は過去に飛び、同胞の光にぃぃ』
- 10位『だったら感謝しろよ!ありがとうって言えよ!認めろよ俺を!認めろ!』
- 【revisionsリヴィジョンズ】名言ランキングトップ10まとめ
1位『あ、よせ、来るな。もう君の出番は』
ニコラスの新たな姿!
浅野慶作と融合し、どの時間空間にも同時に存在できる超高次元存在となったニコラスは量子脳を破壊し、大介にアーヴがパペットマスターとして中心人物になる存在が大介ではなく慶作であったこと、そしてアーヴにとって大介が重要人物でもなんでもなかったことを暴露します。
モブな君とはここでオサラバ!
ニコラスはアーヴがこの後、ニコラスと一体化した浅野慶作を過去で排除する計画を立てていましたが、ニコラスがそれを阻止するため時間移動をしてその場から消え去ろうとします。「さよならグッバイ!自分を主人公だと思い頑張ってきた哀れな道化師クン!モブな君とはここでオサラバ!」そう言って、時間を跳躍しようとするニコラス。
あ、よせ、来るな!
しかし、アーヴの未来予測でも、転送後の未来でも、そもそも主人公にあるまじく身勝手に振る舞い続けた大介は、想定外の塊でした。そんな想定外の塊は、時間を越えようとするニコラスに突っ込み、時間移動に巻き込まれることになります。そんな大介の予想外な行動にニコラスが思わず言った言葉が「あ、よせ、来るな。もう君の出番は」。インパクトのあるニコラスの台詞の中でも特に印象的な名言です。
2位『グッドファイト!プアボーイ!』
過去に現れたニコラス
浅野慶作と同化し、過去へと渡ったニコラス。ニコラスは過去のあらゆる世界線で因縁の相手である大介を亡き者にしようとしますが、何故か上手くいきませんでした。どうやら過去に大介を誘拐したのもニコラスだったようです。ニコラスは因縁の相手との決着を付けるべく、律儀に大介のパペットを用意し時間の外で大介との決着を付けようとします。
大介とのニコラスの最終決戦
似た者二人は腐れ縁
大介はニコラスとの戦いで苦戦を強いられますが、これまで戦ってきた経験は決して無駄ではなく、突出した能力を持たないと言われていた大介は、ニコラスの動きを先読みし弾丸を打ち込みます。大介とニコラスはどことなく似ていた部分がありました。だからか大介はニコラスに「あんたも頑張ったよな、ニコラス」と言葉を送り、ニコラスは「グッドファイト!プアボーイ!」そう言って大介を賞賛します。
大介というキャラクターはロボットアニメの中でもかなりイレギュラーな主人公でした。主人公ですらなかったのかもしれません。対してニコラスはロボットアニメの中でもかなりトリッキーなラスボスでした。大介は主人公ではなかったかもしれませんが、ラスボスたるニコラスの因縁の敵ではあったのです。
3位『堂島大介はメンバーの中でも突出した能力はなく、バックアップ要因として示されていたのです』
ニコラス、慶作と融合
アーヴが渋谷を見捨てたことから、渋谷の人々は何とかパペットに電力を供給し、最後の望みを大介に託すことになります。大介は単身、量子脳を破壊するべくリヴィジョンズの本拠地に向かいます。ですが、そこで出会ったのは慶作と融合したニコラスの新しい姿でした。
大介はちっとも重要な人物じゃなかった
虚無の欠片と融合しどの時間空間にも同時に存在できるようになったニコラスは、大介にとって衝撃的な事実を暴露します。それはアーヴにとって大介が重要人物でもなんでもなかったという事実でした。それに合わせてパペットのインターフェイスがその言葉を裏付けるかのように補足したときの衝撃的な名言です。ただし、大介にも心当たりがあり自分が特別ではないことを自覚していたからかそこまで動揺することもありませんでした。
4位『私は大介を信じたい』
やらかす大介
自分勝手にパペットを出撃され、あまつさえ誤射で街を破壊し下手すれば死者が出ていたほどの大惨事を起こした大介は独房で謹慎を受けていました。しかし、アーヴの支援が望めない現状を打破するためにはリヴィジョンズの本拠地に乗り込み、量子脳を破壊するほかありませんでした。
大介を信じるルウ
当然、大介も戦力として参加するはずでしたが、これまで以上に過酷で連携が必要とされる作戦であることは間違いなく、ガイは身勝手な行動を繰り返す大介を作戦から外してくださいと進言します。黒岩署長は大介の参加を多数決で決めるといい、ガイと泉海は反対。しかし、意外にもルウは賛成します。慶作とマリマリも賛成し、大介は作戦に参加することになります。
過去にルウが受けた予言は?
ルウの性格を考えれば、ここは反対していてもおかしくはありません。でも、思えばルウは渋谷転送してから何かと大介の肩を持つことがありました。何故、ルウは大介を信じたのか?ここは何気ない台詞の一つに過ぎないのですが、実はこの何気ない台詞一つは大きな伏線になっていたんですね。ルウは過去の事を憶えてはいませんでした。
5位『そこから生まれる可能性に、私は懸ける!』
過去に飛んだ大介
ニコラスを追って、過去に飛んだ大介はミロと再び会うことになります。ミロはアーヴの命令通りに過去の慶作を殺害しようとしますが、それを大介が止めます。ミロにとってアーヴの指令は絶対でしたが、それでも迷いはありました。ミロはどうすればいいのか分からなくなってしまいます。
因縁の敵
そこにニコラスが現れ、過去の大介を人質にとります。大介はミロに「もうアーヴの言いなりなんてになるなよ、皆を守る、それが俺の運命だろ」と言いますが、当然ミロはそれが嘘であることを知っています。堂島大介はパペットマスターの主要人物ではなく、みんなを守る運命なんてのも当然大介の思い込みの産物のはずでした。
それが俺の運命
ミロは大介にアーヴの未来予測が最初から間違っていたことを吐露しますが、大介は自分が主要人物でないことを含めて知っていました。それでも大介は何一つ動じた表情を見せませんでした。それでも堂島大介は中心人物として2388年を戦い抜き、そして今この場にいること、それは大介が運命に抗い示した新しい可能性であり、ミロはその新しい可能性に懸けます。
大介が切り開いた未来
最初っから主人公にあるまじき奴だと思っていた大介は本当に主人公でもなんでもなかった…しかし、それでも大介は運命に抗い新しい可能性を残した……これが大介が主人公であった本当の意味だったんですね。
6位『それがお前が築き上げるお前たちだけの運命だ、その運命を信じろ』
内ゲバの極致
リヴィジョンズの基地への襲撃が失敗に終わり、結果は慶作とパペット1機の消失という最悪の結果でした。それをきっかけに一部の役員が反乱を起こし、牟田区長を独房から解放し、泉海やルウを人質にとりリヴィジョンズへの交渉を再開させようとします。
じぼうじきになってはいけない
しかし、大介や黒岩署長らにその企みを阻止され、その場にいたニコラスとの交渉も決裂。どうにもならなくなった牟田区長は自棄になり転がっていた銃で黒岩署長を撃ってしまいます。それに反応した黒岩署長も牟田区長を撃ち返します。牟田区長は死亡。しかし、黒岩署長もまた倒れてしまいます。実質的な渋谷漂流のリーダーとして皆を引っ張ってきた黒岩署長は後の未来を残ったものたちに託し、最後の言葉を残して息を引き取ります。
リヴィジョンズの良心
結果としてリヴィジョンズはまともな交渉が通じる相手ではなかったため、牟田区長の行動は間違っていました。しかし、それでも牟田区長は牟田区長で皆のために自分の出来ることを探した結果でした。内輪揉めという形で、皆を引っ張ってきた二人の人物が死亡したことは最悪の結果と言わざるをえませんが、それでも死に際までリーダーとして皆を鼓舞し続けた黒岩署長は作中の良心とも言えるキャラクターでした。
7位『全てを受け入れるなんて…無理だ』
大介を罵倒する謎の存在
リヴィジョンズの幹部、ムキューが多数の戦力を引き連れて渋谷を襲撃。パペットのエネルギー残量が深刻化する中での絶望的な状況で、頼りのミロも時間移動しなくてはならずこの場を離れることになります。残った2機のパペットで大介、ルウ、ガイは獅子奮迅の活躍を見せますが、そんな折大介を襲った謎の存在が姿を現します。
あんたひょっとして…
再び大介の前に現れ大介に対して、メッセージを送りながら執拗に攻撃を仕掛けます。しかし、マリマリがシビリアンに襲われそうになった瞬間、マリマリを助け「逃げろマリマリ」とメッセージを発したことから、大介はその存在が慶作であると直感します。
そりゃ無理でしょ
謎の存在は隙を見せた大介へ攻撃しようとしますが、寸前で攻撃を止め『全てを受け入れるなんて…無理だ』というメッセージを残してその場から消えます。慶作がミロから受けた「全てを受け入れろ」はどんな意図があったのかは分かりませんが、渋谷転送に巻き込まれ、目の前で母親を殺され、自身も消滅した…公式サイトのトップ絵からも消滅した…そんな未来を受け入れることはできなかったようです。
8位『お前が、私の家族や仲間が命を懸けて守ろうとした価値のある人間だと私には思えない!』
暴走を繰り返す自分勝手な大介
大介達5人はミロに選ばれた存在のハズでした。少なくとも大介はそう思っていました。しかし、彼らの行動はあまりにも協調性に欠け、愚かな行動ばかりでした。特に、そんな行動をとりながら自分は選ばれた存在だと思い込んでいる大介らに対して、皆を選んだハズのミロから辛辣な言葉が飛び出します。
皆思ってたことです
おそらく、ここまで順調に見てきた視聴者たちも同じことを思っているはずです。特に大介に対してはそれまでの行動があまりにも目に余るものだったので、何でミロは大介にあんなことを言ったのか、疑問で仕方がないと思います。それらも後に語られることになります。
9位『ふざけるな…私は過去に飛び、同胞の光にぃぃ』
ハッピーバースデイ
リヴィジョンズの幹部、チハル・イスルギが捕まえてきた人間たちを材料に量子脳を持った新しい肉体へと生まれ変わります。ムキューにハッピーバースディの祝福を受けながら新たなる肉体を手に入れたチハル……彼女にとって希望に満ち溢れた誕生でした。もう何も怖くない!
マミりそう
が、その直後、目の前で母親を殺害されて激高した慶作が目の前に現れます。当然、慶作は母親を殺した連中を許すはずもありません。慶作はパペットでチハルの頭を握りしめて……
初号機のカラーリング…
このシーンはどことなく、エヴァンゲリオンの初号機が渚カヲルを握りつぶしたシーンを彷彿とさせますが……ほら、慶作のニューロスーツのデザインよく見ろよホラ!他のパペットマスターのスーツのデザインもどことなく似てますね。初号機ポジの慶作はやっぱり主人公だったんですね。
10位『だったら感謝しろよ!ありがとうって言えよ!認めろよ俺を!認めろ!』
こっぴどくやられる大介
大介が自分勝手にパペットを出撃させただけでなく、アンノウン(ゲシュペンスト)にこっぴどくやられ、さらには誤射で町の建造物を破壊し下手すれば死者を出していたかもしれないという最悪の結果を受けてもなお、大介は反省の色一つありませんでした。
残当な処分
それゆえに黒岩署長らに叱責され、独房で謹慎になるもののそれでも大介は反省すらしていませんでした。それどころか守ってやっているのはこっちだという上から目線の主張を崩しません。そうなれば当然、周囲からの目は冷たくなのは当然の結果と言えます。そんな状況で大介が、自分の身勝手な行動を棚に上げ、誰も自分の活躍を認めないことを不満に思った大介の台詞です。
それでも俺は悪くねぇ!
とても身勝手で主人公とは思えない大介の幼稚さや利己的な部分をこれでもかと凝縮した印象的な台詞です。残念ながら当然ですが、そんな大介が変わっていくのもここから。つまりリヴィジョンズが本格的に面白くなっていくのもここからです。みんな大介を信じてやってくれないか?(名言)
【revisionsリヴィジョンズ】名言ランキングトップ10まとめ
今回はrevisionsリヴィジョンズに登場する名言ランキングトップ10を独断と偏見でまとめてみました。revisionsリヴィジョンズという作品は、所謂途中で切る人が多いアニメだと思います。鬱屈とした展開が続き、主人公の態度にイラつかせられるからですが、最後まで見ると評価は変わるでしょう。数多くの伏線と予想外の展開は間違いなく最高の作品なので是非とも最後まで見てほしい作品です!