『ヤマノススメ』はかわいい女の子たちが山ガールとなって登山する物語です。『ヤマノススメ』は登山がメインテーマになっていますが、女の子たちの日常のやり取りも可愛く、人気のアニメ作品になりました。ここでは『ヤマノススメ』の主人公「雪村あおい」を紹介します。
目次
【ヤマノススメ】雪村あおいの基本的キャラクター
外見は銀髪で緑色の瞳の主人公
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
『ヤマノススメ』の登場キャラクターの多くは、黒髪か茶髪で目の色も黒か茶色のキャラクターが多めですが、主人公のあおいは灰色に近い銀髪に緑色の瞳と、少し独特な外見をしています。
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作中ではアルバイト先で知り合った「小野塚ひかり」にかわいいと言われ、あおいは女の子なセンスが好きなインドアな所もあるため、周囲からはかわいい女の子と認識されています。
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ひなた・かえで・ほのかとメインキャラクターの多くが黒髪だったり黒っぽい瞳のキャラクターが多いので、アニメとしてはあおいくらい独特な外見の方が目を引いて良いですね。
外見に似合わず性格は地味
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
ちょっと目立つ外見をしているあおいですが、特に作中ではそのことに触れられることはありませんでした。しかし、性格や趣味の暗さを幼馴染のひなたに批判されることはありましたね。
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昔と違ってすっかり内気になってしまったあおいですが、ひなたに「付き合い悪いと友達できないよ」「彼氏もできないよ、暗い趣味じゃ」と言われるほど閉じている面がありましたが、登山をはじめてからのあおいはアウトドアになっていきました。
あおいの暗い趣味とは?
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
ひなたはあおいのことを暗い趣味と言っていましたが、実際はお菓子作りや読書などちょっと大人しい女の子の趣味というだけで、あおいは危なげな趣味をもっているわけではありません。
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中学生の頃は友達も少なく一人で遊ぶのが好きだったあおいは、「高校生になっても、一人で楽しく遊ぶんだ」と目を輝かせて高校生活に期待をふくらませていました。しかし、その夢は幼馴染のひなたの出現によって打ち砕かれるのでした。
【ヤマノススメ】あおいとひなたの再会
久しぶりに幼馴染と再会したあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
「高校生になっても、一人で楽しく遊ぶんだ」と名言を心の中でつぶやいていたあおいでしたが、「あおい! 久しぶり! 小学校以来だね!」という威勢の良い声と共にその夢は打ち砕かれました。
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「小学校以来だね!」と嬉しそうに話しかけてきた少女に対し、あおいは「誰だっけコイツ」と心の中でつぶやきましたが、すぐに幼馴染のひなただと思いだします。そしてあおいは、ひなたに山登りに行こうと強引に誘われるのでした。
あおいとひなたの幼き日の約束
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
昔、どこかの山で朝日を見たあおいとひなたは感動し、あおいは「いつかまた二人でこようね」とひなたを誘っていました。その約束をすっかり忘れていたあおいですが、ひなたの方は覚えていて「やっと登りにいけるね!」と意気揚々とあおいに話しかけてきたのです。
事故で高所恐怖症になっていたあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
しかし、あおいはその後ジャングルジムから転落し骨折。以来、立派な高所恐怖症になり、趣味もインドア化していました。そのため、とてもじゃないけど「山だけはダメ!」と思っていましたが、ひなたの勢いに呑まれて登山に行く方向に話が進んでいってしまいます。
意外と空気が読めたひなたに対しあおいは……
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
強引にひなたの家まで連れてこられ、登山の計画を進められたあおい。「このままじゃ本当に山に登ることになっちゃう……」と心配したあおいでしたが、ひなたはあおいが自分のことや約束をすっかり忘れていたことに気づいていました。
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意外と相手のことを察するのが上手かったひなたは、「ありがと、無理して付き合ってくれて。山は、お父さんと行くよ」とあおいとの約束をあきらめていました。
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しかし、その時あおいはハッキリとひなたとの昔の約束を思い出し、回想の後、一筋の涙をこぼします。そして、「あんまり高い所じゃなければ、山いってもいいかな」と登山に対して前向きに応え、その日から二人は再び友達になったのです。
【ヤマノススメ】登山は全くの素人だったあおい
初登山であたふたするあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
まずは手短に近くにある標高197メートルの天覧山に登ることにしたあおいとひなた。しかし、山に登ったことなんて殆どないあおいは、何を持っていけばいいのかわかりませんでした。
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天覧山は標高197メートルにも関わらず、ヘルメットやロープが必要かなと本気で考えていたあおいは、頭にヘルメットをかぶっていくなどおバカな姿をみせましたね。
天覧山で少しだけ登山の面白さを知ったあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
天覧山は山というより整備された丘で、登山というには大げさな山でしたが、途中でトカゲを見つけたり頂上の見晴らしの良さに感動したあおいは、少しだけ登山の面白さを知ることができました。
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ぜんぜん危なくない天覧山は、高所恐怖症のあおいでも問題なく登れて、当初の不安はすっかり消えてひなたと共に頂上でランチタイムをするなど良い時間をすごしました。
高尾山に登る前にザックを購入
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
アウトドアショップで一年先輩の登山に詳しい「斎藤楓」と友達になったあおいは、かえでにどんな山に登ると良いか相談しました。話した結果、高尾山が良いんじゃないかとなり、あおいはパワースポットだと言われる高尾山に興味をもち登ることにしました。
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しかし、ザックを持っていなかったあおいは、ひなたに「靴と雨具とザックは三種の神器だよ」と言われ、やむなくザックを買うことに。5250円の気にいったザックを購入したあおいは、ひなたと高尾山に登るのでした。
高尾山で張り切りすぎたあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
パワースポットやスピリチュアルなことが大好きらしいあおいは、開運アイテムが多くあるという高尾山を張り切って登りました。「急ぎすぎはよくないよぉ」とひなたに忠告されたあおいでしたが、案の定もともと体力がないあおいはバテてしまいました。
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しかし、ひなたの言う通りペースを落とし、ゆっくり歩きながらでも多くの開運アイテムを楽しんだあおいは、意外と早く山頂に着いて景色を楽しみましたね。あまり語られてはいませんが、この時にあおいは登山の魅力に取りつかれたのでしょう。
自分も登山初心者ながら年下の女の子を気づかうあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
高尾山の下山中に、あおいとひなたは二つ年下の可愛い女の子「青羽ここな」と出会いました。ここなは靴の裏がはがれていて困っていましたが、針金を持っていたひなたが靴に巻いてあげ直してあげました。
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
それからここなと親しくなったあおいとひなたは、針金で直ったとはいえ歩きづらい靴のここなを気づかい、手をつないで歩いて下山しました。あおいは人見知りですが、どうやら年下にの女の子には人見知りが発動しないようで、ここなとはすぐ仲良くなりましたね。
【ヤマノススメ】あおいは登山の才能が無い?!
主人公なのに体力がない
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
あおいは『ヤマノススメ』の主人公ですが、メインキャラクターの四人の中で最も体力がなく登山の知識もありません。そのため、中級者以上の山ではへばることが多く、一人だけ差をつけられてしまうことが多々ありました。
メンタルが弱い
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
あおいはメンタルが弱く、身体がしんどくなってきたら登山を楽しむ気持ちよりも辛いと思う気持ちが強くなり、弱音を吐くことが多いです。そして、悪循環に陥り一人ではなかなか抜け出せなくなってしまいます。
高山病にかかりやすい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
あおいは楽しみすぎて眠れなかったのこともありますが、富士山では高山病にかかってしまい山頂までいけませんでした。高山病はならない人は全然ならないようなので、あおいは先天的な体質的に登山に向いていないのかもしれません。
高所恐怖症は致命的だった
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
山によってはロープウェイやリフトを利用しなければ山頂までいくのは厳しいですが、あおいは高所恐怖症なのでロープウェイやリフトに乗れませんでした。
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しかし、重度の高所恐怖症をたった一回の谷川岳の登山で克服したようで、サードシーズンの筑波山の帰りのロープウェイは問題なく乗れていました。
【ヤマノススメ】あおいは成長型の主人公だった
成長速度が速いあおい
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中学時代はインドアだったあおいが、いきなり高校から登山をはじめたのだから色々と失敗しても無理はなかったかもしれません。
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三ツ峠・富士山と苦戦しながらも登ったあおいは、その後、徐々に体力をつけ始め、谷川岳では出会った女の子「黒崎ほのか」を一人で休みなく追っていったくらいで一番元気でした。
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あおいは慎重で経験を通して学ぶタイプだと思われるので、経験値が上がっていけば良い登山家になるかもしれませんね。また、打倒富士山を目指して体力をつけると言っていたので、密かに体力づくりをしていたのかもしれません。
いつの間にか高所恐怖症を克服していた
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
セカンドシーズンの後半である谷川岳の登山では、冗談抜きにロープウェイとリフトを恐がっていたあおいですが、それから殆ど時間が経っていないサードシーズンの一話で、あおいはロープウェイを克服していました。
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ロープウェイに対して生理的なトラウマをもっていたあおいでしたが、その後すぐにロープウェイに乗れるようになった所をみると、あおいは精神の状態で身体のパフォーマンスが変わってくるタイプなのかもしれません。
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そのため、三ツ峠・富士山・谷川岳と中級者以上の山を登ってきたあおいは、経験と自信をつけてきたので、サードシーズン以降は良いペースで楽しみながら山に登る成功体験を重ねていきそうですね。
谷川岳以降は山に勝ってるあおい
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
登山は楽しみながら登るのが成功だとすれば、谷川岳以降のあおいは山に勝っていたと言えそうです。はじめての本格的な登山だった三ツ峠では、山頂に行くまで疲労と辛さの方が勝っていたのでまだまだでしたね。
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富士山の時は五合目までは元気でしたが、八合目に着くころには高山病にかかり失敗。しかし、霧ヶ峰の時は同行したお母さんを驚かせる程あおいは元気だったので、富士山の失敗以降、あおいの中で登山のコツがわかってきたのかもしれません。
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そして、谷川岳の時はロープウェイとリフトには苦戦したものの、登山自体は一番ハイペースで登っていったので、真面目なあおいはこの頃には歩き方のコツや楽な登り方を体得していったのかもしれませんね。
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サードシーズンでは、それまで差をつけられていたひなたと同じように登山していたので、やはり富士山の失敗があおいを大きく成長させたのでしょう。
【ヤマノススメ】あおいは人を引き寄せる魅力がある
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
登山をはじめてからのあおいは、なんだかんだで皆の中心で、あおい抜きではひなたでさえも物足りなさそうにしています。一見、リーダーシップがあるのはひなたかかえでに見えますが、実際はあおいが常にみんなの中心にいますね。
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自分からガンガン主張するタイプではないあおいですが、自分で思っているほど内気でもなく、バランスの取れた人間性が魅力だったりします。
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やや偏った性格の多い『ヤマノススメ』のメンバーの中は、あおいは比較的普通っぽい女の子なので、そこが逆に魅力となって皆を引き寄せているのかもしれませんね。
【ヤマノススメ】雪村あおいの声優は井口裕香さん
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
「雪村あおい」の声優は『とある魔術の禁書目録』の「インデックス」や『僕は友達が少ない』の「高山マリア」の声優を務めた「井口裕香(いぐちゆうか)」さんです。
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井口さんは可愛くて元気で個性的な女の子の声が得意な声優ですが、あおいは比較的ふつうの女の子っぽい非個性的なおとなしめな女の子ですね。
【ヤマノススメ】雪村あおいのまとめ
出典: ヤマノススメ ©しろ/アース・スター エンタ―テイメント/『ヤマノススメ サードシーズン』製作委員会
『ヤマノススメ』セカンドシーズンまでは、経験不足であまり活躍できなかったあおいですが、サードシーズンではかなり経験を積んできたので、活躍が期待できますね。
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いつの間にか高所恐怖症を克服して、気がついたら体力も向上してきたあおいなので、地味に成長度は高いと言えるでしょう。
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新キャラクターほのかとも友達になり、ようやくクラスメイトとも馴染んできたあおいなので、サードシーズン以降は幼い頃のように明るく前向きでアウトドアなあおいの姿が見れそうです。