日本のライトノベルである『弱キャラ友崎くん』は、「このライトノベルがすごい!」で上位をキープしていたこともある程の人気作です。単なるラブコメにとどまらず、人間としての成長も描かれているのが本作の魅力です。来年初頭にアニメの第2期が放送される予定であり、今から話題となっています。そんな話題作がどのようにして誕生したのか、何がモデルになっているのか、どのようなテーマが込められているのか気になる人も多いと思います。今回は、この作品の誕生秘話やモデル、テーマなどについて解説したいと思います!
物語のあらすじ
高校生の友崎文也は、人生は「クソゲー」だとする一方で、神ゲーである「アタックファミリーズ(略称:アタファミ)」でランキング1位に君臨する実力を持っていました。友崎自身、そのゲームを心から楽しんでいました。ある日、アタファミでランキング2位のプレイヤーとリアルで会うことになりますが、その人物は同じクラスでヒロイン的存在の女子、日南葵でした。彼女は自身の尊敬していたプレイヤーである友崎が、人生という「神ゲー」から逃げていることが許せず、人生というゲームに本気で向き合うように力説します。友崎と日南の間には不思議な師弟関係が生まれ、友崎は「リア充」になるべく、日南から与えられた課題を一つずつクリアしていく日々を送ることになりました。
誕生秘話
原作者である屋久ユウキさんは、元々お笑い芸人をしていました。当時、思いついたアイデアを小説にしてキャラクターにしたら、人気が出るのではないかと考えるようになり、徐々に本格的に構想を練るようになります。アイデアを積み上げて構成したのが『弱キャラ友崎くん』の基となったのです。そこから小説として書き上げて作品として完成させました。お笑い芸人をしていた頃はネタ作りをする機会も多かったと思うので、そういった経験が小説を書くことに活かされたのではないかと思います。
作品のモデルは、あの有名なゲーム
屋久さんがこの作品を描く上で大きな影響を受けたゲームが「大乱闘スマッシュブラザーズDX」であり、作品のモデルになったとも言える存在です。2001年に発売されたゲームで、22年も前のゲームですが、現在でもスマブラシリーズの中で人気上位に入るタイトルです。屋久さんは1991年生まれなので、小学生の頃にスマブラDXをプレイしていたのだと思います。作中に登場する「アタファミ」のルールはスマブラDXを参考にしており、DXが無ければ作品は違う物になっていた、と屋久さんはSNSで語っています。また、アタファミの正式名称は「アタックファミリーズ」ですが、アタックが「スマッシュ」、ファミリーズが「ブラザーズ」のオマージュになっています。屋久さんは「スマブラSP」にも影響を受けており、アニメの演出においてはSPの要素を取り入れたと思われるシーンがあります。
作風やテーマについて
『弱キャラ友崎くん』のジャンルは「学園ラブコメ」や「青春ラブコメ」という位置づけですが、実際は恋愛が物語の主軸になっている訳では無く、人間としての成長をテーマにしています。人間としての成長を通じて、登場人物たちが「人との繋がり」の大切さを学んでいきます。また、この作品で描かれている女性キャラクターは現実にもいそうなリアルな女性として描かれており、作者の屋久さんが「意識していて描いてる部分」だと述べています。アニメでありながらもリアルさに重点を置いたことで、共感できる読者や視聴者も多いのではないでしょうか。
制作秘話などについての解説まとめ
作品の背景やモデル、テーマなどを知ると作品をより楽しむことが出来ます。他のラブコメとは一味違う作品になっているので「どのラブコメも大体同じ感じでしょ?」と思っている人は、ぜひ原作のライトノベルや、アニメをチェックしてみることをオススメします。きっと良い意味で裏切られると思いますよ!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。