1979年にテレビシリーズとして放送された『機動戦士ガンダム』をはじめとする機動戦士ガンダムシリーズですが、皆さんはこのガンダムシリーズの歴史をどこまで知っているでしょうか?日本ロボットアニメの中でも屈指の歴史を誇る本作ですが、その歴史の長さが故に圧倒的な作品数を誇っており、本作歴史を調べようと作品一覧を調べてみようものなら、そのあまりの作品数の多さに驚いてしまったという読者の方も多いのではないでしょうか?そこで今回の記事では、今年2022年に放送される『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の発表に合わせて、歴代機動戦士ガンダムシリーズを紹介していきたいと思います。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を視聴しようとは思っているのだけれど、ガンダムシリーズに関してはまったく知識がないから心配だというファンの方にもわかりやすいように簡潔にまとめましたので、是非チェックしてみてくださいね。
目次
- 機動戦士ガンダム 1979年
- 機動戦士Zガンダム 1985年
- 機動戦士ガンダムZZ 1986年
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1988年
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 1989年
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 1989年
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY、ジオンの残光 1991年
- 機動戦士ガンダムF91 1991年
- 機動戦士Vガンダム 1993年
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム 1994年
- 機動戦士ガンダム 第08小隊 1996年
- 機動戦士ガンダム THE ORIZIN 2001年
- 機動戦士ガンダムUC 2010年
- ガンダム Gのレコンギスタ 2014年
- 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2015年
- 機動戦士ガンダムNT 2018年
- 機動戦士ガンダム水星の魔女 2022年
- まとめ
機動戦士ガンダム 1979年
記念すべき機動戦士ガンダムシリーズの第一作です。本作は放送当初こそはずば抜けて人気のない作品であり、途中で打ち切られてしまうという悲劇の一面も目立つほどの作品でした。しかし、アニメの再放送から注目され始め、壮絶なガンダムブームを日本中に巻き起こしました。現代でも愛される国民的ロボットアニメーションです。
超革新的な作品だった
なぜ、ここまでガンダムが注目されるのか?という点ですが、なんと言っても本作は「通常のロボットアニメーションと異なり、徹底したリアル路線のロボット戦争を描いた」という点です。ガンダム以前のロボットものは基本的にウルトラマンのような進行のものが多く、宇宙人や侵略者の送り込むメカと戦うことが多かったのですが、ガンダムはそのような設定を一切採用せず、ロボットものでありながら、リアルな戦争を描くという革新的な作品となったのです。
機動戦士Zガンダム 1985年
1979年に放送された『機動戦士ガンダム』からしばらくの間テレビ版として放送されることのなかった、ガンダムシリーズですが、数年経っても人気が衰えることがなく、とうとう1985年に続編として『機動戦士Zガンダム』が制作されました。本作は明確な『機動戦士ガンダム』の続編でありながら、主人公の性格やメカデザインで尖ったものが多く、現在でもカルト的な人気を誇っている作品となりました。
機動戦士ガンダムZZ 1986年
『Zガンダム』からは頻繁に続編が作られることとなりました。第3作目の『機動戦士ガンダムZZ』では、これまでのシリアス重視の展開を引き継ぎながらも、コミカルな展開を同時に描いた作品です。本作は作中でも屈指の人気を誇るシャアなどがほとんど登場しないということもあり、意外と忘れがちという可哀想な側面もあります。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 1988年
『機動戦士ガンダム』で永遠のライバルとして知られているアムロとシャアの最終決戦を描いた作品です。ガンダムシリーズの中でも屈指の人気を誇る作品であり、劇場作品ということもあって手軽に観れることもあり、劇場版ガンダム三部作を視聴したあと『逆襲のシャア』を観るというルートが確立されていたりします。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 1989年
ガンダムシリーズ初の女性主人公の作品です。本作は『機動戦士ガンダム』と同じく1年戦争末期を舞台とした作品となっています。物語としても完成度の高いドラマが描かれており、非常に人気の高い作品となっています。今年放送の『機動戦士ガンダム水星の魔女』と同じく女性主人公のガンダム作品ですので、こちらも注目してみてくださいね。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 1989年
アムロとシャア亡き後の宇宙世紀を描いた作品です。主人公はまさかのブライト・ノア艦長とミライ・ヤシマの息子、ハサウェイ・ノアであり。しかも、そのハサウェイがテロリストとなっているという中々ショッキングな作品となっています。小説版として世に出た作品となっており、一時期は映像化は不可能とまで言われていた作品です。
映画化で再評価!!
そんな、映像化を強く望まれながらも映像化されることのなかった本作ですが、2021年についに劇場版映画作品として世に出ることとなりました。圧倒的な映像のクオリティーや新解釈のキャラクターたちなど、これまでのハサウェイのいいところを存分に詰め込みながらも、新しい解釈をおこなった非常に評価の高い作品となっています。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY、ジオンの残光 1991年
一つの作品に何体もガンダムが登場することで有名な作品です。特に本作の最終兵器として登場するデンドロビウムというガンダムはガンダムシリーズ随一のサイズを誇るガンダムであり、マニアックなファンから熱狂的な人気を得ていまい。登場キャラクターも機体もクセつよばかりなのがいい味を出している作品だと言えます。
機動戦士ガンダムF91 1991年
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の次に劇場版作品として制作されたガンダム作品です。本作はアムロ世代から明確に世代交代を目指した作品で、これまでのガンダムシリーズとは少しテイストの変わった作品となっています。ちなみに、本作に登場するガンダムF91というのは単なるあだ名で、本作の主人公機はただガンダムににているモビルスーツの話だったりします。
機動戦士Vガンダム 1993年
久しぶりのテレビ放送作品です。本作は富野監督自身が「出来の悪い作品」と評していることで有名な作品なのですが、筆者はこの作品結構好きだったりします。というのも、ガンダムがかっこいい。最終形態で光の羽を伸ばして戦うガンダムが描かれているのですが、あの演出のようないい感じに厨二心をくすぐる演出が多々ある作品となっています。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 1994年
漫画版で表に展開されているシリーズです。通常、漫画版のみの展開作品はこちらの記事で紹介しないようにしているのですが、本作は数多くある漫画作品の中でも圧倒的な人気を誇るシリーズなので、今回紹介しました。F91からすぐ後の宇宙世紀を舞台にした作品で、F91で活躍したキャラクター達が引き継ぎピックアップされています。
機動戦士ガンダム 第08小隊 1996年
一年戦争中の地球での戦闘を舞台にしたガンダム作品です。本作は陸戦を主な舞台として描かれている作品であり、初代ガンダムでは描かれなかった細かい地球戦線の様子が描かれています。ただ、この時期になると一年戦争の設定はマシマシ状態になっていたので、矛盾する設定を描いてしまった所もあり、一部では今も物議を醸しているます。そんな、お茶目なところも魅力的な作品なんですけどね。
機動戦士ガンダム THE ORIZIN 2001年
初代ガンダムの作画をされていた、漫画家の安彦良和さんが新たに描く初代ガンダム作品です。本作は基本的に初代ガンダムの内容を描いているのですが、途中からテレビ版では描かれることのなかった、一年戦争の始まりも描かれるなど、ファンにとってわからなかった設定を見事に説明し尽くした作品となっています。
ククルス・ドアンの島が今年映画化!!
特に、今年は劇場版作品として『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』という劇場版作品が公開されることとなっており、非常に注目されているガンダムシリーズとなっています。
機動戦士ガンダムUC 2010年
宇宙世紀元年から始まる「ラプラスの箱の謎」をめぐる物語を描いた作品です。本作は宇宙世紀とはどのような世界か描ききるということをテーマに絵が描いた作品であり、これまでのガンダムシリーズの総決算のような作品となっています。ファンからの評価も非常に高く、本作のBGMは多くの場面で耳にしますね。
ガンダム Gのレコンギスタ 2014年
初代ガンダムを生み出した富野監督作品です。これまでのガンダムシリーズとは異なり、宇宙世紀からずっと未来の世界を舞台にした作品となっています、久しぶりの富野監督ということもあり、リアルタイムでワクワクした本作を視聴したファンの方も多いのではないでしょうか?
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2015年
Gのレコンギスタに引き続き制作された富野監督作品のガンダムです。本作はガンダムらしくない描写や設定が多く、かなり異質な作品であると言えます。ネットミームとしても有名で本作の登場人物のオルガの「止まるんじゃねえぞ、、」という台詞は多くの場面で耳にする名言ではないでしょうか?
機動戦士ガンダムNT 2018年
ガンダムUCの続編として描かれた作品です。デザイン的にかなり尖ったガンダムとなっており、多くの追加ユニットを纏わせることで完成するガンダムとも言えます。本作はガンダムUCに登場したキャラクターも多く登場するので、ガンダムUCが好きだというファンの方は必見です。
機動戦士ガンダム水星の魔女 2022年
そして、今年2022に放送されるガンダムシリーズ最新作なのが本作、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』です。本作はまだまだ確実な情報が出ておらず、どのような世界観で描かれるのか判明のしていない作品となっておりますので、本作に興味のある読者の方は、本作について定期的に情報を追うようにしてみましょう。
舞台は宇宙世紀なのか?
何よりも気になるのが、本作がガンダムシリーズの主な舞台となる宇宙世紀での物語なのか?という点ですよね。宇宙世紀を描いた作品なのか、そうでないのかで作品として求められる要素が大きく異なってくると思いますので、本作の舞台についてもこまめにチェックしていきたいですよね。
まとめ
いかがでしたか?今回は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の発表を記念して、長きにわたるガンダムシリーズ達について紹介していきました。当然、これら全ての作品を見ていないと『機動戦士ガンダム 水星の魔女』を楽しむことができないということはありませんので、安心してガンダムシリーズの最新作を楽しんでみてくださいね。