『Dr.STONE』は「週刊少年ジャンプ」に連載されていた漫画作品で、科学をテーマにしたサバイバル系のストーリーになっています。連載が終了した2022年3月の時点で電子版を含めた累計発行部数は1200万部を突破している大ヒット作です。アニメ版は第一シリーズと第二シリーズが既に放送されており、2022年の夏にはスペシャル版の『Dr.STONE龍水』が放送予定で話題になっています。スペシャル版を観る前に、過去のシリーズをおさらいしておきたい人も多いのではないでしょうか。この記事では、第一期の内容のおさらいをしていきます!
目次
第一期は原作だと何巻まで?
第一期は、原作だと1巻から7巻の60話までになります。話数は全部で23話で、2クール分あります。アニメ1話分で大体原作の3話分ほど進む計算になるので、とてもテンポよく観られる作りになっているのではないかと思います。次からは、プロローグも含めて第一期のあらすじを振り返っていきたいと思います!
あらすじ① 突然の石化、そして・・・
高校生の大木大樹は、以前から好きな幼馴染の小川杠に告白をしようとします。石神千空の雑な後押しも受けて告白しますが、その瞬間、空が発光して地球上の全人類が石化してしまいます。大樹は長い年月を経て石化から復活しますが、目の前には樹木が生い茂り、風化した世界が広がっていました。大樹は無事に千空と再会しますが、千空から、時代は自分たちの時代から3700年経過しており、人類が滅んだ世界で一から文明を作り上げる決意だということを聞かされます。その後、ライオンに襲われそうになった二人は格闘家である獅子王司を復活させて助けてもらいます。しかし司が危険な思想の持主であったことを知った二人は、杠を復活させて逃走を図ります。
あらすじ② 千空、死す・・・
司に対抗するため、火薬の原料を確保するために箱根に向かいますが、その計画を感知した司は千空たちを追跡します。杠は司に人質に取られてしまい、条件として復活液のレシピを司に教えます。司は千空に科学文明の破棄を要求しますが、科学の申し子と言っても過言では無い千空にとっては無理な注文でした。司からの要求を頑なに断り続けた結果、頸椎を折られて殺害されてしまいます。嘆き悲しむ大樹ですが、千空が「石化解除時には治癒の効果もある」という仮説を立てていたことを思い出し、大樹と杠は残された復活液を使って千空の復活を試みます。
あらすじ③ 千空の復活!
死んでいる間、千空の意識下では石化から最初に復活し、その後のことを夢に見ていました。夢の中で千空は石化した大樹に硝酸を用いて復活させるために試行錯誤していました。夢の中で必死に復活するように呼び掛ける千空と、現実での大樹の叫びがシンクロし、見事に千空は復活することに成功しました。千空は大樹に司を監視するように指示し、自身は司に対抗するために「科学王国」の建設を画策します。
あらすじ④ マグマ一派との戦い
大樹や杠と別れ、単独行動をしていた千空はコハクという少女に出会います。彼女に案内されて集落に向かいますが、集落の住民は警戒心が強く、千空を敵とみなしていました。その後、協力者たちと一緒に村人たちとの距離を縮めようと考えますが、その過程で司側に付いているメンタリストのあさぎりゲンと遭遇します。千空たちがコハクの姉のルリを救うため、科学のを用いて画期的な発明をしているのを目の当たりにして、ゲンは千空側に寝返るか司側に留まるかで思いが揺らぎます。しかし迷っている最中、村の派遣を得ようとするマグマ一派に襲われ大ケガをしていしまいますが、間一髪の所で千空に助けられました。千空の仲間の誰かが村長になることでルリへの投薬が実現するため、村長の座を狙っているマグマ一派と激突することになりました。千空達は知恵と技術を活かしてマグマ一派に勝利し、さらに千空は優勝して村長となりました。そして、ルリの命を救うためのサルファ剤が無事に完成し、ルリは病気から復活することが出来たのでした。
あらすじ⑤ 千空の父、石神百夜について
回復したルリから聞かされたのは、千空の父、石神百夜のことでした。宇宙飛行士だった百夜は宇宙にいたことで石化を逃れており、コハクたちの村を創り上げる始祖となっていたのでした。その功績は『百物語 其之百 石神千空』に書かれていました。物語に書かれていたメッセージから、千空は改めて父の意思を継ぐことを決意します。村人たちも千空を支えることが始祖の意思であると知り、千空を尊重とする石神村は新たに結束することになりました。
あらすじ⑥ 一から携帯電話を作る!?
獅子王司がついに、武力を用いて石神村を制圧しようとし始めます。それを聞いた千空は、司に対抗するための策を練り始めました。司の腹心である氷月を中心に攻撃してきた刺客たちを千空達は日本刀で撃退します。情報戦が重要になると考え、千空は仲間たちに情報戦の重要性を熱弁し、携帯電話(トランシーバー)を作り始めます。作る過程の中で真空管を作成することになりましたが、真空管の高熱に耐えきれるフィラメントを作れず作業は難航します。何か別の案は無いかと考えている間に年が変わり、皆で初日の出を見に行くことになりましたが、朝日が昇った際に灰重石が紫外線に反応したことからヒントを得ます。そこから本格的に灰重石の採取が始まり、採取の途中で、かつて村で戦ったマグマが正式に仲間になりました。その後ついに、携帯電話が完成しました。
第一期のあらすじ紹介まとめ
一から文明を作ると言う壮大な世界観や、主人公である石神千空の科学に対する向上心や才能は、とても引き込まれるものがあります。携帯電話を一から作るなど、科学を用いて常人では考え付かないような発想を次々と生み出していく千空の姿は、まさに科学のカリスマと言えるでしょう。また、周りのキャラクターも重要な役割を果たしており、千空の良さを引き出しています。第二期では獅子王司との戦いが本格的にスタートします。第二期のあらすじは別の記事で紹介しているので是非ご覧ください!それでは今回はここまでです。読んで頂きありがとうございました。