異世界転生したら人間ではなくスライムだったり、異世界転生先で何回死んでもリセットできるようになったりと、近年の異世界転生ものでは「いかに斬新で読者の目を引く作品を作れるのか?」という点に特化していますよね。そのような状況の中で数多くの魅力的だけど尖った設定を有した異世界転生ものの作品が生まれている昨今のアニメ業界ですが、今年2022年にアニメ化される『転生したら剣でした』ほど設定の尖った作品はないと言えるでしょう。本作の主人公が転生した先はまさかのモンスターでも勇者でもなく、「剣」でした!まさかの無機物主人公の誕生なわけですが、もはやここまでいくと21世紀になって市場に現れた異世界転生ものの、ある種の最終形態のようにも考えられますよね。今回はそんな、転生ものの異端主人公『転生したら剣でした』の「師匠」について紹介していきたいと思います。主人公なのに名前が「師匠」というのもややこしいですが、その他にもややこしい設定が多くありますので、この記事で皆様のそのような悩みを一挙に解決していきたいと思います!
何から何まで予想外!?
本作の主人公師匠を一言で紹介するならば「何から何まで予想外の主人公」でしょう。本作の主人公である師匠はこれまで描かれてきた異世界転生ものの作品の中でも特に異質な設定を有したキャラクターとなっています。ここからはそんな。何から何まで予想外の本作の主人公師匠のプロフィールについて紹介していきたいと思います。
転生先はまさかの剣、、
まず師匠の最大の特徴といえば、それは「交通事故で命を落とした後に転生したのはいいものの、その転生先が剣だった」という点でしょう。「そもそも剣に転生する事ができるんだあ」と突っ込んでしまうほど突拍子のない設定ですが、この設定は大真面目で、本作において主人公の師匠は剣として歩んでいくこととなってしまったのです。
「インテリジェンスウェポン」
ただ、本当に金属の塊に転生してしまったのでは深みがありませんから、作中では彼は「インテリジェンスウェポン」という括りの武器に転生したことになっています。「インテリジェンスウェポン」というのはその名の通り、自身の自我を有している武器のことで、作中では主人公の師匠は他のキャラクターと会話をしたりと、剣でありながら人間のようにコミニュケーションをとっています。
自身でも独立して行動ができる
さらに師匠は知能があるだけでなく、自身の魔力を消費することによって自由に滑空する事ができるのです。そのため、自身の使い手である「フラン」が現れるまでは自身で魔力を消費して自由に移動をしており、単体の剣としても自由に行動する事ができる能力を有しています。
性能の高い武器
さらに彼は知能があるだけでなく、武器としても屈指の性能を有しているようで、作中ではいわゆる「俺TUEEE系」のような圧倒的な試合展開を行うことも多々あります。
数多くのスキルを使いこなす
特に彼の最大の武器は「圧倒的なスキル数」と言えるでしょう。作中において、師匠自体そこまで攻撃力のある武器ではないのですが、その代わりに多彩なスキルを剣として扱う事ができるという優位性を有しており、このスキルが柔軟に扱えるという点が本作の戦闘において非常に重視されているようです。
フランに「師匠」と名付けられた
ところで彼が「師匠」というパッとしない名前になってしまった理由ですが、彼が自由に広大な大地を冒険していた際に、ふとした事がきっかけとして出会った少女であるフランに名付けられたのが理由です。当時まだ実力の乏しかったフランにとって自信を導いてくれるかのような存在として写っていた事がこの名前につながったのでしょう。
異世界転生主人公の王道を辿る
ただ、剣に転生したからと言って全てが特殊とは限りません。師匠は尖った設定も多いのですが、異世界転生ものの王道的な展開や設定も十分有しているキャラクターとなっていますので、これまでの異世界転生ものの主人公も好きだという方でもきっと気に入るキャラクターとなっています。
フランとの出会い
主人公の師匠は自身で考えて動く事ができるとはいえ、所詮剣ですから使い手がいなくてはいけません。そして、作中においても随一の力を有している剣の使い手となったのが、もう一人の主人公とも言えるフランという猫耳の少女なのです。
猫耳剣士との冒険
フランは元々奴隷だったということもあり、剣の手解きも受けていなければ、実践経験もほとんどありませんでした。しかし、代々蔑まれている一族の出ということもあり、自身で力を持ってのし上がりたいという意識は強く持っており、戦闘経験が豊富な師匠と共に旅をすることとなったのです。
フランの願いを叶える為に共闘していく
作中において主人公の師匠に「これを成したい!」だとか「なんとかして世界を救いたい!」という意志はなく、どちらかというとそのような意志を持っているのはフランの方のようです。そのため、主人公の師匠は彼女の願いを叶えるために共に共闘していくというポジションでの活躍となりそうです。
アニメで注目したい所!!
さて、ここからは作中での師匠に対する解説ではなく、アニメ化された時に主人公の師匠にどのように注目していくべきなのか紹介していきたいと思います。
剣という最大のハンデをどのように描くのか!?
まず、第一に注目していただきたいのは、アニメで主人公を剣として描く事は極めて難しいという点です。というのも、小説の場合は主人公の姿を直接絵で描くわけでないので、主人公の動きを意識しなくてよかったのですが、アニメでは主人公が剣である以上、動きが少なく退屈な描写になりかねないのです。アニメは動きがあるからこそアニメ化する意味があるともいえますから、激しい動きができない本作の主人公をどのように魅力的に描くのか今から注目しておきたいですよね。
師匠以外のキャラクターにも注目!!
また、本作の主人公は剣ですから、人間らしい描写はあまり期待できないでしょう。そうなると作中のドラマを展開する人間らしい個性豊かな性格をした魅力的なキャラクターとしての役割は本作の主人公以外のキャラクターが担うことになるのではないでしょうか?そう考えると、本作では主人公の師匠以外のキャラクターがイキイキと活躍するような作品となることは間違いなしだと思いますので、ぜひ師匠以外のキャラクターについても注目していきたいですよね。
フランとのダブル主人公だと解釈した方が良い!?
このように、本作の主人公は剣ですから、当然彼一人では補えない点も出てくるでしょう。そのような時に作中を賑わせてくれるのが彼の使い手であるフランであると言えるでしょう。本作はまさに師匠とフランの一心同体の活躍が期待できる作品だと考える事ができますね。
師匠の担当声優を紹介!
さて、ここからは今回の記事を通して紹介してきた魅力的、かつ斬新なキャラクターである師匠の担当声優さんについて紹介していきたいと思います。ゴブリンやドラゴンならまだしも、剣の声を担当されたことはないと思いますので、ぜひ師匠を担当する声優さんについても注目していきたいですよね。
三木眞一郎さん
本作の主人公師匠の声を担当される声優さんは三木眞一郎さんです。三木さんは数多くいる声優さんたちの中でも特に知名度のある人気声優さんなので、一度は彼の声を聞いた事があるという方は多いのではないでしょうか?
貝木泥舟(物語シリーズ)
三木さんは物語シリーズの貝木泥舟の声優で有名ですよね。作中を通して敵役のような存在なのだけれど、行動の裏には彼なりの考えや人柄があり、時には主人公たちのためにも活躍する事があるという独特の立ち位置は多くのファンを魅了しました。
コジロー(ポケットモンスターシリーズ)
また、ポケットモンスターシリーズのロケット団のコジローの声を担当されている方でもあります。コジローというとポケットモンスターシリーズの長い歴史の中でも初期から登場しているキャラクターですから、ご存知ない方はいらっしゃらないのではないでしょうか?
落ち着いた声質で人気
このように、三木さんの演じられるキャラクターは落ち着いた声に定評のあるキャラクターが多く、大人らしいんだけれど、どこか癖のある魅力的なキャラクターたちを多く演じられています。
どちらかと言うと敵役のようなイメージもあるが、、?
そのため、イメージとしては悪役を演じられるイメージがありますね。今回は悪役どころか主人公の声を担当されるわけですから、普段の声からどのように使い分けてくるのか今から楽しみですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は本作『異世界に転生したら剣でした』の主人公師匠について紹介していきました。見た目といい名前といいとにかく癖のあるキャラクターですが、作中を通して頼れる存在であるキャラクターですので、ぜひアニメを視聴する際は主人公の師匠について注目してみてくださいね。