2019年夏にアニメ新シリーズが放送スタートする「スタミュ～高校星歌劇～」。個性的で魅力あるキャラクターと気合の入ったミュージカルシーンに、多くのファンを集めて第1期、2期の放送を終えました。そこでこちらの記事では、3期に向けてアニメシリーズ1期の振り返りを行います。キャラクターたちが高校に入学してから、試行錯誤して自分たちらしい演出にたどり着くまでの感動の物語を、もう１度復習しておきましょう。
目次
スタミュのメインキャラクター紹介！
1期を振り返る前に、スタミュに登場するメインキャラクターを紹介します！
星谷悠太
team鳳のチームリーダーをつとめる主人公です。とにかく明るく前向きなムードメーカー。演劇に関しては全くの初心者でしたが、ある日見た憧れの高校生をきっかけに音楽の世界に入ってきます。純粋で一途であり、メンバーは星谷を放っておけません。
那雪透
team鳳のメンバー。ほんわかした癒し系で、笑顔を絶やしません。いっぽうネガティブ思考であがり症のところがあり、本番に弱いところが悩みです。チームみんな分のお弁当をいつも作っており、お母さんみたいな存在です。
月皇海斗
ミュージカル一家に生まれたエリートですが、本人はそれをコンプレックスに感じています。普段は冷静で、演技力もかなりのものです。天花寺とはよくケンカをしていますが、良いコンビのようです。
天花寺翔
歌舞伎一門の跡取り息子であり、かなりのプライドの持ち主。無粋なことをする人に「野暮助」というのが口癖。今まであまり友達が出来ませんでしたが、team鳳のことは大切に思っています。猫が大好き。
空閑愁
強面で無口ですが優しい性格。苦学生であり、日々バイトをして生活を補っています。母子家庭で育ててくれた母親に感謝をしており、ミュージカル好きな母がきっかけで演劇を志しました。
スタミュ１期振り返り①高校に入学！ミュージカル学科のオーディションを受ける
主人公である星谷 悠太（ほしたにゆうた）は、音楽の名門校である綾薙学園に入学します。彼は中学まで普通高校に通う一般男子生徒でしたが、中学の時に無人の野外ステージにて踊る見知らぬ高校生に出会ってから彼に憧れを抱くようになり、同じ舞台に立ちたいという思いのみでこの道に進むことを決意しました。星谷が純粋な少年であることがわかりますね。
那雪との出会い
星谷は入学式にて、同僚生、のちに同室となる那雪と仲良くなります。そこで「憧れの高校生」は、学園の花形である、ミュージカル学科であることを知りました。厳しいオーディションであるということを聞かされますが、真っ直ぐな星谷は彼と同じ道を歩もうと、入学してすぐに行われる入科オーディションを受けることにします。
team鳳メンバーが集まる
入科オーディションは、学園トップの3年生である「華桜会」が行います。もちろん厳しい審査になるため、音楽や演技に関して素人である星谷の評価は厳しいものでした。本来であれば不合格になるところでしたが、華桜会の異端児である鳳樹（おおとりいつき）によって拾われ、なんと選ばれし華桜会から直接指導を受けることができる「スター枠」に入ることができるのです。鳳が拾い集めた「team鳳」のメンバーは、星谷の他には那雪透（なゆきとおる）、天花寺翔（てんげんじかける）、月皇海斗（つきがみかいと）、空閑愁（くがしゅう）となっており、いずれも何かしらの理由で不合格扱いのものを集めていました。こうして個性派集団である「team鳳」が出来上がりました。
スタミュ1期振り返り②天花寺翔との出会いから、仲良くなるまで
早速チームでの練習が始まりましたが、星谷はもちろん素人同然です。そこで「梨園の貴公子」と呼ばれているかなりのプライドの持ち主である、天花寺翔はかなり怒っています。なんと「チームとして生き残るために、チームから外れろ」と星谷に申し出るのです。さらに鳳に直訴まで行いました。星谷はポジティブでその言葉を流していましたが、きちんと受け止め練習も行なっていました。
愛猫がいなくなるが……
そんなある日、天花寺が飼っていた愛猫の「タヴィアン」がいなくなるという事件が発生します。これは猫が苦手な星谷が、天花寺の猫を見た時に叫び声をあげてしまい、びっくりした猫が逃げてしまったということでした。責任を感じていた星谷は、朝方までかけてタヴィアンを探します。結局無事に見つかったのですが、その事件をきっかけにして、天花寺は星谷に心を開きました。はじめはチーム内で最も星谷を煙たがっており、付き人扱いするほどでしたが、実は那雪のすぐあとに星谷と仲良くなるのが彼です。
スタミュ1期振り返り③周りが見えなかった月皇海斗だが……
天花寺が星谷と仲良くなると、少しずつですがteam鳳の雰囲気はよくなってきました。しかし、まだ月皇海斗は打ち解けようとしません。月皇は超一流のミュージカル一門に生まれており、お父さんは有名な演出家、お母さんはミュージカル女優、そしてお兄さんはかつて綾薙学園の首席であり、現在「ミュージカル界のプリンス」とまで呼ばれている超一流俳優です。月皇はそんな兄に大きなコンプレックスとプレッシャーを抱えており、チームのことを考えている余裕はありませんでした。
星谷のことも嫌がっていた
星谷が純粋に褒める意味で「有名なお兄さんがいてすごいな」と言ったときも、激昂してしまったほどです。実は月皇は中等部にて首席だったほどの実力の持ち主なのですが、スター枠選出オーディションの際兄のことについて問われ、思わず逆上してしまい不合格扱いとなっていたのでした。兄の話は、出されるだけで怒り出してしまうほど、月皇にとっては地雷のようです。
team柊との衝突、のちに……
そんな中、ミュージカル候補生を共に目指しており、同じスター枠であるライバル「team柊」他の間で事件が起こります。team柊のメンバーが、月皇の兄について本人に話を振り、月皇の劣等感を挑発するようなことを言いました。頭に血が上った月皇は思わず殴りかかろうと手をあげますが、その拳を星谷が受け止めます。騒ぎはなんとかおさまりましたが、この一件により月皇は、星谷が兄のことを関係なしに、月皇海斗として自分を受け入れてくれているということに気がつくのでした。ここから月皇も、だんだんと心を開いていくようになります。
スタミュ1期振り返り④来る新人お披露目公演！そしてteam鳳は……
みんなの心が、やっと１つになりました。バラバラだった「team鳳」はチームとして形を成し、チームリーダーは星谷となりました。ここから第1関門となるテスト「新人お披露目公演」へ向けて練習に取り組みます。この公演は、審査結果によつまては半分のミュージカル学科候補が脱落してしまうというかなり厳しいテストとなっています。
受け入れられはじめるteam鳳
初心者の星谷がいるなか、合格の道は厳しく思えたteam鳳でしたが、星谷の何気ない言葉がヒントになり、伝統の演出にアレンジを加えた戦法を取ることになりました。これまでの綾薙学園にはない全く新しいステージを見せたteam鳳は、見事合格を手にします。これまでの伝統を崩していく全く新しいやり方に、team鳳は全校生徒から注目を集めるようになりました。はじめこそ異端児の集まりだとか、不合格になるはずだったメンバーの寄せ集めなどと言われていたteam鳳でしたが、新人お披露目公演を機に期待されるようになりました。
スタミュ1期振り返り⑤夏の合宿スタート！
勢いに乗ったteam鳳は、次の関門である「綾薙祭公演」に向けて夏休み合宿を行います。鳳先輩のお屋敷で行うことになっていたのですが、合宿先にはなぜかteam柊メンバーも揃っていました。鳳先輩と柊先輩は親戚であり、2人ともがお屋敷を使おうとしていたのです。柊家の宝である壺を割ってしまったりなど様々なトラブルもありましたが、なんとか無事に合宿は終了しました。合宿先が被ったことにより、2チームはより強く、お互いをライバル意識するようになりました。
スタミュ1期振り返り⑥綾薙祭公演に向けて準備！しかし……
夏休み明けになると、第2関門である「綾薙祭公演」に向けての準備も本格的に始まってきます。綾薙祭では演目は自由型となっており、自分たちらしいステージを描くことができます。個性派集団であるteam鳳にはぴったりということでメンバーも盛り上がっていました。しかしそんな中、事件が起こるのです。
バッシングを受けるteam鳳
「新人お披露目公演」にて一気に学園内での注目を集めたteam鳳でしたが、これをよく思っていないのが華桜会メンバーの暁（あかつき）でした。異端を認める風潮はよろしくない、伝統ある綾薙学園の品位を貶めかねないということで、暁は考えます。そこで、team鳳を公演に出さないという手段をとりました。しかし指導者である鳳先輩は、team鳳を守るため、自分が華桜会を脱退するという手段を取るのです。このためteam鳳は公演に出ることはできますが、一般枠に降格となってしまいました。
スタミュ1期振り返り⑦突如姿を消した鳳先輩に、team鳳は……
自分が華桜会を脱退することを引き換えにして、team鳳にはミュージカル学科候補生としてのチャンスを残しました。しかし鳳先輩は大切なことをチームのみんなには一言も伝えずに、突然姿を消してしまうのです。柊先輩に尋ねてみても、休学届を出しているということしかわかりませんでした。一般枠に降格し、大切な先輩を失ってしまい、team鳳は不安に襲われます。
演技がボロボロになってしまう
team鳳は不安な気持ちを隠そうとすればするほど空回りしてしまい、しだいにバラバラになっていってしまいます。最初は明るく振舞っていましたが、やはり限界を迎えてしまうのです。特に影響が出ていたのは星谷でした。彼はこの時点ではまだ自分が憧れている高校生が鳳であるということには気が付いていないのですが、無意識のうちに鳳先輩には強いあこがれを抱いていたのでした。
スタミュ1期振り返り⑧月皇遥斗によって真実が明かされる
チームリーダーである星谷の気持ちがぶれている中、team鳳も戸惑っていました。そんななか、月皇海斗の兄である月皇遥斗によって、鳳先輩の真実が明かされることになるのです。月皇といえば、かつて鳳先輩の指導者であった人物になります。鳳先輩は自分たちを活かすために、華桜会を去ったのだということがわかった星谷は目を覚まします。鳳先輩に教わった自分たちのミュージカルを、たくさんのお客さんに診てもらいたいという前向きな考え方に変わったのでした。メンバーと共に気持ちを新たに、学園祭に挑むことになりました。
スタミュ1期振り返り⑨ステージは中止になったが…
そしてやってきた学園祭当日。なんと台風によって、team鳳の野外ステージが中止になってしまうのです。しかしチーム鳳は、ミュージカル学科候補生のテストと言うよりは、鳳先輩と作り上げてきたステージを、すこしでも多くのお客さんに見てもらいたいという思いが強くなっていました。そのためどうにかしてステージを完成させることはできないかと、協力者を募ります。
無事ステージが完成する！
協力者を募ったところ、なんと学園のいたるところから手助けが舞い込んできたのです。これまでteam鳳を支えてくれていた一般生徒はもちろんのこと、ライバルであったteam柊、さらに一部華桜会のメンバーの後押しまで得ることができました。これまでの彼らの努力が結ばれた瞬間でした。さまざまな協力を得て、team鳳は学園祭にてその活動の集大成を完成させることができたのでした。
スタミュ1期振り返りまとめ！
以上が、「スタミュ～高校星歌劇～」の1期振り返りでした！キャラクターたちの高校入学からミュージカル学科のオーディションを受け、実際に公演を行うまでの流れが1期になります。主人公の星谷をはじめとする、チームのメンバーそれぞれの成長をみることができますね。第3期にはどのような成長を見ることができるのか、今から楽しみですね！
