2024年4月からアニメ化する『Re:Monster』は小説家になろうで掲載されていた作品のライトノベル化作品およびコミカライズ作品を原作とするアニメです。異世界転生を果たした主人公は最弱のゴブリンから始まり、自身の『喰らった分だけ能力を吸収し強くなる』という能力で成り上がっていきます。今回はそんな『Re:Monster』の主人公、ゴブ朗(オガ朗→アポ朗)について紹介していきたいと思います!
目次
本名は伴杭彼方(ともくい かなた) で『吸喰能力』の持ち主
本作の主人公はとある理由から異世界転生を果たし、最弱のゴブリンとして生を受けますが、その前世の名前は『伴杭彼方(ともくい かなた)』といい、喰らったものの能力を一定の確率で吸収できる『吸喰能力』を持つESP能力者でした。その能力に加えて強化処置を受けており、一般的な人間よりも遥かに強い優秀な人間でした。
滅多刺しにされて異世界転生を果たす!
彼は優秀かつ丈夫な人間でしたが、ある日同僚の女性と飲みに行ったあとにコンビニに向かったところ、妹的な存在でありストーカーでもあった女性『桐嶺葵』によりナイフで滅多刺しにされ、訳も分からぬまま絶命してしまいます。しかし、目を覚ました瞬間に異世界に転生していました。しかも、転生した先は醜悪かつ脆弱な種族の小鬼(ゴブリン)でした。
『吸喰能力』とは一体?
彼方はゴブリンとして二度目の生を受けますが、生前に所持していた『吸喰能力(アブソープション)』をそのまま所持して転生しました。『吸喰能力(アブソープション)』は口にしたものはどんなに硬くてもバリバリと喰えて、どんなに毒性の強い物質でも体内で無害なものに再構築できて、そして喰ったものの特性やパワーを得られる能力です。ただし、何でもかんでも喰えばいいというものではなく、生物の場合は鮮度が重要で何かしらの能力を得られるリミットは死後最大で十二時間、同じものを何度も喰えば能力を得やすく脳や心臓などはさらに確率が上昇。獲得済みの能力を強化することも可能です。ただし、これは生前の能力であり、こちらに来てからはいくらか変化している部分もあるようです。
ゴブ朗(オガ朗→アポ朗)はどんな性格のキャラ?
ゴブ朗(オガ朗→アポ朗)は合理的で強いリーダーシップを持つキャラクターです。性格は冷酷というわけではないが容赦はなく、特に自分と敵対するものに対しては裏でコソコソやりながら奇襲をかけて一瞬で決着をつけるスタイルが得意で、容赦ない搦め手を使うことも多々あります。敵に対しては容赦がなく恐れられる一方で身内には甘く仲間たちからは慕われていますが、ちょっと反抗的な部下に対しては圧倒的な力で分からせることもあるため、たまにドン引きされることもあります。
殺した相手は喰らうのがポリシー
『吸喰能力』にはあらゆるものを喰らう際の忌避感がなくなるという特性もあるため、殺した相手は喰らうことをポリシーとしています。その理由は能力の取得が最たる理由ですが、そこには少なからず殺した相手への敬意があります。身内がゴブ爺が亡くなったときも敬意を持ってその遺体を喰らっています。このポリシーは彼が生前だったころから貫いているもので、周囲からはあまり理解されていなかったようです。ただ、闇雲に殺して喰らうことはなく、将来的に敵になりそうでかつ強くなりそうな相手はその場で殺さずに泳がせる選択をすることもあります。
最弱のゴブリンから成り上がるゴブ朗!
最弱のゴブリンから再スタートした彼方は『ゴブ朗』という名前を与えられます。種族的に出来ることも限られる中、『吸喰能力』を駆使し徐々に強さを手に入れていくのですが、同い年のゴブリン『ゴブ吉』を言葉巧みに騙し仲間に加え、狩れる獲物から狩り始めます。ゴブ吉くんは当初いいように使っていざというときの捨て駒にしようと考えていましたが、後に主人公と遜色ないほどに強くなり最古参で最も強い仲間となります。その後、メスのゴブリンのゴブ美、ゴブ江を仲間にし、いつの間にか同世代のゴブリンたちを束ねるリーダーとなります。
存在進化を繰り返し最強へと成り上がっていくゴブ朗
この世界では最弱のゴブリンであってもレベルが規定値に到達すると種族が変わり姿形を変えて大きく強くなれる『存在進化』というシステムが存在します。ゴブ朗はこの存在進化によって、ゴブリン→→中鬼・亜種(ホブゴブリン・バリアント)→大鬼・希少種(オーガ・レアスペシーズ)→使徒鬼・絶滅種(アポストルロード・エクスピシーズ) と進化を繰り返し、急激に強くなっていきます。さらに進化によって種族が変わった際には名前も変えており、大鬼・希少種(オーガ・レアスペシーズ)になった際にはオガ朗、使徒鬼・絶滅種(アポストルロード・エクスピシーズ) となった際にはアポ朗と名前を変えています。
ありとあらゆる能力を使い化け物と化すアポ朗
存在進化に加えて『吸喰能力』というチート能力により、本来の種族ではなし得ないあらゆる能力を手に入れ、主人公は化け物じみた強さを手に入れていきます。心臓を一突きにされても平気な耐久能力、四肢が吹き飛んでもあっという間に復元できる再生能力や自分の血液から分身を作り出す能力、アンデッドを生成し使役する能力に加え、ありとあらゆる能力を獲得し普通のオーガではありえないほどの圧倒的な強さを手に入れていきます。
スパルタ教育で強くなるのは主人公だけじゃない!
同世代のゴブリンのリーダーとなったゴブ朗は出稼ぎに出ていた年上のゴブリンたちを拳で分からせてリーダーとなります。ゴブ朗自身は『吸喰能力』によって急激に強くなっていきますが、強くなるのはゴブ朗だけではなく、親友のゴブ吉やゴブ美を含めたゴブリンの軍勢もスパルタ教育により急激に強くなっていき、しがないゴブリンの軍勢はあっという間に強固な組織に変わっていきます。
様々な種族を取り入れたごちゃ混ぜ他種族混合集団と化す傭兵団
当初はゴブリンだけで構成された集団でしたが、年長ゴブリン組が捉えてきた女性冒険者たちを丁重に扱ったことから始まり、人間との侵略戦争で同盟を組んだエルフ族、コボルド族、トリプルホーンホースやバインドベアーなどのペットたち、アンデッド生成で生み出したアンデッド軍団や帝国奴隷として扱われていた部隊の人材などを取り込み、あらゆる種族が混在する傭兵団となり、各所で注目される集団となります。
傭兵団『戦に備えよ(パラベラム)』結成!
オガ朗が率いる傭兵団は『戦に備えよ(パラベラム)』と名付けられ、その規模を拡大していきます。特にシュテルンビルド王国のお転婆姫ルーベリアと知り合ってからは国家そのものと交流することとなり、王都で商店を出店したり、偶然探り当てた温泉を利用しての施設を作ったり、その施設がいつの間にかあらゆる商業を行う場となっていたりと傭兵団とは思えないほど様々な事業を手がけ、武力だけでなく経済基盤すらも拡大させていきます。
主人公のパートナーとなる女性たち
主人公のパートナーとなるキャラクターはゴブ朗の頃から共に戦い抜き、存在進化により美しい吸血貴族・亜種(ヴァンパイア・ノーブル・バリアント) となったカナ美(元ゴブ美)を正妻とし、年長組ゴブリンが攫ってきた5人の女性たちもパートナーとなり、鬼神の権妻の称号を手に入れており、大森林に攻め込んできた女騎士や主人公の初体験となったドライアドのドリアーヌもその称号を所持しています。
主人公の子供たち!
主人公とパートナーとの間には子供が生まれており、姉妹(姉)との間に出来た混血種の長女『オーロ』、姉妹(妹)との間に出来た混血種の長男『アルジェント』、鍛冶師との間に出来た上級大鬼の次男『鬼若』、錬金術師との間に出来た人間の次女『ニコラ』、赤髪ショートとの間に出来た使途鬼・亜種の三女『オプシー』がいます。子供の大半は種族の特性からして成長が早いですが、人間のニコラは通常よりも成長は早いようですが、まだ赤ん坊です。
【Re:Monster】ゴブ朗(オガ朗→アポ朗)まとめ
Re:Monsterの主人公で喰らえば喰らうほど強くなるゴブ朗(オガ朗→アポ朗)についてまとめてみました!最弱の存在から成り上がってくる痛快で爽快な主人公で、姿形を変えながら強くなっていくのも面白いですが、最強の傭兵団を運営していく経営的な面も面白い作品なので、興味があれば4月から始まるアニメを是非見てください!