大人気漫画「天地創造デザイン部」って知っていますか?2021年にアニメ化するということで現在盛り上がっている作品のひとつです。「万能の神」と呼ばれている創造主の神様が、さまざまな動物のデザインを「天地創造社」のデザイナー(下請け)に任せます。そんなデザイナーたちの日々の奮闘は見ているだけで楽しくなってしまいます。そこでこちらの記事では「天地創造デザイン部」アニメ化の前に、作品の魅力について紹介します!
目次
作品の魅力その①動物や生物たちの知識に詳しくなれる!
「天地創造デザイン部」を読んでいると、さまざまな動物や生物が登場します。キリンやコアラなどの有名なものから、「ピンポンツリースポンジ」や「マッコウクジラ」などなかなか珍しい生き物も登場します。見ているだけで楽しいし知識も増えるため、この作品を読んだあとに動物園や水族館へ行くと楽しいこと間違いないでしょう。
作品の魅力その②物語の設定が面白い!
面倒くさがりの神様(創造主)は、天地や水を造って次はいざ動物‥となったときに面倒になってしまい、生き物を造るのは下請けである「天地創造社」のデザイナーたちに任せてしまった…という設定です。これだけでもう独特で面白いのですが、そのデザイナーたちが生き物の案を出し、そのあとエンジニアが実現可能かどうかを検証、そして最終的にはクライアントである神様が採用するか否かを判断し世に出すかどうかを決定します。
天使が派遣される!
そして神様とデザイナーをつなぐ係として天上から派遣されたのが男女2人です。そのうちの1人である「下田」は本作品の主人公。熟練の担当者でありセクシーなキャリアウーマンである上田と一緒に個性豊かなデザイナーたちを見守ります。時にはデザイナーたちからかなり奇抜なデザインが生まれてくることもあり、下田は戸惑いながらもドタバタした毎日に慣れていきます。そんな彼らの日常は見ているだけで楽しいしとてもおもしろいです!
作品の魅力その③キャラクターが個性豊か
「天地創造デザイン部」に登場するキャラクターたちはとっても個性豊かです!天使の2人である下田と上田の他にも、デザイン部の室長をつとめている土屋は自身の代表作の「馬」の美しさにとらわれて虜になってしまってから、その後全て造ったデザインが馬ベースになってしまうという悲しい(?)性の持ち主です。そのほかにも見た目は好青年の木村はどんな生物にも食欲をそそられてしまったり、見た目はとても可愛らしいのにグロ系を好むゴスロリ風のパンクファッションに身を包んでいる冥戸は毒持ちの生物や食虫植物などを造っています。個性の強すぎるデザイナーたちの面々にツッコミが追いつきません。
常識人である下田は…
新人サラリーマン風の天使である下田は、そんな彼らに振り回されてしまうことも珍しくありません。ある意味かなり普通である下田は作品の中でも数少ない常識人の1人でもあります。下田の視点から物語を見るのも楽しくていいですね!
作品の魅力その④キャラクター同士の掛け合いが面白い!
「天地創造デザイン部」の魅力の1つとして、キャラクター同士の掛け合いの面白さというものが挙げられます。例えば室長の土屋はいつも馬ベースの作品を造ってしまいますが、1度エンジニアから取り下げられたペガサスをもう1度案として出したときは火口からかなり怒られていました。その他にもなんでも造った生物を食べたくなってしまう木村と独特の美の感性を持っている金森とでは何かを追い求めるという意味で気が合うようです。
水島と金森は
さらに水島は室長の土屋がデザインした馬を参考にして「蛇」を造り、それが水島の代表作となりました。しかもその後金森が造った鳥の卵を食べてしまう蛇を造ったため金森はかなり苦しんでいます。さらに水島は蛇以外にも昔、馬を参考にして造った馬面の「龍」を造ったこともあったのですが、かなり若気の至りに影響された作品となってしまい(そのうえボツにされた)いまでは水島にとっての黒歴史となっています。現在水島は龍を見ると怯えてしまうほどになったのですが、そんなことはお構いなしに木村と金森に過去の資料を掘り返されてはからかわれています。
作品の魅力その⑤動物トリビアが面白い!
そのほか「天地創造デザイン部」の魅力としては、動物や生物のトリビアの面白さもあげられるでしょう。たとえば「ユニコーンはどうして実在しないのか?」という問題についてですが、これは馬の体重を持ってして飛ぶとなるとかなりの筋肉が必要であり現実的ではないということ、また体重をより減らすために糞をより頻繁にするように造ったとして、空中からいつも撒き散らしていなくてはならないことなど(!)と、実現がかなり難しいことがわかります。そのほか聞き慣れない動物たちについてもたくさん登場するため見ているだけでも面白いです。
ペガサスをベースに
例えば神様からの「空飛ぶ馬を造れ」というめちゃくちゃなオーダーについて、ペガサスは無理ならどうするかという問題になりましたが物理的に実現することができるラインの「飛べる馬」としては「コウモリ」ということに落ち着きました。ちなみに現存する地球上の哺乳類の中では唯一の飛行能力を持っている上に、実はコウモリは馬の近縁種です。そのほかにも神様からの「足がないけど走れる生き物」というまたもやむちゃくちゃなオーダーを受けて造られたのは、うにの仲間である「ヒラタブンブク」です。あまり速くはなく時速720メートルではあるのですが、うにの仲間の中では1番素早く移動することができます。ちなみに移動の理由については諸説あり。
透明な生き物
また「コオリウオ」はヘモグロビンをほとんど持っていない魚類であり、赤血球の代わりに血漿を循環して生きています。この生物については神様が「透明な生き物」というオーダーを出したことにより造られたもの。しかし透明なのは幼少期だけであり、成長すると透明ではなくなり色がついてきます。また「ハンマーヘッドシャーク」はシュモクザメという和名を持っている割と有名なサメの仲間です。見た目はけっこう奇抜ですが、これは「ロレンチーニ器官」というものが原因。他の生物が発している微弱な電流を感知するための器官です。
ガラガラヘビ
ガラガラヘビという名前自体はよく聞くものですが、実は凶悪な毒を持っているということで知られています。またここで出てきたのはカリフォルニアジリスという存在で彼らにとって蛇は本来天敵なのですが、このリスはガラガラヘビに立ち向かい蛇の匂いを体につけて捕食者から逃れようとします。自分の身を守るためとはいえかなり危ない戦略ですよね。そのほか「フラミンゴ」は神様からの「授乳するオス」という謎なオーダーに応えて造られたものであり、喉の奥から「フラミンゴミルク」と呼ばれている液体を分泌し子育てもしています。
謎の多いシマウマ
またシマウマといえばかなり有名な生き物ではあるのですが謎が多いのも事実。縞模様はなんのためにあるのかなど、さまざまな説がありますが最も有力な説としては病害虫であるツェツェバエから身を隠すためというもの。ちなみにツェツェバエとシマウマは生息区域がかぶっているのですが、ツェツェバエは吸血性のハエであり血を吸われると感染してしまいます。
【天地創造デザイン部】魅力紹介まとめ!
以上が「天地創造デザイン部」の魅力に関するまとめでした!いかがだったでしょうか。動物や生物についてのトリビアもたくさんあって勉強になるし、キャラクターもみんな個性的で掛け合いを見ているだけでも楽しいですよね。アニメ化したら作品もかなり盛り上がりそうで今から楽しみです。また演じる声優さんも現在の段階で決定しているのですが、かなり豪華な声優さんで声優さんファンにとっても楽しめるアニメになっているのではないでしょうか。今からとても楽しみですね。