女子高生が戦車に乗り、「戦車道」と呼ばれる競技に励むという奇想天外な世界観で大人気のテレビアニメ「ガールズ&パンツァー」。このアニメには主人公の西住みほをはじめ、個性豊かなキャラクターが多数登場します。その中のライバル校、強豪「プラウダ高校」の隊長、カチューシャについて紹介したいと思います。
カチューシャのプロフィール
身長:127㎝
出身:北海道網走市
誕生日:1月31日
搭乗車両・ポジション:T-34/85・車長
好きな戦車:KV-2
好きな花:カモミール
日課:ぶら下がり健康法
CV:金元寿子
”小さな暴君” カチューシャ
プラウダ高校の隊長で小柄な身長ながら、気が強くわがままな性格をしています。見た目通り子供っぽい性格をしていて、背の低さを指摘されると「しゅくせーしてやる」と怒り出します。そんなカチューシャも副隊長のノンナに絶大な信頼を寄せています。背の高いノンナに肩車されて周りを見下ろすのが好きな様子です。
試合で失敗したり、カチューシャのことを侮辱すると、「シベリア送りの25ルーブル(日の当たらない教室で25日間の補習)」にしてしまうなど、隊員に対しても容赦がありませんが、隊長としての腕は確かで全国大会準決勝ではフラッグ車を囮とした包囲作戦で大洗を追い詰めました。
カチューシャの作中の活躍
テレビアニメ版
初登場は第8話です。大洗の準決勝の相手として登場しました。ダージリンとのティータイムでは、ロシアンティーのジャムをほっぺたにつけてしまうという、子供っぽい面を早速出してしまいます。試合では、フラッグ車を囮にして大洗を包囲網へ誘い込み総攻撃を仕掛けるという知略に富んだ作戦も行います。しかし、実力を過信してフラッグ車の護衛を手薄にしたり、大洗追撃中に大洗の車輌を2輌見失うも、「そんな細かいことはどうでもいい」と、試合でもやや感情的になってしまいます。結果、大洗にフラッグ車を撃破されます。悔しくて泣き出してしまいますが、西住みほの実力を認め握手をしてよきライバルとなりました。決勝では大洗の応援に駆けつけ、大洗優勝時には自分のことのように喜びました。
劇場版
大洗優勝記念エキシビジョンマッチでは、聖グロリアーナとチームを組み大洗知波単連合と対戦します。聖グロとともに、相手フラッグ車のみを全車輌で追撃します。しかし大洗の奇策の前に、味方を徐々に撃破され最後は3輌となっていまいます。それでも最後はチャーチル(自チームフラッグ車)の盾となり、攻撃の隙を作り、チャーチルが相手フラッグ車(Ⅳ号)を撃破し見事勝利します。大学選抜戦では、ひまわり中隊に所属、自身は大隊副隊長を務めます。序盤に高地を陣取り上から味方へ支援砲撃を行うも、上空からの謎の砲撃(カール自走臼砲の砲撃)を受け、敢えなく撤退。その際列の最後尾に位置したため相手の追撃を集中して受けてしまいます。カチューシャをかばうためプラウダの隊員達(クラーラ、ニーナ、ノンナ)が身代わりとなります。「部下を置いて逃げるのは隊長じゃない」と部下とともに戦おうとしますが、ノンナとニーナの説得に折れ仲間を置いて撤退、プラウダの中で1輌だけになってしまいます。その後は部下の仇を取るため1人奮闘しますが、大洗のナカジマ、ねこにゃーらに「まだ私たちがいる、私たちが仲間」と言われ、大洗の面々を仲間として受け入れます。レオポン、アリクイと連携しパーシングを2輌撃破、さらにレオポン、ティーガーⅡと連携し大学選抜副隊長のルミ車を撃破する大戦果を上げついに撃破されます。
カチューシャは意外と博識?
初登場時にはダージリンとティータイムを楽しんでいました。その際、紅茶にジャムを入れようとしたダージリンに対して、本当のロシアンティーはジャムを入れるのではなく、なめながら紅茶を飲むのだと教える場面がありました。劇場版では、レオポン、ティーガーⅡと敵副隊長車を追撃中、「スリップで行くからついてきて」というナカジマに対して、逸見エリカは何のことか理解していなかったが、カチューシャは「スリップストリームね」とすぐさま理解していました。流体力学まで知っているなどもしかするとカチューシャは博識なのかもしれませんね。
最終章のカチューシャは…
カチューシャももうすぐ高校を卒業します。卒業後はロシアへ戦車道留学することに、必死にロシア語を勉強しているようです。
同志カチューシャは最高です
見た目通り子供っぽいけど、気が強く高圧的です。しかし、緻密な作戦を立てたり、仲間を置いて1人逃げることをよしとしない、仲間が隊長のために盾となるなど、隊長としての素質や仲間からの信頼は絶大です。背を伸ばすための努力、ロシア語を勉強する(しかしすぐに眠くなるようです…)など努力家な面もあります。泣いたり笑ったり怒ったり、いろんな顔を見せるカチューシャはまさに最高の同志です。