2018年10月から放送されているアニメ『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』。matobaによる同名漫画作品が原作となっており、2015年から少年漫画雑誌『月刊少年ガンガン』にて連載中です。単行本は現在8巻まで刊行されています。舞台は、天界から堕ちた元天使たちが暮らしている魔界の行政機関・万魔殿(パンデモニウム)。主人公は、その頂点に君臨する憧れの大悪魔・ベルゼブブです。そんな本作はベルゼブブと、ベルゼブブに仕えることになった青年・ミュリンと、ベルゼブブに関わる人々の日常を描いたラブコメディ作品です。今回は『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』に登場する、思わず“キュン”とするシーンを独自にランク付けしたものについて紹介します。
目次
第10位 ベルゼブブ、はじめてのお見舞い
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
商店街で映画のペア招待券を当てたミュリン。行く相手がいないと困っていたミュリンですが、ベルゼブブと一緒に観に行けることになり、ベルゼブブもミュリンも楽しみなようす。ベルゼブブは一睡もできなかったようですが、一方でミュリンはデートだということを意識して悶々としていたようで夜中に走っていたら風邪を引いてしまったのでした。そのため映画を観に行けなくなったベルゼブブは、万魔殿の特殊部隊の隊長であるアザゼルと一緒にミュリンの家へお見舞いに行くことに。ミュリンは熱が出て布団で寝込んでいたようす。差し入れしたり、おかゆを作ったりとしたアザゼルとベルゼブブは、ミュリンにゆっくり休んでもらうためにも早めに帰ろうと、ミュリンの家を後にします。しかしすぐにミュリンの家へと戻ってきたベルゼブブは「・・・あの、邪魔でなければもう少しだけいても、いいですか・・・?」と言います。そんなベルゼブブに対して、ミュリンはホッとした表情で「俺もちょっと寂しかったんです」と答えたのでした。その後、うたた寝をしていたベルゼブブがふと起きると、ミュリンはぐっすりと寝ているようす。ベルゼブブは寝ているミュリンに触れようとするも、ミュリンのことが気になり始めてからは理由がないと触れちゃいけない気がすると、ためらいます。それでも、熱があるかみるくらいならいいだろうと、自分のおでこをミュリンのおでこに当てるベルゼブブ。熱を測り終えるとベルゼブブは自分の部屋へと走って帰り、布団で悶えていたのでした。風邪というハプニングから2人の距離が縮まった、キュンとするシーンです。
第9位 なんでも知りたいベルゼブブ
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
ある日、ベルフェゴールと話しながら廊下を歩いていたとき。ベルフェゴールから「ミュリンは犬を飼っている」という情報を聞き、自分はミュリンのことを何も知らないのだと落ちこむベルゼブブ。詮索しているみたいになってしまって嫌われるのではないかと思うと、ベルゼブブは何も聞けなかったとのことでした。それでもミュリンのことはなんでも知りたいと思うベルゼブブ。しかし、自分の知らないミュリンを知るのも少しこわいと思い、悩んでいるようすなのでした。まるで初恋のようなその葛藤は、思わず共感してしまうものがあり、甘酸っぱくてキュンとするシーンです。
第8位 素直じゃないサルガタナス
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
ミュリンがベルゼブブを怒らせたのではないかと思い、プレイボーイのアスタロトの元へ相談しに来たときのこと。何かプレゼントをすればよいのではないかという提案の中で、花がいいのではないかという案が出てきます。そこで、その場にいた女性代表として花はどうかと問われたアスタロトの近侍・サルガタナスは「花はいいですよ。華やかで部屋が明るくなりますし・・・」と回答。そこでアスタロトは「そうだ、俺もこないださっちゃんに花束あげたよね。サボリのお詫びにピンクのガーベラ」と答えると、サルガタナスは先ほどの回答に続けて「枯れたらバッサリ捨てられますしね」と言うのでした。きっとサルガタナスは花を捨ててしまったのだろうと思った面々。しかしその後、サルガタナスが何かを落とします。その落ちたもものとは、ピンクのガーベラで作られた押し花のしおり。捨てられたと思われたそのガーベラの花は捨てることなく、押し花にして大切に取っておいたサルガタナスでした。そんなサルガタナスの素直じゃないところにキュンとするシーンです。
第7位 ベルフェゴールの告白?
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
ベルフェゴールが意中の相手であるアザゼルに告白する夢を見た日のこと。夢でなら好きと言えるのにな、と考えながら図書館で悶々としているベルフェゴール。「好きです」といつかきちんと言えるのか、アザゼルと話したいなと思いながら、棚から本を取ろうとするベルフェゴールですが、すぐ後ろにアザゼルがいたようで、背の高いアザゼルはベルフェゴ―ルの取りたい本を取ろうとしてくれます。しかし突然現れたアザゼルに驚き、ふらついて脚立にぶつかってしまうベルフェゴール。その脚立には多くの本が乗っており、ぶつかった拍子に本が落ちてきてしまうのですが、アザゼルがかばってくれるのでした。アザゼルは「すまない・・・俺が声をかけたから」と慌てているようす。それを見たベルフェゴールは不意に「しゅき、です」と口にするのでした。しかしアザゼルは「手記」と勘違いしてしまったようで、近くにあった本の中から手記をベルフェゴールに渡そうと差し出します。そこでベルフェゴ―ルはもう1度“好き”と言おうとするも、緊張からトイレへと駆け込んでいってしまうのでした。言葉のすれ違いに胸を締め付けられるも、思わずベルフェゴールを応援したくなるような、甘酸っぱいキュンとするシーンです。
第6位 サルガタナスの恋
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
ある日、毎度のように仕事から逃げ出したアスタロトを探し、連れ帰るサルガタナス。その帰り道、アスタロトは気分転換をしたいとのことで、公園に寄って帰ることに。公園で飲み物を購入し、ベンチに着く2人。2人は公園を見渡すと、そこはカップルだらけの公園なのでした。サルガタナスは密着して座るカップルを見ながら、自分はコーヒー1本分あるアスタロトとの距離さえも谷の対岸と対岸のように感じるのに、すごいなと感心しているようす。そんなことを考えていたとき、ふと自分はアスタロトとこの距離を詰めたいと思っていることに気づきます。アスタロトは仕事はサボる、女たらし、金遣いが適当でどうしようもない男性だと冷静に考え直すサルガタナス。しかしふとアスタロトがサルガタナスの肩に頭を預けたとき、涙目になりながらも照れていたのでした。アスタロトへの気持ちに気づいたサルガタナスのキュンとくる場面です。
第5位 好きな人のマフラー
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
寒波がやってきた日のこと。寒いのが苦手でテンションが低くなっているベルゼブブ。ミュリンは、カイロを渡したり、モフモフした動物の話をしたり、どうにかベルゼブブの気持ちを高めようとするもダメなようす。そんな中、会議室へ移動していたとき。寒暖アレルギーとのことでくしゃみが止まらないベルゼブブを見たミュリンは、医務室へ行こうと言うも、ベルゼブブは大丈夫と答えているようす。それでも「やっぱり寒いのは最悪です・・・」と言うベルゼブブに対し、いつもつけている自分のマフラーを巻いてあげるミュリン。マフラーを巻いてもらったベルゼブブはマフラーからミュリンのにおいがして、ドキドキしながら「ちょっとその、元気が・・・出ました・・・」と頬を赤らめて言います。そして心の中で「寒いの、最悪じゃなかったかもしれないです・・・」と言うのでした。苦手なものも、好きな人が関わると苦手ではなくなる、そんな王道な恋愛模様が描かれたキュンとするシーンです。
第4位 ミュリンの壁ドン
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
魔界市井を視察しに、町を訪れたときのこと。仕事中でありながら、ベルゼブブは犬やハトと戯れたりと自由に行動をしており、ミュリンはその落ち着きのなさに怒っているようす。それを見たミュリンは落ち着きがないと1度怒りますが、結局ベルゼブブは迷子になっていまいます。探し回るミュリンは、繁華街で男性に絡まれているベルゼブブを発見。その男性をすぐに退治したミュリン。そんなミュリンに対して「何も問題ありません。そんなに心配しなくても私は・・・」とベルゼブブは言うのですが、ミュリンはベルゼブブに壁ドンをして「心配なくても!心配するんです」と真剣に伝えたのでした。「・・・わかりました」と言うベルゼブブですが、帰り道ではミュリンの話を聞いてくれません。ミュリンは言い過ぎたと思っていましたが、どうやら違うようで、自分の部屋へと戻ったベルゼブブは「どきどきした・・・!」と照れたように床に座り込んでいるのでした。自分のことを本気で心配してくれていたのだとわかるシーンであり、“壁ドン”という王道なキュンとするシーンです。
第3位 ベルフェゴールの第1歩
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
アザゼルのことが好きなベルフェゴールは、アザゼルと話したいと思いつつも、極度に緊張してしまうためになかなか話せずにいました。そんなベルフェゴールは、アザゼルとの会話のきっかけのためにブラウニーを作ることにします。友達であるベルゼブブに手伝ってもらい、苦戦しつつもどうにか完成。しかし、いざ渡すことを考え始めると、無理だと弱気になり始めてしまったベルフェゴール。そこでベルゼブブは「ごっちんはアザゼルともっと話をしたり親しくなりたいのでしょう。そのきっかけが作りたくて今頑張ったんでしょう。それなら一歩踏み出さなくちゃ。」と言い、ベルフェゴールの背中を押したのでした。後日、ベルゼブブの言葉に勇気をもらったベルフェゴールは、アザゼルがいつも通るという場所で待ち伏せをします。そこへ通りかかったアザゼル。ベルフェゴールは逃げ出したいという気持ちを抑え、勇気を出して話しかけます。どうにかブラウニーを渡したベルフェゴールに対して、アザゼルは普段は見せないような笑顔を見せてくれたのでした。ベルフェゴールが勇気を出して1歩踏み出したことで、アザゼルとの距離が縮まった、そんなキュンとするシーンです。
第2位 ベルゼブブの髪に触れるミュリン
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
難解な案件が連なって連日徹夜が続いていたときのこと。ベルゼブブもミュリンも目の下には隈ができており、相当眠いようす。そんな日の夜、やっとこれが終われば完了だというとき、ベルゼブブは椅子でスヤスヤと眠ってしまっていました。よっぽど疲れていたのだと、ぼんやりベルゼブブの顔を眺めるミュリンですが、こんなにも顔をまじまじと見るのは初めてということで、急に緊張し始めます。寝返りを打つベルゼブブを見て、あまりの可愛さに机にぶつかって転んでしまうしまつ。しかし物音を立てても起きないようすのベルゼブブ。そんな中でミュリンは、仕事中でありながらも深夜に眠っている女の子と2人きりということや残業のご褒美として寝姿を眺めてもいいのではなどと思いながら、悶々としているようす。そこでふと、ベルゼブブの髪の毛が顔にかかっていることに気づいたミュリンは、そっと髪を耳にかけてあげ「閣下・・・」とつぶやくのでした。無防備なベルゼブブを前に想いが溢れそうなミュリンのキュンとくるシーンです。
第1位 夢でなら
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
片想いの相手であるアザゼルとなかなか話すことのできないベルフェゴール。そんなベルフェゴールはアザゼルのことを想うあまり、アザゼルとの夢を何度も見ているとのこと。しかし現実とは違い、夢の中では普通に会話ができているようです。ある日、マドレーヌを作ってアザゼルに渡す夢を見たベルフェゴールですが、アザゼルに食べてもらうその直前で目が覚めてしまいます。起床したベルフェゴールは「あと十秒、目が覚めるのが遅かったら、アザゼル様にお菓子食べてもらえたのにな・・・せめて夢でくらい、もう少し一緒にいたかったな・・・」と考えているのでした。そんな健気なベルフェゴールを応援したくなるシーンであり、片想いしている人には共感できるような、そんなキュンとするシーンです。
キュンとするシーンランキング・まとめ!
出典: ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。 ©matoba/SQUARE ENIX·「ベルまま。」製作委員会
いかがでしたか?今回は『ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。』に登場する、思わず“キュン”とするシーンを独自にランク付けしたものについて紹介しました。本作ではベルゼブブとミュリンだけでなく、他にもさまざまな恋愛模様が描かれています。思わずキュンとしてしまうような素敵なシーンも数多く登場するので、ぜひチェックしてみてくださいね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。