「戦闘員、派遣します!」は小説家になろうで投稿されていた作品が書籍化され、4月からアニメ化する作品です。悪の組織に所属するしたっぱ戦闘員が所属する組織の雇用問題を解決するべく、侵略行為の尖兵として異世界に送られるという作品です。今回は主人公の戦闘員六号が送られる異世界がどのような世界観なのかを解説していきたいと思います!
目次
「戦闘員、派遣します!」の大まかなあらすじ!!
世界征服を企む悪の大企業である秘密結社キサラギはその目標達成を目前にしていました。しかし、世界征服をした後には大量の戦闘員たちをリストラしなければならないという雇用問題を抱えていたのです。そこで考えたやり方が『異世界への侵略』であり、地球の資源問題や人口問題も解決できる一大プロジェクトでした。そして、その先兵として選ばれたのがキサラギ最古参の下っ端戦闘員である戦闘員六号でした。六号はアンドロイドのキサラギ=アリスとともに異世界で侵略の基盤を作ることになるのです。
転送された世界は剣と魔法のファンタジー世界!?
キサラギの標的となってしまった世界は剣と魔法のファンタジーな世界でした。人類の他にも魔族や魔獣といったモンスターみたいな生物も存在し、その魔族を束ねる魔王なる存在が率いる魔王軍と人類は戦争を続けています。実は人間側にも勇者という存在がいて魔王に対抗できる唯一の存在っぽいらしいのですが、主人公たちの知らないところでやられたり飛ばされたりしています。
オカルトの類も存在?
剣と魔法のファンタジーなので魔法を使うキャラクターが存在します。ただし、その魔法使いもキサラギのアンドロイド曰く、科学的に説明をつけることは出来るようです。ただし、グリムの使う不死性や呪いの類は完全なオカルトで、呼び寄せるアンデットやゴーストなどの存在も科学の範囲外の存在です。魔法の類がオカルトなのかは結局よくわかっていません。
六号の潜入先『グレイス王国』
異世界にやってきた六号が潜入し、スパイ活動のようなことをする国が「グレイス王国」です。近年では魔王軍との戦争で劣勢に立たされている状況ですが、グレイス王国の王女であるティリスを中心に何とか戦線を保っている状況です。地理的に水不足に悩まされている地域でもあり、雨を降らせるアーティファクトを利用していましたが、そのアーティファクトが使えなくなってからはさらに問題は深刻になっています。アリスのおかげでアーティファクトは修理されるも、六号のせいで使えなくなってしまいます。
勇者はいずこに?
勇者という存在は魔族たちを討伐する人間側の切り札的存在として扱われています。しかし、敗北イベントの後、魔王軍幹部の四天王と戦った際に行方不明になってしまいました。以後の消息は不明です。ただ最近、キサラギの幹部である業火のべリアルが新しい戦闘員を二人増やしたようです。聞くところによると、その二人はどこからか突然現れてべリアルにヤキを入れられたとか。
グレイス王国以外の国家
グレイス王国以外にも人類が治める国々は存在しています。グレイス王国は水不足が深刻な地域であり、水源の確保としてトリス王国という国から水精石という水が出る石を取りよせていました。
人類に敵対する魔族たち『魔王軍』
人類たちと敵対する魔王率いる魔族たちの軍隊。ゲームに出てくるモンスターみたいなフォルムをした怪物たちの集団で、性格も非常に好戦的。レッドアリ―マーみたいなやつから、オークにゴブリン、固いゴーレムみたいなのもいます。四天王と呼ばれる強者が存在し、炎のハイネや地のガダルカンドなどが軍の中核に位置しています。炎のハイネは強者であるものの搦め手に弱く、いつも六号に散々セクハラされて辱められた挙句涙目になって帰っていきます。
この世界の生態系は巨大生物の宝庫?
この世界の生物の大半は荒野で過酷な環境です。そんな過酷な環境で育つ生物は軒並みでかくて強いのがいっぱいいます。エビみたいなのも蛇みたいなのも軒並み大きい生物です。そんな過酷な環境と生態系の中で原住民が生活していることから、食えるものなら魔物でも何でも食べるというような逞しさが身についています。オークのような知的生命体でも躊躇せず食料にするという点は地球出身の六号にはちょっと厳しいものがあるようです。
オーバーテクノロジーの気配がする?
剣と魔法のファンタジー世界ということで文明レベルは地球よりも遥かに低い水準にあるのは間違いないのですが、中には戦車や天候操作をするという明らかにオーバーテクノロジーの技術を用いたオーパーツ的な存在がちらほら散見しています。異世界側の登場人物の中にもオーバーテクノロジーを知っている人物がいて、巨大ロボットなどの施設も存在していることから過去に地球側から干渉を受けた、あるいは過去に地球並の文明が栄えていた可能性が高いです。
ロゼやハイネといったキメラの存在
六号の仲間であるロゼや六号に辱められる魔王軍のハイネなどは、ファンタジー世界の住人というよりは地球側の技術、悪の組織の怪人みたいなフォルムが特徴です。戦闘能力の高さやそのルーツからしてファンタジーではなくSF方面の色が強いです。彼女たちの存在もオーバーテクノロジーの伏線が張られている感じがあります。
世界各地に眠るオーパーツ
このようなオーバーテクノロジーはこの世界の各地に存在するようで、人々はブラックボックスの状態でその恩恵を受けているようです。それらの技術が現在失われている理由や、何故剣と魔法のファンタジー世界になったのかは不明です。剣と魔法のファンタジーに見えて実はSFだったのかも?
【戦闘員、派遣します!】異世界の世界観まとめ
「戦闘員、派遣します!」で主人公の六号が送られる異世界の特徴や世界観をまとめてみました。剣と魔法のファンタジー世界で勇者や魔王がいたりとロープレ感が漂う世界観ですが、SF的な要素もある世界観です。どたばたするコメディの中でもきっちりとした世界観が作られてて面白いので是非見てみてください!アニメ「戦闘員、派遣します!」は2021年4月から放送開始です!