7月からアニメ化する「平穏世代の韋駄天達」は、かの問題作『異種族レビュアーズ』の作者がWEB漫画として発表していたものを、『小林さんちのメイドラゴン』の作者が作画を担当しリメイクした作品です。誰にも思いつかないような斬新な設定やストーリーが話題を呼んだ作品で、7月からのアニメとしても注目度が高いです。今回はそんな「平穏世代の韋駄天達」のストーリーのあらすじをネタバレありで紹介していきたいと思います!
目次
ネタバレあらすじその① プロローグ
今から800年前、人類は魔族という生命体に滅ぼされそうになっていました。近代兵器がまともに通用しない魔族に対して人類には対抗手段はなく、ただ祈ることしかできませんでした。しかし、その祈りが韋駄天という神を呼び起こし、韋駄天達は魔族と激しい争いの末に魔族を封印することに成功します。そして現在、魔族との戦いが終わったあとの平和な時代に韋駄天達はゆとりを満喫し各々好き勝手に生きてきました。しかし、平穏世代の韋駄天たちは、知らぬ間に魔族が復活していたことを知ることになります。
ネタバレあらすじその② 800年間の平和
戦いの無い時代にハヤト・イースリイ・ポーラという3人の韋駄天がいました。3人はいずれも戦いの後に発生した韋駄天で、それぞれ好きなことをして生きていました。ハヤトは師匠のリンと戦いの訓練に明け暮れ、イースリイはあらゆる知識を蓄えるために行動し、ポーラは鳥たちとお話をしながら生きていました。3人はある日、北の氷河地帯に人間たちが集まっていることを知り興味本位で見に行くと、そこにはかつて世界を滅ぼしかけた魔族の1人が氷漬けになっているところを目撃します。
ネタバレあらすじその③ はじめてのバトル
そのデカい図体の魔族はかつて世界を滅ぼしかけた魔族の1人で、氷漬けになっているものの仮死状態のまま生きていました。ゾブル帝国のオオバミと名乗る科学者は、軍人たちとともにその氷を砕いて魔族を復活させてしまいます。オオバミは魔族の存在や韋駄天についても知っていましたが、それは人間では知りえないものでした。イースリイはオオバミが800年間潜伏し続けた魔族の生き残りではないかと考えますが、そうこうしている間に復活した魔族が暴れ出してしまいます。その圧倒的過ぎる力にポーラとイースリイは手も足も出せず、イースリイは身体を貫かれてしまいます。
ネタバレあらすじその④ 即死
80年間強さを追い求めてきたハヤトにとっては勝てない相手ではなく、魔族の身体に風穴を開けて勝利。韋駄天は身体に穴が開いたくらいじゃ死なないのでイースリイも無事でした。オオバミ博士はマッハ2の速度を出せる戦闘機で逃走を図りますが、マッハ2くらいでは韋駄天は撒けずハヤトに撃墜されます。しかし、オオバミ博士の正体は遠隔操作されたロボットでした。オオバミは自爆して証拠隠滅され、その裏でイースリイは何者かと連絡をとり魔族の死骸を秘密裏に回収していました。
ネタバレあらすじその⑤ 引き出し
魔族の存在を目の当たりにしたイースリイとポーラは強くなる必要があると考え、ハヤトの師匠でかつてイースリイの師匠でもあったリンの元に向かいます。しかし、リンは逃げたイースリイを許しておらず、今にも殺しかねない勢いでしたがイースリイが土下座して詫びたので、単純なリンはイースリイを許して戦闘訓練を行うことになります。そしてリンと初対面のポーラは自分がプロンテアという韋駄天に引き出された存在だと言います。韋駄天は基本的に「自然発生」するものですが、同じ韋駄天であればその存在を察知することができます。放っておいても自然発生しますが、韋駄天が干渉することで即座にその場から引き出すことができるのです。
ネタバレあらすじその⑥ 理にかなった修行
リンの訓練は平気になるまで叩きのめし続けるという単純明快で脳筋仕様の訓練でした。血と内臓がはじけ飛ぶ過激な修行が続く中、ポーラはこれで強くなれるのかと疑問に思いますが、イースリイは理にかなった修行法だと言います、韋駄天という存在はそもそも人間とは全く違う存在で、何も食べなくても生きていけるし心臓を潰されても死なない。それは韋駄天という存在が人や動物の思念からできている存在だからです。思念によって変質する存在なので、平気になるまで殺され続けるというのは一番手っ取り早いのです。ただ、強さを手に入れることはイースリイらしい行動ではありませんでした。イースリイは明らかに何かを企んでいました。
ネタバレあらすじその⑦ ピサラ大将
リンとの訓練が終わると、ハヤトがあることに気が付きます。小さなメカがリンの身体についていました。それは発信機でしたが、リンはそういうのに無頓着だったので握りつぶし、同じく脳筋のハヤトも気にはしませんでした。ところ変わってゾブル軍の最前線では金髪巨乳の軍人であるピサラ大将が兵士たちに略奪と蹂躙をけしかけていました。ピサラ大将はミサイルが直撃しても死なず、戦車くらいなら片手で持ち上げられるくらい高い戦闘能力を持っていました。ゾブル軍によってケンド自治区が侵略により占拠されたことを知ったイースリイはポーラに韋駄天の誕生について話します。韋駄天はただ思念があるだけでは発生しない。もう一つ、救いを求める心が必要だと言います。
ネタバレあらすじその⑧ 平穏世代の韋駄天達
そもそも韋駄天の始まりは魔族に滅ぼされかけた人間たちの祈りによって発生したもので、魔族が滅んでから600年間誰も発生しませんでした。しかし、ここ最近立て続けに韋駄天が発生したのは人間が行っている戦争が原因だと考察します。戦争の被害者が救いを求めた結果、ハヤトやイースリイやポーラが発生したのです。ただ彼らは人間のことを助けません。人間同士の争いをやっている間は人間が滅ぶことはないからです。魔族のときは放っておけば人間は絶滅する状況でしたが、人間同士の争いでは人間は滅亡しない。だから彼らは無意味に発生し、ゆえに何もしない。それが彼ら平穏世代の韋駄天達なのです。
【平穏世代の韋駄天達】ネタバレあらすじまとめ
平穏世代の韋駄天達のストーリーをネタバレつきで紹介しました。ここまで紹介したのはコミックス1巻までの内容なので、アニメではこれ以降も放送されると思います。この作品は元々がWEBで連載されており、そこでは凌辱シーンなど過激なシーンはカットされていましたが、コミックスではカットされたシーンが追加されています。普通は逆ですが、アニメでどう再現されるかも気になるところですね!