「平穏世代の韋駄天達」は、かの問題作「異種族レビュアーズ」原作者のWEB漫画を、「小林さんちのメイドラゴン」の作者が作画を担当しリメイクされた作品です。神と魔族による戦いに人間を巻き込んだバトルロイヤルですが、脳筋バトル一辺倒ではなく、頭脳、組織力、政治力なんでも使ってなんでもありの作品です。異種族レビュアーズで放っていた異才は今作でも健在です。今回はそんな「平穏世代の韋駄天達」の登場人物を紹介していきたいと思います!
目次
「平穏世界の韋駄天達」ってどんなお話?
今から800年前に他の生物を喰らい尽くし世界を破滅させて最後には自滅するという迷惑極まりない魔族という存在と、世界に生きる生物の思念から生まれ圧倒的な力と速さを持つ韋駄天との戦いは韋駄天が魔族を封印することで終結。その後、800年間平和な時代が続いていましたが、その魔族はいつの間にか復活し、人間のような知性を手に入れ一大国家という組織まで構築していました。今まで戦いを知らなかった平穏世代の韋駄天達と復活した魔族は再び争うことになりますが、それはかつてのような脳筋一辺倒の戦争ではなく、頭脳、組織力、政治力など使えるものはなんでも使う。かつての時代ではあり得ない新世代の戦争が始まることになります。
登場人物その① 強さを求め続ける韋駄天 ハヤト
今作の主人公。80年前に韋駄天のリンによって引き出された韋駄天。引き出された後はリンとの戦闘訓練に明け暮れていたため、作品開始時点でも戦闘能力は高い方でしたが、それでもリンには遠く及ばない。自分が強くなること以外はどうでもよく、純粋に強さのみを追い求める脳筋バカ。しかし、韋駄天という存在の特性上、強さだけを求める脳筋バカであるがゆえに最強の存在になれる可能性を秘めており、戦闘に関してのセンスは抜群。
登場人物その② 作中現時点で最強の韋駄天 リン
800年前に起こった魔族との戦争で唯一生き残った韋駄天。魔族を封じ込めた封印を800年間守り続けており、その間自分が引き出したプロンテアやハヤトに戦闘訓練を行っていました。その訓練方法はボコボコに殴って肉塊にし、復活した後も、ただひたすら殴り続けて復活というサイクルを繰り返す単純明快なもの。脳筋バカであり、強さを求めることが韋駄天の使命と思っている節があります。単純で搦め手に弱く、精神面で強い訳でもありませんが、それでも現時点ではぶっちぎりに最強の強さを持つキャラクター。
登場人物その③ 明らかに主役より目立ってる イースリイ
100年くらい前に自然発生したメガネ姿の韋駄天。かつてはリンの元で訓練をつけてもらっていましたが、自分の行動原理になかったことや延々とボコられ続けることに意味を見出すことができなかったため逃走。自然発生したその後、人間の世界に潜り込み、一大国家ホタエナの建国に関わったり、独自の研究施設を作り人体実験や韋駄天の特性や正体について調査していました。人間的な倫理観は持っていないので、洗脳や組織力、社会力を使って魔族と戦う韋駄天側の頭脳。
登場人物その④ プロンテアに引き出された心優しい韋駄天 ポーラ
16年前にプロンテアに引き出された若い韋駄天で、戦いよりも鳥と話すことを好む心優しい韋駄天。価値観もどちらかと言えば韋駄天よりも普通の人間に近いものがあり、リンに訓練をつけてもらった際には内臓を貫かれて、ボロボロに叩きのめされ復活したらまた繰り返すという残虐極まりないスパルタによって逃げ出したくなるほど。無音での移動が特技。
登場人物その⑤ 探求心の強い韋駄天 プロンテア
200年ほど前にリンによって引き出された韋駄天。現在はイースリイと共同でかつての韋駄天が使っていた魔法を再現するために行動しています。電子機器に介入する電子ハッキングの技術を持っており、アニメやゲームなども大好き。ホタエナが現代日本のように娯楽に溢れた国家となっているのはおそらくプロンテアの影響。作中でも屈指の実力者ですが、リンとのつらい修行の日々はプロンテアのトラウマとなっています。
登場人物その⑥ 魔王を名乗る博士 オオバミ
ゾブル帝国の開発局の局長。自ら自分を魔王と名乗り、魔族を復活させている人物。現存していた魔族を回収し、それを元に魔族を復活させています。電子機器内を移動できるようですが、その正体はよく分かっていないため謎が多い。魔族では絶対に知りえない事を知っていたりもしますが、なぜ知っているかは自分でもよく分かっていません。その正体は実は…。
登場人物その⑦ 祈ることしかできない無力なシスター ギルティーナ
ゾブル帝国に侵略された地区の教会に身を潜めていた信仰心のあついシスター。しかし戦闘能力はなく、ただ神に祈ることしかできなかったため、ゾブルの兵士たちに凌辱されてしまいます。原作のWEB漫画では凌辱シーンは殆どカットされましたが、リメイク版ではねっとり追加されてしまいました。なんでや。凌辱されて汚されてそれでも祈ることしかできない無力な人間ですが、後にとある韋駄天を生み出すきっかけになります。
登場人物その⑧ ゾブル陸軍大将 ピサラ
高い戦闘能力を持つ魔族でゾブル帝国の陸軍大将。韋駄天の痕跡を掴みホタエナに潜入し、イースリイの元までたどり着きますが、人間としての知性を手に入れたと同時に羞恥心も獲得してしまったことと人間の脳を使用していることで快楽に弱くなってしまった弱点をイースリイにつかれて敗北。洗脳処置を施されて以降イースリイの右腕的なポジションになります。
【平穏世代の韋駄天達】登場人物まとめ
「平穏世代の韋駄天達」に登場する登場人物をまとめてみました。異種族レビュアーズで見られたエログロ混ざった奇抜な発想は今作でも健在です。原作のWEB漫画ではぼやかされていたエロシーンはリメイク版ではバッチリ表現されているため、きっとアニメでもアウトな表現が見られるのではないかと思います。一部で放送休止した実績は伊達じゃない!そんな平穏世代の韋駄天達は2021年7月から放送開始予定です。