前人未到、後戻りできない大穴に挑む探検家達の冒険を描いたアニメ、「メイドインアビス」にて奈落の星(ネザースター)と称される白笛と呼ばれる存在、白笛。物語の中で、一番最初に登場する白笛がオーゼンです。オーゼンってどんな人なの?どこがすごいの?今回はオーゼンに関する知識をまるっとご紹介します!
そもそも白笛って何?
目次
笛の色が探検家達のランクを示す
世界最後の深淵、大穴「アビス」に挑む探検家達は笛の色によってランク付けされています。笛の色によって、アビスに潜れる深度に制限があります。
笛の種類 | 階級 | 深度制限 |
---|---|---|
鈴付き | タマゴ | 侵入不可 |
赤笛 | 見習い | 深界一層まで |
蒼笛 | 一人前 | 深界二層まで |
月笛 | 師範代 | 深界四層まで |
黒笛 | 達人 | 深界五層まで |
白笛 | 伝説級 | 深度制限無し |
最も偉大な探検家、それが白笛
「白笛は全員がラスボスのつもりで描いてる」って作者が言ったとか。確かに「完全装備オーゼン」も「尻尾付きボンドルド」もスゴイ威圧感。現状「光属性ママ」って感じのライザも、作中で「白笛の中でも最も偉大」とか「未だ破られぬ圧倒的武功」とか言われてるし。1度で良いから本気戦闘が見たいな。 pic.twitter.com/TPj8tKIDON
— l (@rico_pulu) November 5, 2017
大穴、アビスでは深く潜れば潜るほど危険な原生生物達が潜んでいたり、「上昇負荷」と呼ばれる呪いが強くなるため、深度が深いほど生きて帰るのが難しいとされています。その中で、深度の制限なく大穴に挑める白笛はアビスに一攫千金を求め挑む探検家の中でも頂点の存在として英雄扱いされています。
白笛は二つ名を持っている
アビスから生きて帰り、数々の世界を変える発見をたらす白笛は、深くて暗いイメージを持つ大穴の中でも燦然と輝く、奈落の星(ネザースター)と称えられています。その栄光を讃えるかのように、白笛達は必ず二つ名を持っています。ここで紹介するオーゼンも「不動卿」」として名を馳せています。
白笛、オーゼンとは?
「不動卿」動かざるオーゼン
白笛の中でも、無双の怪力を持つと言われているのが、オーゼンです。50年も前から、白笛として存在してることから、まさに「不動卿」と呼ばれています。
数々の逸話を残している
オーゼン逸話はいくつもあり、例えば、30人乗ったゴンドラを引き上げたり、10メートルもある岩を支えたりしたそうです。しかもその噂は、50年も前から囁かれているようでオーゼンのすごさが伺えます。
オーゼンは実際はどんな人?
見た目は妙齢の女性
二つ名の「不動卿」や怪力としての逸話を聞いていると、熊のような大男を想像してしまうかもしれませんが、実はオーゼン、女性なのです。身長こそ2メートルを超えますが、見た目は妙齢で細い身体をしているので、まさか50年以上も怪力の白笛として存在している人物だとは思えません。見た目だけで人を判断してはいけないですね。
オーゼンの髪型には秘密があった!?
オーゼンは50年も前から白笛として君臨していますが、しかし彼女もやはり人間。長年アビスの大穴に挑んでいるため、アビスの呪いは彼女を身体を蝕んでいるようです。その影響は頭の皮にも出ているようで、彼女はそれを隠すために今の髪型にしているそうです。
リコの母親、ライザが言うようにその髪型はオーゼンが探窟家として大穴に挑む証そのものですね。
いいや、かっこいい。その傷は心折れようと奈落に挑み続けた不屈の証だ。動かざるオーゼン。本物の白笛だ。
オーゼンはとっても猫背
オーゼン2mを超える身長があるのに、そう見えないのはおそらくその姿勢のせいだと思われます。彼女はとても猫背なのです。アニメでは食事の後、背筋を伸ばす時に「ゴキッ」と音がなるシーンがあるくらい猫背です。どこか不気味な一面をみせるオーゼンらしい特徴です。
オーゼンと言えば、「怪力」
その華奢な見た目からつい忘れがちになってしまいますが、オーゼンは「怪力」の白笛として名を馳せています。レグと戦った時も、軽い一振りで床を粉々にしていました。
オーゼンの武装1: 千人楔(くさび)
オーゼンのどうやってその怪力を得ているのでしょう?そのヒントが遺物です。深度12000m、深界五層以降は白笛のみが潜ることが許された空間です。白笛達はそこで他の探検家が見つけられない遺物を見つけ、装備することで自らの能力としていきます。オーゼンの場合、千人楔(くさび)と呼ばれる、一刺しで、千人力を得ることができると言われている遺物を、身にまとうことでその怪力を実現しています。オーゼンは、全身120箇所にこの楔を打ち込んでいます。
オーゼンの武装2: 大きな鎧
オーゼンは千人楔の他に大きな鎧を身にまとっている姿が何度か見受けられます。戦闘の時や、アビスの大穴にいる時は必ずその鎧を身にまとっているところを見る限り、おそらく何か秘密が隠されているようです。しかし、その秘密はまだ作中では明かされていません。
不気味な一面を見せるオーゼン
オーゼンは時折不気味な表情で笑います。アビス深層で生まれた主人公リコを地上まで連れて帰った人物であるオーゼンに対して、命の恩人に対する礼を言われた時も不気味に笑って返します。やはり白笛レベルになる人物はどこか普通の人とは違う一面があるようです。
オーゼンは主人公リコが嫌い!?
オーゼンが初登場した時から、リコに対して嫌悪感示すような発言をします。
その他にも、リコがアビス深層にいるはずの母親ライザに会いに行くきっかけとなった封書をみて、ライザの字ではない、そもそもライザはもう死んでいる等、リコの希望を踏みにじるようなような言葉をなげつけます。なぜオーゼンはリコに対してそのような冷たい態度をとるのでしょうか?
実は優しい、オーゼン
オーゼンのリコに対する冷たい態度は、実はオーゼンなりの優しさだったと言えます。アビスの深部に生きる原生生物達は、人間よりもはるかに狡猾でしたたかな存在です。今のままでは、無駄死にするだけ判断したオーゼンはあえてリコ達に厳しくすることでアビスの深部に挑む厳しさを教えようとします。
ライザとの約束を守るオーゼン
オーゼンがリコ達をわざわざ訓練するには実は理由がありました。それはリコの母親ライザとの約束です。ライザはオーゼンに、もしリコがアビスの底を目指す時にオーゼンの前に現れたら、
なぁオーゼン 再びリコが地の底を目指して、あんたの前に立ったら 教えてやって欲しいんだ どれだけの奇跡が君を動かしてきたのかって事とその先で待つ素晴らしい冒険への挑み方を
面倒だと言いつつ、ライザの前に送り出すぐらいはやってあげようとするオーゼンに、彼女の本当は優しい一面をみることができます。
まとめ
https://twitter.com/milkyUoxoU/status/928593162448265217
今回は、メイドんアビスに登場する、白笛「不動卿」動かざるオーゼンを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?どこか不気味な側面をみせつつも、優しいところもあるオーゼンを好きになった方もおおいのではないでしょうか?ぜひアニメでもオーゼンの活躍を見てください!