『妹さえいればいい。』は、ガガガ文庫(小学館)から刊行されているライトノベル原作のアニメです。主人公の羽島伊月(はしまいつき)は妹好きのラノベ作家で、身近に美少女がたくさんいるのに妄想の世界の妹に恋をしている変態ですが、小説はそこそこ売れている才能ある作家ですね。妹さえには沢山の魅力的な登場人物(変態)が登場しますが、その中でも新人漫画家の三国山蚕(みくにやまかいこ)は作中でもベスト3に入る程の変態でしょう。ここでは、作中屈指の変態美少女漫画家、三国山蚕の変態性を紹介したいと思います。
目次
【妹さえいればいい。】三国山蚕ってどんな人物?
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
三国山蚕(みくにやまかいこ)は、黒髪ロングで小さい典型的な美少女……という見た目ですね。見た目の可愛さに似合わぬ独特な名前ですが、それも漫画家なので逆にチャームポイントと言えそうです(本名は絹恵)。薄ピンク色のネグリジェのようなワンピースを愛用していますが、それも幼い感じが出ていて可愛いですね。しかし、その外見から本当に危ないマンガを書けるのか? っと主人公の羽島伊月(はしまいつき)は最初は疑っていました。
【妹さえいればいい。】三国山蚕と羽島伊月の出会い
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
三国山蚕と伊月が初めて出会ったのは、伊月の小説「妹法(まほう)学園」のコミカライズが決定した時です。三国山の容姿を見て伊月は本当にこんな子がいかがわしいマンガを書けるのか? っと心配しましたが、彼女の絵を実際に見て感動。さらに三国山が自分と同じ妹フェチだと知り、「まほがく(妹法学園)」のマンガを書けるのは三国山しかいないと確信しました。
【妹さえいればいい。】三国山蚕は羽島伊月のファンだった!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
三国山蚕は伊月のファンだったようで、もともと一人っ子で寂しがりだった三国山は、かわいい妹がいればいいのにと思って育ってきたようです。昔から大の妹フェチだったようで、伊月のまほがくを愛読していたファンでした。そのため、まほがくのコミカライズが決まった時は物凄く嬉しかったらしく、伊月と妹の話をして盛り上がっていました。ちなみに最近好きな妹は『エロマンガ先生』の紗霧のようです(笑)
【妹さえいればいい。】三国山蚕は絵が上手い!しかし……?
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
三国山蚕は確かに絵が上手く、それは伊月の友人で有名イラストレーターの、ぷりけつこと恵那刹那(えなせつな)も認めました。しかし、三国山には大きな欠陥があったのです。それは、妹を裸にさせたくないというもので、三国山蚕は「大の下着フェチ」だということです。伊月の作品は妹がすぐに全裸になることが前提だったので、これには伊月も激怒。気が合うと思われた二人は、思わぬ所で対立することになります。
【妹さえいればいい。】三国山蚕のリボンは実は……!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
キャラが全裸にならないことには、さすがの刹那も大ブーイング。もともとイラストレーターとして名実共に力がある刹那は、まほがくのマンガは自分が書くと三国山に宣戦布告します。その流れから、より良いマンガを書けた方がまほがくのコミカライズを担当することになり、三国山と刹那はまほがくのコミカライズを賭けてマンガ対決をすることになりました。そして、その悲劇は訪れます……。
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
なんと、三国山蚕はマンガを書く時はパンティーを被らないと書けない変態だったのです。しかも、いつも頭に付けていたリボンが頭に被る用のリボンで、三国山はリボンをしていたのではなくパンティーを被っていたのです。これには周りにいた一同も唖然。しかし、伊月はヒロインの可児那由多も裸じゃないと小説を書けないことを思い出し、まぁアリだろうと結局はスルーしました。
【妹さえいればいい。】三国山蚕は刹那に勝利!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
イラストレーターとして名実共に力のあるぷりけつこと恵那刹那でしたが、完璧なイラストを描いたことは審査員一同に評価されたものの、勝利したのは満場一致で三国山蚕。三国山は最後までキャラを全裸にしませんでしたが、それでも三国山が勝ったのは絵にストーリー性があったからでした。純粋な画力では刹那も十分すぎる程でしたが、刹那の絵は一枚のイラストをつないでいるに過ぎず、マンガとして流れを意識して描いた三国山の方が審査員たちは引き込まれたようです。
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
刹那の方もそれには納得し、全く遺恨を残さずさっぱりと三国山を称えました。三国山は晴れて正式に伊月たちが認めたコミカライズ担当者になりましたね。その後、伊月はこれまで全裸至上主義だったにも関わらず下着のことを研究するなど、三国山の影響をかなり受けた模様。原作者が他のメディアの影響を受けて原作に手を加えることは現実にもありますが、伊月もその例にはみ出すことなく三国山の影響を受けましたね。
【妹さえいればいい。】三国山蚕の声優は藤田茜さん!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
三国山蚕の声優は、近年大ヒットしたアニメ『エロマンガ先生』のヒロイン、和泉紗霧(いずみさぎり)を演じた藤田茜(ふじたあかね)さんです。2017年の妹キャラの中で恐らくナンバーワンの紗霧を演じていた藤田さんが、三国山蚕の声優をやっていたのは驚きです。紗霧と三国山では声の印象が結構違うため、言われてもイマイチ同じ声優がやっているとは思いませんでした。
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
また、藤田さんは『ロクでなし魔術師と禁忌教典(アカシックレコード)』のヒロイン、システィーナ=フィーベルの声優でもあります。まさに2017年は藤田さんフィーバーの年だったと言えそうですね。三国山とシスティーナの声はなんとなく似ている気ので、三国山とシスティーナが同じ声優だと言われれば納得できそうです。
【妹さえ】アニメ二期があれば三国山蚕にもっと!
出典: 妹さえいればいい。 ©平坂読・小学館/妹さえいれば委員会
三国山蚕は独特なキャラで面白かわいかったですが、ややサブキャラ的なポジションのため登場回数は少なかったですね。せっかく、これまでにない変態設定があるキャラなので、アニメ二期があればもっと活躍してほしいです。藤田茜さんという、妹キャラが上手い声優がやっていることもあり、三国山蚕はとても良い個性を発揮していました。まだまだ今後の活躍を期待したいですね。